60 / 72
第五章
国交の広がり
しおりを挟む
俺達はローム王国へ着くと俺とキース、エリスは別行動で王宮へ降り立った。
「ご老公にお会いしたいのですが。」
「おお!これはユージ殿。しばしお待ちください。そろそろご老公も起きてこられることでしょう。」
待つことしばし。
「ご老公が目覚めました。通せとの仰せです。」
と、信長様の部屋に通された。
「おう、ユージよ。今回は魔族の国に行ってきたようだのう?」
相変わらず耳が早いな。
「ええ、こんなことがありまして・・」
「ふむ。一度死んだとな・・げに不思議なこともあるものよ。」
「はい、自分でも驚いていますが・・」
「してそこの者はトールじゃな。」
「はい。雷神の名をいただいているトール、人間名をキースと申します。」
キースは雷神の姿ではなく、人間の姿だった。
「今回は国交を結びたいと・・はて、今までは停戦協定のみであったが、こちらに益のある話かのう?」
「魔族の力はその魔法の力もあって侮りがたいものがあります。防衛面にお役に立てるかと。」
俺がフォローする。
「ふむ。軍事面での利益が。して、ロームには何を求める?」
「経済面のご助力と政治の助言をいただければと思います。」
キースが言う。
信長様は笑う。
「なるほどのう。そちらは軍事面での協力を。こちらは財政面での協力か。面白い。前向きに考えておこう。」
と、信長様は言ってくれた。
「信長様、実はもう一つお話が・・」
俺が切り出すと、
信長様は俺の顔で察したのか、
「ほう、何やら面白い話の様だな。聞こう。」
「実は、私の学校にここにいる雷竜族の姫が転入してまいりまして、そちらも国交を求めているのでございます。」
「ほう。雷竜族がのう。して、何か存念はあるのか?」
「はい。雷竜族はご存じの通り、雷を操るドラゴンです。これをうまく使えば信長様が進めていらっしゃる電気事業にもお役に立てるのではないかと。」
信長様は膝を叩き、
「それは面白いのう。こちらは金を出す。向こうは電気を出す、か。」
「はい。電気を伝える送電線などの設置が必要かとは思いますが、そのあたりを整えればお互いに益のある話かと」
そこでエリスが、
「初めてお目にかかります。信長様。雷竜族の姫、エリスと申します。」
エリスにはここにくるまでの間に俺のアイディアを話してあった。
「雷竜族の力であれば貴国の電力事業にお役に立てると思いますわ。是非お役に立たせてくださいませ。」
「ふむ。実は電気の方は8割がた出来上がっておるのじゃが、大容量の発電がままならなかったのよ。そこの部分を補えるかもしれぬな。」
「雷竜族は貧しい一族でございます。その雷の力を持て余しているものが多数ございます。その者たちに雷を発生させ、うまく電気に転換できれば・・」
「ふむ。こちらは電気を手に入れられる。雷竜族は電気を売った収益が手に入るというわけじゃな。」
「ええ。是非前向きにお考えいただきたいですわ。」
「この話は明確に互いの益になるのう。よし、今まで氷竜族とだけ交流を持ってきたが魔族、雷竜族とも交渉をしようではないか。」
「はい!ありがとうございます!」
エリスは嬉しそうだ。
「そうだのう・・魔族にはトールが適任であろう。ロームとの繋ぎになってくれるか?」
「は。かしこまりました。」
「雷竜族にはそうだの・・。エリス姫とユージに行ってもらうか。それに技術者、内政官だな。お主の仲間も連れて行くがいい。」
「は・・?仲間をですか?」
「お主はあちこちに行っては戦って国交を樹立しておる。今回も戦いにならぬとは限るまい?仲間を連れて行ったほうがいいであろう?」
と信長様はニヤリと笑った。
「は!かしこまりました。」
「さてお主はエルフの国にも行ったそうだの。そこの話も聞かせるがよい。」
俺はホーリー聖教皇国であった話を信長様に話した。
・・・
「まったくお主はあちこちで問題を起こしてくるのぅ。」
「は・・お恥ずかしい限りです。」
「その結果、教皇にも伝手ができるとはな。面白い男よの。」
「恐れ入ります。」
「まぁ良い。魔族、雷竜国との交渉は細かい話は文官と話すがよい。今日はお主に紹介したいものがおる。」
「は・・私に・・ですか?」
「この国の王じゃ。入れ。」
王様か!
するとやや大柄な中年の男性が入ってきた。
「はじめてだな。シンゲン・オダと申す。一応ロームの王を務めておる。最も実権はご老公にあるのだが。」
と言って笑った。
シンゲン・・武田信玄か?
