はぁ?どうしろと?

Lam

文字の大きさ
6 / 6

6.新しい朝が来た。

しおりを挟む
おはようございます。
目が覚めました。私自身は変わらないのでよく分かりませんが、外の世界では1年経っているのでしょうね。

「魔女様、おはようございます。お腹が空きました。今日の朝ごはんは何ですか?」

「…おはようさん。アンタも本当にブレないねぇ…
今日は和風定食って感じかな?内容は、焼き鮭・卵焼き・胡瓜の酢の物・ほうれん草のお浸し・ご飯・豆腐の味噌汁だよ」

「やったー!和風ご飯!」

「さぁキッチンに用意しておくから、顔を洗っておいで、今日からは勉強を始めるからね」

「はーい!」




「ごちそうさまでした。それで魔女様、今日から勉強ってどんな事をするのですか?」

「そうだね、まずは字の読み書き…まぁ頭の中にインストールされてはいるが、書いた事は無いだろう?それにこの世界にはお前のいた世界の様にえんぴつやボールペンなんて便利なものは無いからね。羽ペンと羊皮紙の使い方を練習するんだよ。午前中はそんな感じかな?午後は体力作りの為にマラソン2キロと魔力循環の練習だね。」

「羽ペンと羊皮紙…せめて万年筆が欲しいのですが…」

「万年筆ねぇ…お前が順調に魔法などを覚えて錬金術が使える様になったら是非とも作っておくれ」

「あー無いんですね。わかりました。頑張って作りますよ」

「さぁ始めるよ!まずは羽ペンでこの羊皮紙に文字を書いてごらん。インクはこれだよ。」





書きずらい…
マジで書きづらい!!
何この羽ペンって…
羽の根元を斜めに削っているだけじゃん!

「ちょっとー!魔女様?どこかに金属のペンは無いの?
万年筆は無理でも金属製のペンならありそうじゃない?大体、字を書くならスクールペンでしょ?
じゃなければGペンでもいいから金属製のペンとか、ガラスペンとか探してみてよー!」

「残念だがどちらも無いねぇー
大体金属の加工も大変なのにガラスの加工なんてしてるわけないだろう?
あんたが早く錬金術をマスターして作っておくれ」

ガックリ…
羊皮紙は、いくら鞣しているとはいえども、紙と違ってボコボコしてるから羽ペンだと引っかかって滴ったインクでシミが出来るんだよね。
ああー、ナーロッパめー!
文明の香りが感じられない!!
本の材料が羊皮紙メインって事は、製紙業も無いんだろな…和紙とは言わないけどパピルスとか藁半紙くらい出来ないかな?
錬金術をマスターするまでは、このままなのか?


とりあえず、字の練習しよう…


ご、午前中はほとんど字の練習で終わったわ… 
あんなペンで細かい字を書けなんて無理!
早く錬金術をマスターして金属のペンかガラスペンを作るしか無いわ…
この後は魔女様と魔力循環して、魔法の使い方を学ばないとね。



昼ごはんは、洋食?…オムライスを洋食って言っても良いのかわからないけど、その他はサラダにコーンスープ、そしてデザートに桃のコンポートを食べ、食休みに魔力循環を習って2時間程したら体力作りのためにマラソンで家の周囲を2キロ走って今日は終了。

魔力循環は頭の中に理屈が入っていたのとイメージがしっかりしていたので、割と早く覚えられた。この後は毎日寝る前に自分で行う事でOKらしい。
体力作りの方は、少しずつマラソンの距離を伸ばして徐々に森歩きや山登りを経験する事になりそう。
森歩きする頃までに、鑑定をモノにして薬草や有用な素材(動物や鉱物他)を把握する事が当面の目標になった。
魔法は、生活魔法をものにしてから下級魔法→中級魔法→上級魔法→特級魔法→特殊魔法とレベルアップして覚えるそうで、明日から生活魔法を練習する。
なので、私の日常の時間割は…
午前:文字の書き取りと魔法の練習
午後:体力作りのマラソン2時間(距離は徐々に伸ばす)
   鑑定練習とマナーレッスンと一般常識の勉強
寝る前:魔力循環
と、なった。

とにかく、1年ぶりなのでこの環境に身体を慣らして、今後10年いや1年寝てたから成人まで残り9年で、この世界を見て回れるように体力と実力をつけていかないとね。それに、成人して外に出たら魔女様はいないので、ピンチになっても自分の力で乗り切らないといけないし、Sランクレベルの冒険者に対抗出来ないと、身の安全が保てない…
まあ、防御魔法を覚えて、魔力マシマシで結界魔法を自分の周りに展開して使えば無敵と言えるかもしれないけど、戦えないと追い払えないし変な奴に粘着される危険は残る。それに、自由に生きるためには誰にも邪魔されないような実力がなければ、私の能力に目を付けた権力者に良いように使われそうだからね。

よし、成人までの目標は魔女様くらい突き抜けたレベルになっている事にしよう。突き抜けていたのは回復専門だったけど、昔色々やらかして周りに恐れられていた魔女様くらい突き抜けてれば何とかなるよね。
他は、鑑定と錬金術は爆上げして旅や生活が楽になる物作りをしよう。特に身の回りの物…とりあえず紙と万年筆は絶対にいる!!他はアイテムバックを作ったり、旅をするなら移動手段を手に入れないと…ずっと徒歩だと移動に時間がかかるからね。前の世界なら公共の交通機関が発達していたから移動のための電車やバスがあったし、個人なら車やバイクや自転車なんかもあったけど、ここじゃあそんなのは無いから…あー魔女なら空飛ぶ箒とかに乗れば良いのかな?それとも空飛ぶ絨毯かな?
まあ夢は大きく持って色々試してみよう。







しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです

かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。 強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。 これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

悪役令嬢が処刑されたあとの世界で

重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。 魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。 案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。

学園長からのお話です

ラララキヲ
ファンタジー
 学園長の声が学園に響く。 『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』  昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。  学園長の話はまだまだ続く…… ◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない) ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇なろうにも上げています。

私ではありませんから

三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」 はじめて書いた婚約破棄もの。 カクヨムでも公開しています。

転生後はゆっくりと

衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。 日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。 そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。 でも、リリは悲観しない。 前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。 目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。 全25話(予定)

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました

ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

ありふれた聖女のざまぁ

雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。 異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが… 「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」 「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」 ※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。

処理中です...