162 / 315
第162話 マリアンジェラ・エルヴィン公爵令嬢の取り計らい
しおりを挟む
恐る恐る横に立つ女性を盗み見ると、その方は見たことがある人物だった。
以前、学校でカトリーヌ嬢ご一行様がぶつかった相手、散乱した教科書を拾うのを手伝った方だ。
そうか。リボンの色から上級生と分かってカトリーヌ嬢が逃げ去ったのだと思っていたけれど、彼女は相手が公爵令嬢だと分かったから逃げたのか。
今になってあの時の事情を知る。
「マリアンジェラ様。あなたには全く関係のないお話でしょう。ここに出てこないでいただけるかしら」
クラウディア嬢は公爵令嬢の登場に最初こそ怯んだけれど、すぐにきつく目をつり上げた。
美人のつり目は迫力があってなかなか怖い。
「おっしゃる通りかもしれません。しかしここは王宮です。王族の方々がわたくしたち貴族を労ってくださるために開かれ、皆が今日という晩餐会を楽しみにご訪問いらっしゃった場なのです。険悪な雰囲気はふさわしくないでしょう。どうぞお気を鎮め、この場をお収めください」
「あなた、わたくしが何をされたのかご存知なの?」
穏やかに諭すマリアンジェラ様に対して、クラウディア嬢はふてぶてしく腕を組むと首を傾けた。
「ええ。こちらの彼女とぶつかった拍子にジュースがかかってしまったのでしょう。ですが見たところ、さほど目立ってはいらっしゃらないではありませんか。あなた様のご身分ほどであるのならば、ごくごく些細な事のはずです。このような大きな問題になさることではありません」
「あなたはわたくしのように、大事なドレスを汚された立場にないからそのような事を言えるのよ」
「……そうですか。分かりました」
マリアンジェラ様は辺りを見回し、ジュースが入ったグラスを手に取ったかと思うと、グラスを傾けて自分の左肩へとそれをかけた。
「――っ!?」
思いも寄らないマリアンジェラ様の行動に辺りは騒然とする。
クラウディア嬢は目を見開き、私自身も驚きで言葉を失ってしまった。一方で、マリアンジェラ様は落ち着いた様子でグラスをテーブルに置いた。
「これでクラウディア様と同じ立場となりました。わたくしのドレスに免じて、この場をお収めいただけないでしょうか」
「――くっ」
クラウディア嬢は悔しそうに喉から声を出す。
「……分かったわ。いいでしょう。この場は引きましょう。それにいつまでもこの場でぐずぐずしていたら、ドレスの染みが抜けなくなってしまうもの。ではね」
そう言って身を翻そうとした時。
「お待ちください、クラウディア様。どうぞこれを。お返しいただかなくて結構ですので」
マリアンジェラ様がハンカチを差し出すと、クラウディア嬢は半分奪い取るような形で受け取ってそのまま去って行った。
途端に今まで張り詰めていたこの場の空気が緩み、誰ともなく、ほっと息を漏らす。そして傍観者と化していた人々は気を取り直すかのようにそれぞれの行動に戻った。
マリアンジェラ様はもう一枚持っていたらしいハンカチを取り出すと、濡れたドレスを拭き始める。
「マ、マリアンジェラ様! ほ、本当にありがとうございました」
「いいえ」
私はまずはお礼を述べると、失礼いたしますと自分のハンカチでマリアンジェラ様をお手伝いする。茫然としていたマリエル嬢も慌てて私に倣ってハンカチを手に取った。
「ありがとうございます。ハンカチを汚してしまってごめんなさい」
「い、いえ! そんなハンカチぐらい! こちらこそ助けていただき、本当にありがとうございます。こんな素敵なドレスを犠牲にまでしていただいて」
マリアンジェラ様のドレスは淡い淡い水色のドレスだ。果実のオレンジ色で一部が染まっている状態にある。
「い、色は落ちるでしょうか」
おろおろとしながらマリエル嬢は問いかける。
「そうね。もし落ちなければ、右の肩にも同じようにジュースをかけて柄にするから大丈夫よ」
マリアンジェラ様は冗談っぽく、ふふっと笑った。
……え。ここ、笑っていい所でしょうか。
とても笑える状況にない私たちは、ぎこちない笑みを返した。
ジュースの濡れを一通り拭くと、私とマリエル嬢は手を止めてあらためてマリアンジェラ様に向き合い、深々と礼を取る。
「本当に本当にご迷惑をおかけいたしました。ありがとうございました」
「助けてくださって、誠にありがとうございました」
「いいえ。どういたしまして。こちらこそ拭いていただいてありがとう。お二人とも顔を上げて」
マリアンジェラ様が優しくそうおっしゃったので、私たちはゆっくりと顔を上げた。
以前、学校でカトリーヌ嬢ご一行様がぶつかった相手、散乱した教科書を拾うのを手伝った方だ。
そうか。リボンの色から上級生と分かってカトリーヌ嬢が逃げ去ったのだと思っていたけれど、彼女は相手が公爵令嬢だと分かったから逃げたのか。
今になってあの時の事情を知る。
「マリアンジェラ様。あなたには全く関係のないお話でしょう。ここに出てこないでいただけるかしら」
クラウディア嬢は公爵令嬢の登場に最初こそ怯んだけれど、すぐにきつく目をつり上げた。
美人のつり目は迫力があってなかなか怖い。
「おっしゃる通りかもしれません。しかしここは王宮です。王族の方々がわたくしたち貴族を労ってくださるために開かれ、皆が今日という晩餐会を楽しみにご訪問いらっしゃった場なのです。険悪な雰囲気はふさわしくないでしょう。どうぞお気を鎮め、この場をお収めください」
「あなた、わたくしが何をされたのかご存知なの?」
穏やかに諭すマリアンジェラ様に対して、クラウディア嬢はふてぶてしく腕を組むと首を傾けた。
「ええ。こちらの彼女とぶつかった拍子にジュースがかかってしまったのでしょう。ですが見たところ、さほど目立ってはいらっしゃらないではありませんか。あなた様のご身分ほどであるのならば、ごくごく些細な事のはずです。このような大きな問題になさることではありません」
「あなたはわたくしのように、大事なドレスを汚された立場にないからそのような事を言えるのよ」
「……そうですか。分かりました」
マリアンジェラ様は辺りを見回し、ジュースが入ったグラスを手に取ったかと思うと、グラスを傾けて自分の左肩へとそれをかけた。
「――っ!?」
思いも寄らないマリアンジェラ様の行動に辺りは騒然とする。
クラウディア嬢は目を見開き、私自身も驚きで言葉を失ってしまった。一方で、マリアンジェラ様は落ち着いた様子でグラスをテーブルに置いた。
「これでクラウディア様と同じ立場となりました。わたくしのドレスに免じて、この場をお収めいただけないでしょうか」
「――くっ」
クラウディア嬢は悔しそうに喉から声を出す。
「……分かったわ。いいでしょう。この場は引きましょう。それにいつまでもこの場でぐずぐずしていたら、ドレスの染みが抜けなくなってしまうもの。ではね」
そう言って身を翻そうとした時。
「お待ちください、クラウディア様。どうぞこれを。お返しいただかなくて結構ですので」
マリアンジェラ様がハンカチを差し出すと、クラウディア嬢は半分奪い取るような形で受け取ってそのまま去って行った。
途端に今まで張り詰めていたこの場の空気が緩み、誰ともなく、ほっと息を漏らす。そして傍観者と化していた人々は気を取り直すかのようにそれぞれの行動に戻った。
マリアンジェラ様はもう一枚持っていたらしいハンカチを取り出すと、濡れたドレスを拭き始める。
「マ、マリアンジェラ様! ほ、本当にありがとうございました」
「いいえ」
私はまずはお礼を述べると、失礼いたしますと自分のハンカチでマリアンジェラ様をお手伝いする。茫然としていたマリエル嬢も慌てて私に倣ってハンカチを手に取った。
「ありがとうございます。ハンカチを汚してしまってごめんなさい」
「い、いえ! そんなハンカチぐらい! こちらこそ助けていただき、本当にありがとうございます。こんな素敵なドレスを犠牲にまでしていただいて」
マリアンジェラ様のドレスは淡い淡い水色のドレスだ。果実のオレンジ色で一部が染まっている状態にある。
「い、色は落ちるでしょうか」
おろおろとしながらマリエル嬢は問いかける。
「そうね。もし落ちなければ、右の肩にも同じようにジュースをかけて柄にするから大丈夫よ」
マリアンジェラ様は冗談っぽく、ふふっと笑った。
……え。ここ、笑っていい所でしょうか。
とても笑える状況にない私たちは、ぎこちない笑みを返した。
ジュースの濡れを一通り拭くと、私とマリエル嬢は手を止めてあらためてマリアンジェラ様に向き合い、深々と礼を取る。
「本当に本当にご迷惑をおかけいたしました。ありがとうございました」
「助けてくださって、誠にありがとうございました」
「いいえ。どういたしまして。こちらこそ拭いていただいてありがとう。お二人とも顔を上げて」
マリアンジェラ様が優しくそうおっしゃったので、私たちはゆっくりと顔を上げた。
