必殺技を作りたい!! 戦隊ヒーローの必殺技好きの少年は異世界に転移して必殺技を創作ついでに世界を救う

未来

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「1章」戦隊ヒーロー異世界へ転移する。技の練習台として王族の無敵の金鎧の破壊を目標に決める。

8手目 異世界のヒーロー&ホワイトドラゴンVS馬鹿王子の一団 ④ ヒーローの毒撃準備

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 ハイドロボムの爆発により洞窟内は悲惨だった。

「ぐぇ…ごほぉ…」

「ば、ばけもんだ…こ、ころされる…」

  爆炎と爆発を受け腕に覚えのある傭兵と騎士団達はボロ雑巾のように倒れていた。

  彼らはドラゴンの捕獲とブラサー(第三王子)の護衛の名目の元で税金と職人らを総動員した特注装備をしていた。

 だが、叶の技とドラゴンの吐息(ブレス)により破壊されて無防備になってしまった。

「あぁ、あ…」

  唯一無傷あるブラサーは既に精神が限界で腰を抜かしていた。

  電気分解により水素を抽出して作られた小さな爆弾から飛び散った水がブラサーの全身を濡らしていた。
 
(ふぅぅん…散った水には魔力がないかぁ…鎧に付着したってことは、あの鎧は魔力の込められてない物だったら防御は発動しないみたいだぁ…)

  濡れているブラサーを解析目(アナライズアイ)で見て叶はいいヒントを得たぜ!! と笑みを浮かべまた水の球を作り出す。 

「ひぃ、ひぃぃ!! おい、おまえら!! 何倒れてんだよぉ!! さっさと俺をまもれよぉ!!」

 叶の必殺技とドラゴンの吐息(ブレス)により倒れている彼らに命令するが誰も立ち上がらない。

(ふざけんなよ、こっちはお前のわがままのためにこんなに傷ついてんたぞ!!)

(そのままドラゴンに食われるか、あいつに焼きこされろ!! この落ちこぼれ王子!!

  中にはまだ体力や魔力が残っている者もいるが、傷ついて倒れているふりを決めこんだ。
 
  このままこの王子の言いなりになっていたら、命が足りない。第三王子でありながらわがままな続けた命令をしてきたブラサー。手下から信頼は地に堕ちたどろか地中に埋まってしまっていた。

「くそぉぉ!! 役立たずどもがぁぁ!! 俺は、俺はこんな所でつまずくわけにはいかねぇんだぉ!!」

 優秀な兄二人にいつも比べられてきた劣等感。両親はいつも兄二人しか見ておらず、寂しい思いをしてきて気づいたらグレてしまった。

  父と母からは唯一、兄たちと同じ金の守護鎧を渡した以外に二人は自分に良い顔も言葉もかけてくれない。

  さらに、隣国の姫騎士に「お前は弱い」と公然の前で告げられ辱められ何もかも手に入れる「力」をひたすら欲するようになった。

(あのドラゴンさえあれば、兄共も、あの国の女も俺を見捨てはしない…絶対に手に入れてやる!!)

  目の前でドラゴンと仲良くしている叶を見て胸の奥にあった怒りが爆発する。

 手下達を失ったブラサーは厳重に鎖と鍵がかけられた箱を取り出す。
  
「おぉ!!フォレスを守ってくれてありがとうな、ドラゴン!!」

 叶がドラゴンの額をなでると、心地よさそうな声を鳴らすホワイトドラゴン。

「あのよ…今から、あの金ピカ鎧に試したい事あるから、もし他の連中が攻撃してきたら援護の方頼んでいいか?」

 ホワイトドラゴンは軽く頷き警戒態勢入る。まだ動けれ手下達はドラゴンに睨まれて恐怖で動けない。
 
 叶は目の前に一つの水の球を生み出す。

「よぅし…あの鎧ならこいつを試しても死なない…と思うが…グラス装着、そんでバイオカプセル解放…」

 戦隊スーツの機能の一つ解析機能の透明グラスを装着して、スーツにある化学薬品を収納したケースが出現する。
 
 ケースの中には固い小さな瓶に色とりどりの薬品があり、橙赤色の瓶を取り出し慎重に蓋を開けて水の球に垂らす。

(水でかなり希薄させて薄く、薄く…こいつを試したのはサンのバリア搭載型ロボを破った時以来だからなぁ…頼むから死にそうになったら鎧脱いでくれよ……)

 目に着けているグラスからは危険を知らせる信号が発せられているが、叶は無視して作業を続け目の前に橙赤色をした水の球体ができさらに、球体を凝縮し形を変えて一本の橙赤色の液体針ができた。

「…ようぅし…おい、金ぴか!! 死にたくなかったら、絶対に動くなよ!! …って、なんか箱から黒いのでてきたぁ!!」

「はっはは!! 終わりだぁ!! お前らぶっ殺してそのドラゴンは俺が死ぬまで使ってやる!! いけぇ!! 悪魔!!」

 ブラサーが吠えながら箱を開けると黒い煙が出現した。

 
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