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王冠山へ①
出来るだけ馬車で移動、魔の森に入り徒歩で進み、数日後周囲の確認。
「他に冒険者の方はおらんね?」
『かなり離れた場所にはいるのですね』
『向こうは気がついていないわ』
「ありがとう。ノワール、お願いね」
「ブヒヒンッ」
今からノワールに騎乗だ。最初は全行程オシリスに騎乗案が出たんだけど、ノワールがブヒブヒと抗議。最近、ホークさんがオシリスにかかりっきりなので、ちょっと拗ねてしまっているしね。
いつものようにチュアンさんの肩を借りて、ホークさんに引き上げてもらう。マントに包まれて、はい、餃子の出来上がり。うむ、安心感。
『主よ、早く行くのだ』
そわそわと爆走したい、と顔にでているアレス。
「アレス、ノワールの歩調に合わせてよ」
『ぬっ、分かっているのだっ』
「大丈夫よね?」
『だ、大丈夫なのだっ』
ビアンカとルージュが疑いの眼差し。
『大丈夫なのだっ』
「はいはい、分かった、頼むね」
チュアンさんがルームに入ったのを確認。
仔達も走る気満々だ。アリスも最近運動不足だからと、並走することに。
「ホークさん、お願いします」
「はい」
ホークさんが手綱を操り、ぶひひん特急ノワールは発進した。
ノワールの騎乗に関しては何の問題もなく進む。こちらに気がついても逃げてる。アレスもビアンカとルージュにきつめに言われたので、追いかけない。3日して、今度はオシリスに変更する。あの土石流の跡をみたら、結構広範囲に渡り、地面が流れている。あれから1か月近く経ってはいるが、やはり足元が危なそう。
『ヌシヨ、ココカラハ我ラハ進メナイ』
そう。ここから、イシス、アレス、ビアンカ、ルージュが進めない。下手にヤマタノオロチが休眠している王冠山に接近して、刺激は避けたい。時空神様もそう言ってたし。あれから、神棚に色々聞いてみたけど、お返事が返ってこない。神様やもん、お忙しいんやろうけど、頂いたブーストに関して聞けてないのが、気掛かりや。朝のお供えは消えているから、見守ってくれていると思う。
で、ごっそりと戦力ダウンだ。現在、土石流の影響で、魔物分布が変わり、混雑しているような状況。先日のレッサードラゴンみたいな感じね。なので、思わぬ所で襲われたりしないかって事。
イシス達を除いた状況での最高戦力はオシリス、次いでアリスだ。大丈夫かなって心配したんだけど、なんともあっけなく解決。
まずは私とホークさんが騎乗したオシリスが、この土石流跡を越える。越えた時点でノワールに切り替え、地上から麓を目指す。オシリスの騎乗は問題はない、ないのだけど、長く続かない。理由は私とホークさんという荷物があること、そして、最高速度を出すので、私達を守る為に風の結界を厚くするとどうしても魔力を消費する。風の結界を展開すると、どんなに頑張っても1時間の飛行が限界だ。オシリス単体で飛行するなら、ここから王冠山に向かうなら、日がくれる前に麓に着く事ができるって。
で、具体的にどうするかって、光のリンゴの出番だ。イシスも光の魔法が使える為に、たくさん出して貰うことにした。
『ヌシヨ、大丈夫ダ。先日ノゴブリンノ巣位壊滅サセルダケノモノヲ出ス』
恐ろしか。
『ソレニ、オシリスハ私ノ伴侶。ソウ簡単ニソコラノ奴ニ、ヤラレハシナイ』
そうだよね。イシスは始祖神様が言うように種族の中で最強クラスなら、その伴侶であるオシリスも相応に強い。なんせ鬼教官リルさんに鍛えられているからね。
で、ノワールに切り替えたら、アリスと仔達が並走する事になる。勿論、光のリンゴ付きね。因みにホルスはオシリスの最高速度について来れないので、ルームでお留守番。
イシスとルージュが光のリンゴをたくさんだしてくれる。サイズはリンゴたげじゃない、スイカサイズもある。これ、Gどれくらいなんやろ?
