役立たずと追い出されるはずがパーティーのリーダーに任命されました

モルガナ

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第1章 王国叙勲式

閑話 今代の神②

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天界から下界の様子を見ていた俺は、孫にあたる3代国王と王妃が、実の両親である2代目国王と王妃の飲む紅茶の入ったカップの縁(ふち)に少量でも致死に至らしめる毒蜘蛛であるデス スパイダーの毒を厚手の手袋を使い塗り込み、何食わぬ顔で両親に差し出し何も知らない息子夫婦は、誤って飲んでしまった。




実の両親が死んだ…いや正確には息子と息子の嫁の手により殺されたのだが、同時に亡くなった為事件性を疑われ息子夫婦も当然重要参考人にとして名は上がったがデス スパイダーの毒は、紅茶からは検出されずましてや当時は、そこまで科学が進歩していなかった為、カップの中身である紅茶以外を調べるということは出来ずに結局、事件性があるにもかかわらず事件は解決できないまま暗礁に乗り上げ迷宮入りになってしまった。




両親を殺害したこともそうだが、孫にあたる3代国王と王妃は、2人を殺害できたことを喜んでおり顔には抑えきれない安堵と醜悪な笑みを貼りつけており、もはや人外の異形な化け物に俺には見えた。




なぜこんなことをして喜んでいられるのか俺には到底理解できず悲嘆にくれ、いっそのことこんな国なら国民に潰されればいいとも思ったが…事態はそうはならなかった。孫夫婦が、国民からの搾取した税金である国庫を使い贅沢な生活を送る一方で民は民で森や川の恵みを適度な量を取り農耕や牧畜に勤しみ質素でありながら、平和な生活を送っていた。




俺はある時、天界を治めるオシリス様に呼び出され告げられた。



<下界を司る神が、ソナタを人から神に格上げしソナタに下界を治めてほしいと言っておるがどうする?



ソナタには分かるじゃろう?民衆の悲鳴が……。
民衆は歯向いたくともソナタへの恩や思慕が目に見えぬ初代勇者の加護となり、皮肉なことにそれが彼らの現王夫妻に対する所業に反抗する想いを打ち消してしまっておるのじゃが、ソナタが神になれば加護に守られた王達を引きずり落とし新たな勇者を指名することも可能じゃ、じゃが神になるには下界を司る神であるエンジェの元で、100年ほど修行せねばならん。


その顔を見ればお主の答えは既に決まっておるようじゃの。検討を祈るぞ。>



「ありがとうございます。行って参ります。」



それから100年後に新たな下界の神であるライトが降臨することになるだった。
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