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16.断絶の光
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それは、顔だった。
巨大な彫像。或いは、目を閉じた巨人の頭部。
それが丸ごと、宙に浮かび上がっていた。苛烈な光が広がり、その周囲が暗くなったように感じる。もはや、外の世界なんてものは、何も見えないけれど。
目の前にあるその存在が、圧倒的すぎて。
(なに、これは)
熱い。痛い。瞼、睫毛がちりちりと痛みを訴える。露出している部分の肌が腫れ上がりそうな気がするが、そんなはずはない。
ただ、圧倒的すぎる光の圧力を受けて、脳が熱や痛みに変換しているだけだ。
「……光の神、アークウェル」
殿下の呟きが、私の耳に届いた。
「神?」
(まさか)
そんなはずは、とは言えない。
現に、今、こうやって目にしているのだから。
「攻撃用端末だな。神そのものは概念の世界にあって、そのままでは現出できないからね。それだけでも、この大陸を滅ぼすぐらいの力はありそうだが。あの馬鹿ども……光の教会の連中は、リオルを器にして、これを操れるとでも思ったのか。無知と傲慢さは、それこそ天罰を受けるべきだな」
殿下の声には、揺らぎもなく、恐れも、怒りも、悲しみすらない。ただ、事実を確認している響きがある。
「これが相手では、私では勝てない」
「殿下」
「……だが、何とかしよう」
振り向いて私を見下ろすと、殿下は普段通りの穏やかな笑みを浮かべた。
大きな手のひらが、宥めるように私の頭をぽんぽんと叩き、
「主殿。手を」
「はい」
疑いもしなかった。戦うたび、契約を交わすたび、私たちが手を重ねるのは、当然のことで。
私は、差し出された殿下の手のひらに、自分の手を乗せた。
(紋章が)
私たちを繋ぐ紋章が、緑色に輝く。
そのとき、アークウェルの周りに、無数の白い羽根が開いた。肉体のない無数の手、無数の触手か何かのように、もぞもぞと蠢き、花のように開く。
魔力風が吹いた。殿下の守護魔法陣で守られているのを感じたが、それでも、押し寄せる衝撃に震えた。細胞の一つ一つが消し飛ばされそうで、命の危険を感じて叫び立てている。危険。こわい、こわい、こわい!
絶望的だ。でも、見たところ、殿下に絶望している様子はない。殿下が絶望せずに戦うというのなら、私は主として、ここに留まって戦わなくては。殿下を、守らなくては。
カタカタと震える脚を踏み締めて耐え、きっと頭を上げると、殿下は私と手を繋いだまま、少し困ったように笑った。
「クロエ」
「ん?」
「 」
殿下が何を言ったのか、聴き取れなかった。
アークウェルの瞳が、開かれる。人の貌を象っているのに、人の顔ではない。ぽっかりと開いた眼窩に、眩い光が満たされる。人が曝されるには危険な水位で、魔力が高まる。
ああ、逃げなくちゃ。戦わなくちゃ。逃げたい。戦う。私はここにいる。
私と殿下の周りで、ごうごうと魔力風が呻いた。
「 」
殿下が何か言っている。唇の動きが見て取れるのに、内容が伝わらない。
耳を聾するほどの暴風も、いつしか音が絶え、ただ、私の周りを、無音の空白だけが包んでいる。
(えっ、殿下?)
ぱきり、と、何かが砕け落ちる音がした。
私の手のひらの中。殿下と私の周り。剥ぎ取られていく感覚。そして、視界の端で、殿下が手にしているアンカラドが、青から鮮やかな赤に変貌していくのが見えた。
「どうして──」
契約を、破壊するんですか?
