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冷蔵庫ダンジョン⑥
晃太とルームに入る。
瞬く間に光る閃光。
ドガガガガガガララァァァァァァンッ
「うわッ」
雷だ、近くに雷が落ちた音だ。
ルージュの魔法のおかげで、かなり音量が少なくなっているだろうけど。
凄い音。
「きゃんきゃんっ」
「にゃあにゃあっ」
「きゃいんっきゃいんっ」
「みゃあみゃあっ」
従魔の部屋でお昼寝していたヒスイ達が一斉に起きてる。そりゃそうだ、あれだけの音だし。
柵のドア部分を開けると、飛び出して来る。
ルリとクリスは尻尾を丸めて、コハクとヒスイは背中の毛が立ってる。
わらわらと私達にすがりついてくる。
「怖かったねえ」
コハクとヒスイは私の膝、ルリとクリスは晃太の膝に乗り上げてる。よしよし。あれだけの音だもん。もふもふ。くさか。
ん? 足りない。
従魔の部屋を覗くと、元気が男の子全開で寝てる。え、起きないの?
「元気は大物やな」
晃太もぽつり。
窓から外が見える。扉からビアンカが出てきた。それから、ふう、みたいな感じで臥せる。
「ビアンカ?」
え、今までこんな事なかったのに。自分の血が引くのを感じる。
慌ててルームを開けて出る。元気以外の仔達と一緒だ。
「ビアンカ、どうしたね?」
ルリとクリスと駆け寄る。ふわっと目を開けるビアンカ。
『大丈夫なのです。あの雷女帝(エル・カテリーナ)は疲れるのです』
『魔力が枯渇寸前なだけよ』
ルージュの説明に、ほっとする。
「もう、無理せんでよ」
『ゴメンなのです』
「ちょっと、休んどき」
『ユイ、私が見てるから大丈夫よ』
「ならお願いねルージュ」
ルージュにビアンカを見てもらい、私達はドロップ品を拾う。
蛇よね。軍手装着。だから、何に使うのこの瓶に入ったグロテスクな液体。目玉入った瓶まであって、悲鳴上げながら晃太のアイテムボックスへ放り込む。
せっせと拾う。
やっとこさ終わると出た、宝箱。
ルージュに頼もう。
ボス部屋から出ると、ビアンカが起きていた。
「ビアンカ、大丈夫ね?」
『もう大丈夫なのです』
「起きたならお茶ば、晃太」
「ん」
「ルージュ、宝箱出たけん、お願いできる?」
『任せて』
ルージュに宝箱をチェックしてもらう。
『大丈夫よ』
「ありがとう」
開けるとビロードの箱が2つ。大盤振る舞いだ。
小さい方は懐中時計が大小2つ。ペアみたいだ。一番上に、小さい宝石。大きい懐中時計には青い石。小さい方には赤い石。
もうひとつの箱には、ダイヤモンドと多分エメラルドのネックレスとイヤリングだ。豪華なデザイン。
買い取りに出そう。
晃太にアイテムボックスに入れて貰うと、出てきた脱出用魔法陣。
ルームの仔達を確認し、全員で魔法陣に乗る。
『いい?』
「大丈夫よ」
『じゃあ、流すわよ』
ルージュが脱出用魔法陣に魔力を流す。スキップシステムと違い、わずかな魔力でも発動するのが、脱出用魔法陣と教えてもらった。
ふらり、と景色が変わる。
こうして初めてのダンジョンは終わった。
ダンジョンを出て、一旦パーティーハウスに戻る。
「お帰り、大丈夫ね?」
母が出てきた。厩舎でノワールがブヒヒンッ。
「大丈夫よ、ビアンカとルージュがおるけん。花ちゃん、ただいまあ」
「クンクンッ」
花がお尻を下げて、駆け寄って来る。
「花ちゃん、ただいまあ」
晃太と一緒にでれれと撫でる。お腹出してパタパタ。
あはははん、かわいかあ。父も出てきて、やっとパーティーハウスに入る。
「ビアンカ、ルージュ、ありがとうね。大丈夫ね?」
『大丈夫なのです』
『これくらい、なんともないわ』
母がすりすりするビアンカとルージュを撫でる。
「お母さん達は大丈夫やった?」
「大丈夫よ。冒険者の人達にお願いして、ノワールも散歩できたしね。どうやったね?」
「ああ、それねえ。ちょっと多量なんよ。お肉とかチーズとか出てね。お父さん、鑑定ば」
『ユイ、誰か来たわ。敵意はなし』
ルージュが注意してきた。
「誰やろ?」
「ギルドの人やない? ドロップ品やない?」
「あ、そうか、せっかくこのパーティーハウスを紹介してくれたしね。行こうか。ビアンカ、休んどき」
『大丈夫なのです』
「ちょっと出かけるね。行こう晃太」
「ん」
玄関を出ると、パーティーハウスを教えてくれた女性職員さん。驚いた表情。
「ミズサワ様、お帰りになったとお聞きして、その、お疲れの所申し訳ないのですが」
「大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
私と晃太、ビアンカとルージュと女性職員でギルドへ。
「あの、結構大量なんですが。それとお肉やチーズ、宝飾品、果物の一部は欲しいんですが」
「もちろんでございます。本来なら全てミズサワ様の物です。こちらが融通していただくのですから」
良かった。
「なら、まず、宝飾品はこれとこれを」
ルビーのピアス、アクアマリンのピアスを出す。
「はい、もちろんでございます」
それから晃太がリストを出す。
「最後の20階以外のドロップ品のリストです」
「拝見させていただきます」
リストを見て、ん、みたいな顔。
ん、みたいな顔。
ん、みたいな顔。
「あのミズサワ様、何日、ダンジョンに?」
「3日です」
ピクピクしてる女性職員さん。
「数、異常ですよ」
「ですよね」
言われると思った。
「ボス部屋がすごくて」
「ボス部屋?」
「はい、たくさんいましたよ。確か最高何匹だっけ?」
「19階の61匹」
「です」
女性職員さんが、眉間を押さえる。
「あのですね、ミズサワ様」
女性職員さんの説明してくれる。
「ボス部屋は確かに、ボス部屋と呼ばれるくらいなので、相応の数の魔物がいますが、多くても10匹いません」
「え、でも」
「もしかして、扉を従魔が開けました?」
「はい」
「そうですか。レベルの高いものが開けると数は多いことはありますが。恐らくそうなんでしょう」
女性職員さんの目が、感情こもってない。すぐにスマイル。
「話が逸れましたね。こちらはリストの中で、どれをギルドに?」
「えーとまず」
蛇だね。
全部出したい。
とても多量だからね。倉庫に向かい、晃太が出す。
肉に皮、あの謎のグロテスクな液体が入った瓶。目玉が入った瓶とか見たくない。魔石も出す。後はボス部屋以外の魔物のドロップ品だ。
解体主任さんの口が閉まらない。
「あの15階のドロップ品も出しますか?」
『ユイ、お肉は食べたいのです』
『また、焼いて』
「あ、お肉は少し欲しいです」
女性職員さんと話、バラ、サーロイン、フィレ、ハラミ、サガリを5個ずつ引き取ることに。
それから宝飾品も出す。ポーションはこちらで全て引き取った。何かあった時のためだ。
宝飾品を出そうとすると、新たな人物が。
「商人ギルドの職員です」
「初めましてミズサワ様、タージェルと申します。宝飾品の査定をさせていただきます」
「お願いします」
応接間に戻り、晃太がアイテムボックスからビロードの箱を出す。
「全て宝飾品ですか?」
「後、ナイフと懐中時計と楽器が」
テーブルに出す。実は19階の宝箱に出てきた。フルートとクラリネットだ。
「拝見させていただきます」
片目に小さな眼鏡はめて、まず、ガーネットの宝飾品を見始めた。
瞬く間に光る閃光。
ドガガガガガガララァァァァァァンッ
「うわッ」
雷だ、近くに雷が落ちた音だ。
ルージュの魔法のおかげで、かなり音量が少なくなっているだろうけど。
凄い音。
「きゃんきゃんっ」
「にゃあにゃあっ」
「きゃいんっきゃいんっ」
「みゃあみゃあっ」
従魔の部屋でお昼寝していたヒスイ達が一斉に起きてる。そりゃそうだ、あれだけの音だし。
柵のドア部分を開けると、飛び出して来る。
ルリとクリスは尻尾を丸めて、コハクとヒスイは背中の毛が立ってる。
わらわらと私達にすがりついてくる。
「怖かったねえ」
コハクとヒスイは私の膝、ルリとクリスは晃太の膝に乗り上げてる。よしよし。あれだけの音だもん。もふもふ。くさか。
ん? 足りない。
従魔の部屋を覗くと、元気が男の子全開で寝てる。え、起きないの?
