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エングラントの槍編
塔の攻略
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一行は三階のフロアに上がってきた。
「嫌な臭いがするな。食べ物が腐ったような嫌な臭いだ」
しかしミカも追従してる兵士たちも何も臭いを感じなかった。
「まあいい。先を急ごう」
三階のフロアはやけに単調な一本道だった。とある曲がり角に差し掛かった時、シュタインは立ち止まって隊を止めた。
「シュタイン様。どうしました?」
「そこの角の向こうに何かいるぞ」
「では自分が偵察してみます」
「気を付けて」
その兵士はそっと曲がり角に近付いた。そして角から頭半分出してその先を覗いてみた。その兵士はゾッとした。
慌てて隊に戻ってきてシュタインに報告する。
「巨大な蜘蛛が廊下一杯に巣を張って待ち構えています。人間よりも大きい蜘蛛です!」
「ジャイアントスパイダーか。面倒だな」
ジャイアントスパイダーは人間よりも大きな体をしていて動きも素早い。歯に毒を持っていて噛まれると体が麻痺する。また、腹から粘着性の糸を大量に出して動きを封じようとする。
「ジャイアントスパイダーは火に弱いんだ」
「ではシュタイン様。火の魔法で……」
「魔法探究者と言えども何でもできるわけじゃ無いんだよ。僕は火の魔法は苦手でね」
「ではどうしますか?」
この兵士達に頑張ってもらえば倒せない敵ではない。しかし場合によっては何人かが麻痺状態になるだろう。リスクは避けたい。
「松明に火をつけて投げつけよう。まず奴の巣を焼く。と、同時に松明を奴自身にも投げつけて焼いてしまおう」
「そんな簡単に行くんですか?」
「魔法でサポートはするから」
投擲に自信がある兵士が三人選ばれた。シュタインが最初に飛び出して、魔法の矢でジャイアントスパイダーを撃つ。同時に松明を投げつけると言う算段だ。
シュタインと残り三人の兵士は準備して角に張り付いた。
「準備はいいかい?」
三人の兵士は松明を掲げた。
「では行くよ」
そう言うとシュタインは角から飛び出した。
「ナンガル ベルワリ トテ 射止めよ ブラン」
ジャイアントスパイダーはシュタインに気が付き腹の先をシュタインに向けた。そのタイミングで残りの三人が飛び出してきた。
シュタインの腰の辺りに不意に矢が現れてシュンと音を立ててジャイアントスパイダーに向かって飛んでいく。
三人の兵士は同時に松明を投げた。ジャイアントスパイダーは腹の先から糸を放出した。
しかしシュタインの放った矢が急所に当たり堪らず糸を放出するのを止め身をよじる。
松明がそこに投げ入れられて巣の糸が燃え、ジャイアントスパイダー自身にも火が移った。
「やった! シュタイン様の矢が急所に当たり、怯んだ隙に火が着きましたぞ」
しかしシュタインは蜘蛛の放った糸で全身をぐるぐる巻きに縛られてその場に倒れ込んだ。
「師匠!」
角から見ていたミカが叫んだ。
火のついたジャイアントスパイダーは数歩後ろに下がったが、乾いた体にまわる火の方が早かった。あっという間に全身燃える火の海と化し、数秒で息絶えた。ジャイアントスパイダーは動かなくなったが、体は灰になるまで燃え続けた。
ミカは堪らずシュタインに駆け寄った。顔のあたりの蜘蛛の糸をかき分ける。顔が出てくるとシュタインは言った。
「やあ、ミカ」
ミカと数人の兵士らがシュタインの体に絡まった蜘蛛の糸を払いのけた。
「いやあ、面目ない」
「無事ですか! 師匠?」
「ああ。大丈夫だよ」
シュタインは服に着いた汚れを払いながら立ち上がった。
「あ、そうそう。さっきの魔法の矢だけどね。あれは必ず急所にあたる魔法なんだよ」
「そうなんですか!」
兵士達は改めて魔法の凄さを実感した。
*
四階にも行く手をはばむ生物がいた。シュタイン達がフロアに入るなり遠くの方から犬の鳴く声が聞こえてきて、それがどんどん近付いてきた。
「どうやら狼達が放たれているようだね」
シュタインは落ち着いていた。狼の群れなら兵士達に任せておけば大丈夫だろうと思ったからだ。
廊下はそれ程広くない。二人並んで戦うのが精一杯だった。しかしそれは狼も一緒。同時に襲いかかれるのはせいぜい三匹だろう。
狼の鳴き声はどんどん近付いてくる。
「いいかい。落ち着いて戦うんだ。疲れたりダメだと思ったらすぐに後衛と交代するんだよ」
先頭に立つ二人の兵士にそう言った時、奥の角を曲がって狼達が襲いかかってきた。
兵士達は良く動いた。一撃一撃が重く、狼を次から次へと退治していった。