私の声が最後まで発せられるより早く、私の周りに転移陣が開き、私はそのまま、弾き飛ばされた。
「ぶわっ」
「ぎゃああ!」
「ぐふっ」
その日、王宮の厩舎前で、せっせと筋トレに励んでいた魔封じ一族のダーシェン氏(23)は、突如降って湧いた男女(女、女、男の三名)に圧し潰された。
「最近の筋トレで培った筋肉がなかったら、複雑骨折していたかもしれない」というのが彼の主張で、私は私で、イシルディア殿下より17歳も年下なのに、一方的にライバル宣言していた彼の胆力に驚いたのだが、それは今はどうでもいい。
「……王宮?」
周囲を見渡し、聳え立つ王城を見上げる。
それから、手のひらを開いて見下ろした。光り輝く契約の紋章は、影も形もなく消え失せている。痕跡すら見当たらない。
冷たい汗が、背中を滑り落ちるのを感じた。
「……そんな。どうしたら」
「おい、いい加減に下りろ! 下りて! ください!」
お尻の下で、苦しそうな声が騒ぎ立てる。
「……はい」
力が抜けたまま、地面に足をついて立ち上がったが、私が下りてもまだ、彼の上には二人の人物が積み重なっている。
「リオルとエウィリナ?」
普段の私なら、「さん」付けで呼んでいたかもしれないが、今はどうでもよかった。
(殿下は、この二人もまとめて飛ばしたのか)
アークウェルの器を飛ばすことで、少しは神を弱体化できるとか? あの場で、神に殺されるのを見過ごしにできない理由があった? 殿下の真意は分からないが、私は直感的に、殿下の甘さを感じた。
私についてもそうだ。一方的に契約を破棄され、遠くに放り出されて、喪失と痛みに気が遠くなりそうだった。常にそこにあった、殿下の魔力の流れが、完全に途絶えている。私は切り離された。喉がカラカラに渇いて、荒野に取り残されたみたいな寄る辺なさを感じる。それでも、
(呆然としてる場合じゃない)
足掻かなければ。
時間が惜しい。殿下の主として、私にはやらなくちゃならないことがある。
「リオル、エウィリナ、さっさと起きて下さい。時間がないんです」
ぐったりしている二人にヒールを掛けながら、ずりずりと足を持って引きずり下ろす。
何やらぶつぶつと呻きながら身体を起こしたダーシェンを見上げて、強い口調で言った。
「緊急事態です。今すぐ、国王陛下か、王太子殿下にお目通りをお願いします。誰でもいいから偉い人を捕まえて、会見できるようにしてきて下さい」
「え、なんで、唐突に、そんな」
「イシルディア殿下が一人で戦って、抑えてくれてるんです。殿下のライバルなんでしょう! 急いで下さい」
イシルディア殿下の主君が言っているのだ。拒否はさせない。
全力で睨むと、ダーシェンは少し青ざめて立ち上がり、早足で歩み去った。
ここからが私の戦いだ。殿下がいなくても、やり遂げてみせる。
巨大な彫像。或いは、目を閉じた巨人の頭部。
それが丸ごと、宙に浮かび上がっていた。苛烈な光が広がり、その周囲が暗くなったように感じる。もはや、外の世界なんてものは、何も見えないけれど。
目の前にあるその存在が、圧倒的すぎて。
(なに、これは)
熱い。痛い。瞼、睫毛がちりちりと痛みを訴える。露出している部分の肌が腫れ上がりそうな気がするが、そんなはずはない。
ただ、圧倒的すぎる光の圧力を受けて、脳が熱や痛みに変換しているだけだ。
「……光の神、アークウェル」
殿下の呟きが、私の耳に届いた。
「神?」
(まさか)
そんなはずは、とは言えない。
現に、今、こうやって目にしているのだから。
「攻撃用端末だな。神そのものは概念の世界にあって、そのままでは現出できないからね。それだけでも、この大陸を滅ぼすぐらいの力はありそうだが。あの馬鹿ども……光の教会の連中は、リオルを器にして、これを操れるとでも思ったのか。無知と傲慢さは、それこそ天罰を受けるべきだな」
殿下の声には、揺らぎもなく、恐れも、怒りも、悲しみすらない。ただ、事実を確認している響きがある。
「これが相手では、私では勝てない」
「殿下」
「……だが、何とかしよう」
振り向いて私を見下ろすと、殿下は普段通りの穏やかな笑みを浮かべた。
大きな手のひらが、宥めるように私の頭をぽんぽんと叩き、
「主殿。手を」
「はい」
疑いもしなかった。戦うたび、契約を交わすたび、私たちが手を重ねるのは、当然のことで。
私は、差し出された殿下の手のひらに、自分の手を乗せた。
(紋章が)
私たちを繋ぐ紋章が、緑色に輝く。
そのとき、アークウェルの周りに、無数の白い羽根が開いた。肉体のない無数の手、無数の触手か何かのように、もぞもぞと蠢き、花のように開く。
魔力風が吹いた。殿下の守護魔法陣で守られているのを感じたが、それでも、押し寄せる衝撃に震えた。細胞の一つ一つが消し飛ばされそうで、命の危険を感じて叫び立てている。危険。こわい、こわい、こわい!
絶望的だ。でも、見たところ、殿下に絶望している様子はない。殿下が絶望せずに戦うというのなら、私は主として、ここに留まって戦わなくては。殿下を、守らなくては。
カタカタと震える脚を踏み締めて耐え、きっと頭を上げると、殿下は私と手を繋いだまま、少し困ったように笑った。
「クロエ」
「ん?」
「 」
殿下が何を言ったのか、聴き取れなかった。
アークウェルの瞳が、開かれる。人の貌を象っているのに、人の顔ではない。ぽっかりと開いた眼窩に、眩い光が満たされる。人が曝されるには危険な水位で、魔力が高まる。
ああ、逃げなくちゃ。戦わなくちゃ。逃げたい。戦う。私はここにいる。
私と殿下の周りで、ごうごうと魔力風が呻いた。
「 」
殿下が何か言っている。唇の動きが見て取れるのに、内容が伝わらない。
耳を聾するほどの暴風も、いつしか音が絶え、ただ、私の周りを、無音の空白だけが包んでいる。
(えっ、殿下?)
ぱきり、と、何かが砕け落ちる音がした。
私の手のひらの中。殿下と私の周り。剥ぎ取られていく感覚。そして、視界の端で、殿下が手にしているアンカラドが、青から鮮やかな赤に変貌していくのが見えた。
「どうして──」
契約を、破壊するんですか?
私の声が最後まで発せられるより早く、私の周りに転移陣が開き、私はそのまま、弾き飛ばされた。
「ぶわっ」
「ぎゃああ!」
「ぐふっ」
その日、王宮の厩舎前で、せっせと筋トレに励んでいた魔封じ一族のダーシェン氏(23)は、突如降って湧いた男女(女、女、男の三名)に圧し潰された。
「最近の筋トレで培った筋肉がなかったら、複雑骨折していたかもしれない」というのが彼の主張で、私は私で、イシルディア殿下より17歳も年下なのに、一方的にライバル宣言していた彼の胆力に驚いたのだが、それは今はどうでもいい。
「……王宮?」
周囲を見渡し、聳え立つ王城を見上げる。
それから、手のひらを開いて見下ろした。光り輝く契約の紋章は、影も形もなく消え失せている。痕跡すら見当たらない。
冷たい汗が、背中を滑り落ちるのを感じた。
「……そんな。どうしたら」
「おい、いい加減に下りろ! 下りて! ください!」
お尻の下で、苦しそうな声が騒ぎ立てる。
「……はい」
力が抜けたまま、地面に足をついて立ち上がったが、私が下りてもまだ、彼の上には二人の人物が積み重なっている。
「リオルとエウィリナ?」
普段の私なら、「さん」付けで呼んでいたかもしれないが、今はどうでもよかった。
(殿下は、この二人もまとめて飛ばしたのか)
アークウェルの器を飛ばすことで、少しは神を弱体化できるとか? あの場で、神に殺されるのを見過ごしにできない理由があった? 殿下の真意は分からないが、私は直感的に、殿下の甘さを感じた。
私についてもそうだ。一方的に契約を破棄され、遠くに放り出されて、喪失と痛みに気が遠くなりそうだった。常にそこにあった、殿下の魔力の流れが、完全に途絶えている。私は切り離された。喉がカラカラに渇いて、荒野に取り残されたみたいな寄る辺なさを感じる。それでも、
(呆然としてる場合じゃない)
足掻かなければ。
時間が惜しい。殿下の主として、私にはやらなくちゃならないことがある。
「リオル、エウィリナ、さっさと起きて下さい。時間がないんです」
ぐったりしている二人にヒールを掛けながら、ずりずりと足を持って引きずり下ろす。
何やらぶつぶつと呻きながら身体を起こしたダーシェンを見上げて、強い口調で言った。
「緊急事態です。今すぐ、国王陛下か、王太子殿下にお目通りをお願いします。誰でもいいから偉い人を捕まえて、会見できるようにしてきて下さい」
「え、なんで、唐突に、そんな」
「イシルディア殿下が一人で戦って、抑えてくれてるんです。殿下のライバルなんでしょう! 急いで下さい」
イシルディア殿下の主君が言っているのだ。拒否はさせない。
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