伝説の勇者が二人も現れるなんて聞いてません!

鶴山葵土

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2.ユウスケの旅立ち!(3)

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城を旅立ってから30分ほど経つと森が見えてきた。
「ユウスケ、ここから先は気を引き締めていけ。あの森に一歩踏み入れればモンスターの巣窟だ」
オルフの言葉に頷くユウスケ。

「まぁ、安心しろ。モンスターの数は多いだろうが、この辺りにはさほど危険なモンスターは出てこない。とは言っても君は戦闘に不慣れだと聞いている。ここで君は戦い方を学ぶんだ。」

現実世界でユウスケは普通の高校生活を送ってきた。
戦いなどとは無縁の世界だ。
剣も盾も使ったことなんてない。
王様からもらった鋼の片手剣を握りしめるユウスケ。

「なぁ、オルフ。俺にモンスターを倒すことなんてできるんだろうか。俺、剣なんて持ったこともないし・・・。」
弱気になるユウスケに、オルフは言った。

「なーに、安心しろ、ユウスケ。そのために俺がここにいるんだ。君はこの森で君は戦い方を学び、勇者として大事な一歩を踏み出すんだ。戦い方は俺が教えてやる。俺の教えを受ければ君は強くなる。」

さすが王様が見込んだ戦士だ、彼の言葉はとても頼もしい。
ユウスケは大きく深呼吸をし、そして頬を両手でたたき気合を入れる。

「あぁ、頼むよオルフ」

男の顔つきになったユウスケを見て、オルフは森を指さした。
「心の準備はできたようだな。それじゃあ、早速森に入ろうか」

勇者ユウスケと戦士オルフはモンスターの巣窟となっている森の中へと進んでいくのだった。
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