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同郷?⑫
開けると、ふわっ、湯気が。
あはははははーん、銭湯ー。
まずは掛け湯、洗い場、シャワーブースもあり。あはははははーん、大きな内湯。サウナに水風呂。ガラスの向こうには露天風呂がある。うむうむ、外には色々あるみたい。
色々楽しみたいが、病み上がりのエマちゃんがいるからね。洗い場の説明する。こちらの公衆浴場と似た感じだ。ただ、温度調整機能がないので、こうこうですよ、と説明。後はシャンプー、コンディショナー、ボディソープの説明。あ、洗顔石鹸もある。
説明しながら、色々見てしまった。うむ、皆さん、身体が資本の冒険者。スタイルがいいっ。魔法職であるはずのドーラさんとフリンダさんは出るとこ出てるし、きちんと引っ込んでる。マデリーンさんだって素敵なスタイル。見習いのエマちゃんとドロテアちゃんはかわいらしいよ。で、リィマさんはまるでモデルの様なスタイルで手足が長い。
で、なすびな私と母。ちっ。
「皆さん、ゆっくり浸かって下さいね、さ、エマちゃん、マデリーンさん、入りましょうかね」
「「はい」」
母は外の露天風呂に向かう。マデリーンさんがお供に付いていく。内湯の温度は、うん、いい感じ。掛け湯をして、エマちゃんと内湯に。
「ああああぁぁぁぁぁ」
この毒気が抜けるのが、気持ちよかっ。ふうーっ。
「ドーラさん、外、行きましょう」
「はいはい」
ドロテアちゃんはドーラさんと露天風呂に向かう。リィマさんとフリンダさんはジャグジーにきゃっきゃっと言ってる。
「ふう、エマちゃん、どう?」
「気持ちいいっ。私も外のお風呂行きたい」
「今日は内湯で我慢よ。上がったら、フルーツ牛乳かコーヒー牛乳か飲む?」
「うんっ」
露天風呂は気になるけど、仕方なかね。
しっかり温まったのを確認。
頭と身体を洗って、再び内湯で温まり私とエマちゃんは先に出る事に。洗い場にいる母とマデリーンさんに声を掛けてから出る。
しっかり髪を乾かさんとね。ドライヤーでエマちゃんの髪を乾かす。
乾かしていると、
「わんわんっ」
ん?
何故に花がおる?
そして響き渡る犬の吼える声。あ、元気や。多分男湯かな? うん、悲鳴、上がってそう。
ルームに置いてきた元気が、また、鍵を壊したね。それで、置いてきた花もこっちに来たんかな。
………………………………………ペット駄目やん。
「花ちゃん、駄目やん」
私の足にすがり付く花を抱えたいが、ドライヤーが。
エマちゃんの髪が乾いたのを確認。冷えたらいけないからね、丹前も着せて、と。
「エマちゃん出ようか」
「はいっ」
私はすがり付く花を抱っこ、ちゅー、と。
脱衣場を出ると予想通り、ビアンカとルージュが休憩所でゴロリしている。
「なんばしようと?」
『小腹がすいたのです』
『ここには水浴び場以外ないの?』
「あのね」
三人娘が私に向かって来るので、いらっしゃい、もふもふ。コハクは座布団食いちぎって綿が出てるっ。
まあ、ここは異世界だから、ペットでも従魔でも入っていいかな?
響く男湯からの悲鳴。私が入る訳にいかないし。わんわんっ、が二重だって事は。
「アレスもおる?」
『いるのですよ』
『止めたけどね』
イシス達は自分達の部屋で寝てるそうだ。アリスとシルフィ達もだ。
元気とアレスは晃太に任せましょ。コハクから座布団回収して、いざ、湯上がりの儀式。座布団は明日請求来るでしょう。カウンターに行ったけど、請求なかったからね。
自動販売機コーナーに向かい、えーっと、あ、あった。
コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、苺牛乳、飲むヨーグルト。サイズは120ml。
「何にする?」
「えっと、ピンクの」
「苺ね」
私はコーヒー牛乳かな。便利や、ギルドカードが使える。苺牛乳とコーヒー牛乳を購入する。
「はい、エマちゃん」
「わぁ、ありがとうユイさん」
「こうやって、開けるんよ」
花を下ろして、と、すぐにすがり付いてくる。かわいかっ。
『ねえね、ひすいもひすいも』
『るりもるりも』
『くりちゅも~』
「はいはい~」
『私もなのです~』
『ユイ~』
「お母さんに聞き」
と、言ったけど、一本くらいいいかな? この体格で120mlなら一口かな?
あ、お皿、どうしよう。コハクもやって来たし。
「晃太が出るまで待ってね」
それまでに購入して、と。三人娘が迫るけど、皿がないからね。よしよし、もふもふ。私の口をペロペロ舐めてくる、かわいかっ。
休憩所で、のんびりしていたら、疲れた顔の晃太達が出てきた。
「わふんっ」
ふかふかになった元気が、私に向かって来る。私の膝の花がびくっ、となるが、落ち着く、だいぶ慣れたね。
「姉ちゃん」
「なんね?」
「男湯、大惨事なんやけど」
「やろうね」
よくよく考えたらけが人おらんでよかった。
ふかふかになったアレスも出てきて、ビアンカとルージュにどうどう? と、迫る。ビアンカとルージュは、あー、とか、えー、とか言ってる。
晃太に皿を出してもらい、フルーツ牛乳を入れると、そっちに集中してくれる。花までヒスイの皿に顔を突っ込む。ダメよ。
「皆さん、お騒がせしました」
あはは、と笑う皆さん。
館内着を着てるけど、日本人サイズだから、なんだかちぐはぐ。男性皆さんも身体が資本、館内着の上からもがっちりしている。うーん、足が長い、晃太はぴったりなのに、足がにゅっ、と出てる人が多い。腰の位置が高いのよ。
「なんで、儂のは長いんじゃ」
ツヴァイクさんだけ、長いみたい。隣のエドワルドさんは短いみたいよ。サイズはおそらく一緒のフリーサイズなのに。
ほら、背丈と腰の位置がね。種族の差かね。ほら、まさにドワーフの見本の様な体格。すごい筋肉質だけど、背丈は晃太くらい。腰の位置が私より下。
「裾、捲りましょ」
私はツヴァイクさんのズボンの裾を捲る。
「あ、すまんっ」
「いえいえ」
私はよっこらしょっと立ち上がる。
女湯から出てきた母に、花が駆け寄る。
「あら、花、どうしたんね」
母は元気とアレスをみて、察してる。
「さ、夕御飯にしましょう」
元気とアレスがご迷惑おかけしましたからね、ご馳走しましょう。
バスガイド風になり、食事処にご案内。テーブルだ。注文はタブレットやな。
ビアンカとルージュ達は結局付いてきたが、絶対他のテーブルの食事は食べない約束をする。アレスは強制送還が効いた。心配なのは元気やけど。
「さ、皆さん、好きな席に付いてください。注文方法はですね」
「ユイちゃん、こっち来てー」
「はいはい、かわいか未成年が呼んどる~」
「姉ちゃん、セリフ、セリフ」
私は金の虎のテーブルに。
「これはコテージにあるのと、使い方は一緒ですよ」
ついついと操作する。メニューは和食と洋食だ。ファングさんが代表して触って見ると、無事に操作できた。
「ずいぶん精巧な絵だな」
写真ですよ。説明が大変だからね。
他のテーブルでも、おー、と声が上がる。
「ユイちゃん、これ食べたい」
と、アルスさんが示したのは、チキンステーキ、トマトソースがけ。ファングさんに確認するとオッケー。
「まずはチキンステーキをタップ、数は、プラス、マイナス操作して、と。最後は決定をタップ」
ポワン、とテーブルに出たのはトマトソースのかかったチキンステーキ。ルームの異世界のメニューと一緒や。
「凄いな、これ」
ファングさんが呟くが、コテージでも見たはずだから、落ち着いてる。
「本当にテイマーさんの能力は凄いな」
「神様のおかげですよ。それにこのスーパー銭湯、公衆浴場は皆さんがルームに入ったおかげで手に入ったんですよ」
それからもメニュー説明。刺身には皆さん抵抗あるみたい。幾つか試しに注文して、いいかな?
「好きに注文してくださいね」
「すまないテイマーさん」
「元気とアレスがご迷惑かけましたから。何か分からない事があったら聞いてください」
「ユイちゃん、ここ、座って」
はいはい、と言いたいが、鷹の目の皆さん待ってるからね。
「こら、アルスおやめ」
リィマさんが優しく嗜めてくれて、しぶしぶアルスさんが納得。ぷぅ、となるアルスさん、かわいかっ。10代後半やけど、かわいか。
私は失礼して、テーブルに戻る。私が最後みたいや。
あちこちのテーブルでわいわいと食事が始まる。元気はハジェル君のお皿を狙う。
「こらこら元気っ」
ビアンカに回収してもらう。
さて、我々はどうしようかな。
私の首筋に、ふごー、ふごー、と息がかかる。はいはい。
ビアンカとルージュ、アレスと仔達にはカツ丼を注文する。
私達は色々選ぶ。天麩羅、唐揚げ、蕎麦、刺身の盛り合わせ、イカの一夜干し、カキフライ、具沢山豚汁、だし巻き卵。サーモンとキノコのクリームパスタ、和風ピザ、フライドポテト、シーザーサラダ。
「エマちゃん雑炊かうどんにする?」
「何でも食べれるっ」
食欲バッチリやね。
「よく噛んでね」
「はいっ」
いい返事。
後はアルコールね。私はカシスオレンジ、晃太と両親、ホークさん、ミゲル君はビール。マデリーンさんはロゼ、チュアンさんは日本酒、エマちゃんとテオ君はお茶。
「いただきます」
「「「「「いただきまーす」」」」」
『おかわりなのですーっ』
『私もーっ』
『我もーっ』
わんわん、がうがう。
「今、食べ出したんやけど」
まあ、こうなるだろうと思ったさ。
『母よ、母よ、おかわりが欲しいのだ』
アレスは膝に花を抱えた母にごろりんとおねだり。
「しょうがなかね~」
仔達もきゅるん。母が再びカツ丼タップ。ビアンカとルージュは豆腐サラダ。
『何故葉っぱなのですっ』
『お母さんっ、お肉がいいわっ』
「なんか、言ったね?」
………………………………………………
無言で豆腐サラダを食べるビアンカとルージュでした。
次の日、ちゃんとお手紙マーク来ましたよ、はい。
あはははははーん、銭湯ー。
まずは掛け湯、洗い場、シャワーブースもあり。あはははははーん、大きな内湯。サウナに水風呂。ガラスの向こうには露天風呂がある。うむうむ、外には色々あるみたい。
色々楽しみたいが、病み上がりのエマちゃんがいるからね。洗い場の説明する。こちらの公衆浴場と似た感じだ。ただ、温度調整機能がないので、こうこうですよ、と説明。後はシャンプー、コンディショナー、ボディソープの説明。あ、洗顔石鹸もある。
説明しながら、色々見てしまった。うむ、皆さん、身体が資本の冒険者。スタイルがいいっ。魔法職であるはずのドーラさんとフリンダさんは出るとこ出てるし、きちんと引っ込んでる。マデリーンさんだって素敵なスタイル。見習いのエマちゃんとドロテアちゃんはかわいらしいよ。で、リィマさんはまるでモデルの様なスタイルで手足が長い。
で、なすびな私と母。ちっ。
「皆さん、ゆっくり浸かって下さいね、さ、エマちゃん、マデリーンさん、入りましょうかね」
「「はい」」
母は外の露天風呂に向かう。マデリーンさんがお供に付いていく。内湯の温度は、うん、いい感じ。掛け湯をして、エマちゃんと内湯に。
「ああああぁぁぁぁぁ」
この毒気が抜けるのが、気持ちよかっ。ふうーっ。
「ドーラさん、外、行きましょう」
「はいはい」
ドロテアちゃんはドーラさんと露天風呂に向かう。リィマさんとフリンダさんはジャグジーにきゃっきゃっと言ってる。
「ふう、エマちゃん、どう?」
「気持ちいいっ。私も外のお風呂行きたい」
「今日は内湯で我慢よ。上がったら、フルーツ牛乳かコーヒー牛乳か飲む?」
「うんっ」
露天風呂は気になるけど、仕方なかね。
しっかり温まったのを確認。
頭と身体を洗って、再び内湯で温まり私とエマちゃんは先に出る事に。洗い場にいる母とマデリーンさんに声を掛けてから出る。
しっかり髪を乾かさんとね。ドライヤーでエマちゃんの髪を乾かす。
乾かしていると、
「わんわんっ」
ん?
何故に花がおる?
そして響き渡る犬の吼える声。あ、元気や。多分男湯かな? うん、悲鳴、上がってそう。
ルームに置いてきた元気が、また、鍵を壊したね。それで、置いてきた花もこっちに来たんかな。
………………………………………ペット駄目やん。
「花ちゃん、駄目やん」
私の足にすがり付く花を抱えたいが、ドライヤーが。
エマちゃんの髪が乾いたのを確認。冷えたらいけないからね、丹前も着せて、と。
「エマちゃん出ようか」
「はいっ」
私はすがり付く花を抱っこ、ちゅー、と。
脱衣場を出ると予想通り、ビアンカとルージュが休憩所でゴロリしている。
「なんばしようと?」
『小腹がすいたのです』
『ここには水浴び場以外ないの?』
「あのね」
三人娘が私に向かって来るので、いらっしゃい、もふもふ。コハクは座布団食いちぎって綿が出てるっ。
まあ、ここは異世界だから、ペットでも従魔でも入っていいかな?
響く男湯からの悲鳴。私が入る訳にいかないし。わんわんっ、が二重だって事は。
「アレスもおる?」
『いるのですよ』
『止めたけどね』
イシス達は自分達の部屋で寝てるそうだ。アリスとシルフィ達もだ。
元気とアレスは晃太に任せましょ。コハクから座布団回収して、いざ、湯上がりの儀式。座布団は明日請求来るでしょう。カウンターに行ったけど、請求なかったからね。
自動販売機コーナーに向かい、えーっと、あ、あった。
コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、苺牛乳、飲むヨーグルト。サイズは120ml。
「何にする?」
「えっと、ピンクの」
「苺ね」
私はコーヒー牛乳かな。便利や、ギルドカードが使える。苺牛乳とコーヒー牛乳を購入する。
「はい、エマちゃん」
「わぁ、ありがとうユイさん」
「こうやって、開けるんよ」
花を下ろして、と、すぐにすがり付いてくる。かわいかっ。
『ねえね、ひすいもひすいも』
『るりもるりも』
『くりちゅも~』
「はいはい~」
『私もなのです~』
『ユイ~』
「お母さんに聞き」
と、言ったけど、一本くらいいいかな? この体格で120mlなら一口かな?
あ、お皿、どうしよう。コハクもやって来たし。
「晃太が出るまで待ってね」
それまでに購入して、と。三人娘が迫るけど、皿がないからね。よしよし、もふもふ。私の口をペロペロ舐めてくる、かわいかっ。
休憩所で、のんびりしていたら、疲れた顔の晃太達が出てきた。
「わふんっ」
ふかふかになった元気が、私に向かって来る。私の膝の花がびくっ、となるが、落ち着く、だいぶ慣れたね。
「姉ちゃん」
「なんね?」
「男湯、大惨事なんやけど」
「やろうね」
よくよく考えたらけが人おらんでよかった。
ふかふかになったアレスも出てきて、ビアンカとルージュにどうどう? と、迫る。ビアンカとルージュは、あー、とか、えー、とか言ってる。
晃太に皿を出してもらい、フルーツ牛乳を入れると、そっちに集中してくれる。花までヒスイの皿に顔を突っ込む。ダメよ。
「皆さん、お騒がせしました」
あはは、と笑う皆さん。
館内着を着てるけど、日本人サイズだから、なんだかちぐはぐ。男性皆さんも身体が資本、館内着の上からもがっちりしている。うーん、足が長い、晃太はぴったりなのに、足がにゅっ、と出てる人が多い。腰の位置が高いのよ。
「なんで、儂のは長いんじゃ」
ツヴァイクさんだけ、長いみたい。隣のエドワルドさんは短いみたいよ。サイズはおそらく一緒のフリーサイズなのに。
ほら、背丈と腰の位置がね。種族の差かね。ほら、まさにドワーフの見本の様な体格。すごい筋肉質だけど、背丈は晃太くらい。腰の位置が私より下。
「裾、捲りましょ」
私はツヴァイクさんのズボンの裾を捲る。
「あ、すまんっ」
「いえいえ」
私はよっこらしょっと立ち上がる。
女湯から出てきた母に、花が駆け寄る。
「あら、花、どうしたんね」
母は元気とアレスをみて、察してる。
「さ、夕御飯にしましょう」
元気とアレスがご迷惑おかけしましたからね、ご馳走しましょう。
バスガイド風になり、食事処にご案内。テーブルだ。注文はタブレットやな。
ビアンカとルージュ達は結局付いてきたが、絶対他のテーブルの食事は食べない約束をする。アレスは強制送還が効いた。心配なのは元気やけど。
「さ、皆さん、好きな席に付いてください。注文方法はですね」
「ユイちゃん、こっち来てー」
「はいはい、かわいか未成年が呼んどる~」
「姉ちゃん、セリフ、セリフ」
私は金の虎のテーブルに。
「これはコテージにあるのと、使い方は一緒ですよ」
ついついと操作する。メニューは和食と洋食だ。ファングさんが代表して触って見ると、無事に操作できた。
「ずいぶん精巧な絵だな」
写真ですよ。説明が大変だからね。
他のテーブルでも、おー、と声が上がる。
「ユイちゃん、これ食べたい」
と、アルスさんが示したのは、チキンステーキ、トマトソースがけ。ファングさんに確認するとオッケー。
「まずはチキンステーキをタップ、数は、プラス、マイナス操作して、と。最後は決定をタップ」
ポワン、とテーブルに出たのはトマトソースのかかったチキンステーキ。ルームの異世界のメニューと一緒や。
「凄いな、これ」
ファングさんが呟くが、コテージでも見たはずだから、落ち着いてる。
「本当にテイマーさんの能力は凄いな」
「神様のおかげですよ。それにこのスーパー銭湯、公衆浴場は皆さんがルームに入ったおかげで手に入ったんですよ」
それからもメニュー説明。刺身には皆さん抵抗あるみたい。幾つか試しに注文して、いいかな?
「好きに注文してくださいね」
「すまないテイマーさん」
「元気とアレスがご迷惑かけましたから。何か分からない事があったら聞いてください」
「ユイちゃん、ここ、座って」
はいはい、と言いたいが、鷹の目の皆さん待ってるからね。
「こら、アルスおやめ」
リィマさんが優しく嗜めてくれて、しぶしぶアルスさんが納得。ぷぅ、となるアルスさん、かわいかっ。10代後半やけど、かわいか。
私は失礼して、テーブルに戻る。私が最後みたいや。
あちこちのテーブルでわいわいと食事が始まる。元気はハジェル君のお皿を狙う。
「こらこら元気っ」
ビアンカに回収してもらう。
さて、我々はどうしようかな。
私の首筋に、ふごー、ふごー、と息がかかる。はいはい。
ビアンカとルージュ、アレスと仔達にはカツ丼を注文する。
私達は色々選ぶ。天麩羅、唐揚げ、蕎麦、刺身の盛り合わせ、イカの一夜干し、カキフライ、具沢山豚汁、だし巻き卵。サーモンとキノコのクリームパスタ、和風ピザ、フライドポテト、シーザーサラダ。
「エマちゃん雑炊かうどんにする?」
「何でも食べれるっ」
食欲バッチリやね。
「よく噛んでね」
「はいっ」
いい返事。
後はアルコールね。私はカシスオレンジ、晃太と両親、ホークさん、ミゲル君はビール。マデリーンさんはロゼ、チュアンさんは日本酒、エマちゃんとテオ君はお茶。
「いただきます」
「「「「「いただきまーす」」」」」
『おかわりなのですーっ』
『私もーっ』
『我もーっ』
わんわん、がうがう。
「今、食べ出したんやけど」
まあ、こうなるだろうと思ったさ。
『母よ、母よ、おかわりが欲しいのだ』
アレスは膝に花を抱えた母にごろりんとおねだり。
「しょうがなかね~」
仔達もきゅるん。母が再びカツ丼タップ。ビアンカとルージュは豆腐サラダ。
『何故葉っぱなのですっ』
『お母さんっ、お肉がいいわっ』
「なんか、言ったね?」
………………………………………………
無言で豆腐サラダを食べるビアンカとルージュでした。
次の日、ちゃんとお手紙マーク来ましたよ、はい。
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