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ワンダフル・マーチ(1)
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◦花木希美◦
3月のある日。
「ただいまーっ!」
私は、いつものように徒歩10分の好立地の小学校から帰ってきた。ランドセルを
部屋に放り込み、リビングへ向かう。
「ママー、今日のおやつは…ぇ」
リビングには、珍しくパパもいたのだ。お仕事は…と疑問がよぎったけどまあいいや。
「どうしたの?」
「とりあえず、座ってくれるか?」
ただならぬ雰囲気。もしや、前の漢字の小テストが30点満点中10点しかなかったことバレちゃったのか。やばい、と焦りの汗が額を流れる。
「希美に、大事な話があるんだ」
「う、うん」
「転校することになった」
「…へ?」
突然のことで間抜けな声が出てしまう。
(え、転校ってあれ?小学校変わるってやつ?え、じゃあ、私、転校生になるってこと…?)
「えぇぇぇぇええ!?」
今まで転校生がクラスに来ることは多かった。しかし、自分が転校生になることは無かった。ちょっと優越感がある。転校生ってちやほやされることも多い。
ただ。
転校は、別れを意味していることもハッと気づいた。
「希美には、辛い思いをさせることになるかもしれないけど…」
「でも仕方ないでしょ。別に大丈夫だよ」
私は、人見知りなせいか、親友と呼べる程の友人はいなかった。強いて言えば近所の幼馴染の莉子ぐらいだ。莉子は住所も知っているし、会おうと思えば電車やバスで会いに行けるだろう。
そう思い、私はパパからの転居話を承諾した。
父によると、転居先はド田舎にあるらしい。
東京から名古屋まで新幹線、そこから在来線で3時間。
まず、新居は駅から車で30分。新居から小、中学校は自転車で1時間近くかかるらしい。1番近所のスーパーはなんと隣町で電車かタクシーを使わないと行けないらしい。私はそんな辺鄙なことこはテレビの世界だと思っていた。
色々不安はあるけれども、とりあえず3月中旬に私ははじめてのお引越しをすることになったのである。
3月のある日。
「ただいまーっ!」
私は、いつものように徒歩10分の好立地の小学校から帰ってきた。ランドセルを
部屋に放り込み、リビングへ向かう。
「ママー、今日のおやつは…ぇ」
リビングには、珍しくパパもいたのだ。お仕事は…と疑問がよぎったけどまあいいや。
「どうしたの?」
「とりあえず、座ってくれるか?」
ただならぬ雰囲気。もしや、前の漢字の小テストが30点満点中10点しかなかったことバレちゃったのか。やばい、と焦りの汗が額を流れる。
「希美に、大事な話があるんだ」
「う、うん」
「転校することになった」
「…へ?」
突然のことで間抜けな声が出てしまう。
(え、転校ってあれ?小学校変わるってやつ?え、じゃあ、私、転校生になるってこと…?)
「えぇぇぇぇええ!?」
今まで転校生がクラスに来ることは多かった。しかし、自分が転校生になることは無かった。ちょっと優越感がある。転校生ってちやほやされることも多い。
ただ。
転校は、別れを意味していることもハッと気づいた。
「希美には、辛い思いをさせることになるかもしれないけど…」
「でも仕方ないでしょ。別に大丈夫だよ」
私は、人見知りなせいか、親友と呼べる程の友人はいなかった。強いて言えば近所の幼馴染の莉子ぐらいだ。莉子は住所も知っているし、会おうと思えば電車やバスで会いに行けるだろう。
そう思い、私はパパからの転居話を承諾した。
父によると、転居先はド田舎にあるらしい。
東京から名古屋まで新幹線、そこから在来線で3時間。
まず、新居は駅から車で30分。新居から小、中学校は自転車で1時間近くかかるらしい。1番近所のスーパーはなんと隣町で電車かタクシーを使わないと行けないらしい。私はそんな辺鄙なことこはテレビの世界だと思っていた。
色々不安はあるけれども、とりあえず3月中旬に私ははじめてのお引越しをすることになったのである。
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