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4.ゲットだぜ?
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「「うひゃー落ちるー!」」
現在、お兄ちゃんと2人でダンジョン7階への直通滑り台を滑り中!
ピンクのドアを片付けて、滑り台に乗り込んだんだけど、滅茶苦茶長いのよ!まるでフリーフォール並みに急角度だしトンネルみたいに上部にラインのような光源があるんだけど、それが凄い勢いで後ろに流れていくの!
そんなこんなで、体感時間5分くらいの長いフリーフォールを経てやっとダンジョン7階の部屋前に着きました。しかし、危なかったわー滑り台の終着地点に大きくてフカフカのマットがあったから地面に激突は避けられたよ…
これって結構厚手のマットだし、ごろ寝してもいいなー!
よし貰っちゃおう!アイテムボックスに<収納>
「わっ!あ、あれ?マットが消えた?あ!もしかしてベルが収納したの?」
流石お兄ちゃん!気がついたのねー!
だからちょっと自慢してみました。
「そうよー!寝心地良いし馬車を買ったら敷くと楽かな?って思ったの!」
「確かにね!リサイクルできるベルは良い子だね!
だけど、まずいな…アイテムポーチを持ってる僕と違って何もないところから色んなものを出し入れしてたら、ベルがアイテムボックス持ちだってわかって狙われちゃうよ!せめて…ここにベルが家で使ってたポシェットとかがあれば、そこから出し入れするなりして、誤魔化せたんだけど…」
ちょっと困り顔で悩んでいるお兄ちゃん…
ん?ポシェット?持ってるよ?
確かさっき見たリストにお兄ちゃんと私の私物入ってたもの!
「ベルのポシェット持ってるよ?何だか神様が私とお兄ちゃんの私物をアイテムボックスに入れておいてくれたから!ほら!家で使ってたウサギさんのポシェット!!」
「マジかー!至れり尽くせりだな…
とりあえず、そのポシェット付けて、物を出し入れするのはそこからにしてくれるかな?そうすればアイテムボックスは隠せると思うよ。ん?でも僕の私物って何?」
「ん?お兄ちゃんのベットの下に隠してあった本!」
と言ってアイテムボックスから出して見てみると…
こ、これって…エロ本?
「わー!?ベルそれダメ!!」
お兄ちゃんが慌てて本を回収する…
でも見ちゃった…
「お兄ちゃんのスケベ!!ロリコン!!」
「グハッ…」
あ、お兄ちゃんが胸を押さえて倒れた!
まだ3冊あるんだけど?渡さない方がいいかな?
いや、身の危険を感じるから、倒れてるうちに確認しよう!
って出して見て…パラパラすると…年の差兄妹もの?
うーん、このダンジョンでお兄ちゃんを捨てた方が身のためかな?
「わー!!ベルー!マジでダメだってー!!」
あ!残りに気づいたお兄ちゃんに取られた!
でも、しっかり見ちゃったし…
そんなんで、慌てて本をアイテムポーチにしまうお兄ちゃんを、ちょっと距離を置いて見ていたら、顔を真っ赤にしてる!
「お兄ちゃんのスケベ!ロリコン!犯罪者!ベルの事そんな目で見てたのー?」
「犯罪者はないだろ~!ベルは可愛いんだから見ちゃうんだよ!だいたい、僕だって10歳なんだし3歳児に手なんか出さないよ!このエロ本は、隣の兄ちゃんに貰ったんだよ!結婚するから処分するんだって言ってさ!ヤバイかなっとは思ったけど、前世は高校生だったんだから!興味あったんだよー(ヤケクソ)」
うわーお兄ちゃん高校生だったんだ…前世は10歳くらい年下?
あー私の前世年齢はナイショにしておこうっと…
とりあえず、エロ本はお年頃って事で、弄るだけにしておこうって思っていたら、お兄ちゃんがとんでもない事を言い出した!
「それに、こっちでは兄妹婚なんて普通だし、僕とベルだって生まれた時から婚約者だよ?」
え?今、凄い事聞いた!兄妹婚ってありなの?
「兄妹婚?婚約者って何?近親婚による遺伝的疾患は?」
「あぁ、こっちじゃ遺伝的疾患はとか無いらしいよ?ほら、この間結婚した隣の家の兄ちゃんいただろう?あの兄ちゃんの所だってだって1つ上の姉ちゃんと結婚してたんだよ?特に貴族だと下手に他人と結婚したら財産問題が付きまとうから兄妹婚が多いんだって!家の財産が減らないようにってのが大事らしいよ?」
え?こっちってロリコンが標準なの?
あ、いや隣は年上だから近親婚が標準なのか!
そんな風に私が考え込んでたら、お兄ちゃんからもう一つ爆弾が投下された
「ちなみにウチの両親は従兄妹だよ?なんでも父さんが一人っ子だからお嫁さんをもらう時に、子爵家なので下手なところから嫁をもらうと財産が減るので、親戚の中から選んだって言ってた。で、選ばれたのが子沢山な叔母さんの娘で父さんより一つ下だったって、それが僕の母さん。だけど5年前の流行病で亡くなったので、父さんはひとりっ子の僕を心配してもう1人子供を作るのに母さんの末の妹(2番目の妹は従姉妹の家の跡取りと結婚してたから、年の離れた娘しかいなかった)を後妻に貰って出来たのがベルなんだよ!だから僕達は厳密に言うと異母兄妹になるの!それでなくても父さんは姉妹で母さんたちを娶ったので他の家からは干渉はなかったけれど、親戚として叔母さんの所は優遇しないとならなくて色々大変だったんだって、だからベルが生まれた時点で家を守るために僕のお嫁さんに決定したのさ!で、ベルが13歳になったら結婚って決まってたから、それまでは婚約者になってるんだよ!」
えー?それがここの一般常識なの?
生まれた時から婚約者がいました?
13歳で20歳のお兄ちゃんと結婚です?
それって…下手したら、あの時選ばなかった③の乙女ゲーム世界となんら変わらないじゃん!?
私が考え込んでいたら、お兄ちゃんが泣きそうな顔で
「えっと…凄い百面相してるけど…ベルは僕が旦那様だと嫌なの?この間までは、お兄ちゃんと結婚するーって言ってたのに…」
「え?あー嫌じゃ無いけど…よくわかんない」
「よし!じゃあこのままでいいね!結婚は10年後だから、それまでちゃんと僕が守るね!よっしゃー!!お嫁さんゲットだぜ!!」
いや…私ポ○モンじゃあ無いんだけど…
それよりも、仔オオカミさんに釘を刺しておこうっと!
「お兄ちゃん…YESロリータNOタッチで、エッチな事は結婚までダメだからね!」
「えー?20歳までお触りなしなのー!?そんなー!!…あ!いえ…えっと…善処します…」
うーん、やっぱりロリコンはダンジョンに棄てていった方がいいかなー?
現在、お兄ちゃんと2人でダンジョン7階への直通滑り台を滑り中!
ピンクのドアを片付けて、滑り台に乗り込んだんだけど、滅茶苦茶長いのよ!まるでフリーフォール並みに急角度だしトンネルみたいに上部にラインのような光源があるんだけど、それが凄い勢いで後ろに流れていくの!
そんなこんなで、体感時間5分くらいの長いフリーフォールを経てやっとダンジョン7階の部屋前に着きました。しかし、危なかったわー滑り台の終着地点に大きくてフカフカのマットがあったから地面に激突は避けられたよ…
これって結構厚手のマットだし、ごろ寝してもいいなー!
よし貰っちゃおう!アイテムボックスに<収納>
「わっ!あ、あれ?マットが消えた?あ!もしかしてベルが収納したの?」
流石お兄ちゃん!気がついたのねー!
だからちょっと自慢してみました。
「そうよー!寝心地良いし馬車を買ったら敷くと楽かな?って思ったの!」
「確かにね!リサイクルできるベルは良い子だね!
だけど、まずいな…アイテムポーチを持ってる僕と違って何もないところから色んなものを出し入れしてたら、ベルがアイテムボックス持ちだってわかって狙われちゃうよ!せめて…ここにベルが家で使ってたポシェットとかがあれば、そこから出し入れするなりして、誤魔化せたんだけど…」
ちょっと困り顔で悩んでいるお兄ちゃん…
ん?ポシェット?持ってるよ?
確かさっき見たリストにお兄ちゃんと私の私物入ってたもの!
「ベルのポシェット持ってるよ?何だか神様が私とお兄ちゃんの私物をアイテムボックスに入れておいてくれたから!ほら!家で使ってたウサギさんのポシェット!!」
「マジかー!至れり尽くせりだな…
とりあえず、そのポシェット付けて、物を出し入れするのはそこからにしてくれるかな?そうすればアイテムボックスは隠せると思うよ。ん?でも僕の私物って何?」
「ん?お兄ちゃんのベットの下に隠してあった本!」
と言ってアイテムボックスから出して見てみると…
こ、これって…エロ本?
