もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

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 ゲストハウスに戻り、担架を移動。付き添ってくれた赤騎士団の人が手伝ってくれた。
「ありがとうございます」
「いいえ、職務なので。何かあればお呼びください」
 本当にありがたい。
 赤騎士団の皆さんを見送って、ゲストハウスに戻る。
 居間に寝かされたリーダーさんとエマちゃん。そして、不安そうな皆さん。元気達は近付きたそうだが、リーダーさんとエマちゃんに飛びかかると大惨事なので、元気とコハクはリードを装着したまま。ルリとクリスとヒスイは、チュアンさんに群がってる。
 もっと商会で時間かかると思ったけど、まだ、日が高い。
 ルームを開けよう。
「皆さん、今から私のスキルを使います。これは制約魔法でもありましたが、最も秘匿にして欲しいものです」
 神妙な顔をする皆さん。
「ルーム」
 唱えると、いつものドアが現れ、押し開ける。
「皆さん、これが私のスキル『ルーム』です。これはかなり特殊スキルなので、他言無用を」
 ドアが出てきて、その向こうに広がる空間に、皆さん驚いている。
「まず、両親を呼びますね」
 はい? みたいな顔をする。
 今日は念のため、両親はパーティーハウスで待機している。
 サブ・ドアを開けて、呼ぶと真っ先に花が飛び込んできた。
「クゥンクゥンクゥン」
「花ちゃん」
 ぽちゃぽちゃボディのかわいか事。花は私の手をはみはみして、直ぐに開きっぱなしのルームのドアの向こうに短い足で駆けていく。
「えっ? 花ちゃん?」
 マデリーンさんの驚いた声。
「クゥンクゥンクゥーン」
「ど、どこにいたの?」
「クゥンクゥンクゥーン」
 花が絶好調にお腹を出して、牛蒡のような尻尾を振ってる。
「優衣、鷹の目の皆さんは?」
 母が心配そうにルームに、父も続く。
「皆さんおるよ。お父さんとりあえず、ルームに運ぶの手伝って」
「ん」
 ルームを経由して両親が、ゲストハウスに入る。
 皆さんの顔に?がたくさん並ぶ。花はテオ君の手をはみはみしている。
「ああ、皆さん、ああ、エマちゃん、リーダーさん…………」
 担架に乗せられた2人を見て、母が狼狽える。
「皆さん、ルームに入りましょう」
 まず、仔達はルームの従魔の部屋に誘導し、花をダイニングキッチンのケージに。
 次に担架をチュアンさん、ミゲル君、父、晃太が運ぶ。
「ゆっくり、ゆっくりね」
 母が心配そうに付いていく。担架が運び込まれるのを確認。
 私は母の寝室で手早く着替える。ワンピースだと、後々厄介かもしれないからね。
 よし、いよいよや。
 私は母の寝室を出る。
 チュアンさん、マデリーンさん、ミゲル君、テオ君がルームに混乱しているのが、手に取るように分かる。
「皆さん、混乱しているのは分かりますが、今からリーダーさんとエマちゃんの治療を始めます。落ち着いてから説明しますから」
 まず、ドアの確認。ルームのドア、サブ・ドアも開けたまま。もし、『神への祈り』を使った後、私はまた気絶する可能性があるから、扉を開け閉め出来なくなるから。
 指には晃太から借りた消費魔力軽減の指輪がある。私には魔力回復SSSがあるので、これ以上の回復能力はない。
「優衣、なんとかなるね?」
 母が心配そうに聞いてくる。
「きっと、神様が助けてくれるよ」
 父は無言だが、心配が溢れている。
 並べられた担架、そして、リーダーさんとエマちゃん。私は2人の前に膝をつく。
「お父さん、私の保有魔力でなんとかなる?」
「無理やな」
 父はばっさり。
「やっぱりね」
 シュタインさんとは比べられない魔力が必要だろう。
「晃太、ポーションば」
「ん」
「お父さん、私の魔力残留が半分になったら、肩を叩いて」
「ん」
「お母さん、剥離魔法でキズから包帯を外して」
「ん」
 私は浄化魔法で消毒されたハサミを取り出す。
「ユイさんっ、何するのっ」
 テオ君が悲鳴のような声を上げる。
「テオッ」
 チュアンさんが鋭く叱責。私の説明不足や。いきなりハサミ出されたら、驚くわな。しかもこんな大ケガしてるから、余計ピリピリしていたんだろう。テオ君にとってはリーダーさんは叔父さん、エマちゃんは双子の妹だから。
「大丈夫よテオ君。今から回復するとね、肉が盛り上がるけん、包帯が邪魔をするんよ。やから、いくつか切り込み入れて、邪魔にならんようにするんよ」
「う。うん…………」
 テオ君は私の説明に頷く。うーん、半分理解してないかも。なんとなく頷いた感じだ。
 私は慎重にハサミを入れていく。腕に巻かれた包帯の隙間から、ちらほらキズが見えた。肉芽が盛り上がっている最中なんだろうが、皮膚色は悪い。顔に巻かれた包帯にも、切り込みをいれる。リーダーさんの左の耳、原型がない。
 テオ君はよくわかってないだろうが、救いを求めているのは変わらない。チュアンさんも、マデリーンさんも、ミゲル君もだ。たいした説明もしていないのに、何も聞かずに見ているのは、私を信じているからだ。
 なんとかせんと。
 晃太が魔力回復ポーションを出す。
 並べられる魔力回復ポーション。
 見ながら、時空神様の言葉を思い出す。

 奴隷の為に『神への祈り』を使う時、俺に祈りを。回復に必要な体力を、削らず、癒す。ただし、10分以内だ、いいな? 10分だ。魔力残留に気を付けろ、回復手段を用意しろ、どんな手段でもいい。ポーション中毒になるな。

 私は息を吸う。
 きっと、大丈夫。
 ヒスイの腕も再生した、ビアンカとルージュのキズも治した、シュタインさんも治した。だから、エマちゃんもリーダーさんも治せる。きっと、大丈夫。
「時空神様」
 正座をして、両手の手のひらを合わせる。

 ああ、聞こえている

 時空神様の声が響く。
「リーダーさんとエマちゃんのキズを治してください。アルブレンで最後に見た姿に、治してください」
 魔力が抜けていく。
 以前、シュタインさんに使ったように、リーダーさんとエマちゃんの体の中の魔力の流れが見える。全身の流れが悪い、少しずつ、少しずつ、本当に髪の毛の様な隙間に、魔力が流れていく。ゆっくり、ゆっくり。
 肩を叩かれる。もう、半分?
 私は片手を出すと、母が魔力回復ポーションを握らせる。そのまま飲む。う、まずう、苦い、えぐい、喉に貼り付く。でもこれでも、全快はしない、せいぜい保有魔力の3割だ。
 私は時空神様に祈りを捧げ続ける。
 リズムよく、肩が叩かれ、私は喉に貼り付く魔力回復ポーションを飲み続ける。
 少しずつ、切り込みを入れた包帯が揺れだし、肉が盛り上がる。
 効いてる。
 神への祈りが効いてる。
 エマちゃんの中に流れる魔力が、少しずつ勢いが増す。それに伴い、腕の肉が盛り上がり、顔に巻かれた包帯がうごめく。
「エマ、エマ…………」
 テオ君が必死に声をかける。
 肩を叩かれ、魔力回復ポーションを飲む。喉に貼り付く。もう、お腹の中、魔力回復ポーションで一杯寸前だ。
 う、お腹、気持ち悪くなってきた。気のせいか、手足に痺れが出てきた。
『ユイ、魔力の流れがおかしいのです』
『その不味い匂いのは、もう、飲まない方がいいわ。魔力の流れが悪くなるだけよ』
 見守ってくれたビアンカとルージュが心配そうに声をかけてきた。魔力を自然回復以外で回復させると、体の中を巡る魔力の流れが一時的に乱れる。1~2本の魔力回復ポーションなら大したことない乱れで、そのうち自然に元に戻る。ポーションと名の付く物は、多飲すると中毒を起こす。薬も使い方しだいで、体に毒になるように。
 だけど、まだ、治療が終わらない。私は魔力回復ポーションを飲む。うぐう、吐き気出てきた。
「ユイ様、それ以上はポーション中毒になりますよ」
 チュアンさんまで止めに入る。
 やめる訳にはいかない。この10分以内でなんとかせんと。
 震えだした手で、魔力回復ポーションを取るが、落としてしまう。
「優衣?」
 母も魔力回復ポーションを落とした事で、私の異変に気がついた。
「あんた、顔色が悪かよ」
 返事をしたいが、鼻から抜ける変な匂いに、再び吐き気が込み上げる。うぐう、本当に吐きそう。
 私は並べられた魔力回復ポーションを取り、必死に飲み干す。
「ぐふう………」
 むせて、半分近く噴き出す。
『ユイ、もう止めるのですッ』
『それ以上はダメよッ』
 ビアンカとルージュが止めに入るが、エマちゃんの手が、手の甲まで出来ている。リーダーさんも、失っていた部分の半分弱盛り上がっている。
 まだ、全然足りん、まだ、足りん、魔力が足りん。
 なんで、足りんのや。
「魔力が、魔力が、足りん……………魔力が足りん……………」
 痺れが、吐き気が、気持ち悪い。
「魔力、魔力を……………」
 震える手で魔力回復ポーションに手を伸ばす。
「優衣、これ以上はお前の体がもたんっ」
 父が声を荒げる。基本的に寡黙な父が、珍しく声を。
 母が私に差し出そうとした手を引っ込めるが、私はその手の魔力回復ポーションを引ったくるように手にするが、その手を父が叩き落とす。
  ガチャンッ
 ポーションの瓶が、割れて中身が流れ出す。
 魔力が足りん。足りん、圧倒的に足りん。
 補填する手段が。
 ぽん、と、肩に、父の手とは違う感触が。
『『神様、私の魔力をユイに』』
 ビアンカとルージュが鼻先を、私の肩に押し付けている。

