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MPを使い切ったら……
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プル太郎がサシャさんに付いて行ってしまったので、俺は俺で明日の準備に取り掛かる。
えっとぉ……MPは休憩していたから回復して、今は17もある。
「MP17……1個作るのに3消費するポーションが5本作れる感じかぁ~」
ポーションを5個作って余った分を弾に割り当てる。なんてことをしたら、弾が2つしか作れないので却下!
なんて悩んでいる俺に対してルルは暇なのか部屋の中を駆け回ったり、転がったりして遊んでいる。
「ホント、無邪気なヤツだなぁ~……それはそうと、ポーションは3つ作って残りは弾の製作に当てようか」
ポーションを3つ作れば残りのMPは8。なので弾を8発作れる。
「もしも明日足りないって状態になったら、弾もポーションも追加で作ればいいか」
そう言った後、先ずはポーションの材料になる薬草3枚と水を用意する。
錬成する時に作りたい分だけ材料を用意して、数分を念じながら唱えればいいから楽だよなぁ~……。
「ちゃちゃっと済ませよう。【錬成】!」
そうしてポーションを3つ作り終えるとアイテムボックスの中へと仕舞い、今度は弾の製作に取り掛かる。
「こっちの方はスピードローダーに6発付いているのが1つに単体の弾が2つだから、時間が掛かるな」
それでもちょっとの差なので気にはならない。
「うん。これでMPが空っぽになったから、今日の作業は終了だな」
そう言って立ち上がった瞬間、けん怠感を感じたので椅子に座り直した。
「な、何だこの怠さは? 風邪でも引いたのか?」
「クゥ~ン?」
ルルも「カイリ、平気?」と言いたそうな顔で俺の足元にやって来る。
「へ、平気……」
一応ステータスを確認した方がよさそうだな。
自分の身体がどんな状態になっているのかを確認する為、ステータス画面を出した。
ーーーーーーーーーー
ステータス
名前 カイリ
年齢 15歳
種族 ハイヒューマン
性別 女
※状態異常:魔力枯渇症
職業
ファーストジョブ モンスターテイマー Lv5
セカンドジョブ 錬金術師 Lv5
基本能力
HP 15
MP 24
攻撃力 3
防御力 4
素早さ 4
器用性 19
魔法攻撃力 11
魔法防御力 10
運 25
取得スキル
錬成術Lv2
テイムLv3
弾錬成術Lv-
召喚Lv-
分解Lv-
射撃補正Lv1
魔力回復Lv2
アイテムボックスLv10
能力成長促進Lv5
鑑定眼Lv7
マップLv2
言語能力Lv2
チュートリアルLv-
称号
女神から命を受けし者
女神に愛された者
女神に心配されし者
転生者
ーーーーーーーーーー
おっ⁉︎ やったっ‼︎ 錬成をしたお陰なのかスキルレベルが上がってる‼︎ ……って、そうじゃなくってぇ‼︎
「魔力枯渇症?」
魔力枯渇症って一体どんな異常状態なんだ? 教えてドクターチュートリアル!
説明
魔力枯渇症とは。MPの残量が0になった時にけん怠感や吐き気。目眩など見舞われる症状のこと。酷い場合は気を失ってしまいます。なのでMP管理はしっかり致しましょう。
対処法としては休憩してMPの回復を待つか、MPポーションなどを飲んで治しましょう。
……うん。どうやら俺はやらかしてしまったようだ。
「流石にMPが0になると、こうなるのは知らなかったわぁ~……」
初級マナポーションはサニーさんに渡しちゃったし、このままMPが回復するのを待つしか……ん?
「ルル、俺のことを呼んだ?」
「キャンッ!」
ルルが「呼んでないよ」と言いたそうな鳴き声を上げた。
今、俺の名前を呼ぶような声が聞こえたんだけど……気のせいか?
「まぁいいや。念の為にアイテムボックスの中を確認しておこう」
魔力枯渇症の影響で幻聴が聞こえたのかもしれない。
そんなことを思いつつアイテムボックスを開き、中に何が入っているのかを確認している途中、身に覚えのない物が入っていたのに気付き、スクロールをピタリと止めた。
「……あれ?」
何で初級マナポーションが入っているんだ? それに手紙が2通も……ってまさかぁ⁉︎
「前と同じように怒られるパターンじゃないよなぁ~……」
そんなことを思いながら、その手紙を取り出して差出人の名前を確認する。
「エイリィンとサクラさんからの手紙だ」
サクラさんはともかく、エイリィンが何で俺に……ん?
「ルル、今何か聞こえなかった?」
「キャンッ!」
「聞こえなかったよぉ!」と言いたそうなルルの鳴き声を聞いて、首を傾げてしまう。
おかしいなぁ……「何で私だけ呼び捨てなんですかぁっ⁉︎」って声が聞こえたような気がするんだが……。
「幻聴だ幻聴! 送って来た手紙を読まないと!」
そう言うとエイリィンの手紙から読む為、封を開けて手紙を開く。
「えぇ~っと……カイリさん迷宮頑張って下さい。応援しています。以上」
内容の薄っぺらい手紙だなぁ……おいっ!
「お前、俺を殺した張本人の癖して、素っ気ないこと言うなぁっ‼︎」
こう言ってもエイリィンに届かないんだよなぁ~……そんなことよりも重要なのはこっち!
「えぇ~っと……魔力枯渇症で怠そうじゃのう。もう既にチュートリアルで確認していると思うが、酷使し過ぎると命の危機に至るから注意しておくのじゃ」
イヤイヤイヤッ⁉︎ チュートリアルさんは、そこまで説明してくれませんでしたよ!
「命の危機に至るって、魔力欠乏症が恐ろしいぃっ‼︎ これからはMPの管理をちゃんとしよう……ん?」
手紙に続きがあるな。
「えっとぉ~……追申、念の為に初級マナポーションを入れておいたから、MPの回復が間に合わないと思ったら、使ってくれ。だって」
オオ~ッ⁉︎ サクラ様超優しい! それに比べてエイリィンは何て酷いヤツなんだ! 俺が転生する元凶のくせにぃ~っ‼︎
「……お? 続きが書いてある。 バカなことを書いてお前に手紙を寄越したエイリィンは、こっちの方でシメておく。と」
やっぱり俺にとっての女神様は、サクラ様ですよ! エイリィンいらん子。うん! 俺にとってエイリィンはいらん子だ‼︎
「夕食もあるから、初級マナポーションを飲んでおこうか」
マナポーションを取り出している時に、「今度からちゃんと手紙を書きますからぁ! 私のことを雑にしないで下さいぃ~~~っ!⁉︎」って聞こえた気がするけど、全く気にしないでいよう!
「マナポーション。やっぱり女神様が送ってくれた物だから、色は綺麗だなぁ~……」
葡萄ジュースのような紫色を見つめていると、ルルが初級マナポーションに興味を持ったのか、前足を俺に乗せておねだりして来た。
「キャンッ⁉︎ キャンッ⁉︎」
「これは薬だから飲んだらダメ」
「キュ~ン……」
「ええ~……そうなの?」と言いたそうな鳴き声を上げた後、俺から離れてくれた。どうやらジュースと勘違いしていたっぽい。
「それじゃあ有り難く……頂きます」
この場にいないサクラ様にお礼を言った後、初級マナポーションを飲もうとするのだが、液体が舌に触れた瞬間、口から離してしまった!
「酸っっっっっっぱぁぁぁぁぁぁああああああああああああッッッ!⁉︎」
お酢と違った辛くて酸っぱい感じがしたぞ! 一体どうなって……待てよ。
「もしかして、これがマナポーションの味なのか?」
今度は瓶の口を指で塞いでからひっくり返して戻した後、指に付いたマナポーションを舐めたら身体がブルブルと震えた。
「ウゲッ!⁉︎」
やっぱりこれ酸っぱくて飲めないって!
「なるほど……サニーさんやバルグさんが俺に製作を頼む理由が、本当の意味で分かったよ。ルル、これ飲みたいか?」
「キュゥン……」
「いらない」と言いたそうな鳴き声を上げた後、俺から離れてしまった。
お前から絶対に飲みたくないって意識が伝わって来たよ。
「ハァ~~~……封を開けちゃったからには、飲まなきゃいけないよなぁ~」
イヤな顔をさせながらも、初級マナポーションを頑張って飲み干すカイリであった。
えっとぉ……MPは休憩していたから回復して、今は17もある。
「MP17……1個作るのに3消費するポーションが5本作れる感じかぁ~」
ポーションを5個作って余った分を弾に割り当てる。なんてことをしたら、弾が2つしか作れないので却下!
なんて悩んでいる俺に対してルルは暇なのか部屋の中を駆け回ったり、転がったりして遊んでいる。
「ホント、無邪気なヤツだなぁ~……それはそうと、ポーションは3つ作って残りは弾の製作に当てようか」
ポーションを3つ作れば残りのMPは8。なので弾を8発作れる。
「もしも明日足りないって状態になったら、弾もポーションも追加で作ればいいか」
そう言った後、先ずはポーションの材料になる薬草3枚と水を用意する。
錬成する時に作りたい分だけ材料を用意して、数分を念じながら唱えればいいから楽だよなぁ~……。
「ちゃちゃっと済ませよう。【錬成】!」
そうしてポーションを3つ作り終えるとアイテムボックスの中へと仕舞い、今度は弾の製作に取り掛かる。
「こっちの方はスピードローダーに6発付いているのが1つに単体の弾が2つだから、時間が掛かるな」
それでもちょっとの差なので気にはならない。
「うん。これでMPが空っぽになったから、今日の作業は終了だな」
そう言って立ち上がった瞬間、けん怠感を感じたので椅子に座り直した。
「な、何だこの怠さは? 風邪でも引いたのか?」
「クゥ~ン?」
ルルも「カイリ、平気?」と言いたそうな顔で俺の足元にやって来る。
「へ、平気……」
一応ステータスを確認した方がよさそうだな。
自分の身体がどんな状態になっているのかを確認する為、ステータス画面を出した。
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ステータス
名前 カイリ
年齢 15歳
種族 ハイヒューマン
性別 女
※状態異常:魔力枯渇症
職業
ファーストジョブ モンスターテイマー Lv5
セカンドジョブ 錬金術師 Lv5
基本能力
HP 15
MP 24
攻撃力 3
防御力 4
素早さ 4
器用性 19
魔法攻撃力 11
魔法防御力 10
運 25
取得スキル
錬成術Lv2
テイムLv3
弾錬成術Lv-
召喚Lv-
分解Lv-
射撃補正Lv1
魔力回復Lv2
アイテムボックスLv10
能力成長促進Lv5
鑑定眼Lv7
マップLv2
言語能力Lv2
チュートリアルLv-
称号
女神から命を受けし者
女神に愛された者
女神に心配されし者
転生者
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おっ⁉︎ やったっ‼︎ 錬成をしたお陰なのかスキルレベルが上がってる‼︎ ……って、そうじゃなくってぇ‼︎
「魔力枯渇症?」
魔力枯渇症って一体どんな異常状態なんだ? 教えてドクターチュートリアル!
説明
魔力枯渇症とは。MPの残量が0になった時にけん怠感や吐き気。目眩など見舞われる症状のこと。酷い場合は気を失ってしまいます。なのでMP管理はしっかり致しましょう。
対処法としては休憩してMPの回復を待つか、MPポーションなどを飲んで治しましょう。
……うん。どうやら俺はやらかしてしまったようだ。
「流石にMPが0になると、こうなるのは知らなかったわぁ~……」
初級マナポーションはサニーさんに渡しちゃったし、このままMPが回復するのを待つしか……ん?
「ルル、俺のことを呼んだ?」
「キャンッ!」
ルルが「呼んでないよ」と言いたそうな鳴き声を上げた。
今、俺の名前を呼ぶような声が聞こえたんだけど……気のせいか?
「まぁいいや。念の為にアイテムボックスの中を確認しておこう」
魔力枯渇症の影響で幻聴が聞こえたのかもしれない。
そんなことを思いつつアイテムボックスを開き、中に何が入っているのかを確認している途中、身に覚えのない物が入っていたのに気付き、スクロールをピタリと止めた。
「……あれ?」
何で初級マナポーションが入っているんだ? それに手紙が2通も……ってまさかぁ⁉︎
「前と同じように怒られるパターンじゃないよなぁ~……」
そんなことを思いながら、その手紙を取り出して差出人の名前を確認する。
「エイリィンとサクラさんからの手紙だ」
サクラさんはともかく、エイリィンが何で俺に……ん?
