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11皿目 駆ける雷の少女とカツカレー
しおりを挟む「うがぁぁ…うぅぅ…」
「いやぁぁぁ!! くさぃ!! きたなぃぃ!! こないでぇぇぇ!!! 」
アンデットに囲まれて泣き叫ぶイース。
「イース!! ちぃ!! さっきの老婆が言ってたアンデットってこれかぁ!! 」
墓の下から次々とムラサキの着ている軽装を着たアンデットが現れる。
「ライジング!!」
全身に雷をまとわせ高速に駆ける。
「イース!! 目と耳を抑えてて!!」
「あ、主さまぁ!! はいぃぃぃ!!」
言われたとうりに耳と目を両手で抑え地面に虫のように丸くなるイース。
イースの周囲にいたアンデット達に向けイエローは突撃して強烈な光と衝撃が起き、数秒後にはアンデットは黒い炭の山と化した。
「うぇぇぇ!! 主様ぁ!! ありがとうございます!! アンデットは臭くて、怖くてぇぇぇ!!」
涙と鼻水をたらし雷をまだ纏っているイエローに抱き着きそうになる。
「ちょぉ!! イース、今の私に抱き着かないで!! 感電するかぁら!! ちぃ!! まだ、アンデットが!!」
大量にある墓の下からさらにアンデットたちが出現する。
かつて集落にて呪術の開発のために自ら命を落とした者や、島に流れつき呪術師たちに生贄として殺された者の死体が、生きた血肉を求め二人に襲いかかる。
「あの日記と老婆の話からすれば、たぶん村の外にも置き去りにした死体もあるから…ムラサキが危ない…ライジング!!」
再び囲ってきたアンデット達に向け稲妻と化したイエローが突撃した。
次々と灰と化すアンデット達。既に生命を終え腐った肉体の塊たちは肉体の維持するため生物の血肉や魂を食ら続ける魔物。
村の墓地の他に森の中に捨てられた犠牲者たちの死体から生まれたアンデットの集団がどんどん押し寄せてくる。
「きりがなぃ!! ちぃ!! 仕方ない!! 一気にせん滅させるぅ!!」
ポケットからカレー鍋を取り出す。イースから「こんな時にカレー食べてる場合じゃないでぅ!!」と叫び声が上がる中、イエローは体力と力が倍増する「カツカレー」を一口食べた。
「うぉぉぉ!! いくぞぉぉぉ!!」
全身に力がみなぎり、巨大な閃光が起き大量にいたアンデッドたちを焼き尽くした。
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