役立たずと追い出されるはずがパーティーのリーダーに任命されました

モルガナ

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第1章 王国叙勲式

ウズシオマネキ討伐

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3階層入り口近くのセーフティーエリアで作戦会議をした俺達はいまだ黒色の本来の色ではなく警戒色である赤色に変色しこちらの様子を伺っているウズシオマネキの隙を突いて俺達3人はサーフティエリアを抜け出した。


ウズシオマネキは、俺達3人が急にセーフティー抜け出し活動を開始したことで、俺達の動きにはついてこれず呆然としていた。


ウズシオマネキがすぐに動き出せなかった理由は大きく2つある。


1つは、ウズシオマネキがシオマネキを統率するリーダーである為、その部下という立場にあるシオマネキとは違い昼間は眠れずなおかつ手出しを今現在までしてこなかったが、2日ほど前からセーフティーエリアを陣取る俺達を警戒して仮眠すらできず夜行性である為夜も眠れず寝不足であったこと。



本来なら、ボスの他に幹部的な存在がいれば他の魔物同様遅れをとることはなく統率できていたのかもしれないが、ウズシオマネキなどのクラブ系の魔物はボスと子分達とカースト制度が完全に出来上がっていた為に起きた弊害とも言える幹部の不在によるボスの全能力の低下に繋がる。


2つ目は、睡眠不足により脳と身体の機能が活動しにくくなったことを見越して俺達3人が三方向にバラけたことにより、本来ならパーティーであれば同じ方向に駆け出すことしかあまり見たことがないであろうウズシオマネキは俺達の思惑通り誰を追いかけるべきか右往左往していた。



もちろんその格好の餌食となる獲物を俺達が放っておくわけではなく、クラウドが補助魔法で相手の身体を重くして動きにくくしている間に俺が四方八方から攻撃し囮になっている間にレオンが、closed eyeを会得する為に必要な集中力と魔力を練り上げる時間を俺とクラウドで作ってやった。


するとどうだろう…数分後には目を閉じて魔力を練り上げるレオンの白銀の身体が金の光に覆われ十分に魔力が高まったレオンの瞳が開眼するとレオンの瞳は、普段のターコイズブルーの瞳からエメラルドグリーンの瞳に変化し顔立ちもあどけなさが消えて一層凛々しくなっていた。


「レオンどうだ?見えたか?」


<あぁ、見えた。奴の魔核は、今あの巨大な右前脚のハサミの中にある。>


「クラウド聞こえたか?」



《あぁ、バッチリな。任せておけ。Frozen》


とクラウドが唱えると俺の持っていた刀身部だけが凍ったように冷気を纏っていた…


「レオン悪いが囮を頼めるか?奴は動いている間は魔核を移動できないからな。」


<ああ、俺様に任せろ。>

とすかさず囮の役目を交代しレオンが囮になってくれている間に俺は奴の背後に音もなく忍び寄り凍った刀身で奴の魔核のある右前脚のハサミを凍らせ刺し貫いた。

魔核がナイフで貫通され破壊されたのだろう、奴はレオンを仕留めようと動きが鈍くなりながらも応戦していたがやがて巨大な巨体がズゥゥゥンという音と共に倒れ伏したのだった。

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