58 / 101
バルグ邸でお叱りを受ける2人
しおりを挟む
サシャさんに引きづられた形でバルグさんの邸にやって来た俺は、強制的に椅子に座らせられてサシャさんに怒られたんだけれども……「これからはマナを甘やかさないで下さい」の一言で終わってしまった。
それに対して一緒に連れて来られたマナはと言うと……。
「……なので、今後は誰かと一緒に行動させるようにします。それと私の下でメイドとしての再訓練をして貰います。わかりましたか?」
「はい……わかりましたぁ~…………」
コッテリ絞られたマナさんは半泣き状態でそう返事をした。
「キュゥ~ン……」
マナの説教が終わるのと同時にルルがカイリの足元にやって来たので、カイリはルルを抱き上げて膝の上に乗せた。
「ホント、ルルは甘えん坊だなぁ~!」
そう言いながら身体を撫でてあげると、嬉しそうに身を寄せて来た。
この甘えた姿たまらないなぁ~~~っ!⁉︎
そんなことを思いながらルルの身体を撫でていると背中をチョンチョンと突かれたので振り返って見ってみてみたら、ファニーちゃんが構って欲しそうな顔をさせていた。
「ファニーちゃんもこっちにおいで」
「~~~♪」
カイリの言葉を聞いたファニーは嬉しそうな顔をさせながら、カイリの頬に自分の頬をスリスリさせる。
これはもしかして……妖精ふうの愛情表現なのかな?
……プルンッ⁉︎
プル太郎の方に顔を向けて見ると、ルル達のように甘えたそうに震えてた。
「プル太郎もおいで」
カイリがそういうと。嬉しそうな感じで肩に乗って身体をペタペタカイリにくっ付けて来る。
ああ~……心が満たされるぅ~~~…………。
「みんなカイリに甘えられていいなぁ~……」
「マナ、仕事に戻りなさい」
「……はい」
サシャに逆らえないマナは素直に言うことを聞いていた。
「可愛い従魔達と触れ合えるカイリ様が羨ましいなぁ~」
羨ましそうにカイリを見ているメイドにサシャさんが近づいて話し始める。
「羨むのはいいですし、ペットを飼うのはアナタの自由なので構いませんよ」
「えっ⁉︎ 本当いいんですか?」
「はい。いいですよ」
「やったぁ⁉︎ じゃあ私猫を飼おう!」
彼女俺と違って猫派なんですね。
「ただ、ペットを邸に連れて来るのは許可出来ませんし、犬や猫ましてや鳥を飼うのはアナタですから、我々に面倒を頼まないようにして下さいね」
「えっ⁉︎」
「えっ⁉︎ じゃありません。飼い主はアナタなのですから責任を持って育てるのが当たり前ですよ」
「そ…そう言われると飼う自身がなくなっちゃいますぅ……」
「ではペットを飼うのは諦めて下さいね」
いや、それはそれで極端過ぎる答えじゃないかなぁ? なんて言ったら、サシャさんが何か言って気そうだから言わないようにしよう。
「うぅ~……じゃあ、カイリ様のルルで私は我慢しますぅぅぅううううううっ!⁉︎」
彼女はそう言うと俺の膝の上に乗っかっているルルに抱き付いて頬擦りし始めた!
