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苦手克服を失敗しちゃった1
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俺、青葉あおば 侑すすむは、生まれた環境がとても特殊だ。
青葉家は、世界でも少ない女性のためを基本姿勢としている企業の母体だ。
女性のための薬を作るために製薬会社を、女性のための製品開発を行う企業をと幅広く手掛けている。
元々女系家族と言うのだろうか。
産まれてくる子供は、女が多かった。
婿となった者だけが、男だった。
当然、産まれた子は後継者となるべく育てられていった。
一族をまとめるのも女性。
一家の大黒柱的な役目も女性がつとめている。
別に、男性を排除してる訳ではない。
ただ、一族の女はとても魅力的であり過ぎるのだ。
高嶺の花として扱われる結果となっていった。
俺は青葉家一族でも珍しく、男として産まれた。
しかも、一族を纏める頂点である青葉家当主 青葉 麗華の子どもだ。
長男ではあるが、上には5人の姉がすでにおり、その全てにおいて優れていた。
末の子どもである俺は、当然のように生まれた頃から、彼女たちの玩具だった。
着せかえ人形のように扱われるのは当たり前。
化粧などをされることも数え切れない。
自分にはない身体の特徴には興味を持たれ、気づかぬうちに色々と弄くり触れまくった。
姉妹だけではない。
親族が集まれば、その子どもたちも集まることとなる。
当然、身近にはいない、男という生物が珍しい子どもは俺に近寄ってきた。
男らしいお手本が、いればいいのだが、父親は、母のサポートとして一緒に過ごしているため、ほとんど会うことがなかった。
ただ、家族は慣れているのでまだ、マシだ。
それでも男らしく過ごそうとすればするほど、高校時代、登下校で出待ちされる。
大学時代、酒に弱い俺は、集団で女に襲われそうになった。
未遂で何とか逃げ帰ったが、その全てが、一族に縁が持てるという理由だった。
そんな理由で?と、思われても仕方がない。
でも、それほど、青葉家に関われることは、これから先が安泰となる事でもあった。
若い人だけかと油断していた時もある。
年配のご婦人が困っていれば手を貸すのが当然だと思っている俺は、それを実行した。
その後は、考えたくもない。
お礼にと娘、その子ども(女)、妹、その友達....とにかく、断っているのに礼だ、気持ちだ、一目惚れだ...立派なストーカーもどきを作り上げてしまった。
結果、俺は重度の女性恐怖症になってしまった。
重度とは、どのようなものか?
電車で自分の周りに来ると、気分が悪くなる。
接客される人が女性だと入店するのを控える。
女性進出は素晴らしいと思う。
どんどんしてくれて構わない。
でも、トイレの清掃が女性って怖いんだ。
唯一、身近にある安らぎの場に近い場所なのに、安らげない。
そんな俺にとって住みにくい世の中でも、何とか社会人として生きている。
こんな状態の俺でも、頭の中身だけは姉たちと同じぐらいのレベルを貰っていた
親の希望で父親に付くようになった。
ここは、仕方がないと思う。
武者修業を他社で行うにも、事情を理解してくれる人はなかなかいなかった。
久々の親子の時間も、築き上げられていない関係は、ただの上司と部下に過ぎなかった。
青葉家は、世界でも少ない女性のためを基本姿勢としている企業の母体だ。
女性のための薬を作るために製薬会社を、女性のための製品開発を行う企業をと幅広く手掛けている。
元々女系家族と言うのだろうか。
産まれてくる子供は、女が多かった。
婿となった者だけが、男だった。
当然、産まれた子は後継者となるべく育てられていった。
一族をまとめるのも女性。
一家の大黒柱的な役目も女性がつとめている。
別に、男性を排除してる訳ではない。
ただ、一族の女はとても魅力的であり過ぎるのだ。
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俺は青葉家一族でも珍しく、男として産まれた。
しかも、一族を纏める頂点である青葉家当主 青葉 麗華の子どもだ。
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末の子どもである俺は、当然のように生まれた頃から、彼女たちの玩具だった。
着せかえ人形のように扱われるのは当たり前。
化粧などをされることも数え切れない。
自分にはない身体の特徴には興味を持たれ、気づかぬうちに色々と弄くり触れまくった。
姉妹だけではない。
親族が集まれば、その子どもたちも集まることとなる。
当然、身近にはいない、男という生物が珍しい子どもは俺に近寄ってきた。
男らしいお手本が、いればいいのだが、父親は、母のサポートとして一緒に過ごしているため、ほとんど会うことがなかった。
ただ、家族は慣れているのでまだ、マシだ。
それでも男らしく過ごそうとすればするほど、高校時代、登下校で出待ちされる。
大学時代、酒に弱い俺は、集団で女に襲われそうになった。
未遂で何とか逃げ帰ったが、その全てが、一族に縁が持てるという理由だった。
そんな理由で?と、思われても仕方がない。
でも、それほど、青葉家に関われることは、これから先が安泰となる事でもあった。
若い人だけかと油断していた時もある。
年配のご婦人が困っていれば手を貸すのが当然だと思っている俺は、それを実行した。
その後は、考えたくもない。
お礼にと娘、その子ども(女)、妹、その友達....とにかく、断っているのに礼だ、気持ちだ、一目惚れだ...立派なストーカーもどきを作り上げてしまった。
結果、俺は重度の女性恐怖症になってしまった。
重度とは、どのようなものか?
電車で自分の周りに来ると、気分が悪くなる。
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どんどんしてくれて構わない。
でも、トイレの清掃が女性って怖いんだ。
唯一、身近にある安らぎの場に近い場所なのに、安らげない。
そんな俺にとって住みにくい世の中でも、何とか社会人として生きている。
こんな状態の俺でも、頭の中身だけは姉たちと同じぐらいのレベルを貰っていた
親の希望で父親に付くようになった。
ここは、仕方がないと思う。
武者修業を他社で行うにも、事情を理解してくれる人はなかなかいなかった。
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