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「1章」戦隊ヒーロー異世界へ転移する。技の練習台として王族の無敵の金鎧の破壊を目標に決める。
9手目 逃げる馬鹿王子と悪魔
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ブラサーが封印箱を開け黒い煙が出現した。
黒い煙を見て叶が何だ? と首をかしげているとドラゴンが警戒してうなり声をあげる。
「うげぇ!! あの馬鹿王子!! 封印箱持ってやがった!!」
「こんな所で悪魔なんてだしたら、俺たちも死ぬぞぉ!!」
封印箱。
かつて世界を混乱に陥れた悪魔を封印した箱。
何も知らない者が偶然箱を見つけ開けたことで一体の悪魔が暴れ、都市を一つ壊滅させてしまった事件があった。そのため、封印箱の探索や所持が法律で禁止されている。
だが、その法律を守るべき王子が封印箱を開き一体の悪魔を出してしまった。
黒い煙から狼の姿をした悪魔が叶やドラゴンを睨む。
「さぁ!! また封印されて箱に戻されたくなかったら、あいつを殺せ!! ただし!! ドラゴンは絶対に攻撃するなよぉ!!」
箱を悪魔に見せつける。
箱さえあれば一度封印した悪魔を出し入れ可能でブラサーは歪んだ笑みを浮かべて悪魔に命令した。
一瞬、悪魔はブラサーに向け殺気を放つが悪魔は箱を見た後、叶達を睨んで爪を立てる。
「ひぃ!! あ、悪魔だ…8カナエさん、って? カナエさん?」
悪魔を前に呼び出した本人であるブラサーやフォレスが恐怖に顔を蒼くし、ドラゴンが警戒し険しい表情の中、叶は悪魔を新しい技の練習台(おもちゃ)を見つけた。
とつぶやいてその表情は狂気に満ちていた。
(悪魔!? 悪魔だとぉ!! すげぇ!! 悪魔って俺の技効くのかなぁ? いろんな技を試しても倒れねぇよな!? いろんな練習台があって、異世界って最高!! )
ドラゴンに続いて悪魔の登場に一人心の中で大喜びをしていた。
「なぁ、フォレス。悪魔って強いか?」
「え? つ、強いに決まってます!! 一体だけでも都市を亡ぼす力があって、その体は大砲どころか魔法だって効き目が薄いって本に書いてました!!」
フォレスの説明を聞き「大砲も魔法も効き目が薄い」と聞き、さっそく今できた危険な毒針を試したくなった。だが、即製の毒針は1本しかない。悪魔とブラサー(金の守護鎧)どっちに試すか悩む様子の叶。
「いけぇ、悪魔!! さっさとあいつを殺してこい!!」
悪魔の背後にいるブラサーが命令した。悪魔が一直線に叶の方に向かってくる。
「しかたねぇ。外れてもどっちかに当たればいいか…ポイズンニードル!!」
危ない色をした毒針を見て悪魔は避けた。そのまま毒針は悪魔の後ろにいたブラサーの金の守護鎧に当たり飛散した。
「はぁ? 何、無駄なことしてんだよぉ? ひぃ!?」
ジュゥゥゥ!!
毒針は鎧にぶつかり飛散し、ブラサーの傍にある岩や足元の地面が音と煙を上げ溶けているのを見てブラサーは悲鳴を上げ思わず封印箱を落としてしまった。
箱はポイズンニードルの飛沫が落ちた地面の上に転がり、箱が溶けていく。
「な、なんだこれ!? くそぉ!! さっきの水といい! なんで、鎧が守ってくれねぇんだよぉ!! け、けどなぁ!! 水だろうが火だろうが!! 無断なんだよぉ!! そのまま悪魔に殺されろぉ!!」
ポイズンニードルの毒も防いだと思いこんでいるが、毒は金鎧の中にゆっくり、ゆっくりと浸透しているのにブラサーは知らない。
禁忌の箱を手にしてしまった愚かな王子はただ、自分に逆らう愚か者が悪魔により無惨に殺される瞬間を待っていた。
しかし、ブラサーの手から封印箱が離れたのを見て悪魔は立ち止まる。
グゥォォォオオ!!
「ひぃ!! し、しまった!! は、はこがぁ!! あぁ!! 箱が溶けてやがるぅ!! う、うぁぁぁぁ!!」
封印している悪魔を再び封じる箱が溶解してしまった。
殺気を放ちブラサーを睨む悪魔。
「うあぁぁ!! た、たすけてぇぇ!!」
金の守護鎧を着こみ無敵だったはずの王子は悪魔の威圧と殺気から手下達を見捨てて逃走してしまった。
黒い煙を見て叶が何だ? と首をかしげているとドラゴンが警戒してうなり声をあげる。
「うげぇ!! あの馬鹿王子!! 封印箱持ってやがった!!」
「こんな所で悪魔なんてだしたら、俺たちも死ぬぞぉ!!」
封印箱。
かつて世界を混乱に陥れた悪魔を封印した箱。
何も知らない者が偶然箱を見つけ開けたことで一体の悪魔が暴れ、都市を一つ壊滅させてしまった事件があった。そのため、封印箱の探索や所持が法律で禁止されている。
だが、その法律を守るべき王子が封印箱を開き一体の悪魔を出してしまった。
黒い煙から狼の姿をした悪魔が叶やドラゴンを睨む。
「さぁ!! また封印されて箱に戻されたくなかったら、あいつを殺せ!! ただし!! ドラゴンは絶対に攻撃するなよぉ!!」
箱を悪魔に見せつける。
箱さえあれば一度封印した悪魔を出し入れ可能でブラサーは歪んだ笑みを浮かべて悪魔に命令した。
一瞬、悪魔はブラサーに向け殺気を放つが悪魔は箱を見た後、叶達を睨んで爪を立てる。
「ひぃ!! あ、悪魔だ…8カナエさん、って? カナエさん?」
悪魔を前に呼び出した本人であるブラサーやフォレスが恐怖に顔を蒼くし、ドラゴンが警戒し険しい表情の中、叶は悪魔を新しい技の練習台(おもちゃ)を見つけた。
とつぶやいてその表情は狂気に満ちていた。
(悪魔!? 悪魔だとぉ!! すげぇ!! 悪魔って俺の技効くのかなぁ? いろんな技を試しても倒れねぇよな!? いろんな練習台があって、異世界って最高!! )
ドラゴンに続いて悪魔の登場に一人心の中で大喜びをしていた。
「なぁ、フォレス。悪魔って強いか?」
「え? つ、強いに決まってます!! 一体だけでも都市を亡ぼす力があって、その体は大砲どころか魔法だって効き目が薄いって本に書いてました!!」
フォレスの説明を聞き「大砲も魔法も効き目が薄い」と聞き、さっそく今できた危険な毒針を試したくなった。だが、即製の毒針は1本しかない。悪魔とブラサー(金の守護鎧)どっちに試すか悩む様子の叶。
「いけぇ、悪魔!! さっさとあいつを殺してこい!!」
悪魔の背後にいるブラサーが命令した。悪魔が一直線に叶の方に向かってくる。
「しかたねぇ。外れてもどっちかに当たればいいか…ポイズンニードル!!」
危ない色をした毒針を見て悪魔は避けた。そのまま毒針は悪魔の後ろにいたブラサーの金の守護鎧に当たり飛散した。
「はぁ? 何、無駄なことしてんだよぉ? ひぃ!?」
ジュゥゥゥ!!
毒針は鎧にぶつかり飛散し、ブラサーの傍にある岩や足元の地面が音と煙を上げ溶けているのを見てブラサーは悲鳴を上げ思わず封印箱を落としてしまった。
箱はポイズンニードルの飛沫が落ちた地面の上に転がり、箱が溶けていく。
「な、なんだこれ!? くそぉ!! さっきの水といい! なんで、鎧が守ってくれねぇんだよぉ!! け、けどなぁ!! 水だろうが火だろうが!! 無断なんだよぉ!! そのまま悪魔に殺されろぉ!!」
ポイズンニードルの毒も防いだと思いこんでいるが、毒は金鎧の中にゆっくり、ゆっくりと浸透しているのにブラサーは知らない。
禁忌の箱を手にしてしまった愚かな王子はただ、自分に逆らう愚か者が悪魔により無惨に殺される瞬間を待っていた。
しかし、ブラサーの手から封印箱が離れたのを見て悪魔は立ち止まる。
グゥォォォオオ!!
「ひぃ!! し、しまった!! は、はこがぁ!! あぁ!! 箱が溶けてやがるぅ!! う、うぁぁぁぁ!!」
封印している悪魔を再び封じる箱が溶解してしまった。
殺気を放ちブラサーを睨む悪魔。
「うあぁぁ!! た、たすけてぇぇ!!」
金の守護鎧を着こみ無敵だったはずの王子は悪魔の威圧と殺気から手下達を見捨てて逃走してしまった。
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