「ハァ~~~~~~…………やっぱりこのモフモフボディに癒されますねぇ~! やっぱり飼うなら犬の方にしようかなぁ~? でも猫ちゃんのツンデレ具合も捨て難いんですよねぇ~~~……」
「ク、クゥ~ンッ⁉︎」
ルルが助けて欲しそうな目でカイリを見つめる。
「あの、メイドさん。ルルが困っているので離してあげて下さい」
「あ、そうですか?」
「…はい」
「ゴメンね、ルルちゃん」
メイドさんはそう言うと、名残惜しそうにルルを見つめながら手を離してあげた。
そして解放されたルルの方はと言うと、再びカイリの膝の上で甘えだした。
「クゥ~ン。クゥ~ン……キャンッ⁉︎」
「もっと撫でて欲しいんだな」
「キャンッ⁉︎」
ルルの「うん!」と言っているような鳴き声を聞いたのち、身体を優しく撫でてあげる。
「そう言えば今日キバネズミを討伐しに行く予定だったけどぉ……今日はもう無理そうだな」
「~~~♪」
ファニーちゃんが「そうだね」と言いたそうな返事をする。
プルンッ⁉︎
「ん? ……今日はもう帰る? って言いたいのか?」
プルンッ⁉︎
プル太郎は「そう!」と言いたそうに震えた。
「そうだよ。帰ってポーション作りに勤しむことにする。ルル、降りてくれ」
「キャンッ⁉︎」
「わかった!」と言いたそうな鳴き声をあげると、膝の上から飛び降りてくれて、ファニーちゃんも離れてくれた。しかしプル太郎だけは肩から頭の上へと移動しただけ。
俺の頭の上がそんなに気に入ってるのか? 重いとか迷惑じゃないからいいけど。
「じゃあ、宿の方に帰らせて頂きます」
「はい。また今度迷宮へ行きましょう」
「その時はマナさんも連れて行きましょうか。行きたがってましたし」
「……前向きに検討しておきます」
「はい」じゃないんだね。しかも身体から嫌そうな雰囲気を漂わせているし。
「今度こそ私を連れてってよ! サシャァアアアアアアアアアアアアッ!⁉︎」
どうやらマナがカイリ達の話を聞いてたみたいで、出入り口の陰から顔を覗かせて懇願している。
「………….……前向きに検討しておきます」
さっきよりも間があるぞ。
なんてカイリが思っている間に、サシャは部屋からそそくさと出て行ってしまった。
「待ってよサシャ! その言い方は絶対連れて行かない時の答え方だよねぇ? ちゃんと連れて行くって言って!」
「………………マナ。お仕事に戻って下さい」
「誤魔化さないでよ! サシャぁッ⁉︎」
ありゃま、攻防戦が続きそうな予感だなぁ~。
カイリはそんなことを思った後、ルルに抱き付いたメイドさんに顔を向ける。
「じゃあ、バルグさんによろしく伝えておいて下さい」
「かしこまりますた。カイリ様」
カイリはその言葉を聞いた後、ルル達と共にバルグの邸を後にして泊まっている宿へと帰って行く。
「ただいま戻りましたぁ!」
「ん。……鍵を渡すから待っていてくれ」
宿屋主人のユーダさんはそう言うと、壁に掛けている鍵を渡してくれる。
「夕食になったら声を掛けるから、それまで待っててくれ」
「わかりました!」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
おおっ⁉︎ ルル達も返事をしているぞ! 関心関心!
「はいはい。他の客の迷惑が掛かるから、カウンターに居座らないでくれ」
「あ、はい。みんな行こうか」
自室に向かいながら、ユーダさん満更でもないような雰囲気がしたんだけどなぁ~。と思うカイリだった。
そして借りている部屋に入ると椅子に座り、アイテムボックスを開く。
今回はポーションとマナポーションに、新しく作れるようになった弾薬に挑戦してみようかな?
