剣と魔法と発情女子 ⌘美少女達と一緒に最強の王へと成り上がれ!⌘

水の中メダカ

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目覚めたら異世界5

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「一通りの話はわかったよ。 でも、 この世界の男達のエゴでレッドネームは死んで行くんだろ?」


俺は2人の顔を見れずに思わず俯いてしまった。


「はい、 私達ホムンクルスはレッドネームになり、 それぞれの主人に忠誠を誓う事にこそ存在意義があるんです。
それに…… レッドネームにならなければ25年で命は途絶えます。

生きる事を与えてくれる主人に忠誠を尽くすのは当たり前の事なんですよ。 」


この世界の暦は分からないが、僅か25年で生涯を終えるホムンクルスと言う彼女達に、 俺は胸が締め付けられる様だった。


「確認だが、 ホムンクルスはこの世界にどのぐらい存在しているんだ? 」


リムは顎に人差し指を当てて少し考えると、 俺へと視線を合わせて答えてくれる。


「確か…… ホムンクルスの人口は…… 約4億3千万人。 月に150万人ぐらいが生を受ける形だったと思う…… 15歳までにレッドネームになれる素質があれば…… 候補生として養成所に行きます…… 年間1,800万人の中から…… 養成所に行くのは5万人ぐらい。
毎年…… 最終試験でレッドネームになれるか決まります。 」


4億3千万人…… レッドネームのその人数が多いかどうかは分からないが、 俺の世界の人口は約73億人だったかな?

確か日本で1億2600万人そう考えると、 このリベルタって所は俺の世界より少し小さい可能性が考えられるな。

それとレッドネームになると実質不老不死になるんだよな?


「その5万人からレッドネームになるのは、何人ぐらいいるんだ? それにレッドネームになれなかったホムンクルスはどうなってしまうんだ? 」

「レッドネームになれるのは…… 年に1万人いないと思います。 レッドネームになる為の試験に…… 合格すれば……
希望の国にレッドネームとして移住出来るようになります……

レッドネームになれなかった…… ホムンクルスは…… それぞれ仕事を振り分けられます…… 国を維持する為に」


なるほど。1万人がレッドネームになったとして、 10人の男の国の中から希望する場所に移り住む事になるのか。

レッドネームになる素質が無ければ、 国を維持する為に労働者として働くって事になるんだろう。

大体理解できてきたぞ……


「因みに3人はその養成所に入っているのか? 」


ササラとリムは同時に頷いていた。


「はいっ! リムさんとアリスさんは16歳になります。 私は1学年上の17歳なんですよ! 養成所では3年間の教育を受ける事になります」

「因みに…… ササラ先輩は養成所…… ホルス学園でもランカー……凄い。 」


ササラの後にリムが説明してくれる、 養成所はホルス学園と言うらしく、 3年間の教育を経てレッドネームになる為にしっかりと教育される。

ランカーと言うのは学園内でも生徒個人のランキングが存在するらしく、 上位10人の事をランカーと呼ぶらしい。

後分かったのは、 養成所は各地に多数存在するらしくホルス学園を含め30校あると言う。

俺の知る限り、 ホルスとはエジプト神話に出てくる神であり、 学園の名前を聞くと更に、 セト、 イシス、 オシリス、 ネフティスなど聞き覚えのある名前が使われていた。

もしかすると…… 俺以外にもこの世界に迷い込んだ奴がいる可能性も考えられるよな?


…………

……


一通りの話を聞き終わった俺は頭を抱えていた。 どうやら本当に異世界に来たと考えた方が、 いいかもしれない……

一瞬で移動した事も、 ササラやリムの話も全て嘘を言っている様には感じられない。

何より俺を騙した所で何の得にもならないだろうし。


「一旦休憩しよう。 少し休んで話をまとめたいし…… 」


ふとアリスに視線を向けると、 ベッドの上で横になっていたアリスと視線が合うのだった。


「あれ…… わ、 私…… 」


身を起こしたアリスは一瞬考えた後に、 俺の顔を見つめて瞬時に顔を赤く染めて行く。


「あ、 ゴメン! 話は2人から大体聞いたんだけど…… どうやら俺は異世界に迷い込んだみたいなんだ……
それと、 俺は男だよ、 何も理解してなかったから…… その…… 悪かった! 」


俺は一応アリスと2人にも頭を下げていく。


「ま、 まさか本当にお、男なんですか!? 」


ササラとリムはアリスへと頷いていく。 リムはアリスに向けて、 先程の症状を話しだした。


「アリスの症状…… 発情。 と思う…… 愛液の分泌、 体の高揚、快感。 全て当てはまる」


リムの言葉にアリスの顔は更に熱を帯びて行くのがわかる程に、 赤く顔を染めていた。


「リ、 リム分かったから! そ、それ以上言わなくていいよぉ! 」


アリスは慌ててリムを制止する様に、 リムへと抱きついていた。

仲がいいな…… 俺はおっさん思考で眺めてしまう。 若いなぁ。

それにしても俺が11人目の男として突然現れたと知られたらヤバイんじゃないか?

きっとこの世界では大問題になるよな……
いきなり国が一つ増えるって事になるんじゃないのか?

ど、どうしよう。

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