 許可しよう

 減り続けている魔力が、一気に戻る。魔力回復ポーションとは比べられない程の回復だ。絶える事なく、ビアンカとルージュから魔力が流れ込む。
 ありがとう、ビアンカ、ルージュ。
 回復した魔力を使い、神への祈りを続ける。
 エマちゃんの指先、爪まで綺麗に出来上がる。顔を覆う包帯も、剥がれ落ちるが、その下の皮膚もキズ一つない。途端に一気にエマちゃんの体を巡る魔力がスムーズになる。
「エマちゃん完治ッ」
 父が叫ぶ。
 よしっ。
「エマッ、エマッ」
 テオ君がもぞもぞと動き出したエマちゃんの包帯を取り払う。
 私はリーダーさんに集中する。
 う、吐きそう。お腹がぐらぐらし始める。手足の痺れがきつい。
 やめる訳にはいかない。
 制限時間内に、なんとなかせんと。
 せっかくビアンカとルージュが魔力を供給してくれるから、なんとかせんと。
 時空神様、リーダーさんのキズを治してください。
 口に出したいが、吐きそうだから、心の中で祈り続ける。
 今まで2人に施していたのが、1人になり、リーダーさんの腕の肉が、スピードを上げて盛り上がる。
 もう少し、もう少し、もう少し、もう少し、もう少し。
 顔を覆う包帯も、ハラハラと落ちる。
 腕の肉が、盛り上がる。たくましい腕が、拳が、節くれだった指が。顔の包帯が落ちて、左の耳が覗く。
 ああ、もう少し。
 リーダーさんの体を巡る魔力が、爪先まで流れる。なんの抵抗もなく流れる。
 びくり、と体格のいいリーダーさんの体が震える。
「リーダーさん完治ッ」
 父が叫ぶ。
 私は合わせていた手を離す。
 ああ、終わった、終わった、良かった。
 いかん、気持ち悪い、お腹の奥底から気持ち悪い。ダメや、意識が、もたん。
 意識が。
「ユイ様、吐いてくださいッ。飲んだポーション出来るだけ吐いてくださいッ。中毒死しますよッ」
「優衣、吐くんやッ」
 無理、言わんでよ、もう、痺れやなんやらで、目が開かん。
 目が、開かん。
「ユイ様、失礼しますッ」
 目の前が暗くなるが、私の口にごつい指が入り込み、喉を刺激。
 反射的に指に噛みついたが、喉を突かれて、一気に胃の内容物が、這い上がり、口から噴き出す。
 きつい、きつい、きつい、きつい、きつい。
 目から鼻から、色んな液体があふれでる。きつい、苦しい。
 私の口から聞くに堪えないうめき声が上がる。一度吐いたら止まらない、2度、3度と吐き出す。鼻の奥底に激痛が走る。苦しい、苦しい、苦しいッ。
 チュアンさんと父が私の背中を必死にさする。
『ユイの魔力の流れがおかしいのですッ』
『不味いわッ、流れを正さないとッ。あっ、コウタッ、光属性の支援をッ、状態異常を回復させる支援をッ』
「分かった、アップ」
「我らの神よ、その身を汚す毒より、恩人をお救いください」
 晃太が支援、チュアンさんも何かしてるが、私はそれどころではない。喉が苦しい、お腹が苦しい、全部苦しい。
 だけど。
「ユイさんッ」
 エマちゃんがテオ君と母の手を借り起き上がり、目に涙を浮かべている。リーダーさんもマデリーンさんとミゲル君に支えられて起き上がり、自分の手を見て戸惑っている。
「ユイさん?」
 ああ、良かった。
 私の口から再び聞くに堪えない声が出て、もう、吐くものがない。苦しい、苦しい、もう、意識手離しても、いいよね?
「あ、神様や、姉ちゃんッ、神様来たよッ」
 そうなあ、もう、お礼言う、気力ないんよ。
 意識が、もたん。
 チュアンさんが、私を抱えて移動する。う、揺らされたら、もうきつさが、倍増する。もう、いかん……………
「無茶したな」
 聞いたことのある声。黒髪褐色の肌、超絶イッケメンの時空神様だ。困ったやつだな、みたいな顔して、そして、色々汚れている私を、時空神様は腕に抱える。
 相変わらず、イッケメンやなあ。
 あ、お礼、言わんと。
 ありがとうございます、時空神様。
 声、ちゃんと出たかな?
 そう思った瞬間、やっと意識を手離した。
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