「わー!?ベルそれダメ!!」
お兄ちゃんが慌てて本を回収する…
でも見ちゃった…
「お兄ちゃんのスケベ!!ロリコン!!」
「グハッ…」
あ、お兄ちゃんが胸を押さえて倒れた!
まだ3冊あるんだけど?渡さない方がいいかな?
いや、身の危険を感じるから、倒れてるうちに確認しよう!
って出して見て…パラパラすると…年の差兄妹もの?
うーん、このダンジョンでお兄ちゃんを捨てた方が身のためかな?
「わー!!ベルー!マジでダメだってー!!」
あ!残りに気づいたお兄ちゃんに取られた!
でも、しっかり見ちゃったし…
そんなんで、慌てて本をアイテムポーチにしまうお兄ちゃんを、ちょっと距離を置いて見ていたら、顔を真っ赤にしてる!
「お兄ちゃんのスケベ!ロリコン!犯罪者!ベルの事そんな目で見てたのー?」
「犯罪者はないだろ~!ベルは可愛いんだから見ちゃうんだよ!だいたい、僕だって10歳なんだし3歳児に手なんか出さないよ!このエロ本は、隣の兄ちゃんに貰ったんだよ!結婚するから処分するんだって言ってさ!ヤバイかなっとは思ったけど、前世は高校生だったんだから!興味あったんだよー(ヤケクソ)」
うわーお兄ちゃん高校生だったんだ…前世は10歳くらい年下?
あー私の前世年齢はナイショにしておこうっと…
とりあえず、エロ本はお年頃って事で、弄るだけにしておこうって思っていたら、お兄ちゃんがとんでもない事を言い出した!
「それに、こっちでは兄妹婚なんて普通だし、僕とベルだって生まれた時から婚約者だよ?」
え?今、凄い事聞いた!兄妹婚ってありなの?
「兄妹婚?婚約者って何?近親婚による遺伝的疾患は?」
「あぁ、こっちじゃ遺伝的疾患はとか無いらしいよ?ほら、この間結婚した隣の家の兄ちゃんいただろう?あの兄ちゃんの所だってだって1つ上の姉ちゃんと結婚してたんだよ?特に貴族だと下手に他人と結婚したら財産問題が付きまとうから兄妹婚が多いんだって!家の財産が減らないようにってのが大事らしいよ?」
え?こっちってロリコンが標準なの?
あ、いや隣は年上だから近親婚が標準なのか!
そんな風に私が考え込んでたら、お兄ちゃんからもう一つ爆弾が投下された
「ちなみにウチの両親は従兄妹だよ?なんでも父さんが一人っ子だからお嫁さんをもらう時に、子爵家なので下手なところから嫁をもらうと財産が減るので、親戚の中から選んだって言ってた。で、選ばれたのが子沢山な叔母さんの娘で父さんより一つ下だったって、それが僕の母さん。だけど5年前の流行病で亡くなったので、父さんはひとりっ子の僕を心配してもう1人子供を作るのに母さんの末の妹(2番目の妹は従姉妹の家の跡取りと結婚してたから、年の離れた娘しかいなかった)を後妻に貰って出来たのがベルなんだよ!だから僕達は厳密に言うと異母兄妹になるの!それでなくても父さんは姉妹で母さんたちを娶ったので他の家からは干渉はなかったけれど、親戚として叔母さんの所は優遇しないとならなくて色々大変だったんだって、だからベルが生まれた時点で家を守るために僕のお嫁さんに決定したのさ!で、ベルが13歳になったら結婚って決まってたから、それまでは婚約者になってるんだよ!」
えー?それがここの一般常識なの?
生まれた時から婚約者がいました?
13歳で20歳のお兄ちゃんと結婚です?
それって…下手したら、あの時選ばなかった③の乙女ゲーム世界となんら変わらないじゃん!?
私が考え込んでいたら、お兄ちゃんが泣きそうな顔で
「えっと…凄い百面相してるけど…ベルは僕が旦那様だと嫌なの?この間までは、お兄ちゃんと結婚するーって言ってたのに…」
「え?あー嫌じゃ無いけど…よくわかんない」
「よし!じゃあこのままでいいね!結婚は10年後だから、それまでちゃんと僕が守るね!よっしゃー!!お嫁さんゲットだぜ!!」
いや…私ポ○モンじゃあ無いんだけど…
それよりも、仔オオカミさんに釘を刺しておこうっと!
「お兄ちゃん…YESロリータNOタッチで、エッチな事は結婚までダメだからね!」
「えー?20歳までお触りなしなのー!?そんなー!!…あ!いえ…えっと…善処します…」
うーん、やっぱりロリコンはダンジョンに棄てていった方がいいかなー?
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