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一章
(6)決闘の顛末
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「臂力……?」
聞き慣れない言葉に首を傾げるレクセル。
「臂力とは単純に言えば、腕力のことだ。だが、別の意味もある。『何かを成し遂げる力』」
「私はこの鎧に付呪するために心血を注いだ。着れば私が付呪しうるだけ全ての能力が向上するようになっている」
「全ての能力……」
レクセルはアネモネの言葉が実感できないでいた。
「実物を見てもらおう」
アネモネは奥の部屋から台車を押してきた。台車の上には重量感のある鎧が載っていた。
その鎧は、兜と身体を覆う甲冑で一対になっていた。
兜はフェイスガードが顔を覆っており、被れば顔が見えなくなる。
甲冑は金属のプレートが幾枚か重なって、全身を覆うようになっており、重厚な作りだった。
「付呪効果を抜きにしても、高級な鎧だよ。13歳の君に合う鎧を探すのは大変だった」
兜に触ろうとするレクセル。するとそれをアネモネが静止した。
「おっと触っちゃいけないよ。君は付呪効果が浸透する体質だからね。今効果を発動されちゃ困る」
「付呪の効果を全身に行き渡らせる君が、この鎧は身につければ、どんな強さになるのかワクワクする」
「ただし、着れば一定時間で精根尽き果てることが予想される。今着れば明日の決闘まで持たない」
この鎧があれば、ジェラルドに勝てるだろうか。
レクセルはそう思いつつも、自分が決闘で勝つイメージは全く湧いてこなかった。
アネモネは続けた。
「だから決闘の前にこの鎧を着てもらう。あとは戦うだけだ」
次の日。決闘が行われる街の広場にて。
レクセルは正午前に広場に来ていた。
広場には見物客が集まっていた。
アネモネの研究室のメンバーも集まっていた。アネモネとアリスは勿論、ゴードン、ロゼッタ、ジャック達である。
「お願い。レクセル。勝って。生き残って。」
アリスはレクセルの両手を握った。
レクセルは緊張で頭の中が空っぽになっていた。
「私たちも……応援している……」
ロゼッタが言った。
「おうよ。せっかく増えた研究室のメンバーが居なくなっちまったら寂しいからな」
ゴードンが言った。
「俺はお前の兄貴分としてお前の戦いぶりを見るだけだ」
ジャックが言った。
「最期の会話は済んだかね」
リシャールの声がした。リシャールとジェラルドが近くまで来ていた。
「レクセル……これを……」
アリスがレクセルに小さな箱を手渡した。
「これは?」
「指輪よ。魔力を込めることで鎧を身に纏うことができる魔道具」
「それで臂力の鎧を呼び出すことができる。アリスが徹夜して作ったんだ」
アネモネが言った。
「……ありがとう」
レクセルはそう言うのがやっとだった。
「ふん。ガキだな。何を企んでいるか知らんが、そんなものでジェラルドの剣を受けきれると思うのか?」
リシャールはレクセルの持つ箱を一笑に付すように言った。
ジェラルドは黙っていた。
「それでは、これより騎士ジェラルド・ジャッドとギルドの冒険者レクセル・バッツの決闘を行います!」
広場の中央で審判役の男がそう告げた。
「時間だな」
ジェラルドがそう言うと、二人は広場の所定の位置についた。
ジェラルドは剣を抜いた。
レクセルはゆっくりと指輪の入った小箱を開けた。
そして、中にある指輪を嵌めた。
レクセルは指輪に少しの魔力を込めた。(レクセルは魔力はほとんどないので僅かな量しか込められないのだが……)
それでも指輪は反応した。
『着装!』
レクセルの身を鎧が包んだ。まず全身が甲冑に覆われた。そして次に顔を兜が覆った。
(これが臂力の鎧……!)
