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第二章 中級編開始
第286話 OLサツキの中級編三日目夜の星空の下の想い
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ふー、とユラが息を吐いた後、星空の明かりの下で水色の瞳をキラキラさせながら言った。
「俺はサツキに興味がある。というか、気になる。気になるから構いたくなる。でも逃げられるから追いたくなる。出来たら出来る限り隣にいておきたい。心配だから」
「心配? 私のことが? 何で?」
「不安定だからだ」
ユラが言った。リュシカにも言われたことだ。
「サツキがどこかに行っちゃうんじゃないかって心配なんだよ。サツキがいなくなるんじゃないかって思うと不安になるんだよ、それは俺も何でか分かんねえよ。でも、だから隣にいて、ちゃんといるってことを確認したいんだ」
「仲間だから?」
「サツキだからだ」
その最後の一言で、また訳が分からなくなった。
「分かんないよ、ユラ」
サツキが困り果ててそう言うと、ユラが薄く微笑んでサツキの髪を指で梳き始めた。凄く優しい手つきだけど、よくよく考えると金髪イケメンがおっさんの髪を梳いているこの状況。怪しすぎる。
「サツキは、ずっと一人だったんだな」
ポツリとユラが言った。何と返答すればいいのか分からず、サツキはただ黙り込むしか出来なかった。
「だから誰にも甘えないで、誰にも頼らないで、一人で生きてきたんだな」
甘えたり……は、なかったかもしれない。頼ることも、しなかったかもしれない。だって、誰も手を差し伸べてくれるなんて思ってもいなかったから。
この世界に来るまでは。
サツキがふふ、と微笑んだ。
「元の世界ではそうだったけど、こっちでは違うよ。始めにユラが私を生き返らせてくれた時に、私確かユラに縋り付いたよね。置いていかないでーって。はは、そう考えると、ユラは私が頼った第一号かも?」
「サツキ……」
そうだった。ユラに縋り付いて、置いていかれたくなくて必死だった。それ位、パニックになっていた。
「それに、ウルスラにもアールにもいっぱい頼ってるよ。私、この世界に来て初めて人に頼らないと駄目だって思える様になったかも」
「……そっか」
「うん、だから頼れなかったのは過去の話だよ。だって頼らないとこの世界のこと何も分からなかったし、今だって全然分かってないし。だからまだまだ頼っちゃうよ」
「どんどん頼ってくれよ」
「へへ、何かユラが妙に優しい」
サツキがそう言って照れ笑いをすると、ユラが言った。
「うん、だってさ、分かったんだ」
「何が?」
ユラの瞳に、また落ちてきた隕石の赤い光が反射している。
「サツキには、言っても通じないってこと」
「へ?」
「だから態度で示した方がいいってことだよ」
「はあ」
隕石の明かりが収まってきて、ユラの瞳の輝きが減った。残念。
「俺はすぐへそ曲げたりするからさ」
「するよね」
「そこ否定しないんだな」
「まあ実際目にしたからね」
「……もう少し大人になる」
「ふふ、期待してます」
「ふん、みてろよ」
そう言うと、ユラがサツキに顔を近付けたかと思うと、唇と唇が軽く触れ合った。
……はい?
「さ、見ようぜサツキ」
「は、はあ……」
今リアムだよね? おっさんだよね? といった疑問が、ぶわっとサツキの頭の中に溢れ返った。
「俺はサツキに興味がある。というか、気になる。気になるから構いたくなる。でも逃げられるから追いたくなる。出来たら出来る限り隣にいておきたい。心配だから」
「心配? 私のことが? 何で?」
「不安定だからだ」
ユラが言った。リュシカにも言われたことだ。
「サツキがどこかに行っちゃうんじゃないかって心配なんだよ。サツキがいなくなるんじゃないかって思うと不安になるんだよ、それは俺も何でか分かんねえよ。でも、だから隣にいて、ちゃんといるってことを確認したいんだ」
「仲間だから?」
「サツキだからだ」
その最後の一言で、また訳が分からなくなった。
「分かんないよ、ユラ」
サツキが困り果ててそう言うと、ユラが薄く微笑んでサツキの髪を指で梳き始めた。凄く優しい手つきだけど、よくよく考えると金髪イケメンがおっさんの髪を梳いているこの状況。怪しすぎる。
「サツキは、ずっと一人だったんだな」
ポツリとユラが言った。何と返答すればいいのか分からず、サツキはただ黙り込むしか出来なかった。
「だから誰にも甘えないで、誰にも頼らないで、一人で生きてきたんだな」
甘えたり……は、なかったかもしれない。頼ることも、しなかったかもしれない。だって、誰も手を差し伸べてくれるなんて思ってもいなかったから。
この世界に来るまでは。
サツキがふふ、と微笑んだ。
「元の世界ではそうだったけど、こっちでは違うよ。始めにユラが私を生き返らせてくれた時に、私確かユラに縋り付いたよね。置いていかないでーって。はは、そう考えると、ユラは私が頼った第一号かも?」
「サツキ……」
そうだった。ユラに縋り付いて、置いていかれたくなくて必死だった。それ位、パニックになっていた。
「それに、ウルスラにもアールにもいっぱい頼ってるよ。私、この世界に来て初めて人に頼らないと駄目だって思える様になったかも」
「……そっか」
「うん、だから頼れなかったのは過去の話だよ。だって頼らないとこの世界のこと何も分からなかったし、今だって全然分かってないし。だからまだまだ頼っちゃうよ」
「どんどん頼ってくれよ」
「へへ、何かユラが妙に優しい」
サツキがそう言って照れ笑いをすると、ユラが言った。
「うん、だってさ、分かったんだ」
「何が?」
ユラの瞳に、また落ちてきた隕石の赤い光が反射している。
「サツキには、言っても通じないってこと」
「へ?」
「だから態度で示した方がいいってことだよ」
「はあ」
隕石の明かりが収まってきて、ユラの瞳の輝きが減った。残念。
「俺はすぐへそ曲げたりするからさ」
「するよね」
「そこ否定しないんだな」
「まあ実際目にしたからね」
「……もう少し大人になる」
「ふふ、期待してます」
「ふん、みてろよ」
そう言うと、ユラがサツキに顔を近付けたかと思うと、唇と唇が軽く触れ合った。
……はい?
「さ、見ようぜサツキ」
「は、はあ……」
今リアムだよね? おっさんだよね? といった疑問が、ぶわっとサツキの頭の中に溢れ返った。
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