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第四章
龍翔戦
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「ユージ君、私もついていくからね!ダメと言われてもついていく!」
アイリスが決意に満ちた眼差しで俺に言う。
「・・わかった。アイリスも一緒に来てくれ。」
「僕も行く。ユージがやられたら僕が戦う。」
アイズも言う。
俺はいい仲間を持ったな。
「わかった。皆、俺の戦いを見ていてくれ。ただし、手出しは無用だ。俺に何かあっても龍翔に復讐したりとか考えないでほしい。」
あらかじめクギをさしておいたのは、これ以上、怪我人を増やしたくないためだ。
「・・わかったわ。」
一番やりそうなアカネが了承してくれた。
俺は約束の場所へ向かっていった。
龍翔は既に来て待っていた。
「ほう、逃げずにきたか。度胸だけはあるようだな。」
「度胸と言えるかどうかわからないが・・今日はあるものを持ってきた。」
俺は袋から槍のようなものを取り出すと、龍翔に投げ渡した。
「!これは方天画戟か!!」
「ああ、俺が知る中国最強の武将と言えば呂布だ。その呂布愛用の武器を持ってきた。」
この日のために、わざわざダースの親父さんに頼み込んで作っておいてもらったのだ。
方天画戟とは戟の横部に三日月状の「月牙」と呼ばれる刃がついている武器で、三国時代最強と恐れられた呂布が使っていた武器だ。
俺は今回、自分だけでなく龍翔にも全力を出してもらい、その上で叩き伏せる決心をしていた。
そうでなければ龍翔はおとなしくなりはすまい。
「ふむ・・あの呂布奉先を望みか。後悔することになるぞ?」
「後悔はしない。全力のお前を倒してこそ、約束が守られるってもんだ。」
「約束?」
「ああ、今回はこの戦いまで誰も傷つけるなと言ったが・・もし俺が勝ったら、今後もその方針を今後も守ってほしい。本当に必要な戦いなどはのぞいてな。」
「面白いことをいう。・・フッよかろう。了解した。」
「是非頼む。」
「ならば初めからいくぞ!コール呂布!」
龍翔の体から発せられるオーラが禍々しいものに変わっていく。
普通の人では逃げ出してしまいそうなオーラだ。
なるほど、一人で軍勢を蹴散らしてきた呂布の雰囲気だ。
「よし!いくぞ!真空固定、伸長、そして・・重力付与!」
これで方天画戟と剣との長さの不利はなくなる。
更に
「コール宮本武蔵!」
「ふむ・・武蔵か。この前と同じだな。しかし!呂布をまとった今の我に勝てると思うか?まとった英雄の力が同じならば、あとは基礎能力がモノを言うのだぞ?」
「それはどうかな・・?」
俺は更にホーンテッドの力を引き出すために集中する。
そして・・
「ダブル・コール!柳生宗矩!」
俺の体に更に力が湧き上がる。
体がバラバラになりそうだが。
だが・・武蔵の基礎能力に宗矩の技を足した俺は大幅な能力向上を感じていた。
「なに・・?ダブル・・コールだと?そんなことが可能なのか?」
「この前お前に敗れてからずっと修練していたのさ。いくぞ!」
俺は素早く切りかかる。
「ぬぅつこの力は・・!」
龍翔がなんとか受け止める。
「まだまだいくぞ!」
俺は切り下げ、胴薙ぎ、小手、切り上げと次々と技を繰り出していった。
龍翔が必死にさばく。
以前の龍翔には見られなかったあせりが見える。
「く・・呂布の力をまとった我がこのざまとは・・貴様・・!」
「まだまだだ!いくぞ!ダブル・コール!榊原鍵吉!」
今度は大上段から切り落とす。
ガキィン!
「グッ・・重い・・!」
兜割りの榊原鍵吉の力だ。いかに龍翔と言えど無事ではすむまい。
俺は更に下段から剣を跳ね上げた。
「ぐあっ」
龍翔が方天画戟を上にはじきあげられる。
「クッ!雷閃!」
龍翔が雷魔法を放つ。
危ない!
俺はあやうく剣で雷閃を受け止めていた。
ライム道場の修業の成果が出たな。
「まだまだ!炎弾!」
今度は炎弾か!
俺は剣ではじき落とした。
俺は魔法の才能はないと言われていたのに・・龍翔はどこまで潜在能力が高いんだ!
「次はこれだ。いくぞ風魔法!」
龍翔は風を身にまとうと、その勢いで突っ込んできて、高速で方天画戟を振り下ろしてきた。
俺は危うく剣を横にして受け止める。
「炎嵐!」
今度は炎嵐か!
巻き込まれたら一巻の終わりだ。
俺は風魔法で自分を後ろに吹き飛ばし、何とか嵐から逃れた。
「フッ魔術の才にはさほど恵まれていないようだな。」
「ああ、俺は基本的にこの剣を使った戦いしかできない。」
「ならばこちらにも勝機があるというもの!いくぞ!雷閃連弾!」
俺はなんとか雷閃の連弾を捌きながら風魔法で龍翔の横に回り込んだ。
「今度はこっちの番だ!いくぞ!ダブル・コール!本多忠勝!」
ホーンテッドが槍の形に変わっていく。
本田忠勝は、生涯において参加した合戦は大小合わせて57回に及んだが、いずれの戦いにおいてもかすり傷一つ負わなかったと伝えられている。豊臣秀吉には「日本第一、古今独歩の勇士」と称された。また、愛槍の「蜻蛉切」は、穂先に止まった蜻蛉(とんぼ)が真っ二つになったという逸話からこの名がついた。
俺が知る限り、戦国時代最強と言われる武将だ。呂布に対抗するには本田忠勝しかいないと考えたのだ。
俺は武蔵の力に更に本田忠勝の力を乗せて突きこんだ。
「グツ!」
ついに龍翔の左肩に剣が突き刺さる。
龍翔は方天画戟を取り落としそうになっていた。
「とどめだ!ダブル・コール!沖田総司!」
俺は沖田総司の三段突きを繰り出し、龍翔の右肩、右腹部、右足と突き刺した」
「グハァツ!」
ついに龍翔が方天画戟を手放し、倒れ落ちる。
・・ふぅ、やったか・・
「アイリス、龍翔の治療を頼む。急所は避けたが・・それでも大怪我には変わりない。」
「うん!わかったよ!」
アイリスが龍翔のもとに駆けよりヒールをかける。
龍翔は立ち上がることができない。
「貴様・・一体何をした・・?」
「俺はお前に負けてから考えた。今さら俺とお前の基本スペックを覆すのは無理だ。そこで剣豪の力でお前の基礎能力に対抗しようと考えたのさ。武蔵は万能型だ。その武蔵の力に様々な剣豪の力を更に上乗せすればお前に勝てると思ったんだ。最も三十秒ほどしかもたないがな。」
「グッ・・そうか自分の体を鍛えるよりも、剣の力を更に引き出したのか・・」
「もちろんそれだけじゃない。わかっただろう?この前よりも踏み込みの速度や剣速、俺の基礎能力も上がっていたはずだ。その部分も鍛錬してきた。」
「そうか・・日本人の勤勉性をなめていたか・・」
「これは日本人の勤勉性じゃない。お前を倒さなければ周囲の人々が次々に傷つく。俺も必死だったのさ。」
「そうか・・今回はお前の発想にやられたな・・」
龍翔はグハッと血を吐くと、
「約束だ・・今後は必要なとき以外、力をふるうことはなしにしよう。」
「ありがとう。その言葉が聞きたかったんだ。」
・・と、俺もここで膝をつく。
「ユージ君!」
アイリスが今度はこっちにヒールをかける。
「ユージ!」
アカネが駆け寄ってくる。
「全くあなたはもう・・でもよくやったわね・・。お疲れ様。」
「ああ・・見ていてくれたか?アカネ?」
「見ていたわよ。素晴らしい戦いだったわ。」
アカネが涙ぐんでいる。
意外とアカネは涙もろいな・・
そんなことを考えながら俺は倒れ伏した。
「ユージ!」
今度はアイズが来た。
「ユージは怪我はしていない。僕が寮まで運んで行く。」
アイズが俺をお姫様抱っこした・・
何かしまらないなぁ・・。いつものことだけど。
「ええ、頼むわ。心配だから私もついていく。」
アカネはそう言うと、
「アイリス、龍翔はどう?」
「うん。血は出てるけど、ユージ君が急所を外したおかげで命に別状はないよ?でも一応先生にも助けてもらった方がいいかもね。ちょっと私ジュナ先生を呼んでくる!」
「フッ・・もう大丈夫だ。世話をかけた・・。」
龍翔が立ち上がる。
「大した男だ。我を倒すとはな。」
「さっきも言ったけど、必死だったのさ。」
俺はアイズに抱っこされたまま、そう言った。
これじゃどっちが勝者かわからないな・・。
でも、なんとかなったか。
そう思うと体から力が抜けた。
アイリスが決意に満ちた眼差しで俺に言う。
「・・わかった。アイリスも一緒に来てくれ。」
「僕も行く。ユージがやられたら僕が戦う。」
アイズも言う。
俺はいい仲間を持ったな。
「わかった。皆、俺の戦いを見ていてくれ。ただし、手出しは無用だ。俺に何かあっても龍翔に復讐したりとか考えないでほしい。」
あらかじめクギをさしておいたのは、これ以上、怪我人を増やしたくないためだ。
「・・わかったわ。」
一番やりそうなアカネが了承してくれた。
俺は約束の場所へ向かっていった。
龍翔は既に来て待っていた。
「ほう、逃げずにきたか。度胸だけはあるようだな。」
「度胸と言えるかどうかわからないが・・今日はあるものを持ってきた。」
俺は袋から槍のようなものを取り出すと、龍翔に投げ渡した。
「!これは方天画戟か!!」
「ああ、俺が知る中国最強の武将と言えば呂布だ。その呂布愛用の武器を持ってきた。」
この日のために、わざわざダースの親父さんに頼み込んで作っておいてもらったのだ。
方天画戟とは戟の横部に三日月状の「月牙」と呼ばれる刃がついている武器で、三国時代最強と恐れられた呂布が使っていた武器だ。
俺は今回、自分だけでなく龍翔にも全力を出してもらい、その上で叩き伏せる決心をしていた。
そうでなければ龍翔はおとなしくなりはすまい。
「ふむ・・あの呂布奉先を望みか。後悔することになるぞ?」
「後悔はしない。全力のお前を倒してこそ、約束が守られるってもんだ。」
「約束?」
「ああ、今回はこの戦いまで誰も傷つけるなと言ったが・・もし俺が勝ったら、今後もその方針を今後も守ってほしい。本当に必要な戦いなどはのぞいてな。」
「面白いことをいう。・・フッよかろう。了解した。」
「是非頼む。」
「ならば初めからいくぞ!コール呂布!」
龍翔の体から発せられるオーラが禍々しいものに変わっていく。
普通の人では逃げ出してしまいそうなオーラだ。
なるほど、一人で軍勢を蹴散らしてきた呂布の雰囲気だ。
「よし!いくぞ!真空固定、伸長、そして・・重力付与!」
これで方天画戟と剣との長さの不利はなくなる。
更に
「コール宮本武蔵!」
「ふむ・・武蔵か。この前と同じだな。しかし!呂布をまとった今の我に勝てると思うか?まとった英雄の力が同じならば、あとは基礎能力がモノを言うのだぞ?」
「それはどうかな・・?」
俺は更にホーンテッドの力を引き出すために集中する。
そして・・
「ダブル・コール!柳生宗矩!」
俺の体に更に力が湧き上がる。
体がバラバラになりそうだが。
だが・・武蔵の基礎能力に宗矩の技を足した俺は大幅な能力向上を感じていた。
「なに・・?ダブル・・コールだと?そんなことが可能なのか?」
「この前お前に敗れてからずっと修練していたのさ。いくぞ!」
俺は素早く切りかかる。
「ぬぅつこの力は・・!」
龍翔がなんとか受け止める。
「まだまだいくぞ!」
俺は切り下げ、胴薙ぎ、小手、切り上げと次々と技を繰り出していった。
龍翔が必死にさばく。
以前の龍翔には見られなかったあせりが見える。
「く・・呂布の力をまとった我がこのざまとは・・貴様・・!」
「まだまだだ!いくぞ!ダブル・コール!榊原鍵吉!」
今度は大上段から切り落とす。
ガキィン!
「グッ・・重い・・!」
兜割りの榊原鍵吉の力だ。いかに龍翔と言えど無事ではすむまい。
俺は更に下段から剣を跳ね上げた。
「ぐあっ」
龍翔が方天画戟を上にはじきあげられる。
「クッ!雷閃!」
龍翔が雷魔法を放つ。
危ない!
俺はあやうく剣で雷閃を受け止めていた。
ライム道場の修業の成果が出たな。
「まだまだ!炎弾!」
今度は炎弾か!
俺は剣ではじき落とした。
俺は魔法の才能はないと言われていたのに・・龍翔はどこまで潜在能力が高いんだ!
「次はこれだ。いくぞ風魔法!」
龍翔は風を身にまとうと、その勢いで突っ込んできて、高速で方天画戟を振り下ろしてきた。
俺は危うく剣を横にして受け止める。
「炎嵐!」
今度は炎嵐か!
巻き込まれたら一巻の終わりだ。
俺は風魔法で自分を後ろに吹き飛ばし、何とか嵐から逃れた。
「フッ魔術の才にはさほど恵まれていないようだな。」
「ああ、俺は基本的にこの剣を使った戦いしかできない。」
「ならばこちらにも勝機があるというもの!いくぞ!雷閃連弾!」
俺はなんとか雷閃の連弾を捌きながら風魔法で龍翔の横に回り込んだ。
「今度はこっちの番だ!いくぞ!ダブル・コール!本多忠勝!」
ホーンテッドが槍の形に変わっていく。
本田忠勝は、生涯において参加した合戦は大小合わせて57回に及んだが、いずれの戦いにおいてもかすり傷一つ負わなかったと伝えられている。豊臣秀吉には「日本第一、古今独歩の勇士」と称された。また、愛槍の「蜻蛉切」は、穂先に止まった蜻蛉(とんぼ)が真っ二つになったという逸話からこの名がついた。
俺が知る限り、戦国時代最強と言われる武将だ。呂布に対抗するには本田忠勝しかいないと考えたのだ。
俺は武蔵の力に更に本田忠勝の力を乗せて突きこんだ。
「グツ!」
ついに龍翔の左肩に剣が突き刺さる。
龍翔は方天画戟を取り落としそうになっていた。
「とどめだ!ダブル・コール!沖田総司!」
俺は沖田総司の三段突きを繰り出し、龍翔の右肩、右腹部、右足と突き刺した」
「グハァツ!」
ついに龍翔が方天画戟を手放し、倒れ落ちる。
・・ふぅ、やったか・・
「アイリス、龍翔の治療を頼む。急所は避けたが・・それでも大怪我には変わりない。」
「うん!わかったよ!」
アイリスが龍翔のもとに駆けよりヒールをかける。
龍翔は立ち上がることができない。
「貴様・・一体何をした・・?」
「俺はお前に負けてから考えた。今さら俺とお前の基本スペックを覆すのは無理だ。そこで剣豪の力でお前の基礎能力に対抗しようと考えたのさ。武蔵は万能型だ。その武蔵の力に様々な剣豪の力を更に上乗せすればお前に勝てると思ったんだ。最も三十秒ほどしかもたないがな。」
「グッ・・そうか自分の体を鍛えるよりも、剣の力を更に引き出したのか・・」
「もちろんそれだけじゃない。わかっただろう?この前よりも踏み込みの速度や剣速、俺の基礎能力も上がっていたはずだ。その部分も鍛錬してきた。」
「そうか・・日本人の勤勉性をなめていたか・・」
「これは日本人の勤勉性じゃない。お前を倒さなければ周囲の人々が次々に傷つく。俺も必死だったのさ。」
「そうか・・今回はお前の発想にやられたな・・」
龍翔はグハッと血を吐くと、
「約束だ・・今後は必要なとき以外、力をふるうことはなしにしよう。」
「ありがとう。その言葉が聞きたかったんだ。」
・・と、俺もここで膝をつく。
「ユージ君!」
アイリスが今度はこっちにヒールをかける。
「ユージ!」
アカネが駆け寄ってくる。
「全くあなたはもう・・でもよくやったわね・・。お疲れ様。」
「ああ・・見ていてくれたか?アカネ?」
「見ていたわよ。素晴らしい戦いだったわ。」
アカネが涙ぐんでいる。
意外とアカネは涙もろいな・・
そんなことを考えながら俺は倒れ伏した。
「ユージ!」
今度はアイズが来た。
「ユージは怪我はしていない。僕が寮まで運んで行く。」
アイズが俺をお姫様抱っこした・・
何かしまらないなぁ・・。いつものことだけど。
「ええ、頼むわ。心配だから私もついていく。」
アカネはそう言うと、
「アイリス、龍翔はどう?」
「うん。血は出てるけど、ユージ君が急所を外したおかげで命に別状はないよ?でも一応先生にも助けてもらった方がいいかもね。ちょっと私ジュナ先生を呼んでくる!」
「フッ・・もう大丈夫だ。世話をかけた・・。」
龍翔が立ち上がる。
「大した男だ。我を倒すとはな。」
「さっきも言ったけど、必死だったのさ。」
俺はアイズに抱っこされたまま、そう言った。
これじゃどっちが勝者かわからないな・・。
でも、なんとかなったか。
そう思うと体から力が抜けた。
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