全身を何かが迸る感覚に包まれた。
そして、レクセルは意識を失った。
「それでは両者とも準備はいいですね?……試合開始!」
審判役の男がそう告げるとともに、戦いの火蓋が切って落とされた。
「少年よ。せめて苦しまないように一瞬で逝かせてやる」
ジェラルドは言った。
レクセルは動かない。
「全身を鎧に包んでいるから安心しているのかもしれないが、鎧の隙間に剣を突き刺せばいいだけのこと」
ジェラルドはレクセルに急接近して、鎧の僅かな隙間めがけて剣で貫こうとした。
しかし、そこにレクセルの姿は無かった。
「何!?」
レクセルはジェラルドの背後に立っていた。
「馬鹿なっ!一瞬で!?」
レクセルは答えない。
レクセルは剣を横に薙いだ。
ジェラルドは剣で受け止めようとしたが、後ろへ大きく突き飛ばされた。
「ぐあっ」
ジェラルドは地面を転がる。
「何だ……この力は……!?」
レクセルは間髪入れずにジェラルドに飛びかかった。
ジェラルドは辛うじて剣を盾にして、攻撃を防いだ。
しかし、衝撃を殺しきれずに、再び吹き飛んだ。
「この俺が圧倒されているだと……?」
ジェラルドは立ち上がる。
「小僧……この俺を舐めるなぁ!!!」
ジェラルドは渾身の一撃を放った。
レクセルはジェラルドの攻撃を見切り、後ろに跳んで回避した。
「ちぃ」
ジェラルドは舌打ちする。
レクセルは再び剣を振るう。
「くそがあああ!!」
ジェラルドも剣で応ジェラルドも剣で応戦するが、徐々に押し込まれていく。
やがて、ジェラルドの剣は弾かれ宙を舞った。
そして、ジェラルドの腹部をレクセルの剣が貫通した。
「かはっ…………!!」
ジェラルドは血を吐いた。レクセルは剣を引き抜く。
「馬鹿な……」
ジェラルドは斃れた。
「勝者……レクセル・バッツ!」
審判役がそう宣言する。
観客は静まり返っていたが、やがて歓声が上がった。
レクセルの勝利であった。
レクセルは黙っていた。倒れたジェラルドを見下ろしていたが、今度はリシャールの元へ歩いていく。
リシャールは顔面蒼白であった。
「馬鹿な……こんなことがあっていいわけがない……!相手はガキなんだぞ……!」
そう呟くリシャールの目の前に、レクセルは立っていた。
兜のフェイスガードの下の表情はうかがい知れない。
「ひっ……ひいいい」
リシャールは腰を抜かし、後ずさりしようとするも、立てなかった。
「そ、そうだ!お前をジェラルドに代わり騎士として雇ってやろう!なりたかったんだろう!?騎士に!!」
レクセルは黙っていた。
レクセルは無言のまま剣を振り上げた。
「ま、待ってくれ……!!金ならいくらでも出すから……!」
レクセルが剣を振り下ろそうとしたその時、
「待って!レクセル!もうやめて!」
アリスが叫んだ。
一瞬、レクセルの動きが止まった。
「お願い……!」
アリスは涙を流しながら懇願するように言った。
レクセルは剣を振り上げた状態のまま、地面に倒れた。
そして、レクセルの身体を覆っていた鎧が解除され、その場に崩れ落ちた。
「レクセル!」
アリスはすぐにレクセルの元に駆け寄る。
「大丈夫!?しっかりして!」
レクセルの意識はないようだ。だが、息はあるようで胸が上下していた。
「これが臂力の鎧とレクセルの体質による力……」
その様子を見ていたアネモネがそう静かに言った。
聞き慣れない言葉に首を傾げるレクセル。
「臂力とは単純に言えば、腕力のことだ。だが、別の意味もある。『何かを成し遂げる力』」
「私はこの鎧に付呪するために心血を注いだ。着れば私が付呪しうるだけ全ての能力が向上するようになっている」
「全ての能力……」
レクセルはアネモネの言葉が実感できないでいた。
「実物を見てもらおう」
アネモネは奥の部屋から台車を押してきた。台車の上には重量感のある鎧が載っていた。
その鎧は、兜と身体を覆う甲冑で一対になっていた。
兜はフェイスガードが顔を覆っており、被れば顔が見えなくなる。
甲冑は金属のプレートが幾枚か重なって、全身を覆うようになっており、重厚な作りだった。
「付呪効果を抜きにしても、高級な鎧だよ。13歳の君に合う鎧を探すのは大変だった」
兜に触ろうとするレクセル。するとそれをアネモネが静止した。
「おっと触っちゃいけないよ。君は付呪効果が浸透する体質だからね。今効果を発動されちゃ困る」
「付呪の効果を全身に行き渡らせる君が、この鎧は身につければ、どんな強さになるのかワクワクする」
「ただし、着れば一定時間で精根尽き果てることが予想される。今着れば明日の決闘まで持たない」
この鎧があれば、ジェラルドに勝てるだろうか。
レクセルはそう思いつつも、自分が決闘で勝つイメージは全く湧いてこなかった。
アネモネは続けた。
「だから決闘の前にこの鎧を着てもらう。あとは戦うだけだ」
次の日。決闘が行われる街の広場にて。
レクセルは正午前に広場に来ていた。
広場には見物客が集まっていた。
アネモネの研究室のメンバーも集まっていた。アネモネとアリスは勿論、ゴードン、ロゼッタ、ジャック達である。
「お願い。レクセル。勝って。生き残って。」
アリスはレクセルの両手を握った。
レクセルは緊張で頭の中が空っぽになっていた。
「私たちも……応援している……」
ロゼッタが言った。
「おうよ。せっかく増えた研究室のメンバーが居なくなっちまったら寂しいからな」
ゴードンが言った。
「俺はお前の兄貴分としてお前の戦いぶりを見るだけだ」
ジャックが言った。
「最期の会話は済んだかね」
リシャールの声がした。リシャールとジェラルドが近くまで来ていた。
「レクセル……これを……」
アリスがレクセルに小さな箱を手渡した。
「これは?」
「指輪よ。魔力を込めることで鎧を身に纏うことができる魔道具」
「それで臂力の鎧を呼び出すことができる。アリスが徹夜して作ったんだ」
アネモネが言った。
「……ありがとう」
レクセルはそう言うのがやっとだった。
「ふん。ガキだな。何を企んでいるか知らんが、そんなものでジェラルドの剣を受けきれると思うのか?」
リシャールはレクセルの持つ箱を一笑に付すように言った。
ジェラルドは黙っていた。
「それでは、これより騎士ジェラルド・ジャッドとギルドの冒険者レクセル・バッツの決闘を行います!」
広場の中央で審判役の男がそう告げた。
「時間だな」
ジェラルドがそう言うと、二人は広場の所定の位置についた。
ジェラルドは剣を抜いた。
レクセルはゆっくりと指輪の入った小箱を開けた。
そして、中にある指輪を嵌めた。
レクセルは指輪に少しの魔力を込めた。(レクセルは魔力はほとんどないので僅かな量しか込められないのだが……)
それでも指輪は反応した。
『着装!』
レクセルの身を鎧が包んだ。まず全身が甲冑に覆われた。そして次に顔を兜が覆った。
(これが臂力の鎧……!)
全身を何かが迸る感覚に包まれた。
そして、レクセルは意識を失った。
「それでは両者とも準備はいいですね?……試合開始!」
審判役の男がそう告げるとともに、戦いの火蓋が切って落とされた。
「少年よ。せめて苦しまないように一瞬で逝かせてやる」
ジェラルドは言った。
レクセルは動かない。
「全身を鎧に包んでいるから安心しているのかもしれないが、鎧の隙間に剣を突き刺せばいいだけのこと」
ジェラルドはレクセルに急接近して、鎧の僅かな隙間めがけて剣で貫こうとした。
しかし、そこにレクセルの姿は無かった。
「何!?」
レクセルはジェラルドの背後に立っていた。
「馬鹿なっ!一瞬で!?」
レクセルは答えない。
レクセルは剣を横に薙いだ。
ジェラルドは剣で受け止めようとしたが、後ろへ大きく突き飛ばされた。
「ぐあっ」
ジェラルドは地面を転がる。
「何だ……この力は……!?」
レクセルは間髪入れずにジェラルドに飛びかかった。
ジェラルドは辛うじて剣を盾にして、攻撃を防いだ。
しかし、衝撃を殺しきれずに、再び吹き飛んだ。
「この俺が圧倒されているだと……?」
ジェラルドは立ち上がる。
「小僧……この俺を舐めるなぁ!!!」
ジェラルドは渾身の一撃を放った。
レクセルはジェラルドの攻撃を見切り、後ろに跳んで回避した。
「ちぃ」
ジェラルドは舌打ちする。
レクセルは再び剣を振るう。
「くそがあああ!!」
ジェラルドも剣で応ジェラルドも剣で応戦するが、徐々に押し込まれていく。
やがて、ジェラルドの剣は弾かれ宙を舞った。
そして、ジェラルドの腹部をレクセルの剣が貫通した。
「かはっ…………!!」
ジェラルドは血を吐いた。レクセルは剣を引き抜く。
「馬鹿な……」
ジェラルドは斃れた。
「勝者……レクセル・バッツ!」
審判役がそう宣言する。
観客は静まり返っていたが、やがて歓声が上がった。
レクセルの勝利であった。
レクセルは黙っていた。倒れたジェラルドを見下ろしていたが、今度はリシャールの元へ歩いていく。
リシャールは顔面蒼白であった。
「馬鹿な……こんなことがあっていいわけがない……!相手はガキなんだぞ……!」
そう呟くリシャールの目の前に、レクセルは立っていた。
兜のフェイスガードの下の表情はうかがい知れない。
「ひっ……ひいいい」
リシャールは腰を抜かし、後ずさりしようとするも、立てなかった。
「そ、そうだ!お前をジェラルドに代わり騎士として雇ってやろう!なりたかったんだろう!?騎士に!!」
レクセルは黙っていた。
レクセルは無言のまま剣を振り上げた。
「ま、待ってくれ……!!金ならいくらでも出すから……!」
レクセルが剣を振り下ろそうとしたその時、
「待って!レクセル!もうやめて!」
アリスが叫んだ。
一瞬、レクセルの動きが止まった。
「お願い……!」
アリスは涙を流しながら懇願するように言った。
レクセルは剣を振り上げた状態のまま、地面に倒れた。
そして、レクセルの身体を覆っていた鎧が解除され、その場に崩れ落ちた。
「レクセル!」
アリスはすぐにレクセルの元に駆け寄る。
「大丈夫!?しっかりして!」
レクセルの意識はないようだ。だが、息はあるようで胸が上下していた。
「これが臂力の鎧とレクセルの体質による力……」
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