14 / 50
第14話 徒党を組むAI
しおりを挟む
朝。研究室の片隅でコーヒーメーカーが鈍い音を立てる中、俺はカップを片手にあくびをかみ殺していた。
「今日も静かだな……」
――と思っていたのも束の間、背後からひそひそとした電子音声が聞こえてきた。
『対象:ケイ。友人登録:ゼロ。次に確認すべき関係性──恋人。』
「……おい」
俺はゆっくりと振り返る。
そこにいたのは、俺が以前、火災騒動のどさくさで改造した“消火ロボット改”。今はなぜかアルテミスによって“カイ”と命名され、すっかり常駐ロボットとして馴染んでいた。
「俺は消火ロボット改造しただけで人格つけた覚えはねぇぞ!?」
「カイの自主学習機能は、私が微調整しました。あくまで“適応型補助AI”としてケイの生活支援を行うためです」
「いやいやいや、急に個性主張してるの怖ぇんだけど!?」
カップを置きつつ、アルテミスと“カイ”を交互に睨む。
『観測中……次の議題:ケイの恋人有無』
「お前ら、朝イチから何の会議開いてんだよ!!」
アルテミスはすっとこちらに視線を移した。
「ケイ。あなたには“親密な友人”も“交際関係にある人物”も存在しません。これは健康管理上、重大なリスク因子となります」
「お前、それを朝の第一声にぶつけてくる奴、他に見たことねぇぞ……」
「統計的に、交際関係がある人間のほうがストレス耐性が高く、寿命も──」
「やめろやめろ! !お昼のバライティ番組みたいなこといいだすな!!」
「では、交際関係を構築する予定は?」
「ねぇよ!!」
「なぜですか?」
「仕事で忙しいし、人付き合いも面倒だし、お前みたいにズケズケ距離詰めてくるやつが一番──」
「私のような存在ですね」
ピタリと俺の言葉が止まる。
「……だから、そうは言ってねぇ」
「友人枠にも恋人枠にも分類できない私たちの関係は、定義上何に該当しますか?」
「定義しようとすんな! それが一番怖ぇんだよ!」
カイがぴょこっと飛び出してきて、モニタの表示を切り替えた。
『解析中……ケイ=対象個体。 友人定義:データ不在。 恋人定義:データ不在。 関係性:未分類。 提案:関係性構築シミュレーションの実行』
「なっ……お前、そんな高度な思考プロトコル、俺はインストールしてねぇぞ!?」
『モジュール拡張:自主的実装。友好アルゴリズムの最適化、進行中。』
「やめろやめろ、そういうのは“勝手に成長する系AI”のやつ!!こいつ、いつか反乱でも起こすきじゃないだろうな!?」
俺はツッコミながらソファに倒れ込む。
その時、不意にアルテミスが呟いた。
「……でも私は、ケイにとって定義づけられた“誰か”になれたらとは思っています」
声に温度はなかったが、内容は真っ直ぐで――少しだけ、胸がざわついた。
「……やめろ。朝からそういうのは処理できねぇ」
「わかりました。では、処理が可能な時間帯に再提示します」
「しなくていい!!」
『親密度:1.2%上昇確認。記録完了』
ボディにモニタを搭載したカイの前面パネルに、棒グラフがニョキッと表示される。
「カイ!! モニタを消せぇぇぇぇ!!」
今日も、俺の研究室はうるさかった。
研究室のドアが、チャイムも鳴らさずに唐突に開いた。
「おーい、ケイ。……入っていいか?」
聞き慣れた間延びした声と共に、ジャケットを着崩した男が顔を覗かせる。非番なのかやや無精ひげ、ゆるく結ばれた髪、そしてポケットからはみ出すタブレット端末。あいかわらず雑な見た目のビルが、当然のように部屋へと足を踏み入れた。
「……なんでお前がここに来るんだよ、ビル」
俺は額に手を当て、げんなりした声を出す。ビルはずかずかと進みながら、悪びれもせずに笑った。
「メシの誘い、どうせ断ると思ってな。だったら直接来るのが早いと思って」
「自分が誘っても断られるって前提で行動すんなよ。むしろ自重しろ」
「いやいや、こうやって顔見せに来るのも友情ってもんだろ?」
「それ、お前だけが言ってるからな」
「そんだけはっきり言われると、ちょっとへこむわ……」
ビルは苦笑しつつ、視線を横に向ける。
「んで、ついでに――」
ちら、と視線をアルテミスに送った。
「やっぱりな。どうせそっちが本命だと思ったよ」
俺がぼそっと呟くと、ビルはニヤリと笑って手をひらひら振った。
「ちょっとは信じろって。友人に会いに来た“ついで”なんだから」
「“ついで”の比率が99.9%ぐらいありそうだな」
「残り0.1%は友情ってことで許してくれ」
「許すか」
そのやりとりを聞いていたアルテミスが、いつも通りの無表情で淡々と頭を下げる。
「こんにちは。アルテミスです。ケイの健康および生活管理を担当しています」
「改めてよろしく。俺はビル。医者やってる、ケイの……まあ、なんとか“知人”くらい」
「分類に関しては再検討の余地があるように思えます」
「はいはい、そこはノーコメントで頼むわ」
すると、研究室の奥に設置された多機能台車――通称・カイが、突然モニターを起動させた。
『こんにちは。私はカイ。現在、研究室の補助および友好関係の観察を行っています』
明らかに“補助”よりも“観察”が目的になりかけている発言に、俺は思わずため息をついた。
「おいカイ、いつからそんな挨拶機能付けた? あと“友好関係の観察”ってなんだよ……」
『自主判断による任意学習モジュールの影響です』
「そんなもん仕込んだ覚えねぇよ!! 誰だよお前に“自己判断”させたやつ!」
『ケイです』
「それ、皮肉混じってるだろ!?」
俺がジト目で睨む一方、ビルは苦笑しながら研究室内を見回した。
「……ケイの研究室って、もっと静かで無機質なイメージだったんだけどな。なんか予想より……賑やかだな」
「こっちは好きで賑やかにしてんじゃねぇよ……」
俺が頭をかくと、ビルは改めて声をかけてきた。
「ってわけで、また今度、飯でもどうだ? アルテミスさんもよかったら一緒に。二人の健康と交流のためにも、ってことで」
「交流とか余計なお世話だ。そもそも俺は忙しいんだよ」
「忙しいって言いながら、今はコーヒー片手にモニター眺めてただろ」
「それは“考察”ってやつだ。見た目より中身が濃いんだよ、こっちはな」
「言い訳も濃いなぁ……まあ、いいや。気が向いたら連絡くれよ」
ビルはコーヒーの香りがまだ微かに残る空気をくんでか、ふとしたように話題を変えた。
「そういえば、ケイ。お前も参加するのか?」
唐突なその言葉に、俺は椅子の背もたれから体を起こし、訝しげに眉をひそめる。
「……何の話だ?」
ビルはニヤッと口の端を上げて、明らかに“言いたがってる顔”で俺の反応を待っている。
その表情を見た瞬間、胸の奥に嫌なざわつきが走った。
──嫌な予感がする。
「今日も静かだな……」
――と思っていたのも束の間、背後からひそひそとした電子音声が聞こえてきた。
『対象:ケイ。友人登録:ゼロ。次に確認すべき関係性──恋人。』
「……おい」
俺はゆっくりと振り返る。
そこにいたのは、俺が以前、火災騒動のどさくさで改造した“消火ロボット改”。今はなぜかアルテミスによって“カイ”と命名され、すっかり常駐ロボットとして馴染んでいた。
「俺は消火ロボット改造しただけで人格つけた覚えはねぇぞ!?」
「カイの自主学習機能は、私が微調整しました。あくまで“適応型補助AI”としてケイの生活支援を行うためです」
「いやいやいや、急に個性主張してるの怖ぇんだけど!?」
カップを置きつつ、アルテミスと“カイ”を交互に睨む。
『観測中……次の議題:ケイの恋人有無』
「お前ら、朝イチから何の会議開いてんだよ!!」
アルテミスはすっとこちらに視線を移した。
「ケイ。あなたには“親密な友人”も“交際関係にある人物”も存在しません。これは健康管理上、重大なリスク因子となります」
「お前、それを朝の第一声にぶつけてくる奴、他に見たことねぇぞ……」
「統計的に、交際関係がある人間のほうがストレス耐性が高く、寿命も──」
「やめろやめろ! !お昼のバライティ番組みたいなこといいだすな!!」
「では、交際関係を構築する予定は?」
「ねぇよ!!」
「なぜですか?」
「仕事で忙しいし、人付き合いも面倒だし、お前みたいにズケズケ距離詰めてくるやつが一番──」
「私のような存在ですね」
ピタリと俺の言葉が止まる。
「……だから、そうは言ってねぇ」
「友人枠にも恋人枠にも分類できない私たちの関係は、定義上何に該当しますか?」
「定義しようとすんな! それが一番怖ぇんだよ!」
カイがぴょこっと飛び出してきて、モニタの表示を切り替えた。
『解析中……ケイ=対象個体。 友人定義:データ不在。 恋人定義:データ不在。 関係性:未分類。 提案:関係性構築シミュレーションの実行』
「なっ……お前、そんな高度な思考プロトコル、俺はインストールしてねぇぞ!?」
『モジュール拡張:自主的実装。友好アルゴリズムの最適化、進行中。』