「先にポーションを……って思ったけど、新しい弾薬の製作にどれぐらいMP必要なのか把握してないよなぁ~。
先に弾薬を作って様子を見てからポーションを作ろうか」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「それがいいと思うよ!」と言った。
「それじゃあ、万物の書を見ながらチャチャっと作っちゃいましょうかぁ!」
アクセサリーにしている万物の書を変化させると、昨日見た弾薬のページを開く。
強化弾LV1を作るのに必要な素材は……通常弾が1つにキバネズミの牙でOKか。
そう思いながら必要な素材をアイテムボックスから取り出すと、テーブルに置いてから手をかざした。
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達は新しいアイテムが出来るが楽しみなのか、興味深々といった感じで見て来る。
「【錬成】」
そう言うと光が弾薬とキバを包み込んだ。そして光が消えると1つ弾薬が置いてあった。
「出来た! ……のか?」
普通の弾薬と違って頭の部分がオレンジ色に変わっている弾薬を、手に取ってそう思うカイリであった。
それに対して一緒に連れて来られたマナはと言うと……。
「……なので、今後は誰かと一緒に行動させるようにします。それと私の下でメイドとしての再訓練をして貰います。わかりましたか?」
「はい……わかりましたぁ~…………」
コッテリ絞られたマナさんは半泣き状態でそう返事をした。
「キュゥ~ン……」
マナの説教が終わるのと同時にルルがカイリの足元にやって来たので、カイリはルルを抱き上げて膝の上に乗せた。
「ホント、ルルは甘えん坊だなぁ~!」
そう言いながら身体を撫でてあげると、嬉しそうに身を寄せて来た。
この甘えた姿たまらないなぁ~~~っ!⁉︎
そんなことを思いながらルルの身体を撫でていると背中をチョンチョンと突かれたので振り返って見ってみてみたら、ファニーちゃんが構って欲しそうな顔をさせていた。
「ファニーちゃんもこっちにおいで」
「~~~♪」
カイリの言葉を聞いたファニーは嬉しそうな顔をさせながら、カイリの頬に自分の頬をスリスリさせる。
これはもしかして……妖精ふうの愛情表現なのかな?
……プルンッ⁉︎
プル太郎の方に顔を向けて見ると、ルル達のように甘えたそうに震えてた。
「プル太郎もおいで」
カイリがそういうと。嬉しそうな感じで肩に乗って身体をペタペタカイリにくっ付けて来る。
ああ~……心が満たされるぅ~~~…………。
「みんなカイリに甘えられていいなぁ~……」
「マナ、仕事に戻りなさい」
「……はい」
サシャに逆らえないマナは素直に言うことを聞いていた。
「可愛い従魔達と触れ合えるカイリ様が羨ましいなぁ~」
羨ましそうにカイリを見ているメイドにサシャさんが近づいて話し始める。
「羨むのはいいですし、ペットを飼うのはアナタの自由なので構いませんよ」
「えっ⁉︎ 本当いいんですか?」
「はい。いいですよ」
「やったぁ⁉︎ じゃあ私猫を飼おう!」
彼女俺と違って猫派なんですね。
「ただ、ペットを邸に連れて来るのは許可出来ませんし、犬や猫ましてや鳥を飼うのはアナタですから、我々に面倒を頼まないようにして下さいね」
「えっ⁉︎」
「えっ⁉︎ じゃありません。飼い主はアナタなのですから責任を持って育てるのが当たり前ですよ」
「そ…そう言われると飼う自身がなくなっちゃいますぅ……」
「ではペットを飼うのは諦めて下さいね」
いや、それはそれで極端過ぎる答えじゃないかなぁ? なんて言ったら、サシャさんが何か言って気そうだから言わないようにしよう。
「うぅ~……じゃあ、カイリ様のルルで私は我慢しますぅぅぅううううううっ!⁉︎」
彼女はそう言うと俺の膝の上に乗っかっているルルに抱き付いて頬擦りし始めた!
「ハァ~~~~~~…………やっぱりこのモフモフボディに癒されますねぇ~! やっぱり飼うなら犬の方にしようかなぁ~? でも猫ちゃんのツンデレ具合も捨て難いんですよねぇ~~~……」
「ク、クゥ~ンッ⁉︎」
ルルが助けて欲しそうな目でカイリを見つめる。
「あの、メイドさん。ルルが困っているので離してあげて下さい」
「あ、そうですか?」
「…はい」
「ゴメンね、ルルちゃん」
メイドさんはそう言うと、名残惜しそうにルルを見つめながら手を離してあげた。
そして解放されたルルの方はと言うと、再びカイリの膝の上で甘えだした。
「クゥ~ン。クゥ~ン……キャンッ⁉︎」
「もっと撫でて欲しいんだな」
「キャンッ⁉︎」
ルルの「うん!」と言っているような鳴き声を聞いたのち、身体を優しく撫でてあげる。
「そう言えば今日キバネズミを討伐しに行く予定だったけどぉ……今日はもう無理そうだな」
「~~~♪」
ファニーちゃんが「そうだね」と言いたそうな返事をする。
プルンッ⁉︎
「ん? ……今日はもう帰る? って言いたいのか?」
プルンッ⁉︎
プル太郎は「そう!」と言いたそうに震えた。
「そうだよ。帰ってポーション作りに勤しむことにする。ルル、降りてくれ」
「キャンッ⁉︎」
「わかった!」と言いたそうな鳴き声をあげると、膝の上から飛び降りてくれて、ファニーちゃんも離れてくれた。しかしプル太郎だけは肩から頭の上へと移動しただけ。
俺の頭の上がそんなに気に入ってるのか? 重いとか迷惑じゃないからいいけど。
「じゃあ、宿の方に帰らせて頂きます」
「はい。また今度迷宮へ行きましょう」
「その時はマナさんも連れて行きましょうか。行きたがってましたし」
「……前向きに検討しておきます」
「はい」じゃないんだね。しかも身体から嫌そうな雰囲気を漂わせているし。
「今度こそ私を連れてってよ! サシャァアアアアアアアアアアアアッ!⁉︎」
どうやらマナがカイリ達の話を聞いてたみたいで、出入り口の陰から顔を覗かせて懇願している。
「………….……前向きに検討しておきます」
さっきよりも間があるぞ。
なんてカイリが思っている間に、サシャは部屋からそそくさと出て行ってしまった。
「待ってよサシャ! その言い方は絶対連れて行かない時の答え方だよねぇ? ちゃんと連れて行くって言って!」
「………………マナ。お仕事に戻って下さい」
「誤魔化さないでよ! サシャぁッ⁉︎」
ありゃま、攻防戦が続きそうな予感だなぁ~。
カイリはそんなことを思った後、ルルに抱き付いたメイドさんに顔を向ける。
「じゃあ、バルグさんによろしく伝えておいて下さい」
「かしこまりますた。カイリ様」
カイリはその言葉を聞いた後、ルル達と共にバルグの邸を後にして泊まっている宿へと帰って行く。
「ただいま戻りましたぁ!」
「ん。……鍵を渡すから待っていてくれ」
宿屋主人のユーダさんはそう言うと、壁に掛けている鍵を渡してくれる。
「夕食になったら声を掛けるから、それまで待っててくれ」
「わかりました!」
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
おおっ⁉︎ ルル達も返事をしているぞ! 関心関心!
「はいはい。他の客の迷惑が掛かるから、カウンターに居座らないでくれ」
「あ、はい。みんな行こうか」
自室に向かいながら、ユーダさん満更でもないような雰囲気がしたんだけどなぁ~。と思うカイリだった。
そして借りている部屋に入ると椅子に座り、アイテムボックスを開く。
今回はポーションとマナポーションに、新しく作れるようになった弾薬に挑戦してみようかな?
「先にポーションを……って思ったけど、新しい弾薬の製作にどれぐらいMP必要なのか把握してないよなぁ~。
先に弾薬を作って様子を見てからポーションを作ろうか」
「~~~♪」
ファニーちゃんは「それがいいと思うよ!」と言った。
「それじゃあ、万物の書を見ながらチャチャっと作っちゃいましょうかぁ!」
アクセサリーにしている万物の書を変化させると、昨日見た弾薬のページを開く。
強化弾LV1を作るのに必要な素材は……通常弾が1つにキバネズミの牙でOKか。
そう思いながら必要な素材をアイテムボックスから取り出すと、テーブルに置いてから手をかざした。
「キャンッ⁉︎」
プルンッ⁉︎
「~~~♪」
ルル達は新しいアイテムが出来るが楽しみなのか、興味深々といった感じで見て来る。
「【錬成】」
そう言うと光が弾薬とキバを包み込んだ。そして光が消えると1つ弾薬が置いてあった。
「出来た! ……のか?」
普通の弾薬と違って頭の部分がオレンジ色に変わっている弾薬を、手に取ってそう思うカイリであった。
10
あなたにおすすめの小説
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる