94 / 869
連載
新しい扉⑥
しおりを挟む
「姉ちゃん」
「なんね?」
「ドロップ品の数が、今までに増しておかしいばい」
「そうね」
ビアンカの氷属性魔法覚醒した次の日、22階に移動した。
あれからルージュも、レベル500になりたいと、鼻息荒い。まあ、いいけどさ。
新しくできたルームのサブ・ドアは、いろいろ調べた結果、ルーム以外のドアと通じることが出来、その登録はスキル保持者の私にしかできない。例えば、今借りているパーティーハウスのドアのどれかを登録すれば、離れた場所からでもルームを介して繋がっていられる。登録・解除するにはHPがそれぞれ5万必要。
ラッキー、これならダンジョンに潜っても、毎日花を撫でに帰れる、と思ったが、晃太が待ったをかけた。
「これは慎重に繋がる場所を選ばんといかんよ。質の悪い連中に知られたら、犯罪とかに使われるかもしれん」
「そ、そうやな」
サスペンスで見るアリバイってやつに利用されたら大変だ。後は密輸とか。
晃太が冷静で良かった。ルームというスキル自体、知られるとまずいけどね。
一旦帰ってどうするか、家族会議となる。
『ユイ、ボス部屋が復活したのです』
ビアンカが尻尾を振ってくる。
「はいはい、晃太、行くばい」
「ん」
只今、貝部屋の前だ。
リティアさんが、貝の粉の需要があるって言ってたしね。貝柱、美味しいし。
ビアンカが開け、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で飛び込む。ビアンカが開けたので、一歩遅れてビアンカも続く。
ちゅどん、どかん。はい、終了。
晃太にお茶を出してもらい、私はドロップ品を拾う。凄か数。
しれっと貝柱を食べているが、よか、たくさんあるしね。
最後に出てきた宝箱。
ルージュにチェックしてもらい開ける。
出てきたのは革のポーチだ。2つ。え? ポーチ? 本当に化粧ポーチサイズだけど。中を開けると、真っ暗だ。なんだか、底がない。晃太のアイテムボックスに入れると、マジックバッグと表示が出たと。あれだ、見た目の容量以上に入るバッグのことだ。どれくらいのサイズか不明だが、どうしようかと悩む。
『それがあったら便利なのです』
『そうね、狩った獲物を入れられるし、わざわざ咥えて運ばなくてもいいわね』
ビアンカとルージュが嬉しそうだが、何を入れてくるか、逆に不安だ。蛇とかね、蛇ね、蛇とかよ。
「でもさ、ほら、パーティーハウスば借りんといかんしね。点数稼ぎでギルドに回した方が………」
『なら、また出るまでボス部屋行くのです』
『そうね』
やっぱりそうなりますか。
結局、ちゅどん、どかんしたが、その日はマジックバッグは出なかった。
ぶー、となる2人を宥める。
超特大カレーライスで、ご機嫌になったけどね。
口元をぺろりして、おかわり言ってきた。
『動いたから、まだ食べたいのです』
『おかわりほしいわ』
「はいはい」
晃太と手分けしてカレーライスを盛る。
「わいのおかわりの分とっといて」
「はいはい」
明日も食べたいとリクエストあったので、私は夕食後、せっせと下拵えに入った。あ、明日神様にも作ろう。あの三柱神様が揃ってカレーライスを食べている姿を想像し、私はほこほこした気分で野菜を切った。
ルームの中庭で走り回る、かわいか5匹の仔達。
そろそろ元気のスライム部屋効果が切れそうなので、念のため中庭で過ごしている。飛び出しから、前回みたいに亀の前とかにいそうだから。
かわいかなあ、でも、最近ちょっと狭く感じる様になった中庭。ただ、元気達が大きくなっているだけだろうけど。拡張したくても、そういったオプションがないし、ルームのレベルが上がれば、出来るかも知れないけど。そうなると、私が戦闘しなくてはならなくなる。出来れば避けたい。
「にゃあ、にゃあ」
「ん? なんねヒスイ、抱っこね?」
膝に乗り上がるヒスイ。重かあ。まあ、かわいかけん、よか。しばらく膝にヒスイを抱っこしていると、おねむモードに。まあ、天候穏やかだし、このままいいかな、と思っていたらビアンカがルームから顔を出す。
『ユイ、そろそろ行くのです』
ジョイップのランチをたらふく食べて、お昼寝していたビアンカとルージュが、起きてきた。
「もうよかと?」
『大丈夫よ、さあ、行きましょう』
ヤル気満々のビアンカとルージュを連れられて、23階のボス部屋に。是非にコラーゲンたっぷりのサプリメントが欲しいしね。ぐふふ。念のため、晃太にルームに残ってもらう。
軽く運動と言って、駆けているビアンカとルージュ。あちこちでセイレーンが落ちている。軽く運動なんだけど。せっせとドロップ品を拾う。
『体が温まったのです』
『さ、行きましょう』
ストレッチしたから、ジョギングしましょうみたいな会話だよ。
ボス部屋はビアンカが開け、ルージュが火炎姫(フレアジャンヌ)でまず炎の塊をボス部屋に放つ。それから飛び込み、ビアンカが援護の為に飛び込む。はい、終了。
