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弟ポジション12
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買い物の時の知らない人からの声掛け。
一人で対応したという央の強さ。
やっと、視力の回復が見られてきてこのままうまくいけば…と、思った矢先に。
正直、朔はどこにぶつけていいのかわからない、腹立たしさを抱えていた。
一方、央は一刻も早く朔の部屋に帰りたかった。
自分では一人で対応できたことの自信につながった。
ただ、心の中が揺れているのを気づいてる。
このまま不安が膨らみ、また、視力に影響がでるかもしれない。
メンタルのことなので、自分でも計り知れないところがある。
そう思ったら、朔に協力してもらわなければと思った。
マンションの部屋まで二人は無言だった。
足早に朔を引っ張って歩く様子にエントランスのコンシェルジュも驚いていたが見守っている。
玄関の鍵を開けることすらも、もどかしい。
ドアが閉まるのを待つことができず、ノブを引き閉じる。
「央!どうしたん・・・」
マンションの近くまで来て、央の歩く速さが変わってきて彼に違和感を持っていた朔は声をかけようと央を見る。
その瞬間、首の後ろに手をまわし背伸びをした央が見上げるように朔の目を見ながら抱き着いてくる。
「…ごめん。一瞬、また見えなくなるんじゃないかって思った。そしたら怖くなって!!」
「央、履いている靴を脱いで。抱き上げますよ…」
脱いだ瞬間、ぐっと身体が浮き上がる。
朔の耳元に顔を寄せる形になりながら運ばれる。
朔、僕を片腕で抱き上げれるなんて力持ち。
大股で央を抱えたままリビングに入り食卓に荷物を置く。
ソファの前で央を下ろし、向き合うように膝の上に座らせる。
「央、央はもう視力はよくなってきていますよ。
…大丈夫。
今日はよくがんばりましたね、そばで見れなかったのが残念です」
跨った状態の央の体を自分の元に近づけ、彼の腕を自分の肩にまわして顔と顔が近づくようにする。
額と額が合うようにゆっくり合わせて央の目を見つめる。
不安の残る央の瞳は、朔の瞳の色を見て徐々にその動きを穏やかなものにしていく。
落ち着いてきた央は自分の今の大胆な体勢に徐々に顔を赤らめていく様子に朔は安堵した。
いつもの央に戻ったようである。
「近いですね。央…」
笑いを堪えながらいう朔に
「・・・うん。」と、央。
そして、二人はそっと唇を合わせていった。
朔は央の控えめに寄せてくる唇を啄み、音を立てずにゆっくりと。
いつものリップ音が聞こえない代わりに、お互いの呼吸の音が耳に入ってくる。
央はそれだけで、瞳が潤んでしまっていることに気づく。
恥ずかしい・・・
「央、私以外にその顔を見せてはいけませんよ」
目を開けて何を言っているのか朔を見る。
「学校で泣きそうになりましたよね。
何人か央の顔を見て、赤面している人間がいました。
この顔をみていいのは、私です。
他の人に見せたら、許しませんよ」
朔の目が一瞬、細くなりそして、唇を合わせることを再開させる。
「央、返事を…」
キスの合間に問われ、だんだんと呼吸が乱れる。
口から吐かれる吐息に熱が籠っているのを自覚する。
僕、今、興奮してる・・・
朔の瞳を見たまま吸い込まれるようにキスを受ける。
朔に独占されることに喜んでいる自分がいる。
「…はぁ。う、うん。
…誰にも見せないよ」
とうとう、目元に溜まって極限まで耐えてた央の涙がこぼれおちていく。
朔の目には、気持ちの進展で自覚し欲情している央の様子が映る。
「…ひろ」
目の前に身体を預けているこの愛しい存在を抱きしめる。
抱きしめたとき、あまりにも密着していたせいか、央のデニムの前側が少し張っているように見える。
央の様子を伺いながら朔は跨っている央の太ももを手で撫で上げていく。
朔の不埒な手の動きに気づかず、キスに夢中になっている央は、身体の反応に気づく。
「ぁぁ。
…はぁ。
んっ!
…はぁぁぁ…
んっ!」
乱れる呼吸を整えるのに精いっぱいなのに、朔の手の動きに合わせて身体の反応と並行して小さく声が漏れる。
ピック、ピクンと、反応していく央を朔は抑えるのに必死なぐらい自分に言い聞かせていた。
小さい央の吐息交じりの感じる声が切羽詰まった様子になる。
「さ、さく。
…だめ。
…はぁ…気持ちよくなっちゃう
っ!さく…、ぃや。
さ、く。!ぞくぞく、しちゃうっ!
…い、いっちゃ。!!!」
身体の熱によって央の体は熱く、額にジワリと汗をかく。
首を横に振って朔にアピールするが、効果はなく、髪の毛は少し顔に張り付く。
太ももはがくがくと痙攣しそして大きくビクッと身体がはねたあと、腰のあたりから上半身の力が入らなくなる。
央は、朔の口づけと太ももを触られただけでイってしまった。
「あぁ、ぃっちゃったぁ」
と力なく朔の胸にもたれている央の額に、くっついている髪の毛を指ですくいとりながら、朔は額に唇を置いた。
「シャワー浴びますか?」
う…
汚れてしまったところが気持ち悪いけど腰とか足ががくがくした余韻で力が入らない。
「えっと、連れていってほしいです。
…力が入らなくて動けません…」
クスリと笑い、央の額にキスを落とし、
「いいですよ。さ、つかまって」
浴室に入り降ろされる。
「一人で出来ますか?」
朔の問いかけに応えるべく、力の入らない足を頑張って踏ん張ろうとする。
「で、でき…ません。…立てない」
脱力の度合いがひどくすぐに座り込んでしまう。
朔はその様子に、自分のせいでこのような姿になっている央に優越感を覚える。
もっと、央のぐずぐずになるところまで…
見下ろす朔の目がすーっと細くなり何だか雰囲気が変わったように感じた央は
「な、何も朔はしなくていいから!」
近づいてくる朔の様子が妖艶な感じを持っている様子に央は戸惑う。
…何これ?!
朔がヤラシイ顔をしてる、この顔、見たことがある。
「…勝手に想像しないでください。
それすらも、気に入らない…!」
否定される言葉を朔の口から出される。
いつもより低い最後のことば…
!!!
一気に、体温が下がっていくように顔が強張る。
不快な気持ちに一瞬でも、持たれてしまった…
「えっ…あ。ご、ごめ「だから!…央が勝手に私を想像することすら、嫉妬をしてしまうんです。
私のしたことで、央が乱れたりするのを私は嬉しいんです」
勘違いで否定された央は、ホッと安堵すると同時に朔の口から出された…乱される
身体がまた、熱くなっていく…
「ね、こんな器の小さい私をあなたは呆れてしまうでしょう…」
首振り応える。
「呆れないよ?
…だって、朔は僕をそれだけ好きでいてくれるんでしょう」
力の入らない身体を両手で踏ん張りながら前に傾け、朔の目を見る。
朔の目には央が勇気を出して朔を挑発しているように感じた。
カァと朔は自分の血が沸く感覚を覚える。
いきなり朔が力の入らない央の身体を抱き上げ、上半身から身体に身につけているものを取り除いていく。
加減のしない荒々しい朔。
いつもは隠れた朔の一部。
央の中で確実にその姿を引き出せたことに歓喜に沸く自分がいることに気づく。
「央、何を笑ってるんですか?
自分がどんな状況かわかってます?」
いつの間にか二人身につける物はなく、ひんやりとした空気が熱くなった体に心地良い。
流石に風邪をひくので、浴室に暖房と浴槽にお湯を入れていく。
「私は我慢をしているんですからね、煽るようなことをしないでほしい。
…これは央が悪い…」
ぬるい温度のシャワーを央にかけ、ボディーソープで央の身体を撫でながら洗っていく。
央の色白の身体に白く泡立った石鹸の膜。
扇情的に見えるのは胸元にある肌色から中心に桃色に変化していく乳首。
この姿だけで朔は自分の下半身に熱が集まるのを抑えきれなかった。
泡をすくい朔を誘惑する乳首を指先でクニクニと転がしたり輪郭を指でなぞったり…
央はされるがまま腰を支えられ両胸を突き出すような態勢で与えられる感覚に身を捩らせる。
口からははしたないと自覚してしまう言葉が出てくる…
「はぁ。
…っつん。
き、きもちいぃ…
あっ、…もっとして…」
男なのに乳首を弄られて感じてしまう。
この快感にぞくぞくと這い上がっていくような羞恥心とともに快感の波にもっと欲しがってしまう。
目を少しあけ感じる快感に溺れている央を朔は満足げに見下ろす。
泡を流し落とし泡の膜で隠されていたその頂は、朔の与えられたら刺激により桃色から赤く色づいている。
「央、もっとほしいですか?」
目を捕らえるように顎を持たれて視線が合う。
「もっと・・?もっとあるの?」
「こんなのは、どうでしょう。私の口元を見てください」
ぼうっと身体の快感で麻痺しつつある央は言われたとおり、見る。
朔の顔が徐々に自分の方へ近づき、唇の奥を彼の舌で乱される。
クチュリと湿った音も、浴室の響きで大きく響くが今の2人には聞こえていない。
央の首筋には口の端から零れ落ちた二人の唾液が流れる。
朔の唇が離れて名残惜しい央は彼の口元を見て物欲しそうにする。
央の様子で朔の気分はいい。
口元を徐々に胸元に落としていく。
「あぁ。
…さ、さく。
ひぁ。ん。
…イヤ、コロコロしないでぇ…」
央の赤い頂を舌で遊ぶように転がす。
央の視線は外すことができず、両脇を閉じるようにしめ、腕も折り曲げて快感を受ける。
「もっとですよね。
央がこんなに胸が弱いなんて…」
クスリと笑われ今度は、口の中の唾液と合わせて音を立てて舐められる。
ジュル… ジュル…
「きもちいぃ…」
朔の口から出される吐息で興奮しているのを感じる。
息が触れただけで央の身体は反応してしまう。
朔の口元が胸の頂から下の方へ移っていく。
さすがに央は戸惑いを見せる。
あぁ。
さっきソファの所で出たのに、なんかまた固くなってるよ…
下半身の変化を間近で見られるのは、まだハードルが高い。
「…朔、見ないで」
手を広げて隠そうとすると
「まだです」
「えっ」
朔を見下ろすとお腹のあたりを口づけている朔の目とあう。
手を押さえられている。
「央、今からどちらがいいか、選んでください」
「私のものと央のを一緒にこすりあいするのと、私に舐められるのどちらがいいですか?」
!?!?
何なの?
高くない?
選択することがどちらもハードルが高い。
「ぇえ。
…いきなり何で?」
「無防備な央にはお仕置きが必要だと…」
「…もう見せないよ」
「どちらがいいですか?」
沈黙しても無駄だと知っているからどちらか選ばなくては…
こすりあい?
舐めるってフェラってやつよね。
どっちも無理だが前者の方が…
「朔、あのえっと…」
「はい、時間切れです。
残念でした。次回も期待してますよ!」
!!!!
「えぇ!!
時間切れって…
何?」
「私の言うことを聞いてもらいます」
!?!
出た…暴走した朔の出現!
「何?」
「見えるのと見えないの、どちらがいいですか?」
「見えるので…お願いします」
何?何?何?
「では、後ろの壁に向いて手を突いて。
そう。
少し足を後ろに。
…上手です…」
央は耳元で朔の声を聞くだけで頭の奥が痺れてくる。
「少し滑りを良くするためにソープを使いますよ」
央の下半身に泡立った石鹸の泡を塗る。
央の物、そして太ももにも。
「…何するの?」
「足を閉じて…こうするんですよ!」
閉じた足の太ももに熱く熱く脈打つ朔の物が挟み込まれる。
央が自分の足元を見ると閉じた太ももの間から朔のものが少し見える。
!?!
卑猥な光景を増すように朔は央のものを一緒のリズムで扱いていく。
朔の動かす腰の動きと手で央は快感の波が押し寄せてくる。
「あぁ。朔、朔。きもちいぃ…。朔も気持ちいい?」
振り向き朔をみようとする央に
「…くっ。
…ッチ。
‥‥えぇ…」
朔の快感と我慢で歪んだ顔が見える。
視線は接している場所。
グチュ。グチュ。と朔の手と央の間で音が発せられる。
朔の顔、色っぽい…もっと…
央の手が片手になるのに朔は気付く。
少し力を抑えて様子を見る。
央の手が朔の腰を引き寄せるように招く。
…足りない!
これじゃ、足りない…
朔の顔がみたい…
キスがしたい…
「…朔。顔がみたい」
…ふぅっと息を吐く朔の一息。
今度は央がのどを震えさせるようにいう。
「…朔、これはイヤ。
…せつない…」
最後の方は泣き声になっている。
動きを止めて央の様子を見ている朔が少し強引に央の向きを変える。
向き合う形に照れて朔の顔を見ることしか今の央にはできない。
朔が自分の髪をかきあげながら、斜め向きに央を見下ろす。
「何を言ってるのか、分かってる?」
きれいな顔を苦悩と自制心を混ぜ合わせた朔の余裕のない姿。
「うん…」
「じゃあ、央はどうしたい?」
頬を朔の片手でつかまれ目をあわす。
「キスして…たくさん。
…それで、朔を感じたい。
…何をしてもいいから」
目を離さないよ。
この朔は僕の物だ。
この僕の言葉一つでかき乱されている朔。
恥ずかしいけど向き合って互いの物をみる。
やっぱり朔の大きい。
「ぉっきい…」
ビクッと脈打つ朔のものに触れてみる。
先がヌルヌルしてる。
両手で挟んで上下に動かす。
「央、私はあなたを汚したい…私の物で」
「うん…いいよ」
汚したい…
それって朔が僕を自分のものにしたいっていることだよね。
「足で挟む?
それとも手?
僕にかけたい?」
今の僕なら恥ずかしい気持ちより朔の願いを聞いてあげたくなる。
雰囲気も流れていきそうな央の積極的な発言は、朔を戸惑わせる。
「ふぅ。
…央ってなんなんですか?
なんだか詳しい。
それが無性に腹が立つ…
私が教えることをしてください」
朔は央の身体を持ち上げるように体勢を整え、足を閉じて太ももより股下あたりに自分のものを挟みこんできた。
身長の差で朔は少し足を曲げ腰を落とす格好になる。
向き合うと央のものが朔の体にあたってしまう。
その光景が、また興奮を高める材料となっていく。
容赦ない朔の打ち付ける欲望の塊に央も自然と声が出てくる。
ただ、朔の手が央の頭の後ろに支えられて唇に数えきれないキスを落としていく。
キス、もうそんな言葉ではないように舌で央の歯茎や舌を絡めて唾液が流れてくる。
腰の動きが少しずつ早くなり朔がキスの行為をできなくなるぐらい余裕のない表情をする。
「…あぁ、気持ちいい。
ふぅ。
…あぁ、いきそう…」
朔の呼吸が荒々しくなり打ち付ける力も強くなる。
大きく動いていた朔が動きを止めてビクッ身体を震わす。
央の太もものあたりにあった朔の物は大きくなったあと、太ももにこすりつけるように温かい粘りのあるものが流れる感覚がした。その感覚が、央の興奮を高めて
「あっ。
…ぁあ。・・・・ん。・・・んんんん!!!」
と、駆けあがるゾクゾクとした感覚に取り巻かれるようにしてイッた。
大きく息をする央と朔はお互い、目を見ている。
「…ぁあ。
…孕ませたい…」
朔の一言で央は驚きを隠せなかった。
「さ、朔!
…は、孕ませって…」
央は、朔の気持ちがそこまで行っているのに嬉しい気持ちと応えれない残念な気持ちになる。
「おや。
央は孕ませるって言葉を知っているみたいですね」
朔のスゥっと細くなる目にゾクゾクっと寒気を感じた央は、
「へ、へぇ!
難しい言葉だね、僕、あまり、よくわからないよ…」(誤魔化せてない・・・誤魔化し・・・)
嘘です。
BL知識で出てきてました。
とてもよく知ってます。
シャワーで洗い流し浴槽に一緒につかる。
朔の膝の上に抱え込まれるように入ってる央は、無意識に朔の手を持って自分の手で遊んでいる。
これは一緒に入っているときのクセに近い。
「さっきの言葉、冗談ではない気持ちがあるって言ったら、央は私を嫌いになりますか?」
?
「孕ませたい…」
!!!
どうしよう、耳が赤くなっちゃった…
「嫌いにならないよ。でも、ごめんね。僕、できなくて…」
ギュッと抱きしめてくれる朔がクスッと笑う。
「誰も、央が女性だったらとか思いませんよ。
それに、央は男です。
それは私も知ってますよ。
でも、なんていうんですかね。
…閉じ込めたいとか独占したいとか。
孕ませる…これは、違うなぁ…」
朔がひとりごとのように話している。
照れるけど、嬉しい…
うん、うんと聞いている央は朔の次の言葉でフリーズする。
「そうですね、孕ませるという言葉でなかったら、
『種付け』ですね。
そう、こういうイメージです」
・・・
・・
・
「さ、朔のヘンタイ!!」
思いっきり朔の顔にお湯をかけて抵抗する。
パシっと手首を捕まれ、
「怒らないでください。
私は待ちますよ。
…央が私の物になってくれるまで」
そう言いながら、朔は笑った。
この時の出来事は央の心の中にとても深く深く大切な思い出として残るのである。
一人で対応したという央の強さ。
やっと、視力の回復が見られてきてこのままうまくいけば…と、思った矢先に。
正直、朔はどこにぶつけていいのかわからない、腹立たしさを抱えていた。
一方、央は一刻も早く朔の部屋に帰りたかった。
自分では一人で対応できたことの自信につながった。
ただ、心の中が揺れているのを気づいてる。
このまま不安が膨らみ、また、視力に影響がでるかもしれない。
メンタルのことなので、自分でも計り知れないところがある。
そう思ったら、朔に協力してもらわなければと思った。
マンションの部屋まで二人は無言だった。
足早に朔を引っ張って歩く様子にエントランスのコンシェルジュも驚いていたが見守っている。
玄関の鍵を開けることすらも、もどかしい。
ドアが閉まるのを待つことができず、ノブを引き閉じる。
「央!どうしたん・・・」
マンションの近くまで来て、央の歩く速さが変わってきて彼に違和感を持っていた朔は声をかけようと央を見る。
その瞬間、首の後ろに手をまわし背伸びをした央が見上げるように朔の目を見ながら抱き着いてくる。
「…ごめん。一瞬、また見えなくなるんじゃないかって思った。そしたら怖くなって!!」
「央、履いている靴を脱いで。抱き上げますよ…」
脱いだ瞬間、ぐっと身体が浮き上がる。
朔の耳元に顔を寄せる形になりながら運ばれる。
朔、僕を片腕で抱き上げれるなんて力持ち。
大股で央を抱えたままリビングに入り食卓に荷物を置く。
ソファの前で央を下ろし、向き合うように膝の上に座らせる。
「央、央はもう視力はよくなってきていますよ。
…大丈夫。
今日はよくがんばりましたね、そばで見れなかったのが残念です」
跨った状態の央の体を自分の元に近づけ、彼の腕を自分の肩にまわして顔と顔が近づくようにする。
額と額が合うようにゆっくり合わせて央の目を見つめる。
不安の残る央の瞳は、朔の瞳の色を見て徐々にその動きを穏やかなものにしていく。
落ち着いてきた央は自分の今の大胆な体勢に徐々に顔を赤らめていく様子に朔は安堵した。
いつもの央に戻ったようである。
「近いですね。央…」
笑いを堪えながらいう朔に
「・・・うん。」と、央。
そして、二人はそっと唇を合わせていった。
朔は央の控えめに寄せてくる唇を啄み、音を立てずにゆっくりと。
いつものリップ音が聞こえない代わりに、お互いの呼吸の音が耳に入ってくる。
央はそれだけで、瞳が潤んでしまっていることに気づく。
恥ずかしい・・・
「央、私以外にその顔を見せてはいけませんよ」
目を開けて何を言っているのか朔を見る。
「学校で泣きそうになりましたよね。
何人か央の顔を見て、赤面している人間がいました。
この顔をみていいのは、私です。
他の人に見せたら、許しませんよ」
朔の目が一瞬、細くなりそして、唇を合わせることを再開させる。
「央、返事を…」
キスの合間に問われ、だんだんと呼吸が乱れる。
口から吐かれる吐息に熱が籠っているのを自覚する。
僕、今、興奮してる・・・
朔の瞳を見たまま吸い込まれるようにキスを受ける。
朔に独占されることに喜んでいる自分がいる。
「…はぁ。う、うん。
…誰にも見せないよ」
とうとう、目元に溜まって極限まで耐えてた央の涙がこぼれおちていく。
朔の目には、気持ちの進展で自覚し欲情している央の様子が映る。
「…ひろ」
目の前に身体を預けているこの愛しい存在を抱きしめる。
抱きしめたとき、あまりにも密着していたせいか、央のデニムの前側が少し張っているように見える。
央の様子を伺いながら朔は跨っている央の太ももを手で撫で上げていく。
朔の不埒な手の動きに気づかず、キスに夢中になっている央は、身体の反応に気づく。
「ぁぁ。
…はぁ。
んっ!
…はぁぁぁ…
んっ!」
乱れる呼吸を整えるのに精いっぱいなのに、朔の手の動きに合わせて身体の反応と並行して小さく声が漏れる。
ピック、ピクンと、反応していく央を朔は抑えるのに必死なぐらい自分に言い聞かせていた。
小さい央の吐息交じりの感じる声が切羽詰まった様子になる。
「さ、さく。
…だめ。
…はぁ…気持ちよくなっちゃう
っ!さく…、ぃや。
さ、く。!ぞくぞく、しちゃうっ!
…い、いっちゃ。!!!」
身体の熱によって央の体は熱く、額にジワリと汗をかく。
首を横に振って朔にアピールするが、効果はなく、髪の毛は少し顔に張り付く。
太ももはがくがくと痙攣しそして大きくビクッと身体がはねたあと、腰のあたりから上半身の力が入らなくなる。
央は、朔の口づけと太ももを触られただけでイってしまった。
「あぁ、ぃっちゃったぁ」
と力なく朔の胸にもたれている央の額に、くっついている髪の毛を指ですくいとりながら、朔は額に唇を置いた。
「シャワー浴びますか?」
う…
汚れてしまったところが気持ち悪いけど腰とか足ががくがくした余韻で力が入らない。
「えっと、連れていってほしいです。
…力が入らなくて動けません…」
クスリと笑い、央の額にキスを落とし、
「いいですよ。さ、つかまって」
浴室に入り降ろされる。
「一人で出来ますか?」
朔の問いかけに応えるべく、力の入らない足を頑張って踏ん張ろうとする。
「で、でき…ません。…立てない」
脱力の度合いがひどくすぐに座り込んでしまう。
朔はその様子に、自分のせいでこのような姿になっている央に優越感を覚える。
もっと、央のぐずぐずになるところまで…
見下ろす朔の目がすーっと細くなり何だか雰囲気が変わったように感じた央は
「な、何も朔はしなくていいから!」
近づいてくる朔の様子が妖艶な感じを持っている様子に央は戸惑う。
…何これ?!
朔がヤラシイ顔をしてる、この顔、見たことがある。
「…勝手に想像しないでください。
それすらも、気に入らない…!」
否定される言葉を朔の口から出される。
いつもより低い最後のことば…
!!!
一気に、体温が下がっていくように顔が強張る。
不快な気持ちに一瞬でも、持たれてしまった…
「えっ…あ。ご、ごめ「だから!…央が勝手に私を想像することすら、嫉妬をしてしまうんです。
私のしたことで、央が乱れたりするのを私は嬉しいんです」
勘違いで否定された央は、ホッと安堵すると同時に朔の口から出された…乱される
身体がまた、熱くなっていく…
「ね、こんな器の小さい私をあなたは呆れてしまうでしょう…」
首振り応える。
「呆れないよ?
…だって、朔は僕をそれだけ好きでいてくれるんでしょう」
力の入らない身体を両手で踏ん張りながら前に傾け、朔の目を見る。
朔の目には央が勇気を出して朔を挑発しているように感じた。
カァと朔は自分の血が沸く感覚を覚える。
いきなり朔が力の入らない央の身体を抱き上げ、上半身から身体に身につけているものを取り除いていく。
加減のしない荒々しい朔。
いつもは隠れた朔の一部。
央の中で確実にその姿を引き出せたことに歓喜に沸く自分がいることに気づく。
「央、何を笑ってるんですか?
自分がどんな状況かわかってます?」
いつの間にか二人身につける物はなく、ひんやりとした空気が熱くなった体に心地良い。
流石に風邪をひくので、浴室に暖房と浴槽にお湯を入れていく。
「私は我慢をしているんですからね、煽るようなことをしないでほしい。
…これは央が悪い…」
ぬるい温度のシャワーを央にかけ、ボディーソープで央の身体を撫でながら洗っていく。
央の色白の身体に白く泡立った石鹸の膜。
扇情的に見えるのは胸元にある肌色から中心に桃色に変化していく乳首。
この姿だけで朔は自分の下半身に熱が集まるのを抑えきれなかった。
泡をすくい朔を誘惑する乳首を指先でクニクニと転がしたり輪郭を指でなぞったり…
央はされるがまま腰を支えられ両胸を突き出すような態勢で与えられる感覚に身を捩らせる。
口からははしたないと自覚してしまう言葉が出てくる…
「はぁ。
…っつん。
き、きもちいぃ…
あっ、…もっとして…」
男なのに乳首を弄られて感じてしまう。
この快感にぞくぞくと這い上がっていくような羞恥心とともに快感の波にもっと欲しがってしまう。
目を少しあけ感じる快感に溺れている央を朔は満足げに見下ろす。
泡を流し落とし泡の膜で隠されていたその頂は、朔の与えられたら刺激により桃色から赤く色づいている。
「央、もっとほしいですか?」
目を捕らえるように顎を持たれて視線が合う。
「もっと・・?もっとあるの?」
「こんなのは、どうでしょう。私の口元を見てください」
ぼうっと身体の快感で麻痺しつつある央は言われたとおり、見る。
朔の顔が徐々に自分の方へ近づき、唇の奥を彼の舌で乱される。
クチュリと湿った音も、浴室の響きで大きく響くが今の2人には聞こえていない。
央の首筋には口の端から零れ落ちた二人の唾液が流れる。
朔の唇が離れて名残惜しい央は彼の口元を見て物欲しそうにする。
央の様子で朔の気分はいい。
口元を徐々に胸元に落としていく。
「あぁ。
…さ、さく。
ひぁ。ん。
…イヤ、コロコロしないでぇ…」
央の赤い頂を舌で遊ぶように転がす。
央の視線は外すことができず、両脇を閉じるようにしめ、腕も折り曲げて快感を受ける。
「もっとですよね。
央がこんなに胸が弱いなんて…」
クスリと笑われ今度は、口の中の唾液と合わせて音を立てて舐められる。
ジュル… ジュル…
「きもちいぃ…」
朔の口から出される吐息で興奮しているのを感じる。
息が触れただけで央の身体は反応してしまう。
朔の口元が胸の頂から下の方へ移っていく。
さすがに央は戸惑いを見せる。
あぁ。
さっきソファの所で出たのに、なんかまた固くなってるよ…
下半身の変化を間近で見られるのは、まだハードルが高い。
「…朔、見ないで」
手を広げて隠そうとすると
「まだです」
「えっ」
朔を見下ろすとお腹のあたりを口づけている朔の目とあう。
手を押さえられている。
「央、今からどちらがいいか、選んでください」
「私のものと央のを一緒にこすりあいするのと、私に舐められるのどちらがいいですか?」
!?!?
何なの?
高くない?
選択することがどちらもハードルが高い。
「ぇえ。
…いきなり何で?」
「無防備な央にはお仕置きが必要だと…」
「…もう見せないよ」
「どちらがいいですか?」
沈黙しても無駄だと知っているからどちらか選ばなくては…
こすりあい?
舐めるってフェラってやつよね。
どっちも無理だが前者の方が…
「朔、あのえっと…」
「はい、時間切れです。
残念でした。次回も期待してますよ!」
!!!!
「えぇ!!
時間切れって…
何?」
「私の言うことを聞いてもらいます」
!?!
出た…暴走した朔の出現!
「何?」
「見えるのと見えないの、どちらがいいですか?」
「見えるので…お願いします」
何?何?何?
「では、後ろの壁に向いて手を突いて。
そう。
少し足を後ろに。
…上手です…」
央は耳元で朔の声を聞くだけで頭の奥が痺れてくる。
「少し滑りを良くするためにソープを使いますよ」
央の下半身に泡立った石鹸の泡を塗る。
央の物、そして太ももにも。
「…何するの?」
「足を閉じて…こうするんですよ!」
閉じた足の太ももに熱く熱く脈打つ朔の物が挟み込まれる。
央が自分の足元を見ると閉じた太ももの間から朔のものが少し見える。
!?!
卑猥な光景を増すように朔は央のものを一緒のリズムで扱いていく。
朔の動かす腰の動きと手で央は快感の波が押し寄せてくる。
「あぁ。朔、朔。きもちいぃ…。朔も気持ちいい?」
振り向き朔をみようとする央に
「…くっ。
…ッチ。
‥‥えぇ…」
朔の快感と我慢で歪んだ顔が見える。
視線は接している場所。
グチュ。グチュ。と朔の手と央の間で音が発せられる。
朔の顔、色っぽい…もっと…
央の手が片手になるのに朔は気付く。
少し力を抑えて様子を見る。
央の手が朔の腰を引き寄せるように招く。
…足りない!
これじゃ、足りない…
朔の顔がみたい…
キスがしたい…
「…朔。顔がみたい」
…ふぅっと息を吐く朔の一息。
今度は央がのどを震えさせるようにいう。
「…朔、これはイヤ。
…せつない…」
最後の方は泣き声になっている。
動きを止めて央の様子を見ている朔が少し強引に央の向きを変える。
向き合う形に照れて朔の顔を見ることしか今の央にはできない。
朔が自分の髪をかきあげながら、斜め向きに央を見下ろす。
「何を言ってるのか、分かってる?」
きれいな顔を苦悩と自制心を混ぜ合わせた朔の余裕のない姿。
「うん…」
「じゃあ、央はどうしたい?」
頬を朔の片手でつかまれ目をあわす。
「キスして…たくさん。
…それで、朔を感じたい。
…何をしてもいいから」
目を離さないよ。
この朔は僕の物だ。
この僕の言葉一つでかき乱されている朔。
恥ずかしいけど向き合って互いの物をみる。
やっぱり朔の大きい。
「ぉっきい…」
ビクッと脈打つ朔のものに触れてみる。
先がヌルヌルしてる。
両手で挟んで上下に動かす。
「央、私はあなたを汚したい…私の物で」
「うん…いいよ」
汚したい…
それって朔が僕を自分のものにしたいっていることだよね。
「足で挟む?
それとも手?
僕にかけたい?」
今の僕なら恥ずかしい気持ちより朔の願いを聞いてあげたくなる。
雰囲気も流れていきそうな央の積極的な発言は、朔を戸惑わせる。
「ふぅ。
…央ってなんなんですか?
なんだか詳しい。
それが無性に腹が立つ…
私が教えることをしてください」
朔は央の身体を持ち上げるように体勢を整え、足を閉じて太ももより股下あたりに自分のものを挟みこんできた。
身長の差で朔は少し足を曲げ腰を落とす格好になる。
向き合うと央のものが朔の体にあたってしまう。
その光景が、また興奮を高める材料となっていく。
容赦ない朔の打ち付ける欲望の塊に央も自然と声が出てくる。
ただ、朔の手が央の頭の後ろに支えられて唇に数えきれないキスを落としていく。
キス、もうそんな言葉ではないように舌で央の歯茎や舌を絡めて唾液が流れてくる。
腰の動きが少しずつ早くなり朔がキスの行為をできなくなるぐらい余裕のない表情をする。
「…あぁ、気持ちいい。
ふぅ。
…あぁ、いきそう…」
朔の呼吸が荒々しくなり打ち付ける力も強くなる。
大きく動いていた朔が動きを止めてビクッ身体を震わす。
央の太もものあたりにあった朔の物は大きくなったあと、太ももにこすりつけるように温かい粘りのあるものが流れる感覚がした。その感覚が、央の興奮を高めて
「あっ。
…ぁあ。・・・・ん。・・・んんんん!!!」
と、駆けあがるゾクゾクとした感覚に取り巻かれるようにしてイッた。
大きく息をする央と朔はお互い、目を見ている。
「…ぁあ。
…孕ませたい…」
朔の一言で央は驚きを隠せなかった。
「さ、朔!
…は、孕ませって…」
央は、朔の気持ちがそこまで行っているのに嬉しい気持ちと応えれない残念な気持ちになる。
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「へ、へぇ!
難しい言葉だね、僕、あまり、よくわからないよ…」(誤魔化せてない・・・誤魔化し・・・)
嘘です。
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とてもよく知ってます。
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これは一緒に入っているときのクセに近い。
「さっきの言葉、冗談ではない気持ちがあるって言ったら、央は私を嫌いになりますか?」
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「孕ませたい…」
!!!
どうしよう、耳が赤くなっちゃった…
「嫌いにならないよ。でも、ごめんね。僕、できなくて…」
ギュッと抱きしめてくれる朔がクスッと笑う。
「誰も、央が女性だったらとか思いませんよ。
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それは私も知ってますよ。
でも、なんていうんですかね。
…閉じ込めたいとか独占したいとか。
孕ませる…これは、違うなぁ…」
朔がひとりごとのように話している。
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うん、うんと聞いている央は朔の次の言葉でフリーズする。
「そうですね、孕ませるという言葉でなかったら、
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・・・
・・
・
「さ、朔のヘンタイ!!」
思いっきり朔の顔にお湯をかけて抵抗する。
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そう言いながら、朔は笑った。
この時の出来事は央の心の中にとても深く深く大切な思い出として残るのである。
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