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第1章 王国叙勲式
入団試験の内容は…
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<2人とも期待しているよ頑張ってくれ。>
と父が所属する紅蓮隊の団長であるイフリート団長から打算や上部だけの言葉ではない賛辞を送られ俺は困惑しながらもクラウドと一緒にお礼を言った。
「「ありがとうございます!」」
《すみませんが質問してもよろしいでしょうか?肝心の試験内容をまだ伺っていませんが?》
と謝辞を述べた後クラウドが右手を上げながら聞くと
うっかり屋なところもイフリート団長にはあるらしく弁明した。
<ごめん、ごめん。うっかりしていたよ!毎年試験内容は、団長に一任されるからね。どうしようかな…>
としばらく俯いてイフリート団長は考えこんでいたが、試験内容が、決まったのか俺たちを見上げ試験内容を告げた。
<この近くに最近、ダンジョンが新たに出現したらしくてね…発見されたばかりでまだ誰も探索していないんだけど、名前を"試しの祠"という。
そこで無理にとは言わないが、最下層のダンジョンボスを倒して来て欲しいんだ。
幸い試しの祠の難易度は、青色だったからそこまで危険なことにはならないと思う…どうかな?>
この世界のダンジョンは、他の世界ではどうか知らないが入る前に難易度が分かり場所に関わらず不定期に現れ、冒険者達にクリアされると消滅するを繰り返すモグラ叩きのような仕組みになっている。
初代勇者は、過去に自分の力量をよく見極めずに高難度ダンジョンに入った冒険者達が骸となって発見されるという冒険者にとっては己の力を過信した自業自得とも言える状況に心を痛め、力量に見合わないものがダンジョン内に入ることができないように出現するダンジョンに自動的に難易度別に色違いの結界を張る仕様にしたそうだ。
初代勇者がいなくなった今でもその結界は健在で青色の結界は、低級冒険者。次に赤色の結界が中級冒険者、高位冒険者、最後に滅多に現れないが白色の結界が最高難度と言われている高位冒険者中でも一握りのみダンジョンに入ることができるようにしたおかげで死傷者は激減したそうで、今回新たに発見されたダンジョンは青色で、騎士団入団試験にはうってつけのものであった。
ダンジョン内の最下層にいると言われているマスター(ダンジョンの主人)を倒すと、クリア報酬である財宝や希少なマスターの素材など全て自分達のものにしてもよい決まりになっている為、俺達は即決することにした。とまぁ、そういうことで大きな収入源になりそうな試験内容をイフリート団長が提案してきたので俺たちは声を揃えて
「「分かりました。」」
と応え、試しの祠に向かったのだった。
と父が所属する紅蓮隊の団長であるイフリート団長から打算や上部だけの言葉ではない賛辞を送られ俺は困惑しながらもクラウドと一緒にお礼を言った。
「「ありがとうございます!」」
《すみませんが質問してもよろしいでしょうか?肝心の試験内容をまだ伺っていませんが?》
と謝辞を述べた後クラウドが右手を上げながら聞くと
うっかり屋なところもイフリート団長にはあるらしく弁明した。
<ごめん、ごめん。うっかりしていたよ!毎年試験内容は、団長に一任されるからね。どうしようかな…>
としばらく俯いてイフリート団長は考えこんでいたが、試験内容が、決まったのか俺たちを見上げ試験内容を告げた。
<この近くに最近、ダンジョンが新たに出現したらしくてね…発見されたばかりでまだ誰も探索していないんだけど、名前を"試しの祠"という。
そこで無理にとは言わないが、最下層のダンジョンボスを倒して来て欲しいんだ。
幸い試しの祠の難易度は、青色だったからそこまで危険なことにはならないと思う…どうかな?>
この世界のダンジョンは、他の世界ではどうか知らないが入る前に難易度が分かり場所に関わらず不定期に現れ、冒険者達にクリアされると消滅するを繰り返すモグラ叩きのような仕組みになっている。
初代勇者は、過去に自分の力量をよく見極めずに高難度ダンジョンに入った冒険者達が骸となって発見されるという冒険者にとっては己の力を過信した自業自得とも言える状況に心を痛め、力量に見合わないものがダンジョン内に入ることができないように出現するダンジョンに自動的に難易度別に色違いの結界を張る仕様にしたそうだ。
初代勇者がいなくなった今でもその結界は健在で青色の結界は、低級冒険者。次に赤色の結界が中級冒険者、高位冒険者、最後に滅多に現れないが白色の結界が最高難度と言われている高位冒険者中でも一握りのみダンジョンに入ることができるようにしたおかげで死傷者は激減したそうで、今回新たに発見されたダンジョンは青色で、騎士団入団試験にはうってつけのものであった。
ダンジョン内の最下層にいると言われているマスター(ダンジョンの主人)を倒すと、クリア報酬である財宝や希少なマスターの素材など全て自分達のものにしてもよい決まりになっている為、俺達は即決することにした。とまぁ、そういうことで大きな収入源になりそうな試験内容をイフリート団長が提案してきたので俺たちは声を揃えて
「「分かりました。」」
と応え、試しの祠に向かったのだった。
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