伝説の虹色クリスタル

福猫

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第5話

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ールチルクォーツの町ー

リンと恵一が町を歩いていると金色の髪に金色の瞳、足首まで長い金色の服に金針入りのルチルクォーツのネックレスを身につけた男性がリンと恵一の前に現れリンと恵一は立ち止まった。

「あなた恵一?」

「はい」

男性の問いに恵一が返事をすると男性は恵一とリンをケーキ屋に連れていった。

「ここなら敵に見つかることないから安心して話せるよ」

「俺が恵一だって何でわかったんですか?」

「有名だから天に選ばれた人間が虹色クリスタルを探してるって」

「俺って有名になってるんだ」

「チル!」

慌てて女性が現れるとチルが口を開いた。

「ルル、どうした」

「バケモノ達が人々を襲ってる」

「俊彦の奴」

「待て」

行こうとする恵一を止めるとチルが口を開いた。

「俺が行く、君達は先に進め」

「あんた1人じゃ無理だ」

「ルチルクォーツを守る主だ、俺の力をなめないで欲しいな」

「……」

「君にルチルクォーツの力を授ける」

そう言ってチルは恵一の唇に唇を重ね力を送った。

その後、チルは唇を離しルルと共にケーキ屋を出ていった。

「……」

指で唇に触れながら恵一はルチルクォーツの力を感じた。

「これがルチルクォーツの力なのかな」

そう言って自分の手のひらを見つめた恵一は金針入りのルチルクォーツの存在を見つめその後、握りこぶしを作り口を開いた。

「リンさん、俺、チルさんを助けに行きます」

そう言って恵一が背を向けケーキ屋を出ていくとリンは虹色クリスタルの姿を目撃した。

「まただ」

ケーキ屋の出入り口をリンが見つめる頃、チルはルチルクォーツでできた弓矢で5匹のバケモノと戦っていた。

「チル…」

心配そうな顔でルルが見つめていると俊彦が現れた。

「お嬢さん」

「……」

ルルは振り向き俊彦に目を向け口を開いた。

「何でしょうか?」

「恵一という男がこの町に来てるはずなんだがどこにいるかわからないかな」

「ルル、言っちゃダメだ」

バケモノと戦いながらチルが声をかけるとルルが口を開いた。

「すみません、私にはわかりません」

「役に立たない女だ」

「……」

「役に立たない女は消えろ」

そう言って黒翡翠の力を使ってルルの命を俊彦が奪うと驚いた顔で恵一がチルが見つめた。

「ルルー」

叫びながらチルはバケモノを倒し俊彦に向かっていきルチルクォーツでできた弓で俊彦に襲いかかった。

恵一はルルに近づき身体を抱き起こすと声をかけた。

「しっかりしてください」

「チルをお願い」

そう言ってルルは恵一の腕の中で命が消え姿も消えていった。

「……」

無言で立ち上がり恵一はチルと戦っている俊彦を見つめながら目から涙を流した。

その姿をリンはじっと見つめた。

そして恵一が「俊彦ー」と叫んだその時、リンとチルと俊彦が見つめるなか蓮の形をした伝説の虹色クリスタルが恵一の頭上に現れリンとチルと俊彦は驚いた。

黒翡翠で見つめていた翡翠も驚いた。
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