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目覚めたら異世界12
しおりを挟むササラの部屋へと戻った俺達は、昨日の事をアリスとリムにも話していく。
「やっぱりハク様は11人目の神だったんだね…… 私の…… そのぉ…… この前の発情も仕方ないよね…… 」
アリスは恥ずかしいとばかりに両手で顔を隠して喋る、 あれは生理現象だから仕方がない。
「発情…… 自然な事…… アリスちゃんが恥ずかしがる事ない。 高揚…… 快楽…… オーガズムによって…… アリスちゃんが絶頂する事は…… 恥ずかしくない。 」
「わぁーーー!? リ、 リム! それ以上の説明はいらないから!? 」
アリスは恥ずかしさのあまり自分の膝に顔を埋めてしまった、 そんなアリサを見て、 小首を傾げるリムは理由も分からずアリスを見ている。
「はは…… まあ、 当たり前の反応って事だ……
リムはその反応に対して、 恥ずかしがらなくても良いって言ってるんじゃないかな? 」
リムはコクコクと頷く
「うぅ…… わかってるよ…… 」
それから一番大事な事を2人に告げる、俺がササラの王になった事により、 ササラがレッドネームになった事。
ササラは左手の紋様を胸の前で握りしめていた、 冷静に話す事によりレッドネームになった事を再認識しているのだろう。
俺は2人を見つめると意識を集中させて行く、 脳裏に浮かんでくるステータスが現れる
※ アリス 16歳
ホムンクルス
潜在能力 A+ α
固有スキル ???
ーーーーーーーーーーーー
※リム 16歳
ホムンクルス
潜在能力 S
固有スキル ???
ーーーーーーーーーーーーー
2人は共に固有スキルを持っていた。
しかもリムに至っては潜在能力にSがついている、 それとアリスのA +α ってどう言う事だ??
普通に考えればSでもいいように思うのだが、 SにもSSにもなれるって事なのか?
何にせよ、 2人の潜在能力はとても良いように感じる、 固有スキルの表示はササラの経験から
レッドネームになれば表示されるかもしれない。
でもなぁ…… 2人を巻き込む訳には行かないよな。 俺は思わず唸っていた。
「ハク様? どうかされましたか……」
「あ、ごめん! 考え事してただけだよ」
「ハク様…… エッチ…… アリスちゃんジッー…… っと見てた。 」
アリスは両手で急いで体を隠すと、 俺を涙目で見つめてくる。
「ちょっ! それは…… 違わないけど……か、 体を見てたわけじゃないんだ!? 」
「ハクサマァァぁ…… 」
ササラは冷徹な視線で俺を睨みつけてくる
「ま、 まあアレだ…… 俺の固有スキル見たいなもんだ。はは…… 」
「へぇ~。 アリスさんの体を見つめるのがハク様の固有スキルなんですね。 フフ…… 」
あふッ……
説明不足にも程があった、 不覚っ!?
暫く正座して理解して貰うのに時間が掛かったのは秘密だ。
3人に俺の固有スキルと思われる、 ステータス表示を理解してもらった俺はササラの提案を実行していく。
ーーーーーーーーーーーーーー
※ 白の王 3日
人間 【白の王】
生命力 297日【∞】
固有スキル 【真理】
固有スキル 【黙示】
固有スキル ???
固有スキル ???
【真理】真実の道理 物事の核心を見る
※全ては真理を有する
【黙示】 隠された真理を示す
※神が人類に示すこと
ユニークスキル 【覚醒】
【覚醒】自分の限界以上の力を解放する事が出来る
※守護者の絆により限界値は変動する
ーーーーーーーーーーーーーー
【生命力使用履歴】
3日 3
ササラに生命力使用 200日
ーーーーーーーーーーーーーー
見れた!
ササラが言った事は、 3人のステータスを見れるのならば、 俺自身のステータスも見れる可能性があるのではないか? と、 言うものだった。
俺はササラへと視線を移すと頷いた。
「見れたよ。 ちゃんと俺の固有スキルも表示されている。
真理、 黙示、 能力自体は不明だな……
それ以外にも、 2つの固有スキルがあるみたいだな…… 」
3人は驚きの表情を浮かべている
「固有スキルがよっ、 4つもあるのっ!?
やっぱり神様は違うね…… 」
アリスの言葉に疑問が浮かぶ、 4つも‥?
3人のステータスを見る限り、 本来固有スキルは1つ所持しているのが普通なんだろうか。
「本来は1つの固有スキルを所持しているのが普通なら、 これはかなりの異例だよな? 」
「いえ…… ハク様。 私達ホムンクルスの中でも養成所に入れるのは一握だけとお伝えしましたよね?
その中でも固有スキルを持っている者は少なくとてめ希少な存在なんですよ……
それなのに、 1つでも希少の固有スキルが4つもあるなんて…… 」
なるほど、 3人以外のステータスを見た事が無かった俺は、 気が付かない訳だよ。
まさか固有スキル自体が希少だなんて考えはなかった。 それに、 ササラ、 アリス、 リムが固有スキルを所持している事から、 ホルス学園でも3人さ希少な存在と言う事になるだろう。
俺に関しては…… 素直に神の特権だと思う事にしよう……
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