467 / 867
連載
再出発⑥
しおりを挟む
愛玩奴隷かあ、本当にこちらの人への価値観が合わないなあ。未だに鷹の目の皆さんを戦闘奴隷だって思ってないし。多分、向こうの世界でも、外国では今でも横行しているが、私は日本人感覚が抜けてないから受け入れられない。しかし、需要する側があれば、供給する側がいて、私が何をしたからと言ってなくなることはない。一応、ユリアレーナでは人身売買は禁止だし、奴隷に対しても相応に保護案がある。ただし、重犯罪奴隷にはほとんど適応されないって。
なんだかなあ。
『ユイ、どうしたのです?』
「くうーん」
「がるぅ」
心配してくれたビアンカと元気、コハクがすり寄ってくる。もふもふ。
「ちょっと考え事、大丈夫よ」
どうせ、私がいくら考えても劇的な解決策なんて浮かばない。
「ユイさん」
ホークさんまで心配してくれる。さっきはこれを心配してくれたんやね。自分で聞くって決めたんやから。服の下からちらりと見える奴隷の制約紋。
「大丈夫ですよ」
ちょっと考えさせられただけ。
私は結局何の役にも立たない。出来るのは寄付くらいだ。もう寒いから、身体を暖かくするものを。それもビアンカとルージュ達の稼ぎなんやけどなあ。ああ、自分が情けないなあ。はあ、とため息。
「ユイさん?」
ホークさんがなにやら察知。
「あ、何でもないです」
切り替えないと。
出来るだけのことをしよう。
とりあえず、一旦パーティーハウスに戻る。午後から晃太と騎士団と警備の寮に差し入れ持って行ってから、夕方にはシスター・アモルとの面会だ。
パーティーハウスに戻り、花の歓迎のローリング。ぽちゃぽちゃ。なんね、さっきまでおったやん。ぽちゃぽちゃ。三人娘も来たので、もふもふ。
お昼を済ませて、片付ける。子供達を心配していた母に、無事に修道院に移されたのを説明。
「そうね、まだ、誘拐された子供は分からんね」
「みたいね」
父が鑑定したら一発で分かるのだけど、それをやると色々不味いからね。父の鑑定SSSも晃太のアイテムボックスと同様に知られたら不味いからね。でも、背に腹はかえられぬ。どうしたものか、と悩む。ホークさんにちらりと相談。
「あまりオススメはしませんよ」
「何でです?」
「誘拐されて届けが出されているなら、既に連絡がついているはずです。なんせ皆獣人の特徴がありますから、直ぐに分かるはずです」
所謂失踪届けみたいのは役場に出す。そして、直ぐにギルドにも情報が回る。成人と子供の扱い方は違う。特に10未満の子供。成人は自分で出ていく可能性はあるが、子供はそうではない。拐われた可能性が高いため、情報は直ぐに管理して周辺ギルドや役場で共有される。ここはマーランにも近いから情報が来ている。
「あの商隊が出発時期を逆算したら、子供達が捕らわれていたのは、最低でも1ヶ月以上前です。いくら田舎の町でもそれだけあれば届けが出せます。それが出されていないのであれば。その程度の親って事です」
うーん、ホークさんシビア。でも、自分の子供がいなくなったら、血の気がひかん? 直ぐに探し出さない?
「もしかしたら、事情があって出せてないのなら、これから届けが出した時点で分かります。修道院で保護されていますから、簡単には出れませんが、安全です。なのでわざわざリュウタさんが、調べる必要はありませんよ。リュウタさんの鑑定力はあまり知られない方がいいですよ」
ふう、と息をつくホークさん。
「俺が言うのもなんですが。少し、あの子供達には、時間は必要かなって思います。静かに考える時間が」
「確かにそうですね」
特に親に売られたという子供には。
もう、大丈夫なんだって、思えるようになってほしい。きっと時間がかかる。チュアンさんみたいに、前向きになってほしい。だけど、チュアンさんとは事情が違うから、同じようになるとは限らないけど。
「シスター・アモル達なら、きっと子供達を守ってくれますね」
「そうですね。俺もシスター・アモルは信じてますから」
あら?