信長様は笑うと、
「日ノ本において我が最大の敵は信玄であった。当時の緊張感を忘れぬためにシンゲンを名乗らせておるのよ。」
なるほど。確かに信長様は確か、婚姻政策を取ったり散々贈り物をしたりと気を使っていた気がする。
「まぁ、ご老公の前には私は飾りのようなものだ。なにせ五百年の年月、ご老公はこの国を作り上げてきたからな。」
シンゲン王がいう。
確かに膨大な時間だな。普通の生涯ではやりきれぬことを信長様は可能としてきたのだろう。
「まぁ今度はいずれノブタダがこの役目を引き継ぐ。私はそれまでの繋ぎのようなものだ。この国はそうしてご老公のもとに回ってきたのだ。」
なるほどな。
一人の優れた為政者がいれば国は最高だが、問題はその為政者が死んだ後にあると聞いたことがある。日本史上最大級の英雄の信長様の後見で政治を行うとなれば、国は安定するだろうな。
「まぁ。今日はここまでにしておこう。細かいことは王や文官と話を詰めるがいい。」
信長様はそう言うと自室に下がっていった。
シンゲン王は、
「それでは場所を移して話すか。いささかお主たちの話も聞きたいしの。」
といって別の部屋へ連れて行った。
俺達はそれぞれ今までの事をかいつまんでシンゲン王に話した。
「ふむ・・聞いてはいたがなかなかに波乱万丈な学園生活だな。しかし、結果としてすべてが良い方向に転がっている。お主はそういう星のもとに生まれたのかもしれんな。」
「は、恐縮です。」
「・・それは英雄の道かも知れんな。」
「え・・英雄ですか?」
「世の英雄は人並み以上の困難を乗り越え、そのたびに成長していくものだ。私がご老公に聞いた話でもそうであったし、この世界でもそうだ。神は人に乗り越えられる試練を与えぬというが・・英雄となるものには一際大きな試練を準備されているのであろう。」
神か・・信長様だったら一笑に付してしまいそうな言葉だな。
俺は苦笑していると、
「私はこの世の中には不可思議な力が働いていると考えているのよ。現実主義のご老公とは異なるがな。今回のお主の死からの生還もそうであろう?」
確かに、あの経験は不思議以外の何物でもなかった。
「そう言われてみれば・・でも私が英雄だなんておこがましいです。」
「ハハハ!お主はまだ学生であろう?学生の身でそれだけの経験をしていること自体が稀有なことだが・・。今後もお主には様々な試練が降りかかるかもしれんな。」
「は・・しかし今までは仲間の力を借りてなんとかやってきたというのが正直なところです。」
「もしかしたら、その仲間は一生の仲間かもしれんぞ?お主がこの世界に送られたことを含めて何らかの導きがあるのやもしれぬ。」
シンゲン様は信長様とは異なり無神論者というわけでなく、かといって空想にふけるわけでもなく、バランスの取れた人柄に見えた。
「まぁ今日は久々のロームの食事でも味わってゆっくり過ごすがいい。丁度準備ができたようだ。政治むきの話はそのときにしよう。」
俺達は食事をしながら文官も交えて様々なことを話しあった。
――――――――
「ああ、ロームに来て良かったですわ!戦いもありましたけど、結果的にいい事ばかりになりましたわ!」
エリスが王宮を出ると喜びを隠し切れないように言った。
「まぁ信長様は勘の鋭い方だし、今日の印象だとシンゲン王も話の分かる方みたいだな。お互いの国の為になるならそれが一番だ。」
「ユージ、今回は改めて俺からも礼を言わせてくれ。この国交は魔族と人間との協業の第一歩になるだろう。」
大げさだなぁキースは。
「お互いの国の為になるならいいさ。さて、学園に帰ろう。」
と、俺達は王宮が準備してくれた馬車に乗り込んだ。
・・・
「きゃー私、馬車は初めてですわ!こんな乗り物だったのですね!」
初めは興奮していたエリスだったが・・
「・・遅いですわ。私飛んで行っていいかしら。」
としばらくすると飽きたようだ。
「まぁ、せっかく王宮が準備してくれたんだ。もう少し我慢してくれ。」
「うう・・わかりましたわ・・」
そして俺たちは三時間ほどで学園に戻ってきた。
エリスも寮に住んでいる。
俺とエリスは寮の前でおろしてもらい、キースは自分の屋敷へと戻っていった。
後日、王宮の文官・技術官、そしてアカネ、アイズ、アイリスと雷竜国に向かうことになった。
寮に戻ると、
「ユージ、どうだった?」
とアイズが聞いてくる。
「ああ、有益な会談だったよ。雷竜国とも国交が結べそうだ。」
「そう。エリスも良かったね。」
「帰りの馬車にはまいりましたけど・・まぁ結果的には良かったですわ。雷竜国に行くときはは飛んでまいりましょう。」
とエリスが言った。
「ご老公にお会いしたいのですが。」
「おお!これはユージ殿。しばしお待ちください。そろそろご老公も起きてこられることでしょう。」
待つことしばし。
「ご老公が目覚めました。通せとの仰せです。」
と、信長様の部屋に通された。
「おう、ユージよ。今回は魔族の国に行ってきたようだのう?」
相変わらず耳が早いな。
「ええ、こんなことがありまして・・」
「ふむ。一度死んだとな・・げに不思議なこともあるものよ。」
「はい、自分でも驚いていますが・・」
「してそこの者はトールじゃな。」
「はい。雷神の名をいただいているトール、人間名をキースと申します。」
キースは雷神の姿ではなく、人間の姿だった。
「今回は国交を結びたいと・・はて、今までは停戦協定のみであったが、こちらに益のある話かのう?」
「魔族の力はその魔法の力もあって侮りがたいものがあります。防衛面にお役に立てるかと。」
俺がフォローする。
「ふむ。軍事面での利益が。して、ロームには何を求める?」
「経済面のご助力と政治の助言をいただければと思います。」
キースが言う。
信長様は笑う。
「なるほどのう。そちらは軍事面での協力を。こちらは財政面での協力か。面白い。前向きに考えておこう。」
と、信長様は言ってくれた。
「信長様、実はもう一つお話が・・」
俺が切り出すと、
信長様は俺の顔で察したのか、
「ほう、何やら面白い話の様だな。聞こう。」
「実は、私の学校にここにいる雷竜族の姫が転入してまいりまして、そちらも国交を求めているのでございます。」
「ほう。雷竜族がのう。して、何か存念はあるのか?」
「はい。雷竜族はご存じの通り、雷を操るドラゴンです。これをうまく使えば信長様が進めていらっしゃる電気事業にもお役に立てるのではないかと。」
信長様は膝を叩き、
「それは面白いのう。こちらは金を出す。向こうは電気を出す、か。」
「はい。電気を伝える送電線などの設置が必要かとは思いますが、そのあたりを整えればお互いに益のある話かと」
そこでエリスが、
「初めてお目にかかります。信長様。雷竜族の姫、エリスと申します。」
エリスにはここにくるまでの間に俺のアイディアを話してあった。
「雷竜族の力であれば貴国の電力事業にお役に立てると思いますわ。是非お役に立たせてくださいませ。」
「ふむ。実は電気の方は8割がた出来上がっておるのじゃが、大容量の発電がままならなかったのよ。そこの部分を補えるかもしれぬな。」
「雷竜族は貧しい一族でございます。その雷の力を持て余しているものが多数ございます。その者たちに雷を発生させ、うまく電気に転換できれば・・」
「ふむ。こちらは電気を手に入れられる。雷竜族は電気を売った収益が手に入るというわけじゃな。」
「ええ。是非前向きにお考えいただきたいですわ。」
「この話は明確に互いの益になるのう。よし、今まで氷竜族とだけ交流を持ってきたが魔族、雷竜族とも交渉をしようではないか。」
「はい!ありがとうございます!」
エリスは嬉しそうだ。
「そうだのう・・魔族にはトールが適任であろう。ロームとの繋ぎになってくれるか?」
「は。かしこまりました。」
「雷竜族にはそうだの・・。エリス姫とユージに行ってもらうか。それに技術者、内政官だな。お主の仲間も連れて行くがいい。」
「は・・?仲間をですか?」
「お主はあちこちに行っては戦って国交を樹立しておる。今回も戦いにならぬとは限るまい?仲間を連れて行ったほうがいいであろう?」
と信長様はニヤリと笑った。
「は!かしこまりました。」
「さてお主はエルフの国にも行ったそうだの。そこの話も聞かせるがよい。」
俺はホーリー聖教皇国であった話を信長様に話した。
・・・
「まったくお主はあちこちで問題を起こしてくるのぅ。」
「は・・お恥ずかしい限りです。」
「その結果、教皇にも伝手ができるとはな。面白い男よの。」
「恐れ入ります。」
「まぁ良い。魔族、雷竜国との交渉は細かい話は文官と話すがよい。今日はお主に紹介したいものがおる。」
「は・・私に・・ですか?」
「この国の王じゃ。入れ。」
王様か!
するとやや大柄な中年の男性が入ってきた。
「はじめてだな。シンゲン・オダと申す。一応ロームの王を務めておる。最も実権はご老公にあるのだが。」
と言って笑った。
シンゲン・・武田信玄か?
信長様は笑うと、
「日ノ本において我が最大の敵は信玄であった。当時の緊張感を忘れぬためにシンゲンを名乗らせておるのよ。」
なるほど。確かに信長様は確か、婚姻政策を取ったり散々贈り物をしたりと気を使っていた気がする。
「まぁ、ご老公の前には私は飾りのようなものだ。なにせ五百年の年月、ご老公はこの国を作り上げてきたからな。」
シンゲン王がいう。
確かに膨大な時間だな。普通の生涯ではやりきれぬことを信長様は可能としてきたのだろう。
「まぁ今度はいずれノブタダがこの役目を引き継ぐ。私はそれまでの繋ぎのようなものだ。この国はそうしてご老公のもとに回ってきたのだ。」
なるほどな。
一人の優れた為政者がいれば国は最高だが、問題はその為政者が死んだ後にあると聞いたことがある。日本史上最大級の英雄の信長様の後見で政治を行うとなれば、国は安定するだろうな。
「まぁ。今日はここまでにしておこう。細かいことは王や文官と話を詰めるがいい。」
信長様はそう言うと自室に下がっていった。
シンゲン王は、
「それでは場所を移して話すか。いささかお主たちの話も聞きたいしの。」
といって別の部屋へ連れて行った。
俺達はそれぞれ今までの事をかいつまんでシンゲン王に話した。
「ふむ・・聞いてはいたがなかなかに波乱万丈な学園生活だな。しかし、結果としてすべてが良い方向に転がっている。お主はそういう星のもとに生まれたのかもしれんな。」
「は、恐縮です。」
「・・それは英雄の道かも知れんな。」
「え・・英雄ですか?」
「世の英雄は人並み以上の困難を乗り越え、そのたびに成長していくものだ。私がご老公に聞いた話でもそうであったし、この世界でもそうだ。神は人に乗り越えられる試練を与えぬというが・・英雄となるものには一際大きな試練を準備されているのであろう。」
神か・・信長様だったら一笑に付してしまいそうな言葉だな。
俺は苦笑していると、
「私はこの世の中には不可思議な力が働いていると考えているのよ。現実主義のご老公とは異なるがな。今回のお主の死からの生還もそうであろう?」
確かに、あの経験は不思議以外の何物でもなかった。
「そう言われてみれば・・でも私が英雄だなんておこがましいです。」
「ハハハ!お主はまだ学生であろう?学生の身でそれだけの経験をしていること自体が稀有なことだが・・。今後もお主には様々な試練が降りかかるかもしれんな。」
「は・・しかし今までは仲間の力を借りてなんとかやってきたというのが正直なところです。」
「もしかしたら、その仲間は一生の仲間かもしれんぞ?お主がこの世界に送られたことを含めて何らかの導きがあるのやもしれぬ。」
シンゲン様は信長様とは異なり無神論者というわけでなく、かといって空想にふけるわけでもなく、バランスの取れた人柄に見えた。
「まぁ今日は久々のロームの食事でも味わってゆっくり過ごすがいい。丁度準備ができたようだ。政治むきの話はそのときにしよう。」
俺達は食事をしながら文官も交えて様々なことを話しあった。
――――――――
「ああ、ロームに来て良かったですわ!戦いもありましたけど、結果的にいい事ばかりになりましたわ!」
エリスが王宮を出ると喜びを隠し切れないように言った。
「まぁ信長様は勘の鋭い方だし、今日の印象だとシンゲン王も話の分かる方みたいだな。お互いの国の為になるならそれが一番だ。」
「ユージ、今回は改めて俺からも礼を言わせてくれ。この国交は魔族と人間との協業の第一歩になるだろう。」
大げさだなぁキースは。
「お互いの国の為になるならいいさ。さて、学園に帰ろう。」
と、俺達は王宮が準備してくれた馬車に乗り込んだ。
・・・
「きゃー私、馬車は初めてですわ!こんな乗り物だったのですね!」
初めは興奮していたエリスだったが・・
「・・遅いですわ。私飛んで行っていいかしら。」
としばらくすると飽きたようだ。
「まぁ、せっかく王宮が準備してくれたんだ。もう少し我慢してくれ。」
「うう・・わかりましたわ・・」
そして俺たちは三時間ほどで学園に戻ってきた。
エリスも寮に住んでいる。
俺とエリスは寮の前でおろしてもらい、キースは自分の屋敷へと戻っていった。
後日、王宮の文官・技術官、そしてアカネ、アイズ、アイリスと雷竜国に向かうことになった。
寮に戻ると、
「ユージ、どうだった?」
とアイズが聞いてくる。
「ああ、有益な会談だったよ。雷竜国とも国交が結べそうだ。」
「そう。エリスも良かったね。」
「帰りの馬車にはまいりましたけど・・まぁ結果的には良かったですわ。雷竜国に行くときはは飛んでまいりましょう。」
とエリスが言った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる