一つの指輪と王の資格

鵲甫

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お話の始まり始まり

あれからどれだけたったのだろうか

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あれからしばらくしてネビロスとも合流してネビロスの配下の三人の悪魔…イポス、グラシャボラス、ナベリウスの三人とも契約を結んだ。

イポスから「大将、あんたカワイイね~」なんて扱いを受けるがまぁいい、ベリアルと違って男じゃなくて女の子として登場しているからお姉さんに可愛がられてると考えればまだ良し。

グラシャボラスは影が薄いわんこって感じだけどいろんなことを教えてくれる、何より誰も教えてくれなかった学問関連を教えてくれるのは人間界に戻ってから助かるのでありがたい…
でもなんで「ネビロス様の主君になるならこれくらい必要っス」って言ってポアンカレ予想なんかを頭に放り込むの?
頭爆発しそうなんですが…

ナベリウスはなんかしわがれた小さな声で話すからあんまり聞き取れなかったが「このクソガキが」的な事延々と言い続けるのでスルーしてる、てか心折れそうなのに相手してたら本当に折れてヤバいことになりそう。

それを見た四人(ベリアル、ネビロス、シュマちゃん、ダゴンさん)は「熱しやすくぐにゃぐにゃに曲がっているが代わりに折れにくい」って評価をくれた…全然うれしくない…


その後しばらくの間色んな悪魔の住む場所に行っては契約…というのを繰り返す、ソロモン72柱だけじゃなく、結構色んな国の神や悪魔と契約した。

いきなりバトルを挑んでくる場合もあったけど、一つの指輪を着けていると相手の攻撃に対しての結界を張れて、その上魔力を好きな形に変えて飛ばしたり、ぶん殴ったり、切ったりできるので意外と戦えた。

戦い方はイポス達ネビロスの配下三人が教えてくれた、学問関連教えてくれる時と同じくスルスルと入ってきた、最初の三人+ダゴンさんは戦い方覚えなくても勝手に戦えるのが普通…みたいな扱いだったので役立た…参考にならなかった。

それから二年か三年経つ頃…

俺は魔界に順応してた。
なんかもう帰らなくてもいいかな、別に生活は困らない上に最近悪魔の権能使いながら色々やるの楽しいし。

ネビロスが首を傾げる
「圭一殿は人間界に帰らなくてもいいのですか?」

「最初は帰りたかったけど、ニスロクの作ったご飯とか食べたり、皆と遊ぶの楽しいし、このままでもいいかなって思ってさ」

「ニスロクの食事は別に人間界でも食べれますし、人間の彼女欲しいとか言ってませんでしたっけ?」

うん、確かに人間の彼女は欲しい、元人間は結構いても現人間は全然いない…でももう良いかなって、だって人間界に帰る為に必要な方法結構大変だし…

「そういう時ほど築いた人脈を使うものですよ」

「いや、代償となるもの無いんだよなぁ…だってかぐや姫の求めた宝にその他色々な国の宝集めてこないと行けないんだよ?そんだけ働かせるには代償が結構良いものいるでしょ」

「まぁ一部の悪魔はそういう者も居るでしょうが最初期のメンバーや一部の者なら無償で来てくれるはずですよ」

皆が集まっている方を見ると結構な数の悪魔と神がサムズアップしてくれている…

「皆どうしてそんなに優しいの?仲良くしてくれてるだけで嬉しいのに、さらに助けてくれるなんて、こんなに恵まれるものじゃないでしょ?」

シュマちゃんが代表して答える
「確かに、普通だと食い物にして終わりでシュ、でも圭一君は仲良くしにくいはずの悪魔や神とも、人間だけじゃなく悪魔や神でも嫌悪感を感じるような子達とも仲良くしようとして、最初はダメでも諦めずに仲良くなった…これは圭一君の人徳でシュ」

シュマちゃん以外の皆が頷く

「俺とも仲良くしてくれるしね~♪結構レアなんだぜ、なんだかんだ言って俺の相手頑張る奴って♪」

ベリアルも賛同してくれる…ベリアル、普段からそんなんだったら良いのに…

「普段からこんなんだと肩がこるんでね…ま、惚れてくれてもいいんだぜ♪」

その一言無ければいいのに…

まぁ考え込んでるだけじゃ駄目だ、行動に移そう。

「皆、俺は人間界に帰りたい、その為に協力してくれるか?」

先ほどサムズアップしなかった皆も諸手を上げて応えてくれた。

良い仲間に恵まれたものだ。
俺には勿体ない位だ…

そう考えながら俺はベリアルが「俺も友達だよね、達する!!」などと言っていたので引っ叩いておいた。

皆、俺頑張るよ!!

「大将、腰引けてるけど大丈夫か?」イポスが言ってくれるが俺にそんな余裕ない…











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