「ホークさん、シスター・アモルと面会しましたっけ?」
何時、チュアンさんと私だけど。
肩をすくませるホークさん。
「俺はチュアンを信じてますから、そのチュアンが全面の信頼を寄せているシスターです。だから、信じます」
あ、そっか。チュアンさんはホークさんをいい友だと言った。そして、ホークさんもチュアンさんを信頼しているんや。なんや、素敵やな。
「そうですね、私も信じます」
よし、そうしよう。信じて、任せよう。もし、何かしらシスター・アモル達、修道院の人達が手助けが必要だって時に、私が提供できるものを提供しよう。
騎士団と警備の寮への差し入れは滞りなく終了。食堂を管理している女性陣の歓声があがる。お肉ですよ、お肉。ででん、でん、と出されたルーティのダンジョンの猪のお肉。そして最上階のウサギのお肉と骨も追加した。晃太がワイン樽も出す。それからセレクトショップダリアの御贈答のりんごと洋梨も100個ずつ出す。家族寮があるって聞いたので、ちょっと追加。お肉も追加、ちょっとね。
「こ、こんなにたくさん、いいんですかっ?」
代表者の女性ギネカさんが、戸惑いながら嬉しい顔。
「はい、家族寮の皆さんにも配布してもらえませんか? お手数ですけど」
「ええっ、勿論です。ありがとうございますっ」
ギネカさんが大喜び。その後ろで、今日はウサギのシチューよー、と気合いの入る女性陣。あははん、凄か。
数日後、ギネカさんがわざわざお礼にパーティーハウスに来て、母が対応してくれた。お肉は大好評だったし、何より喜ばれたのはワイン。ワインって嗜まないから分からないけど、美味しかったと。1人1日グラス一杯と限定している。ぶーぶー、言われたそうだけど、ギネカさんが黙らせたって。騎士や警備の人達を黙らせるって。どうやって、とは聞かない。なんだか、母と同じ匂いしたからね。
差し入れの後、チュアンさんと夕方からシスター・アモルとの面会だ。ニコニコと杖を突いて来てくれた。子供達の事は聞かない。だけど、寄付はする。私が出来ることはこれくらいや。予め寄付の話をしていて、いつもは10分なんだけど、30分の時間をもらっている。
「シスター・アモル。こちらを使ってください」
と、私はマジックバッグから色々出す。毛布や新しい下着や服、靴も出す。それからお肉もね。こちらもりんごと洋梨もね。それから塩も。これは調味料としても使えるけど、保存食を作る時に使うんだって。薪もだして、と。他のシスターが運んでくれるが、なんせ重いからチュアンさんもお手伝いする。
「まあまあこんなにたくさん」
「はい、使ってください。あの、シスター・アモル」
「はい」
私は改まる。
「もし、何かしら必要なものがあれば、私で揃えられるものがあればいつでも言ってください。私達は明後日から魔の森に入りますが、パーティーハウスにいる両親に言って頂けたら、出来るだけのことはしますので」
その言葉に、シスター・アモルは戸惑う。
「これだけの寄付を頂いたのに、これ以上はさすがに受け取れません」
「シスター・アモル。これは私の自己満足で、偽善なんです。どうか受け取ってください。私には、これしか出来ませんから」
少し考え込むシスター・アモルだけど、ふう、と息をついて笑顔を浮かべる。
「ありがとうございますミズサワ様。お気持ち、頂きます。私どもでどうにもならない時、ご助力を宜しくお願いします」
「はい。私の出来ることを」
それから少しお話。魔境に設置した暖房器具の改良版を数台出来次第寄付したい事を伝える。これは隣の孤児院や、無料教室にも設置予定だ。燃料の魔石は、何だかんだと一杯あるからね。
「設置場所はお任せになりますが。ただ、小さな子供が誤って触らないように防護柵も作ってもらっていますので、すべて出来上がり次第に搬入したいのですが、物が重いもので、どちらに搬入したら宜しいですか? 私はその時いませんので、父が代わりにうかがいたいのですが」
「ああ、ありがとうございます。そうですね。面会の窓口で受付が出来るようにしましょう。お父様のお名前を伺っても?」
「リュウタ・ミズサワです」
「分かりました。搬入していただける時に、身分証をお持ちください」
「はい、分かりました」
薪を両腕に抱えて運んでいたチュアンさんが、帰って来た。残りの時間はチュアンさんに使ってもらう。
「チュアン、気を付けるのですよ」
「はい、シスター・アモル」
「ミズサワ様とチュアンに、皆さんに始祖神様のご加護を」
「ありがとうございますシスター・アモル」
私とチュアンさんは、シスター・アモルに見送られて応接室を出た。
そして、出発の朝。
「気を付けるんよ」
「分かった」
花を抱えた母に見送られてパーティーハウスを出る。
少し早めに出たけど、すでに皆さん勢揃いしている。うーん、これだけの数の冒険者が並ぶと圧巻やね。慣れた仔達がぷりぷりとご挨拶に行く。
「おはようございます、お待たせしました」
「いえ、今集まったばかりなんですよ」
と、ケルンさん。
「ミズサワ殿、配慮頂きありがとうございます」
相変わらずアクション俳優みたいなフェリクスさんが、折り目正しく会釈する。
「いえいえ、講師、お疲れ様です」
人気講師のフェリクスさん。もしかしたら、次のお願いもあったんやないかな?
