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3章 マジョルカ学園編
閑話 長年欲した女④
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中学の卒業式後に、高校の合格発表が行われ受験番号ではなく四つ葉高校では受験生のフルネームが記載されたボードが四つ葉高校玄関前に設置され校門前で柵の開場を待つ生徒達でごった返していた。
午前9時になり開場を知らせるチャイムが鳴るとともに柵は、自動的に開いていき自由になった生徒達は我先にと合格発表ボードまで駆け寄っていた。
都内有数の進学校であるため、合格して桜咲く者と落胆してトボトボと親に付き添われて私立学校の入学準備の為に帰路に着く者、友達と合格祝いに打ち上げに行く者など多々いたが、俺の目には今しがた友達と息を切らせてやってきたあの彼女しか目に入っていなかった。
だがとりあえず自分の名前をボードから探すとどうやら順位別に記載されていたらしく4位 四月一日(わたぬき) 蓮(れん)と黒字で印字されていた。
ふと気になって自分より上位である今回の首席でなおかつ入学式では新入生代表挨拶になる生徒名と2位の生徒を見ると
1位 御子柴 棗 満点
2位 龍虎 雹 497点
2位 龍虎 霙 497点
4位 四月一日 蓮 495点
5位 三枝 凛 490点
となっていた。
自分以外は知らない名前であったが、同じ苗字を持つ者が2人いると分かり俺は無意識に入学試験終了後に気になる彼女と一緒に親しげだった双子を思い出し気分が悪くなったが…その嫌な気分を打ち消すように耳触りのいい鈴のなるような声と可愛いらしい姿が再度視界に入り俺はボードを見るふりをして彼女の言葉に聞き耳を立てた。
「ねぇ雹、霙、凛?……あり得ないんだけど、よりにもよって私の名前がない!あぁ、私落ちたんだわ…」
<あのね棗。1番上を確認してないじゃない…さっきから何補欠合格者一覧を探してんのよ?>
彼女の友人だけでなく彼女を狙う双子の男ども2人も彼女に呆れた視線向けていたのだった。
大変申し訳ありません……昨日のうちに話はできてましたが公開ボタンを押し忘れていたようです苦笑。
午前9時になり開場を知らせるチャイムが鳴るとともに柵は、自動的に開いていき自由になった生徒達は我先にと合格発表ボードまで駆け寄っていた。
都内有数の進学校であるため、合格して桜咲く者と落胆してトボトボと親に付き添われて私立学校の入学準備の為に帰路に着く者、友達と合格祝いに打ち上げに行く者など多々いたが、俺の目には今しがた友達と息を切らせてやってきたあの彼女しか目に入っていなかった。
だがとりあえず自分の名前をボードから探すとどうやら順位別に記載されていたらしく4位 四月一日(わたぬき) 蓮(れん)と黒字で印字されていた。
ふと気になって自分より上位である今回の首席でなおかつ入学式では新入生代表挨拶になる生徒名と2位の生徒を見ると
1位 御子柴 棗 満点
2位 龍虎 雹 497点
2位 龍虎 霙 497点
4位 四月一日 蓮 495点
5位 三枝 凛 490点
となっていた。
自分以外は知らない名前であったが、同じ苗字を持つ者が2人いると分かり俺は無意識に入学試験終了後に気になる彼女と一緒に親しげだった双子を思い出し気分が悪くなったが…その嫌な気分を打ち消すように耳触りのいい鈴のなるような声と可愛いらしい姿が再度視界に入り俺はボードを見るふりをして彼女の言葉に聞き耳を立てた。
「ねぇ雹、霙、凛?……あり得ないんだけど、よりにもよって私の名前がない!あぁ、私落ちたんだわ…」
<あのね棗。1番上を確認してないじゃない…さっきから何補欠合格者一覧を探してんのよ?>
彼女の友人だけでなく彼女を狙う双子の男ども2人も彼女に呆れた視線向けていたのだった。
大変申し訳ありません……昨日のうちに話はできてましたが公開ボタンを押し忘れていたようです苦笑。
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