『心配しないでユイ、これはゴブリンジェネラルくらいは簡単に吹き飛ばすわ。小さいのはスピード重視で牽制には十分な威力よ』
「あ、ありがとうルージュ」
色々、恐ろしか。
私とホークさんを乗せて、光のリンゴ達でもどうにもならない時には、地上に降下、撤退しアリス、そしてノワールに出撃のお願いだ。話を聞いていたSとAランク冒険者がそうなれば自分もと、手を上げてくれた。Sランクはケルンさん、エドワルドさん、フェリクスさん、エリアンさん。Aランクはヒェリさん、ツヴァイクさん、そしてドーラさんだ。仔達もヤル気満々。これは地上を走るノワールでも対応となる。
そうならない事を祈ろう。
寒いので、ヘルメット装着。ノワールみたいに派手にガンガン当たらないし、まだ我慢できる。薄手のネックウォーマーも着けたし、全員ルームに入ったし、よし。
「ユイさん」
「はい」
私はオシリスに乗り、ホークさんがマントで包む。はい、餃子の出来上がり。ああ、やっぱり安心感。
ホークさんが手綱を操ると、オシリスが助走開始し、ぶわぁっと空に舞い上がった。
「他に冒険者の方はおらんね?」
『かなり離れた場所にはいるのですね』
『向こうは気がついていないわ』
「ありがとう。ノワール、お願いね」
「ブヒヒンッ」
今からノワールに騎乗だ。最初は全行程オシリスに騎乗案が出たんだけど、ノワールがブヒブヒと抗議。最近、ホークさんがオシリスにかかりっきりなので、ちょっと拗ねてしまっているしね。
いつものようにチュアンさんの肩を借りて、ホークさんに引き上げてもらう。マントに包まれて、はい、餃子の出来上がり。うむ、安心感。
『主よ、早く行くのだ』
そわそわと爆走したい、と顔にでているアレス。
「アレス、ノワールの歩調に合わせてよ」
『ぬっ、分かっているのだっ』
「大丈夫よね?」
『だ、大丈夫なのだっ』
ビアンカとルージュが疑いの眼差し。
『大丈夫なのだっ』
「はいはい、分かった、頼むね」
チュアンさんがルームに入ったのを確認。
仔達も走る気満々だ。アリスも最近運動不足だからと、並走することに。
「ホークさん、お願いします」
「はい」
ホークさんが手綱を操り、ぶひひん特急ノワールは発進した。
ノワールの騎乗に関しては何の問題もなく進む。こちらに気がついても逃げてる。アレスもビアンカとルージュにきつめに言われたので、追いかけない。3日して、今度はオシリスに変更する。あの土石流の跡をみたら、結構広範囲に渡り、地面が流れている。あれから1か月近く経ってはいるが、やはり足元が危なそう。
『ヌシヨ、ココカラハ我ラハ進メナイ』
そう。ここから、イシス、アレス、ビアンカ、ルージュが進めない。下手にヤマタノオロチが休眠している王冠山に接近して、刺激は避けたい。時空神様もそう言ってたし。あれから、神棚に色々聞いてみたけど、お返事が返ってこない。神様やもん、お忙しいんやろうけど、頂いたブーストに関して聞けてないのが、気掛かりや。朝のお供えは消えているから、見守ってくれていると思う。
で、ごっそりと戦力ダウンだ。現在、土石流の影響で、魔物分布が変わり、混雑しているような状況。先日のレッサードラゴンみたいな感じね。なので、思わぬ所で襲われたりしないかって事。
イシス達を除いた状況での最高戦力はオシリス、次いでアリスだ。大丈夫かなって心配したんだけど、なんともあっけなく解決。
まずは私とホークさんが騎乗したオシリスが、この土石流跡を越える。越えた時点でノワールに切り替え、地上から麓を目指す。オシリスの騎乗は問題はない、ないのだけど、長く続かない。理由は私とホークさんという荷物があること、そして、最高速度を出すので、私達を守る為に風の結界を厚くするとどうしても魔力を消費する。風の結界を展開すると、どんなに頑張っても1時間の飛行が限界だ。オシリス単体で飛行するなら、ここから王冠山に向かうなら、日がくれる前に麓に着く事ができるって。
で、具体的にどうするかって、光のリンゴの出番だ。イシスも光の魔法が使える為に、たくさん出して貰うことにした。
『ヌシヨ、大丈夫ダ。先日ノゴブリンノ巣位壊滅サセルダケノモノヲ出ス』
恐ろしか。
『ソレニ、オシリスハ私ノ伴侶。ソウ簡単ニソコラノ奴ニ、ヤラレハシナイ』
そうだよね。イシスは始祖神様が言うように種族の中で最強クラスなら、その伴侶であるオシリスも相応に強い。なんせ鬼教官リルさんに鍛えられているからね。
で、ノワールに切り替えたら、アリスと仔達が並走する事になる。勿論、光のリンゴ付きね。因みにホルスはオシリスの最高速度について来れないので、ルームでお留守番。
イシスとルージュが光のリンゴをたくさんだしてくれる。サイズはリンゴたげじゃない、スイカサイズもある。これ、Gどれくらいなんやろ?
『心配しないでユイ、これはゴブリンジェネラルくらいは簡単に吹き飛ばすわ。小さいのはスピード重視で牽制には十分な威力よ』
「あ、ありがとうルージュ」
色々、恐ろしか。
私とホークさんを乗せて、光のリンゴ達でもどうにもならない時には、地上に降下、撤退しアリス、そしてノワールに出撃のお願いだ。話を聞いていたSとAランク冒険者がそうなれば自分もと、手を上げてくれた。Sランクはケルンさん、エドワルドさん、フェリクスさん、エリアンさん。Aランクはヒェリさん、ツヴァイクさん、そしてドーラさんだ。仔達もヤル気満々。これは地上を走るノワールでも対応となる。
そうならない事を祈ろう。
寒いので、ヘルメット装着。ノワールみたいに派手にガンガン当たらないし、まだ我慢できる。薄手のネックウォーマーも着けたし、全員ルームに入ったし、よし。
「ユイさん」
「はい」
私はオシリスに乗り、ホークさんがマントで包む。はい、餃子の出来上がり。ああ、やっぱり安心感。
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