ユイちゃんとこちらに来たそうなアルスさんを、ファングさんとガリストさんががっちり掴んでいる。それから、シュタインさんと視線がかち合う。にこり、とされて、ドキリとするが、今はそんな場合ではない。
ぞろぞろと城門を抜ける。
「皆さん、馬車に乗ってください」
晃太がアイテムボックスから馬車を出して、ホークさんがノワールを繋ぐ。
ぎゅうぎゅうのすし詰め状態の馬車は、わいわいと賑やか。
私はホークさんと馭者台に座る。
「皆さん、出発でーす」
「「「「はーい」」」」
ホークさんが手綱を操る。
さあ、王冠山に向かって出発や。
なんだかなあ。
『ユイ、どうしたのです?』
「くうーん」
「がるぅ」
心配してくれたビアンカと元気、コハクがすり寄ってくる。もふもふ。
「ちょっと考え事、大丈夫よ」
どうせ、私がいくら考えても劇的な解決策なんて浮かばない。
「ユイさん」
ホークさんまで心配してくれる。さっきはこれを心配してくれたんやね。自分で聞くって決めたんやから。服の下からちらりと見える奴隷の制約紋。
「大丈夫ですよ」
ちょっと考えさせられただけ。
私は結局何の役にも立たない。出来るのは寄付くらいだ。もう寒いから、身体を暖かくするものを。それもビアンカとルージュ達の稼ぎなんやけどなあ。ああ、自分が情けないなあ。はあ、とため息。
「ユイさん?」
ホークさんがなにやら察知。
「あ、何でもないです」
切り替えないと。
出来るだけのことをしよう。
とりあえず、一旦パーティーハウスに戻る。午後から晃太と騎士団と警備の寮に差し入れ持って行ってから、夕方にはシスター・アモルとの面会だ。
パーティーハウスに戻り、花の歓迎のローリング。ぽちゃぽちゃ。なんね、さっきまでおったやん。ぽちゃぽちゃ。三人娘も来たので、もふもふ。
お昼を済ませて、片付ける。子供達を心配していた母に、無事に修道院に移されたのを説明。
「そうね、まだ、誘拐された子供は分からんね」
「みたいね」
父が鑑定したら一発で分かるのだけど、それをやると色々不味いからね。父の鑑定SSSも晃太のアイテムボックスと同様に知られたら不味いからね。でも、背に腹はかえられぬ。どうしたものか、と悩む。ホークさんにちらりと相談。
「あまりオススメはしませんよ」
「何でです?」
「誘拐されて届けが出されているなら、既に連絡がついているはずです。なんせ皆獣人の特徴がありますから、直ぐに分かるはずです」
所謂失踪届けみたいのは役場に出す。そして、直ぐにギルドにも情報が回る。成人と子供の扱い方は違う。特に10未満の子供。成人は自分で出ていく可能性はあるが、子供はそうではない。拐われた可能性が高いため、情報は直ぐに管理して周辺ギルドや役場で共有される。ここはマーランにも近いから情報が来ている。
「あの商隊が出発時期を逆算したら、子供達が捕らわれていたのは、最低でも1ヶ月以上前です。いくら田舎の町でもそれだけあれば届けが出せます。それが出されていないのであれば。その程度の親って事です」
うーん、ホークさんシビア。でも、自分の子供がいなくなったら、血の気がひかん? 直ぐに探し出さない?