最後の狼を退治した後シュタインは言った。
「うーん。どうも腑に落ちないなあ」
先頭の兵士達は疲れて床に座り込んだ。
「何がですか?」
「三階も四階も、行く手を遮るって程の仕掛けがしてないんだよ。蜘蛛も狼も、言ってしまえばその辺にいる野生生物だ」
魔法探究者の中には研究を邪魔される事を嫌い、高い塔の上で研究したり深い迷宮の奥で研究したりする者もいる。しかも、その塔や迷宮の中に邪魔されないように様々な行く手を遮る仕掛けをしておくものなのだ。
生物を放つ事もあるが、そんな時はより強力な生物、例えば魔法で生み出された物などを放つ事がほとんどだ。現に庭には魔法によるヴァッサーシュパイヤーが設置されていた。
「バオホは本気で侵入者を阻もうとしてるのかな?」
「まさか、逆に我々を引き入れて一気に叩こうと言う事ですか?」
「うーん。それもバオホらしくないけど、そう考えるのが自然だよね」
シュタインは少し考えてみた。バオホはどちらかと言うと完璧主義。塔に侵入者が来れば全力で排除しようとするタイプだ。
或いは罠。バオホは封入魔法に明るい探究者だ。魔法による罠をどこかに仕掛けていてもおかしくない。
「と言う事は暫くは強力な敵は出てこない、と言うことかな? ミカ?」
ミカは急に言われても分からないと思った。
「分かりませんよ!」
しかし、シュタインのその読みは当たるのだった。
*
五階と六階には行く手を遮る生物はいなかった。代わりに魔法によるダメージを与える罠が仕掛けられていた。二人の兵士がその罠にかかり軽傷を負った。
その二人は動けない程ではないが戦闘に参加するのは無理そうだ。取り敢えずその二人を隊の中心に入れた。
フロアの片隅にある上階へ昇る階段を上っていった。
階段は七階の丁度丁字路の所に出た。道が三方向に伸びている。しかし全ての道は直ぐに枝分かれしていた。奥にドアのようなものも見えた。
「みんなここで待っててくれ」
そう言うとシュタインは各方向の道に数歩歩いてその先を確かめて回った。道は枝分かれを繰り返していて複雑な迷路になっている。
シュタインは隊に戻って言った。
「このフロアはどうやら迷路になっているようだ。ここからはしっかりマッピングしよう」
シュタインは迷路の地図をマッピングする役、マッパーをミカに任せた。
「いいかい。自然の洞窟などと違って人工的に作られた迷路は大抵縦横が規則正しく作られているものなんだ。特にここは塔の中。迷路を作る時は規則正しく作られていると思う」
自然にできた洞窟などは自由な曲線的な作りをしているが、塔の中などに人工的に作られる迷路は設計を単純化するために、例えば曲がり角は必ず九十度だったり規則正しく配置されている。
「ミカ。焦らなくていいから正確にマッピングしてくれればいいよ」
迷路を攻略する際の一つの手法として、一つの壁に手を付いて、その壁をずっと辿ると言う方法がある。
「今回はこの右側が塔の外壁のようなので、外壁側に手を付いて探索してみよう。しかしこの方法には弱点がある。それを加味しながら進むよ」
一行はゆっくりと進んだ。五メートル進むたびにミカがマッピングしやすいように立ち止まった。
壁に手を付いて探索する方法の場合、全ての道を通るわけではない。迷路の作り方によっては通らない道も出てくる。もしそこにゴール(この場合上への階段)があればアウトだ。
数十分後、正面に上の階へ昇る螺旋階段が見えてきた。
「シュタイン様。階段です」
「のようだね。ミカ。階段の位置を記しておいてくれ」
「はい。でももうマップは必要ないのでは?」
「ん? この階段には上らないよ。まだ迷路の全体像が見えてないからね」
「え? 昇らないんですか?」
「迷路の中にはダミーの階段や扉、宝箱なんかが置いてあるものなのさ。この階段が正解かもしれないけど全体が分かってからにしたい」
つまりその階段が本物だと思わせておいて違う方へと導いていく。迷路とはそう言うものだ。
再び一行は壁に手を付いて迷路内を右へ左へ歩いて行った。二時間程経った頃、最初の丁字路に戻ってきた。
「ここは……」
「このフロアに上がってきた時の場所だね。ミカ、マップを見せてくれ」
シュタインはミカが描いたマップを床に広げた。シュタインの読み通り、いくつかの階段があちらこちらにあった。
「見てくれ。フロアの中心部分は地図に描き切ってない。きっと部屋があるのか階段があるのか……」
手を付いて迷路を攻略する場合、今回の場合外壁に接触していない部分は調べることができない。その為マップに空白が出来てしまったのだった。
「こっちに行ってみよう」