「ルル、今何か聞こえなかった?」
「キャンッ!」
「聞こえなかったよぉ!」と言いたそうなルルの鳴き声を聞いて、首を傾げてしまう。
おかしいなぁ……「何で私だけ呼び捨てなんですかぁっ⁉︎」って声が聞こえたような気がするんだが……。
「幻聴だ幻聴! 送って来た手紙を読まないと!」
そう言うとエイリィンの手紙から読む為、封を開けて手紙を開く。
「えぇ~っと……カイリさん迷宮頑張って下さい。応援しています。以上」
内容の薄っぺらい手紙だなぁ……おいっ!
「お前、俺を殺した張本人の癖して、素っ気ないこと言うなぁっ‼︎」
こう言ってもエイリィンに届かないんだよなぁ~……そんなことよりも重要なのはこっち!
「えぇ~っと……魔力枯渇症で怠そうじゃのう。もう既にチュートリアルで確認していると思うが、酷使し過ぎると命の危機に至るから注意しておくのじゃ」
イヤイヤイヤッ⁉︎ チュートリアルさんは、そこまで説明してくれませんでしたよ!
「命の危機に至るって、魔力欠乏症が恐ろしいぃっ‼︎ これからはMPの管理をちゃんとしよう……ん?」
手紙に続きがあるな。
「えっとぉ~……追申、念の為に初級マナポーションを入れておいたから、MPの回復が間に合わないと思ったら、使ってくれ。だって」
オオ~ッ⁉︎ サクラ様超優しい! それに比べてエイリィンは何て酷いヤツなんだ! 俺が転生する元凶のくせにぃ~っ‼︎
「……お? 続きが書いてある。 バカなことを書いてお前に手紙を寄越したエイリィンは、こっちの方でシメておく。と」
やっぱり俺にとっての女神様は、サクラ様ですよ! エイリィンいらん子。うん! 俺にとってエイリィンはいらん子だ‼︎
「夕食もあるから、初級マナポーションを飲んでおこうか」
マナポーションを取り出している時に、「今度からちゃんと手紙を書きますからぁ! 私のことを雑にしないで下さいぃ~~~っ!⁉︎」って聞こえた気がするけど、全く気にしないでいよう!
「マナポーション。やっぱり女神様が送ってくれた物だから、色は綺麗だなぁ~……」
葡萄ジュースのような紫色を見つめていると、ルルが初級マナポーションに興味を持ったのか、前足を俺に乗せておねだりして来た。
「キャンッ⁉︎ キャンッ⁉︎」
「これは薬だから飲んだらダメ」
「キュ~ン……」
「ええ~……そうなの?」と言いたそうな鳴き声を上げた後、俺から離れてくれた。どうやらジュースと勘違いしていたっぽい。
「それじゃあ有り難く……頂きます」
この場にいないサクラ様にお礼を言った後、初級マナポーションを飲もうとするのだが、液体が舌に触れた瞬間、口から離してしまった!
「酸っっっっっっぱぁぁぁぁぁぁああああああああああああッッッ!⁉︎」
お酢と違った辛くて酸っぱい感じがしたぞ! 一体どうなって……待てよ。
「もしかして、これがマナポーションの味なのか?」
今度は瓶の口を指で塞いでからひっくり返して戻した後、指に付いたマナポーションを舐めたら身体がブルブルと震えた。
「ウゲッ!⁉︎」
やっぱりこれ酸っぱくて飲めないって!
「なるほど……サニーさんやバルグさんが俺に製作を頼む理由が、本当の意味で分かったよ。ルル、これ飲みたいか?」
「キュゥン……」
「いらない」と言いたそうな鳴き声を上げた後、俺から離れてしまった。
お前から絶対に飲みたくないって意識が伝わって来たよ。
「ハァ~~~……封を開けちゃったからには、飲まなきゃいけないよなぁ~」
イヤな顔をさせながらも、初級マナポーションを頑張って飲み干すカイリであった。
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