「もしかしたら、事情があって出せてないのなら、これから届けが出した時点で分かります。修道院で保護されていますから、簡単には出れませんが、安全です。なのでわざわざリュウタさんが、調べる必要はありませんよ。リュウタさんの鑑定力はあまり知られない方がいいですよ」
ふう、と息をつくホークさん。
「俺が言うのもなんですが。少し、あの子供達には、時間は必要かなって思います。静かに考える時間が」
「確かにそうですね」
特に親に売られたという子供には。
もう、大丈夫なんだって、思えるようになってほしい。きっと時間がかかる。チュアンさんみたいに、前向きになってほしい。だけど、チュアンさんとは事情が違うから、同じようになるとは限らないけど。
「シスター・アモル達なら、きっと子供達を守ってくれますね」
「そうですね。俺もシスター・アモルは信じてますから」
あら?
「ホークさん、シスター・アモルと面会しましたっけ?」
何時、チュアンさんと私だけど。
肩をすくませるホークさん。
「俺はチュアンを信じてますから、そのチュアンが全面の信頼を寄せているシスターです。だから、信じます」
あ、そっか。チュアンさんはホークさんをいい友だと言った。そして、ホークさんもチュアンさんを信頼しているんや。なんや、素敵やな。
「そうですね、私も信じます」
よし、そうしよう。信じて、任せよう。もし、何かしらシスター・アモル達、修道院の人達が手助けが必要だって時に、私が提供できるものを提供しよう。
騎士団と警備の寮への差し入れは滞りなく終了。食堂を管理している女性陣の歓声があがる。お肉ですよ、お肉。ででん、でん、と出されたルーティのダンジョンの猪のお肉。そして最上階のウサギのお肉と骨も追加した。晃太がワイン樽も出す。それからセレクトショップダリアの御贈答のりんごと洋梨も100個ずつ出す。家族寮があるって聞いたので、ちょっと追加。お肉も追加、ちょっとね。
「こ、こんなにたくさん、いいんですかっ?」
代表者の女性ギネカさんが、戸惑いながら嬉しい顔。
「はい、家族寮の皆さんにも配布してもらえませんか? お手数ですけど」
「ええっ、勿論です。ありがとうございますっ」
ギネカさんが大喜び。その後ろで、今日はウサギのシチューよー、と気合いの入る女性陣。あははん、凄か。
数日後、ギネカさんがわざわざお礼にパーティーハウスに来て、母が対応してくれた。お肉は大好評だったし、何より喜ばれたのはワイン。ワインって嗜まないから分からないけど、美味しかったと。1人1日グラス一杯と限定している。ぶーぶー、言われたそうだけど、ギネカさんが黙らせたって。騎士や警備の人達を黙らせるって。どうやって、とは聞かない。なんだか、母と同じ匂いしたからね。
差し入れの後、チュアンさんと夕方からシスター・アモルとの面会だ。ニコニコと杖を突いて来てくれた。子供達の事は聞かない。だけど、寄付はする。私が出来ることはこれくらいや。予め寄付の話をしていて、いつもは10分なんだけど、30分の時間をもらっている。
「シスター・アモル。こちらを使ってください」
と、私はマジックバッグから色々出す。毛布や新しい下着や服、靴も出す。それからお肉もね。こちらもりんごと洋梨もね。それから塩も。これは調味料としても使えるけど、保存食を作る時に使うんだって。薪もだして、と。他のシスターが運んでくれるが、なんせ重いからチュアンさんもお手伝いする。
「まあまあこんなにたくさん」
「はい、使ってください。あの、シスター・アモル」
「はい」
私は改まる。
「もし、何かしら必要なものがあれば、私で揃えられるものがあればいつでも言ってください。私達は明後日から魔の森に入りますが、パーティーハウスにいる両親に言って頂けたら、出来るだけのことはしますので」
その言葉に、シスター・アモルは戸惑う。
「これだけの寄付を頂いたのに、これ以上はさすがに受け取れません」
「シスター・アモル。これは私の自己満足で、偽善なんです。どうか受け取ってください。私には、これしか出来ませんから」
少し考え込むシスター・アモルだけど、ふう、と息をついて笑顔を浮かべる。
「ありがとうございますミズサワ様。お気持ち、頂きます。私どもでどうにもならない時、ご助力を宜しくお願いします」
「はい。私の出来ることを」
それから少しお話。魔境に設置した暖房器具の改良版を数台出来次第寄付したい事を伝える。これは隣の孤児院や、無料教室にも設置予定だ。燃料の魔石は、何だかんだと一杯あるからね。
「設置場所はお任せになりますが。ただ、小さな子供が誤って触らないように防護柵も作ってもらっていますので、すべて出来上がり次第に搬入したいのですが、物が重いもので、どちらに搬入したら宜しいですか? 私はその時いませんので、父が代わりにうかがいたいのですが」
「ああ、ありがとうございます。そうですね。面会の窓口で受付が出来るようにしましょう。お父様のお名前を伺っても?」
「リュウタ・ミズサワです」
「分かりました。搬入していただける時に、身分証をお持ちください」
「はい、分かりました」
薪を両腕に抱えて運んでいたチュアンさんが、帰って来た。残りの時間はチュアンさんに使ってもらう。
「チュアン、気を付けるのですよ」
「はい、シスター・アモル」
「ミズサワ様とチュアンに、皆さんに始祖神様のご加護を」
「ありがとうございますシスター・アモル」
私とチュアンさんは、シスター・アモルに見送られて応接室を出た。
そして、出発の朝。
「気を付けるんよ」
「分かった」
花を抱えた母に見送られてパーティーハウスを出る。
少し早めに出たけど、すでに皆さん勢揃いしている。うーん、これだけの数の冒険者が並ぶと圧巻やね。慣れた仔達がぷりぷりとご挨拶に行く。
「おはようございます、お待たせしました」
「いえ、今集まったばかりなんですよ」
と、ケルンさん。
「ミズサワ殿、配慮頂きありがとうございます」
相変わらずアクション俳優みたいなフェリクスさんが、折り目正しく会釈する。
「いえいえ、講師、お疲れ様です」
人気講師のフェリクスさん。もしかしたら、次のお願いもあったんやないかな?
ユイちゃんとこちらに来たそうなアルスさんを、ファングさんとガリストさんががっちり掴んでいる。それから、シュタインさんと視線がかち合う。にこり、とされて、ドキリとするが、今はそんな場合ではない。
ぞろぞろと城門を抜ける。
「皆さん、馬車に乗ってください」
晃太がアイテムボックスから馬車を出して、ホークさんがノワールを繋ぐ。
ぎゅうぎゅうのすし詰め状態の馬車は、わいわいと賑やか。
私はホークさんと馭者台に座る。
「皆さん、出発でーす」
「「「「はーい」」」」
ホークさんが手綱を操る。
さあ、王冠山に向かって出発や。
2,825
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】最愛から2番目の恋
Mimi
恋愛
カリスレキアの第2王女ガートルードは、相手有責で婚約を破棄した。
彼女は醜女として有名であったが、それを厭う婚約者のクロスティア王国第1王子ユーシスに男娼を送り込まれて、ハニートラップを仕掛けられたのだった。
以前から婚約者の気持ちを知っていたガートルードが傷付く事は無かったが、周囲は彼女に気を遣う。
そんな折り、中央大陸で唯一の獣人の国、アストリッツァ国から婚姻の打診が届く。
王太子クラシオンとの、婚約ではなく一気に婚姻とは……
彼には最愛の番が居るのだが、その女性の身分が低いために正妃には出来ないらしい。
その事情から、醜女のガートルードをお飾りの妃にするつもりだと激怒する両親や兄姉を諌めて、クラシオンとの婚姻を決めたガートルードだった……
※ 『きみは、俺のただひとり~神様からのギフト』の番外編となります
ヒロインは本編では名前も出ない『カリスレキアの王女』と呼ばれるだけの設定のみで、本人は登場しておりません
ですが、本編終了後の話ですので、そちらの登場人物達の顔出しネタバレが有ります
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
手放したのは、貴方の方です
空月そらら
恋愛
侯爵令嬢アリアナは、第一王子に尽くすも「地味で華がない」と一方的に婚約破棄される。
侮辱と共に隣国の"冷徹公爵"ライオネルへの嫁入りを嘲笑されるが、その公爵本人から才能を見込まれ、本当に縁談が舞い込む。
隣国で、それまで隠してきた類稀なる才能を開花させ、ライオネルからの敬意と不器用な愛を受け、輝き始めるアリアナ。
一方、彼女という宝を手放したことに気づかず、国を傾かせ始めた元婚約者の王子。
彼がその重大な過ちに気づき後悔した時には、もう遅かった。
手放したのは、貴方の方です――アリアナは過去を振り切り、隣国で確かな幸せを掴んでいた。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。