シュタインは先頭を歩いて地図の空白地点に向かった。そして空白地点を埋めるように迷路を進んで行った。
「嫌な臭いがするな。食べ物が腐ったような嫌な臭いだ」
しかしミカも追従してる兵士たちも何も臭いを感じなかった。
「まあいい。先を急ごう」
三階のフロアはやけに単調な一本道だった。とある曲がり角に差し掛かった時、シュタインは立ち止まって隊を止めた。
「シュタイン様。どうしました?」
「そこの角の向こうに何かいるぞ」
「では自分が偵察してみます」
「気を付けて」
その兵士はそっと曲がり角に近付いた。そして角から頭半分出してその先を覗いてみた。その兵士はゾッとした。
慌てて隊に戻ってきてシュタインに報告する。
「巨大な蜘蛛が廊下一杯に巣を張って待ち構えています。人間よりも大きい蜘蛛です!」
「ジャイアントスパイダーか。面倒だな」
ジャイアントスパイダーは人間よりも大きな体をしていて動きも素早い。歯に毒を持っていて噛まれると体が麻痺する。また、腹から粘着性の糸を大量に出して動きを封じようとする。
「ジャイアントスパイダーは火に弱いんだ」
「ではシュタイン様。火の魔法で……」
「魔法探究者と言えども何でもできるわけじゃ無いんだよ。僕は火の魔法は苦手でね」
「ではどうしますか?」
この兵士達に頑張ってもらえば倒せない敵ではない。しかし場合によっては何人かが麻痺状態になるだろう。リスクは避けたい。
「松明に火をつけて投げつけよう。まず奴の巣を焼く。と、同時に松明を奴自身にも投げつけて焼いてしまおう」
「そんな簡単に行くんですか?」
「魔法でサポートはするから」
投擲に自信がある兵士が三人選ばれた。シュタインが最初に飛び出して、魔法の矢でジャイアントスパイダーを撃つ。同時に松明を投げつけると言う算段だ。
シュタインと残り三人の兵士は準備して角に張り付いた。
「準備はいいかい?」
三人の兵士は松明を掲げた。
「では行くよ」
そう言うとシュタインは角から飛び出した。
「ナンガル ベルワリ トテ 射止めよ ブラン」
ジャイアントスパイダーはシュタインに気が付き腹の先をシュタインに向けた。そのタイミングで残りの三人が飛び出してきた。
シュタインの腰の辺りに不意に矢が現れてシュンと音を立ててジャイアントスパイダーに向かって飛んでいく。
三人の兵士は同時に松明を投げた。ジャイアントスパイダーは腹の先から糸を放出した。
しかしシュタインの放った矢が急所に当たり堪らず糸を放出するのを止め身をよじる。
松明がそこに投げ入れられて巣の糸が燃え、ジャイアントスパイダー自身にも火が移った。
「やった! シュタイン様の矢が急所に当たり、怯んだ隙に火が着きましたぞ」
しかしシュタインは蜘蛛の放った糸で全身をぐるぐる巻きに縛られてその場に倒れ込んだ。
「師匠!」
角から見ていたミカが叫んだ。
火のついたジャイアントスパイダーは数歩後ろに下がったが、乾いた体にまわる火の方が早かった。あっという間に全身燃える火の海と化し、数秒で息絶えた。ジャイアントスパイダーは動かなくなったが、体は灰になるまで燃え続けた。
ミカは堪らずシュタインに駆け寄った。顔のあたりの蜘蛛の糸をかき分ける。顔が出てくるとシュタインは言った。
「やあ、ミカ」
ミカと数人の兵士らがシュタインの体に絡まった蜘蛛の糸を払いのけた。
「いやあ、面目ない」
「無事ですか! 師匠?」
「ああ。大丈夫だよ」
シュタインは服に着いた汚れを払いながら立ち上がった。
「あ、そうそう。さっきの魔法の矢だけどね。あれは必ず急所にあたる魔法なんだよ」
「そうなんですか!」
兵士達は改めて魔法の凄さを実感した。
*
四階にも行く手をはばむ生物がいた。シュタイン達がフロアに入るなり遠くの方から犬の鳴く声が聞こえてきて、それがどんどん近付いてきた。
「どうやら狼達が放たれているようだね」
シュタインは落ち着いていた。狼の群れなら兵士達に任せておけば大丈夫だろうと思ったからだ。
廊下はそれ程広くない。二人並んで戦うのが精一杯だった。しかしそれは狼も一緒。同時に襲いかかれるのはせいぜい三匹だろう。
狼の鳴き声はどんどん近付いてくる。
「いいかい。落ち着いて戦うんだ。疲れたりダメだと思ったらすぐに後衛と交代するんだよ」
先頭に立つ二人の兵士にそう言った時、奥の角を曲がって狼達が襲いかかってきた。
兵士達は良く動いた。一撃一撃が重く、狼を次から次へと退治していった。
最後の狼を退治した後シュタインは言った。
「うーん。どうも腑に落ちないなあ」
先頭の兵士達は疲れて床に座り込んだ。
「何がですか?」
「三階も四階も、行く手を遮るって程の仕掛けがしてないんだよ。蜘蛛も狼も、言ってしまえばその辺にいる野生生物だ」
魔法探究者の中には研究を邪魔される事を嫌い、高い塔の上で研究したり深い迷宮の奥で研究したりする者もいる。しかも、その塔や迷宮の中に邪魔されないように様々な行く手を遮る仕掛けをしておくものなのだ。
生物を放つ事もあるが、そんな時はより強力な生物、例えば魔法で生み出された物などを放つ事がほとんどだ。現に庭には魔法によるヴァッサーシュパイヤーが設置されていた。
「バオホは本気で侵入者を阻もうとしてるのかな?」
「まさか、逆に我々を引き入れて一気に叩こうと言う事ですか?」
「うーん。それもバオホらしくないけど、そう考えるのが自然だよね」
シュタインは少し考えてみた。バオホはどちらかと言うと完璧主義。塔に侵入者が来れば全力で排除しようとするタイプだ。
或いは罠。バオホは封入魔法に明るい探究者だ。魔法による罠をどこかに仕掛けていてもおかしくない。
「と言う事は暫くは強力な敵は出てこない、と言うことかな? ミカ?」
ミカは急に言われても分からないと思った。
「分かりませんよ!」
しかし、シュタインのその読みは当たるのだった。
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五階と六階には行く手を遮る生物はいなかった。代わりに魔法によるダメージを与える罠が仕掛けられていた。二人の兵士がその罠にかかり軽傷を負った。
その二人は動けない程ではないが戦闘に参加するのは無理そうだ。取り敢えずその二人を隊の中心に入れた。
フロアの片隅にある上階へ昇る階段を上っていった。
階段は七階の丁度丁字路の所に出た。道が三方向に伸びている。しかし全ての道は直ぐに枝分かれしていた。奥にドアのようなものも見えた。
「みんなここで待っててくれ」
そう言うとシュタインは各方向の道に数歩歩いてその先を確かめて回った。道は枝分かれを繰り返していて複雑な迷路になっている。
シュタインは隊に戻って言った。
「このフロアはどうやら迷路になっているようだ。ここからはしっかりマッピングしよう」
シュタインは迷路の地図をマッピングする役、マッパーをミカに任せた。
「いいかい。自然の洞窟などと違って人工的に作られた迷路は大抵縦横が規則正しく作られているものなんだ。特にここは塔の中。迷路を作る時は規則正しく作られていると思う」
自然にできた洞窟などは自由な曲線的な作りをしているが、塔の中などに人工的に作られる迷路は設計を単純化するために、例えば曲がり角は必ず九十度だったり規則正しく配置されている。
「ミカ。焦らなくていいから正確にマッピングしてくれればいいよ」
迷路を攻略する際の一つの手法として、一つの壁に手を付いて、その壁をずっと辿ると言う方法がある。
「今回はこの右側が塔の外壁のようなので、外壁側に手を付いて探索してみよう。しかしこの方法には弱点がある。それを加味しながら進むよ」
一行はゆっくりと進んだ。五メートル進むたびにミカがマッピングしやすいように立ち止まった。
壁に手を付いて探索する方法の場合、全ての道を通るわけではない。迷路の作り方によっては通らない道も出てくる。もしそこにゴール(この場合上への階段)があればアウトだ。
数十分後、正面に上の階へ昇る螺旋階段が見えてきた。
「シュタイン様。階段です」
「のようだね。ミカ。階段の位置を記しておいてくれ」
「はい。でももうマップは必要ないのでは?」
「ん? この階段には上らないよ。まだ迷路の全体像が見えてないからね」
「え? 昇らないんですか?」
「迷路の中にはダミーの階段や扉、宝箱なんかが置いてあるものなのさ。この階段が正解かもしれないけど全体が分かってからにしたい」
つまりその階段が本物だと思わせておいて違う方へと導いていく。迷路とはそう言うものだ。
再び一行は壁に手を付いて迷路内を右へ左へ歩いて行った。二時間程経った頃、最初の丁字路に戻ってきた。
「ここは……」
「このフロアに上がってきた時の場所だね。ミカ、マップを見せてくれ」
シュタインはミカが描いたマップを床に広げた。シュタインの読み通り、いくつかの階段があちらこちらにあった。
「見てくれ。フロアの中心部分は地図に描き切ってない。きっと部屋があるのか階段があるのか……」
手を付いて迷路を攻略する場合、今回の場合外壁に接触していない部分は調べることができない。その為マップに空白が出来てしまったのだった。
「こっちに行ってみよう」
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