晃太を呼んで、ドロップ品を拾う。
「姉ちゃん、上の階にはいつ行くと?」
「そやなあ」
明日が最終日だ。
フカヒレに見向きもしないビアンカとルージュと相談し、今日に24階に上がりルームを開ける。
で、次の日、24階のシーサーペント部屋をちゅどん、どかん。せっせとドロップ品を拾う。最後に出てきた宝箱をルージュにチェックしてもらう。
『大丈夫よ』
「ありがとうルージュ、さて、開けましょう」
私が開けると、ポーションが1本のみ。せこ、と思ったが、晃太のアイテムボックスに入れると、中級エリクサーと出た。
「ファンタジーや」
「ファンタジーやな」
私と晃太は実感が湧かないけどそう言って、中級エリクサーを晃太のアイテムボックスに。これは本当の緊急時に使おう。
晃太がリストを書き上げて、最終確認。
「さあ、帰ろうかね」
出てきた脱出用魔法陣に全員で乗る。
『いい? じゃあ、流すわよ』
ルージュが魔力を流し、景色が変わる。
10日ぶりだ。
今日はゆっくりしよう。
あ、まず、ギルドかな? そうだね、リティアさん、待ってるかも。パーティーハウスの件もあるし。
なんて思っていると、リティアさんがスマイル浮かべてすっ飛んできた。何故かタージェルさんも。
「お帰りなさいませ、ミズサワ様」
「お疲れのところ申し訳ないのですが、ギルドまでご足労お願いできませんか?」
分かっていますよ、ドロップ品だよね。
断る訳には行かない、パーティーハウスの件があるからね。
私達はリティアさんとタージェルさんの誘導で、ギルドに向かった。
「なんね?」
「ドロップ品の数が、今までに増しておかしいばい」
「そうね」
ビアンカの氷属性魔法覚醒した次の日、22階に移動した。
あれからルージュも、レベル500になりたいと、鼻息荒い。まあ、いいけどさ。
新しくできたルームのサブ・ドアは、いろいろ調べた結果、ルーム以外のドアと通じることが出来、その登録はスキル保持者の私にしかできない。例えば、今借りているパーティーハウスのドアのどれかを登録すれば、離れた場所からでもルームを介して繋がっていられる。登録・解除するにはHPがそれぞれ5万必要。
ラッキー、これならダンジョンに潜っても、毎日花を撫でに帰れる、と思ったが、晃太が待ったをかけた。
「これは慎重に繋がる場所を選ばんといかんよ。質の悪い連中に知られたら、犯罪とかに使われるかもしれん」
「そ、そうやな」
サスペンスで見るアリバイってやつに利用されたら大変だ。後は密輸とか。
晃太が冷静で良かった。ルームというスキル自体、知られるとまずいけどね。
一旦帰ってどうするか、家族会議となる。
『ユイ、ボス部屋が復活したのです』
ビアンカが尻尾を振ってくる。
「はいはい、晃太、行くばい」
「ん」
只今、貝部屋の前だ。
リティアさんが、貝の粉の需要があるって言ってたしね。貝柱、美味しいし。
ビアンカが開け、ルージュが光の貴婦人(リュミライトレディ)で飛び込む。ビアンカが開けたので、一歩遅れてビアンカも続く。
ちゅどん、どかん。はい、終了。
晃太にお茶を出してもらい、私はドロップ品を拾う。凄か数。
しれっと貝柱を食べているが、よか、たくさんあるしね。
最後に出てきた宝箱。
ルージュにチェックしてもらい開ける。
出てきたのは革のポーチだ。2つ。え? ポーチ? 本当に化粧ポーチサイズだけど。中を開けると、真っ暗だ。なんだか、底がない。晃太のアイテムボックスに入れると、マジックバッグと表示が出たと。あれだ、見た目の容量以上に入るバッグのことだ。どれくらいのサイズか不明だが、どうしようかと悩む。
『それがあったら便利なのです』
『そうね、狩った獲物を入れられるし、わざわざ咥えて運ばなくてもいいわね』
ビアンカとルージュが嬉しそうだが、何を入れてくるか、逆に不安だ。蛇とかね、蛇ね、蛇とかよ。
「でもさ、ほら、パーティーハウスば借りんといかんしね。点数稼ぎでギルドに回した方が………」
『なら、また出るまでボス部屋行くのです』
『そうね』
やっぱりそうなりますか。
結局、ちゅどん、どかんしたが、その日はマジックバッグは出なかった。
ぶー、となる2人を宥める。
超特大カレーライスで、ご機嫌になったけどね。
口元をぺろりして、おかわり言ってきた。
『動いたから、まだ食べたいのです』
『おかわりほしいわ』
「はいはい」
晃太と手分けしてカレーライスを盛る。
「わいのおかわりの分とっといて」
「はいはい」
明日も食べたいとリクエストあったので、私は夕食後、せっせと下拵えに入った。あ、明日神様にも作ろう。あの三柱神様が揃ってカレーライスを食べている姿を想像し、私はほこほこした気分で野菜を切った。
ルームの中庭で走り回る、かわいか5匹の仔達。
そろそろ元気のスライム部屋効果が切れそうなので、念のため中庭で過ごしている。飛び出しから、前回みたいに亀の前とかにいそうだから。
かわいかなあ、でも、最近ちょっと狭く感じる様になった中庭。ただ、元気達が大きくなっているだけだろうけど。拡張したくても、そういったオプションがないし、ルームのレベルが上がれば、出来るかも知れないけど。そうなると、私が戦闘しなくてはならなくなる。出来れば避けたい。
「にゃあ、にゃあ」
「ん? なんねヒスイ、抱っこね?」
膝に乗り上がるヒスイ。重かあ。まあ、かわいかけん、よか。しばらく膝にヒスイを抱っこしていると、おねむモードに。まあ、天候穏やかだし、このままいいかな、と思っていたらビアンカがルームから顔を出す。
『ユイ、そろそろ行くのです』
ジョイップのランチをたらふく食べて、お昼寝していたビアンカとルージュが、起きてきた。
「もうよかと?」
『大丈夫よ、さあ、行きましょう』
ヤル気満々のビアンカとルージュを連れられて、23階のボス部屋に。是非にコラーゲンたっぷりのサプリメントが欲しいしね。ぐふふ。念のため、晃太にルームに残ってもらう。
軽く運動と言って、駆けているビアンカとルージュ。あちこちでセイレーンが落ちている。軽く運動なんだけど。せっせとドロップ品を拾う。
『体が温まったのです』
『さ、行きましょう』
ストレッチしたから、ジョギングしましょうみたいな会話だよ。
ボス部屋はビアンカが開け、ルージュが火炎姫(フレアジャンヌ)でまず炎の塊をボス部屋に放つ。それから飛び込み、ビアンカが援護の為に飛び込む。はい、終了。
晃太を呼んで、ドロップ品を拾う。
「姉ちゃん、上の階にはいつ行くと?」
「そやなあ」
明日が最終日だ。
フカヒレに見向きもしないビアンカとルージュと相談し、今日に24階に上がりルームを開ける。
で、次の日、24階のシーサーペント部屋をちゅどん、どかん。せっせとドロップ品を拾う。最後に出てきた宝箱をルージュにチェックしてもらう。
『大丈夫よ』
「ありがとうルージュ、さて、開けましょう」
私が開けると、ポーションが1本のみ。せこ、と思ったが、晃太のアイテムボックスに入れると、中級エリクサーと出た。
「ファンタジーや」
「ファンタジーやな」
私と晃太は実感が湧かないけどそう言って、中級エリクサーを晃太のアイテムボックスに。これは本当の緊急時に使おう。
晃太がリストを書き上げて、最終確認。
「さあ、帰ろうかね」
出てきた脱出用魔法陣に全員で乗る。
『いい? じゃあ、流すわよ』
ルージュが魔力を流し、景色が変わる。
10日ぶりだ。
今日はゆっくりしよう。
あ、まず、ギルドかな? そうだね、リティアさん、待ってるかも。パーティーハウスの件もあるし。
なんて思っていると、リティアさんがスマイル浮かべてすっ飛んできた。何故かタージェルさんも。
「お帰りなさいませ、ミズサワ様」
「お疲れのところ申し訳ないのですが、ギルドまでご足労お願いできませんか?」
分かっていますよ、ドロップ品だよね。
断る訳には行かない、パーティーハウスの件があるからね。
私達はリティアさんとタージェルさんの誘導で、ギルドに向かった。
3,192
あなたにおすすめの小説
【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」
まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。
【本日付けで神を辞めることにした】
フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。
国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。
人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」
アルファポリスに先行投稿しています。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!
王家も我が家を馬鹿にしてますわよね
章槻雅希
ファンタジー
よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~
水上
恋愛
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」
夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。
王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。
「左様でございますか」
彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。