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しおりを挟む「もも」
呼吸を荒げたカイさんが私を呼ぶ。ノロノロと視線を向けると、汗ばんだ額に目元を赤くして、じっと私の様子を窺っている。大きな掌が私の腿を撫で、ゆっくりと内腿を這う。長い指がガーターベルトをなぞり、脚の付け根へゆっくりと向かった。
「…あっ」
長い指が触れたそこは、自分でもわかるほどぐちゃぐちゃに濡れている。薄いレースの上からあわいを撫でられ、くちっと音が鳴った。
「凄い濡れてる。胸だけでイケたな」
「そ、んなこと…」
「綺麗な胸だ。柔らかくて…感度もいい」
ちゅ、と頂きにキスをされて身体が跳ねた。くつくつとカイさんが笑って、今度はべろりと舐め上げた。
一度達した身体は敏感で、思ったよりも大きな声が出てしまう。
ぐちっと音がして、長い指がショーツの隙間から身体に埋め込まれた。そのままぐちぐちと指を激しく出し入れされて、何かに触れ痛みが走った。身体が強張る。パッとカイさんが身体を起こす。
「…っ、もも、大丈夫か」
「んんっ、そんなの…っ」
「…ごめん、…初めてか……?」
大きな手が私の頭を撫でて、目を開くとカイさんが心配そうに私の顔を覗き込んでる。
じわりと涙が浮かんだ。カイさんが離れてしまう気がして、震える腕を持ち上げて首にしがみ付く。
「やめないで、カイさん…」
耳元で、ごくりと喉を鳴らす音。
「お願い、離れないで」
「離れる訳ない」
カイさんはそう言うと、大きく口を開けて私の口を塞いだ。舌を絡め擦り合わせながら、大きな掌が私の秘所を覆い、大きくゆっくりと捏ねる。するりと紐を解かれショーツが取り払われると、長い指が再び埋め込まれ今度は優しく丁寧に掻き混ぜる。あわいの上にある敏感な部分にも指を当て、グリグリと押し、捏ねた。
嬌声は全てカイさんに飲み込まれる。
そうして何度も高みに押しやられて、そこから降りて来られなくなった頃、カチャカチャとベルトを外し前を寛げたカイさんが私の脚を開いて持ち上げた。
見上げると、避妊具を咥えて片手で破るカイさんの姿。中身を取り出し装着するのを、恥ずかしくて視線は向けられない。
「もも、…もう大分慣れたと思うが、痛いと思う」
「……ん…」
「一気に行くから」
「ん……っ!!」
そしてすぐ、ズンっと身体の奥を叩き上げるような衝撃。ガンガンと骨に響くような痛みが身体中を駆け巡った。
首をのけ反ってシーツをギュッと握り締めると、上から大きな手で覆われ指を絡め取られた。ギュッと握り締める。
「もも、息をして。吸うんだ…そう、こっち見て。俺を見て」
大きく息を吸い込んで目を開けると、涙で滲む視界にカイさんがいる。額からパタリと汗が落ちてきた。
「カイさ…」
「大丈夫、しばらくこのまま…」
そう言ってカイさんは身体を倒して私に覆い被さると、顔や首筋に沢山キスを降らせた。
やがて、ガンガンと響くようだった痛みが引いて、代わりに下腹部に違和感を感じるようになった。
カイさんが私の中にいる。
そう感じた途端、急にお腹の奥がキュンと響いた。
「…っ! く、こら、もも…っ」
「え、なん…あっ」
「ごめん、もう大丈夫か?」
「あ、ま、まって…っ、あっ、んんっ!」
ゆるゆると私の反応を探るようにカイさんが腰を動かした。
ゆっくりと探るようだったそれは私の声に甘さが乗って来たのを確認すると、段々と大きな動きになり。何度も何度も名前を呼ばれ、やがて私の声が掠れてただ息が漏れるだけになり。
そうして、カイさんは私に柔らかくて甘い、熱を与えた。
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