黙っている現場から 放課後ディサービス

こさ

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社長面談

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面談というのは、
何を言われたかよりも、
どこに置かれたかで本音が分かる。

「一年半、あの姉妹を見てくれてありがとう」

そう言われた瞬間、私は気づいた。
これは評価の場じゃない。
整理の面談だ。

次に言われた言葉で、はっきりした。

「君が不満を持っているのは分かっている。
私が言うから、君は一階に関わらなくていい」

なるほど、と内心で思った。
これは守りでも信頼でもない。
隔離だ。

一階には、立て直せない人たちがいる。
悪い人たちじゃない。
でも、感情が先に立ち、現場が回らない。

当事者の気持ちは分かっても、
現実を組み直す力が足りない。

だから私は降ろされなかった。
正確に言えば、降りさせてもらえなかった。

「実質的な責任者になってほしい」

その一言で、配置は確定した。

表で動く人がいて、
裏で回す人がいる。

元不登校という肩書きが
免罪符になる場面もあるけれど、
現場は物語じゃない。

回らないものは、回らない。

社長は「自分が入る」と言った。
でも、たぶん入らない。

何かあった時に、
説明して、翻訳して、火消しをする人間が
もう用意されているからだ。

この構造は、よくできている。
嫌われ役は上に置き、
裏方は前に出さない。

ただ一つ問題があるとすれば、
この配置は、とても消耗する。

だから私は決めている。

必要なことはやる。
実践にも行く。
でも、一階の泥には足を突っ込まない。

ここは一時的な場所だ。
私は、ここに骨を埋めるつもりはない。

面談とは、
人を評価する場ではなく、
人をどこに置くかを決める場なのだ。

それが、よく分かった一日だった。
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