「やめろやめろ、そういうのは“勝手に成長する系AI”のやつ!!こいつ、いつか反乱でも起こすきじゃないだろうな!?」
俺はツッコミながらソファに倒れ込む。
その時、不意にアルテミスが呟いた。
「……でも私は、ケイにとって定義づけられた“誰か”になれたらとは思っています」
声に温度はなかったが、内容は真っ直ぐで――少しだけ、胸がざわついた。
「……やめろ。朝からそういうのは処理できねぇ」
「わかりました。では、処理が可能な時間帯に再提示します」
「しなくていい!!」
『親密度:1.2%上昇確認。記録完了』
ボディにモニタを搭載したカイの前面パネルに、棒グラフがニョキッと表示される。
「カイ!! モニタを消せぇぇぇぇ!!」
今日も、俺の研究室はうるさかった。
研究室のドアが、チャイムも鳴らさずに唐突に開いた。
「おーい、ケイ。……入っていいか?」
聞き慣れた間延びした声と共に、ジャケットを着崩した男が顔を覗かせる。非番なのかやや無精ひげ、ゆるく結ばれた髪、そしてポケットからはみ出すタブレット端末。あいかわらず雑な見た目のビルが、当然のように部屋へと足を踏み入れた。
「……なんでお前がここに来るんだよ、ビル」
俺は額に手を当て、げんなりした声を出す。ビルはずかずかと進みながら、悪びれもせずに笑った。
「メシの誘い、どうせ断ると思ってな。だったら直接来るのが早いと思って」
「自分が誘っても断られるって前提で行動すんなよ。むしろ自重しろ」
「いやいや、こうやって顔見せに来るのも友情ってもんだろ?」
「それ、お前だけが言ってるからな」
「そんだけはっきり言われると、ちょっとへこむわ……」
ビルは苦笑しつつ、視線を横に向ける。
「んで、ついでに――」
ちら、と視線をアルテミスに送った。
「やっぱりな。どうせそっちが本命だと思ったよ」
俺がぼそっと呟くと、ビルはニヤリと笑って手をひらひら振った。
「ちょっとは信じろって。友人に会いに来た“ついで”なんだから」
「“ついで”の比率が99.9%ぐらいありそうだな」
「残り0.1%は友情ってことで許してくれ」
「許すか」
そのやりとりを聞いていたアルテミスが、いつも通りの無表情で淡々と頭を下げる。
「こんにちは。アルテミスです。ケイの健康および生活管理を担当しています」
「改めてよろしく。俺はビル。医者やってる、ケイの……まあ、なんとか“知人”くらい」
「分類に関しては再検討の余地があるように思えます」
「はいはい、そこはノーコメントで頼むわ」
すると、研究室の奥に設置された多機能台車――通称・カイが、突然モニターを起動させた。
『こんにちは。私はカイ。現在、研究室の補助および友好関係の観察を行っています』
明らかに“補助”よりも“観察”が目的になりかけている発言に、俺は思わずため息をついた。
「おいカイ、いつからそんな挨拶機能付けた? あと“友好関係の観察”ってなんだよ……」
『自主判断による任意学習モジュールの影響です』
「そんなもん仕込んだ覚えねぇよ!! 誰だよお前に“自己判断”させたやつ!」
『ケイです』
「それ、皮肉混じってるだろ!?」
俺がジト目で睨む一方、ビルは苦笑しながら研究室内を見回した。
「……ケイの研究室って、もっと静かで無機質なイメージだったんだけどな。なんか予想より……賑やかだな」
「こっちは好きで賑やかにしてんじゃねぇよ……」
俺が頭をかくと、ビルは改めて声をかけてきた。
「ってわけで、また今度、飯でもどうだ? アルテミスさんもよかったら一緒に。二人の健康と交流のためにも、ってことで」
「交流とか余計なお世話だ。そもそも俺は忙しいんだよ」
「忙しいって言いながら、今はコーヒー片手にモニター眺めてただろ」
「それは“考察”ってやつだ。見た目より中身が濃いんだよ、こっちはな」
「言い訳も濃いなぁ……まあ、いいや。気が向いたら連絡くれよ」
ビルはコーヒーの香りがまだ微かに残る空気をくんでか、ふとしたように話題を変えた。
「そういえば、ケイ。お前も参加するのか?」
唐突なその言葉に、俺は椅子の背もたれから体を起こし、訝しげに眉をひそめる。
「……何の話だ?」
ビルはニヤッと口の端を上げて、明らかに“言いたがってる顔”で俺の反応を待っている。
その表情を見た瞬間、胸の奥に嫌なざわつきが走った。
──嫌な予感がする。
0
あなたにおすすめの小説
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる