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空白の5年間
⑫真似事
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次の日の朝、裏庭に、約束の時間よりも大分遅れて現れたエリスの顔は、痣だらけだった。
凸凹と腫れあがっていて、赤や紫や、黒色に変色している部分すらある。
「遅いぞエリス。何をしていたんだ。そんなボコボコの顔して」
「……ちょっとケーヴェス家と縁切ってきた」
エリスはそう言うと、ズボンのポケットから1枚の紙を取り出した。
セドリックが受け取って目を通すと、驚いたことにそれは正式な形式に則った絶縁状だった。
文言も正式なものだし、きちんと日付と当主のサイン、家紋の印まで押されている。
これをそのまま司法局に提出すれば、エリスはすぐにでもケーヴェス家と縁を切ることができるだろう。
「よく、書かせることができたな」
「な。『お父様! お兄様の今までの窃盗を、やはり正直に告白するべきです! 黙ったまま家督を継ぐのはよくありません、事情を説明すれば皆分かってくれますよ! 僕も一緒に謝りますから!』って、しつこくしつこく一晩中言い続けたら、最後には勘当だって言って、これよこしてきたよ」
ただ言い争ったというだけではないだろう。
その顔の傷が、エリスが一晩中、どれだけ殴られたのかを物語っている。
きっと傷は顔だけではないだろう。
人目にふれる顔でこの調子なら、服に隠れている部分は、一体どうなっていることやら。
「勘当したんだから、ケーヴェス家と俺とは、一切関係ない。俺は今後貴族でもない。もしも平民の分際で、『妄想』でケーヴェス家の名誉を傷つけるような『戯言』を触れ回れば、縛り首にしてやるだってさ……一介の子爵に、そんな権限ないっての」
「そうか。……傷の手当てが必要だな。お前ちょっと、さっきから呂律が怪しいぞ。熱が出てきているんじゃないのか。取り合えず、俺の部屋に来い。エルトマン侯爵に頼んで、医者を呼んでもらうから」
「いや大丈夫。ただ口の中切れてて、喋りにくいだけだから。ちょっと待って」
よく見れば歩くのもおぼつかない様子のエリスが、部屋まで連れて行こうとするセドリックを引き留める。
そうして正面に向き合うと、おもむろに地面に膝をついた。
傷が痛むのだろう。
ゆっくりとした動作だったが、訓練された騎士と遜色ない、優美な動作だった。
膝をついたエリスは、練習用の剣を鞘ごと腰のベルトから引き抜くと、次に剣を持ち上げて、自分の肩を軽く打った。
そしてその剣をセドリックの方に掲げる。
騎士が主君に忠誠を誓う仕草だ。
「……エリス、なんの真似だ?」
「ん-、だから真似だよ真似。俺、騎士じゃないからなんの誓約にもならないし、なんの意味もないけど。ただの真似」
原型が分からなくなるほど腫れあがった顔で、エリスは笑った。
セドリックは無言で剣を受け取ると、エリスの額に空いている方の手のひらを掲げた。
「許す。職務に励めよ」
それは、主君が騎士の忠誠を受け入れる仕草だった。
「……セディ君、なんの真似?」
「だから真似だろう。なんの意味もない、ただの真似事」
「そりゃそうだけど」
セドリックはしゃがみこむと、エリスの腕を自分の肩にかけさせて、立ち上がるのを手伝った。
そうして自分の肩を貸したまま、エルトマン邸に滞在中の自室の方向へと、歩き始めた。
やはり発熱しているようで、セドリックがエリスに触れている部分……腕や肩、身体が火のように熱かった。
顔色が分からないのが心配だ。
「あーあ。家と絶縁って、こんなに簡単なことだったんだな。もっと早くやればよかった」
「簡単か? この怪我、ただ事じゃないだろう」
「でもたった一晩粘っただけで、何十年入れられていた檻からこうして出られるなんて、今まで思ってもみなかったよ。……なあ、もしかしたら、騎士学校入るのも、こうして諦めずに粘れば、なんとかなったのかな」
「さあな」
傷が辛いのか、エリスは目を閉じているようだった。
その声はとても穏やかで、身体はボロボロでも、満足感に溢れていた。
目を閉じたまま、セドリックに寄りかかりながら、導かれる方向に、ぎこちない仕草でなんとか引きずるように足を踏み出していく。
「まあ騎士学校に入らなくても。こうして仕える先見つけたし。この先お前とか、ユリアちゃんとか、レオ君守って生きていくのも、悪くないかもな」
「もうお前いい加減黙っとけ。死ぬぞ」
ふらふらになりながらも閉じないエリスの口に、セドリックは苦笑した。
こいつが黙るのは、本当に死ぬ時だけなのかもしれない。
「あー、でも俺にも、仕える相手だけじゃなくて、ユリアちゃんみたいな、可愛い奥さん欲しいなー。やっぱりユリアちゃん狙おうかな」
「ヤメロ。ユリアは俺のだ」
「うっわ言ったよこの男。本人には言えないチキンのくせに。じゃあ顔の広いエリス様が、社交界にセディ君とユリアちゃんはラブラブ夫婦だからそっとしておけって噂、広めておいてあげますか」
「……」
「あ、止めないんだ」
「頼む」
「頼んじゃうんだそこ。……じゃあ代わりに誰か紹介してよ。可愛くて、芯が強い子だと最高」
「……心当たりがある」
「あるの!?」
「多分可愛い。意外としたたか。爵位持ちの未亡人」
「あー……、なるほど」
そうして2人は、誰もいない早朝の庭を、ゆっくり、ゆっくりと歩いていったのだった。
「ところでセディ君。どうして君は、ユリアちゃんが子ども達を預けていってから、俺が君の部屋に行くまでに、たったの5分しかなかったとウソをついたんだい?」
「ん? 別に嘘なんてついてないけどな。確か5分くらいで来たような気がするなと、思っただけだよ」
凸凹と腫れあがっていて、赤や紫や、黒色に変色している部分すらある。
「遅いぞエリス。何をしていたんだ。そんなボコボコの顔して」
「……ちょっとケーヴェス家と縁切ってきた」
エリスはそう言うと、ズボンのポケットから1枚の紙を取り出した。
セドリックが受け取って目を通すと、驚いたことにそれは正式な形式に則った絶縁状だった。
文言も正式なものだし、きちんと日付と当主のサイン、家紋の印まで押されている。
これをそのまま司法局に提出すれば、エリスはすぐにでもケーヴェス家と縁を切ることができるだろう。
「よく、書かせることができたな」
「な。『お父様! お兄様の今までの窃盗を、やはり正直に告白するべきです! 黙ったまま家督を継ぐのはよくありません、事情を説明すれば皆分かってくれますよ! 僕も一緒に謝りますから!』って、しつこくしつこく一晩中言い続けたら、最後には勘当だって言って、これよこしてきたよ」
ただ言い争ったというだけではないだろう。
その顔の傷が、エリスが一晩中、どれだけ殴られたのかを物語っている。
きっと傷は顔だけではないだろう。
人目にふれる顔でこの調子なら、服に隠れている部分は、一体どうなっていることやら。
「勘当したんだから、ケーヴェス家と俺とは、一切関係ない。俺は今後貴族でもない。もしも平民の分際で、『妄想』でケーヴェス家の名誉を傷つけるような『戯言』を触れ回れば、縛り首にしてやるだってさ……一介の子爵に、そんな権限ないっての」
「そうか。……傷の手当てが必要だな。お前ちょっと、さっきから呂律が怪しいぞ。熱が出てきているんじゃないのか。取り合えず、俺の部屋に来い。エルトマン侯爵に頼んで、医者を呼んでもらうから」
「いや大丈夫。ただ口の中切れてて、喋りにくいだけだから。ちょっと待って」
よく見れば歩くのもおぼつかない様子のエリスが、部屋まで連れて行こうとするセドリックを引き留める。
そうして正面に向き合うと、おもむろに地面に膝をついた。
傷が痛むのだろう。
ゆっくりとした動作だったが、訓練された騎士と遜色ない、優美な動作だった。
膝をついたエリスは、練習用の剣を鞘ごと腰のベルトから引き抜くと、次に剣を持ち上げて、自分の肩を軽く打った。
そしてその剣をセドリックの方に掲げる。
騎士が主君に忠誠を誓う仕草だ。
「……エリス、なんの真似だ?」
「ん-、だから真似だよ真似。俺、騎士じゃないからなんの誓約にもならないし、なんの意味もないけど。ただの真似」
原型が分からなくなるほど腫れあがった顔で、エリスは笑った。
セドリックは無言で剣を受け取ると、エリスの額に空いている方の手のひらを掲げた。
「許す。職務に励めよ」
それは、主君が騎士の忠誠を受け入れる仕草だった。
「……セディ君、なんの真似?」
「だから真似だろう。なんの意味もない、ただの真似事」
「そりゃそうだけど」
セドリックはしゃがみこむと、エリスの腕を自分の肩にかけさせて、立ち上がるのを手伝った。
そうして自分の肩を貸したまま、エルトマン邸に滞在中の自室の方向へと、歩き始めた。
やはり発熱しているようで、セドリックがエリスに触れている部分……腕や肩、身体が火のように熱かった。
顔色が分からないのが心配だ。
「あーあ。家と絶縁って、こんなに簡単なことだったんだな。もっと早くやればよかった」
「簡単か? この怪我、ただ事じゃないだろう」
「でもたった一晩粘っただけで、何十年入れられていた檻からこうして出られるなんて、今まで思ってもみなかったよ。……なあ、もしかしたら、騎士学校入るのも、こうして諦めずに粘れば、なんとかなったのかな」
「さあな」
傷が辛いのか、エリスは目を閉じているようだった。
その声はとても穏やかで、身体はボロボロでも、満足感に溢れていた。
目を閉じたまま、セドリックに寄りかかりながら、導かれる方向に、ぎこちない仕草でなんとか引きずるように足を踏み出していく。
「まあ騎士学校に入らなくても。こうして仕える先見つけたし。この先お前とか、ユリアちゃんとか、レオ君守って生きていくのも、悪くないかもな」
「もうお前いい加減黙っとけ。死ぬぞ」
ふらふらになりながらも閉じないエリスの口に、セドリックは苦笑した。
こいつが黙るのは、本当に死ぬ時だけなのかもしれない。
「あー、でも俺にも、仕える相手だけじゃなくて、ユリアちゃんみたいな、可愛い奥さん欲しいなー。やっぱりユリアちゃん狙おうかな」
「ヤメロ。ユリアは俺のだ」
「うっわ言ったよこの男。本人には言えないチキンのくせに。じゃあ顔の広いエリス様が、社交界にセディ君とユリアちゃんはラブラブ夫婦だからそっとしておけって噂、広めておいてあげますか」
「……」
「あ、止めないんだ」
「頼む」
「頼んじゃうんだそこ。……じゃあ代わりに誰か紹介してよ。可愛くて、芯が強い子だと最高」
「……心当たりがある」
「あるの!?」
「多分可愛い。意外としたたか。爵位持ちの未亡人」
「あー……、なるほど」
そうして2人は、誰もいない早朝の庭を、ゆっくり、ゆっくりと歩いていったのだった。
「ところでセディ君。どうして君は、ユリアちゃんが子ども達を預けていってから、俺が君の部屋に行くまでに、たったの5分しかなかったとウソをついたんだい?」
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