「元気は大物やな」
晃太もぽつり。
窓から外が見える。扉からビアンカが出てきた。それから、ふう、みたいな感じで臥せる。
「ビアンカ?」
え、今までこんな事なかったのに。自分の血が引くのを感じる。
慌ててルームを開けて出る。元気以外の仔達と一緒だ。
「ビアンカ、どうしたね?」
ルリとクリスと駆け寄る。ふわっと目を開けるビアンカ。
『大丈夫なのです。あの雷女帝(エル・カテリーナ)は疲れるのです』
『魔力が枯渇寸前なだけよ』
ルージュの説明に、ほっとする。
「もう、無理せんでよ」
『ゴメンなのです』
「ちょっと、休んどき」
『ユイ、私が見てるから大丈夫よ』
「ならお願いねルージュ」
ルージュにビアンカを見てもらい、私達はドロップ品を拾う。
蛇よね。軍手装着。だから、何に使うのこの瓶に入ったグロテスクな液体。目玉入った瓶まであって、悲鳴上げながら晃太のアイテムボックスへ放り込む。
せっせと拾う。
やっとこさ終わると出た、宝箱。
ルージュに頼もう。
ボス部屋から出ると、ビアンカが起きていた。
「ビアンカ、大丈夫ね?」
『もう大丈夫なのです』
「起きたならお茶ば、晃太」
「ん」
「ルージュ、宝箱出たけん、お願いできる?」
『任せて』
ルージュに宝箱をチェックしてもらう。
『大丈夫よ』
「ありがとう」
開けるとビロードの箱が2つ。大盤振る舞いだ。
小さい方は懐中時計が大小2つ。ペアみたいだ。一番上に、小さい宝石。大きい懐中時計には青い石。小さい方には赤い石。
もうひとつの箱には、ダイヤモンドと多分エメラルドのネックレスとイヤリングだ。豪華なデザイン。
買い取りに出そう。
晃太にアイテムボックスに入れて貰うと、出てきた脱出用魔法陣。
ルームの仔達を確認し、全員で魔法陣に乗る。
『いい?』
「大丈夫よ」
『じゃあ、流すわよ』
ルージュが脱出用魔法陣に魔力を流す。スキップシステムと違い、わずかな魔力でも発動するのが、脱出用魔法陣と教えてもらった。
ふらり、と景色が変わる。
こうして初めてのダンジョンは終わった。
ダンジョンを出て、一旦パーティーハウスに戻る。
「お帰り、大丈夫ね?」
母が出てきた。厩舎でノワールがブヒヒンッ。
「大丈夫よ、ビアンカとルージュがおるけん。花ちゃん、ただいまあ」
「クンクンッ」
花がお尻を下げて、駆け寄って来る。
「花ちゃん、ただいまあ」
晃太と一緒にでれれと撫でる。お腹出してパタパタ。
あはははん、かわいかあ。父も出てきて、やっとパーティーハウスに入る。
「ビアンカ、ルージュ、ありがとうね。大丈夫ね?」
『大丈夫なのです』
『これくらい、なんともないわ』
母がすりすりするビアンカとルージュを撫でる。
「お母さん達は大丈夫やった?」
「大丈夫よ。冒険者の人達にお願いして、ノワールも散歩できたしね。どうやったね?」
「ああ、それねえ。ちょっと多量なんよ。お肉とかチーズとか出てね。お父さん、鑑定ば」
『ユイ、誰か来たわ。敵意はなし』
ルージュが注意してきた。
「誰やろ?」
「ギルドの人やない? ドロップ品やない?」
「あ、そうか、せっかくこのパーティーハウスを紹介してくれたしね。行こうか。ビアンカ、休んどき」
『大丈夫なのです』
「ちょっと出かけるね。行こう晃太」
「ん」
玄関を出ると、パーティーハウスを教えてくれた女性職員さん。驚いた表情。
「ミズサワ様、お帰りになったとお聞きして、その、お疲れの所申し訳ないのですが」
「大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
私と晃太、ビアンカとルージュと女性職員でギルドへ。
「あの、結構大量なんですが。それとお肉やチーズ、宝飾品、果物の一部は欲しいんですが」
「もちろんでございます。本来なら全てミズサワ様の物です。こちらが融通していただくのですから」
良かった。
「なら、まず、宝飾品はこれとこれを」
ルビーのピアス、アクアマリンのピアスを出す。
「はい、もちろんでございます」
それから晃太がリストを出す。
「最後の20階以外のドロップ品のリストです」
「拝見させていただきます」
リストを見て、ん、みたいな顔。
ん、みたいな顔。
ん、みたいな顔。
「あのミズサワ様、何日、ダンジョンに?」
「3日です」
ピクピクしてる女性職員さん。
「数、異常ですよ」
「ですよね」
言われると思った。
「ボス部屋がすごくて」
「ボス部屋?」
「はい、たくさんいましたよ。確か最高何匹だっけ?」
「19階の61匹」
「です」
女性職員さんが、眉間を押さえる。
「あのですね、ミズサワ様」
女性職員さんの説明してくれる。
「ボス部屋は確かに、ボス部屋と呼ばれるくらいなので、相応の数の魔物がいますが、多くても10匹いません」
「え、でも」
「もしかして、扉を従魔が開けました?」
「はい」
「そうですか。レベルの高いものが開けると数は多いことはありますが。恐らくそうなんでしょう」
女性職員さんの目が、感情こもってない。すぐにスマイル。
「話が逸れましたね。こちらはリストの中で、どれをギルドに?」
「えーとまず」
蛇だね。
全部出したい。
とても多量だからね。倉庫に向かい、晃太が出す。
肉に皮、あの謎のグロテスクな液体が入った瓶。目玉が入った瓶とか見たくない。魔石も出す。後はボス部屋以外の魔物のドロップ品だ。
解体主任さんの口が閉まらない。
「あの15階のドロップ品も出しますか?」
『ユイ、お肉は食べたいのです』
『また、焼いて』
「あ、お肉は少し欲しいです」
女性職員さんと話、バラ、サーロイン、フィレ、ハラミ、サガリを5個ずつ引き取ることに。
それから宝飾品も出す。ポーションはこちらで全て引き取った。何かあった時のためだ。
宝飾品を出そうとすると、新たな人物が。
「商人ギルドの職員です」
「初めましてミズサワ様、タージェルと申します。宝飾品の査定をさせていただきます」
「お願いします」
応接間に戻り、晃太がアイテムボックスからビロードの箱を出す。
「全て宝飾品ですか?」
「後、ナイフと懐中時計と楽器が」
テーブルに出す。実は19階の宝箱に出てきた。フルートとクラリネットだ。
「拝見させていただきます」
片目に小さな眼鏡はめて、まず、ガーネットの宝飾品を見始めた。
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