36
あなたにおすすめの小説
悪役令息(冤罪)が婿に来た
花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー
結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!?
王女が婚約破棄した相手は公爵令息?
王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした?
あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。
その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。
彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。
そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。
彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。
その数日後王家から正式な手紙がくる。
ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」
イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。
「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」
心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ!
※ざまぁ要素はあると思います。
※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。
転生貧乏令嬢メイドは見なかった!
seo
恋愛
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。
#逆ハー風なところあり
#他サイトさまでも掲載しています(作者名2文字違いもあり)
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
身分差婚~あなたの妻になれないはずだった~
椿蛍
恋愛
「息子と別れていただけないかしら?」
私を脅して、別れを決断させた彼の両親。
彼は高級住宅地『都久山』で王子様と呼ばれる存在。
私とは住む世界が違った……
別れを命じられ、私の恋が終わった。
叶わない身分差の恋だったはずが――
※R-15くらいなので※マークはありません。
※視点切り替えあり。
※2日間は1日3回更新、3日目から1日2回更新となります。
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
アンジェリーヌは一人じゃない
れもんぴーる
恋愛
義母からひどい扱いされても我慢をしているアンジェリーヌ。
メイドにも冷遇され、昔は仲が良かった婚約者にも冷たい態度をとられ居場所も逃げ場所もなくしていた。
そんな時、アルコール入りのチョコレートを口にしたアンジェリーヌの性格が激変した。
まるで別人になったように、言いたいことを言い、これまで自分に冷たかった家族や婚約者をこぎみよく切り捨てていく。
実は、アンジェリーヌの中にずっといた魂と入れ替わったのだ。
それはアンジェリーヌと一緒に生まれたが、この世に誕生できなかったアンジェリーヌの双子の魂だった。
新生アンジェリーヌはアンジェリーヌのため自由を求め、家を出る。
アンジェリーヌは満ち足りた生活を送り、愛する人にも出会うが、この身体は自分の物ではない。出来る事なら消えてしまった可哀そうな自分の半身に幸せになってもらいたい。でもそれは自分が消え、愛する人との別れの時。
果たしてアンジェリーヌの魂は戻ってくるのか。そしてその時もう一人の魂は・・・。
*タグに「平成の歌もあります」を追加しました。思っていたより歌に注目していただいたので(*´▽`*)
(なろうさま、カクヨムさまにも投稿予定です)
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる