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受験勉強で元同級生が集まって図書館にいるのを見かけて、踵を返す。
―ここも、しばらく無理かな…
屋上に向かう階段の方へ行こうとすると、数名の女子が俺を呼び止める。
「あの、これを渡すようにって言われて…」
?
折り畳まれたノートの紙は、あのノート。
君からの手紙だった。
「…」
書かれていた文字を読んで足を動かした。
騒がしい彼女たちに礼を言い、その場を離れる。
下校の生徒たちで、靴箱の辺りは混雑をしていた。
かき分けて急いで出る。
書かれていた文字には、俺の事情に配慮した言葉。
でも、それを無視してしまうほど、彼の言葉に、俺は動かされていた。
焦る気持ちと、高まる混雑した感情。
電車の速さは気分によって変わっていく。
微かな期待を想い浮かべば、少しでも速く。
渦の様に取り巻いていく不安が、到着の遅延を願ってしまう。
久しぶりの図書館は、まだ、子どもの姿が見られる。
親に連れられて来ている子どもや、子どもだけで本を探しに来ている姿が見える。
閉館近くは、女性の姿も、疎らだがこの時間は多い。
騒めいている館内は、どこかいつもと違っていて、それが俺の心の平静を奪っていった。
館内を見て回っても、君はいない。
俺は、まだ暮れていない時間の図書館の周りを知らなかった。
だから、ふと外を見て、惹きつけられるように外に出ていった。
図書館の敷地には、子どもの遊べる遊具もある。
その横には、スケートボードやBMXなどの簡単な練習場もあった。
練習している人を立ち止まって眺めている人、そして、見学している人。
「-いた」
すぐに俺を見つけて笑いながら近づいてくる君。
「早かったね」
『待ってるから来てね。来るまで待ってます。急がなくていいからね』
こんなことを書かれた手紙を受け取ったのだ。
焦る。
俺は、困った顔をしていたんだろう。
君は、どういうつもりで俺を呼び出したのか、ただ、知りたかった。
―ここも、しばらく無理かな…
屋上に向かう階段の方へ行こうとすると、数名の女子が俺を呼び止める。
「あの、これを渡すようにって言われて…」
?
折り畳まれたノートの紙は、あのノート。
君からの手紙だった。
「…」
書かれていた文字を読んで足を動かした。
騒がしい彼女たちに礼を言い、その場を離れる。
下校の生徒たちで、靴箱の辺りは混雑をしていた。
かき分けて急いで出る。
書かれていた文字には、俺の事情に配慮した言葉。
でも、それを無視してしまうほど、彼の言葉に、俺は動かされていた。
焦る気持ちと、高まる混雑した感情。
電車の速さは気分によって変わっていく。
微かな期待を想い浮かべば、少しでも速く。
渦の様に取り巻いていく不安が、到着の遅延を願ってしまう。
久しぶりの図書館は、まだ、子どもの姿が見られる。
親に連れられて来ている子どもや、子どもだけで本を探しに来ている姿が見える。
閉館近くは、女性の姿も、疎らだがこの時間は多い。
騒めいている館内は、どこかいつもと違っていて、それが俺の心の平静を奪っていった。
館内を見て回っても、君はいない。
俺は、まだ暮れていない時間の図書館の周りを知らなかった。
だから、ふと外を見て、惹きつけられるように外に出ていった。
図書館の敷地には、子どもの遊べる遊具もある。
その横には、スケートボードやBMXなどの簡単な練習場もあった。
練習している人を立ち止まって眺めている人、そして、見学している人。
「-いた」
すぐに俺を見つけて笑いながら近づいてくる君。
「早かったね」
『待ってるから来てね。来るまで待ってます。急がなくていいからね』
こんなことを書かれた手紙を受け取ったのだ。
焦る。
俺は、困った顔をしていたんだろう。
君は、どういうつもりで俺を呼び出したのか、ただ、知りたかった。
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