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苦手克服を失敗しちゃった2
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だけど俺にも、友人はいる。
俺の事情も知っている友人は、数少ない相談者だ。
奴は、俺が女顔が原因で、学校内で男の先輩に襲われそうになっている所を助けてくれた勇者だ。
実際に、彼は勇者と二つ名がつくほど、英雄並みの人物だった。
仕事帰りのこの日、俺は翌日が休みなのを良いことに奴と合流して、宅飲みの為の買い物をしていた。
「後で、ドラッグストアに寄りたい」
奴の言葉に俺は、特に何も考えず、立ち寄った。
俺の家で飲むので、日用品も一緒に調達だ。
この日も、相談を続けていたことを拗らせすぎて
「俺...もう偽装結婚しよっかな~...」
冗談で言った一言が、奴を本気にさせてしまった。
「じゃあさ、そんなに女が怖いんなら、お前がなればいいじゃん!」
「は?」
奴は、大きな自分の荷物から、色々と道具を出す。
「...なんで、準備がいいんだ?」
俺は気になり尋ねる。
当たり前だ!
会社帰りの男が、どうして自分の荷物からメイク道具、ウィッグ(黒髪ボブ)、下着、女子高生制服、靴下、靴までを持っているんだ!
「...ちょっと、待て…」
俺はどうしたらいいんだ。
長年、友人としてそれなりにお互い恥ずかしいことも知っている。
でも、さすがに性癖は知らない。
俺は、冷静を装って答えた。
動揺なんてしていないぞ!
「...すごいな!...お前、こんな趣味があったのか...」
俺、にこやかに余裕の顔をしてやったぜ。
その反応に、奴は勇者顔から、企んでる悪人の顔へとかえていく。
「お姉さんから、聞いてるぞ」
...
いつの間に?
あいつら(脳内だけこの呼び名)、いつの間に、こいつと繋がってたんだっ!?
俺は、近づけないように神経を尖らせていたはずだ。
「...あぁ。
そう色々悩むな。
お姉さんからは、いや!」
そう言って、どう言うわけか、座り方を改めて正す。
―何?
「お義姉様から、しっかりと教えてもらっている。
お前が、女が駄目でも、女装は幼少から身につけられているようだな!」
―!?
―どうして...
俺は、あいつらをボコボコにしたい気分だ。(リアルは無理!命を落とす)
そうだ、俺は、....女装に抵抗がない。
普通レベルの姉なら、女装だけで満足する。
ただ、うちは違う。
肌の手入れ、ムダ毛の処理から始まり、仕草、マナーなどを細かく、細かく!
徹底的に叩き込まれた。
自分でも、そこら辺の女子よりはイケていると思う。
姉たちの一番、評価が高かったのが...
目の前の道具一式でわかるように、女子高生だ。
ゴクリ
奴の悪の手先となった、奴の言葉...
俺は、読み間違えないように慎重に言葉を並べていく。
「...俺が、仮に女子高生に扮したとしよう。 ...その後は?」
ガシッと手を握られる。
―何?
「俺の目標がやっと達成されるっ!!」
―!!
そこで、俺は気づく。
俺の経験上、この話の流れになると、自然に青葉家に関われることを狙っているのだと打ち明けられる。
どんなに、俺に興味がなくても、適度に話を合わせて過ごす。
これを、何度も何度も経験してきたのだ。
俺の事情も知っている友人は、数少ない相談者だ。
奴は、俺が女顔が原因で、学校内で男の先輩に襲われそうになっている所を助けてくれた勇者だ。
実際に、彼は勇者と二つ名がつくほど、英雄並みの人物だった。
仕事帰りのこの日、俺は翌日が休みなのを良いことに奴と合流して、宅飲みの為の買い物をしていた。
「後で、ドラッグストアに寄りたい」
奴の言葉に俺は、特に何も考えず、立ち寄った。
俺の家で飲むので、日用品も一緒に調達だ。
この日も、相談を続けていたことを拗らせすぎて
「俺...もう偽装結婚しよっかな~...」
冗談で言った一言が、奴を本気にさせてしまった。
「じゃあさ、そんなに女が怖いんなら、お前がなればいいじゃん!」
「は?」
奴は、大きな自分の荷物から、色々と道具を出す。
「...なんで、準備がいいんだ?」
俺は気になり尋ねる。
当たり前だ!
会社帰りの男が、どうして自分の荷物からメイク道具、ウィッグ(黒髪ボブ)、下着、女子高生制服、靴下、靴までを持っているんだ!
「...ちょっと、待て…」
俺はどうしたらいいんだ。
長年、友人としてそれなりにお互い恥ずかしいことも知っている。
でも、さすがに性癖は知らない。
俺は、冷静を装って答えた。
動揺なんてしていないぞ!
「...すごいな!...お前、こんな趣味があったのか...」
俺、にこやかに余裕の顔をしてやったぜ。
その反応に、奴は勇者顔から、企んでる悪人の顔へとかえていく。
「お姉さんから、聞いてるぞ」
...
いつの間に?
あいつら(脳内だけこの呼び名)、いつの間に、こいつと繋がってたんだっ!?
俺は、近づけないように神経を尖らせていたはずだ。
「...あぁ。
そう色々悩むな。
お姉さんからは、いや!」
そう言って、どう言うわけか、座り方を改めて正す。
―何?
「お義姉様から、しっかりと教えてもらっている。
お前が、女が駄目でも、女装は幼少から身につけられているようだな!」
―!?
―どうして...
俺は、あいつらをボコボコにしたい気分だ。(リアルは無理!命を落とす)
そうだ、俺は、....女装に抵抗がない。
普通レベルの姉なら、女装だけで満足する。
ただ、うちは違う。
肌の手入れ、ムダ毛の処理から始まり、仕草、マナーなどを細かく、細かく!
徹底的に叩き込まれた。
自分でも、そこら辺の女子よりはイケていると思う。
姉たちの一番、評価が高かったのが...
目の前の道具一式でわかるように、女子高生だ。
ゴクリ
奴の悪の手先となった、奴の言葉...
俺は、読み間違えないように慎重に言葉を並べていく。
「...俺が、仮に女子高生に扮したとしよう。 ...その後は?」
ガシッと手を握られる。
―何?
「俺の目標がやっと達成されるっ!!」
―!!
そこで、俺は気づく。
俺の経験上、この話の流れになると、自然に青葉家に関われることを狙っているのだと打ち明けられる。
どんなに、俺に興味がなくても、適度に話を合わせて過ごす。
これを、何度も何度も経験してきたのだ。
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