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第三章 上級編開始
第451話 魔術師リアムの上級編二日目の午後、戦闘準備
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一旦サツキ宅へと帰宅したリアムと祐介は、祐介が淹れた珈琲を美味しくいただいていた。
午後に入ると、出血量も大分治まり、あのリアムを散々悩ませた腰の痺れが消えていった。腹痛ももうどこへやらだ。
リアムがそれを祐介に報告すると、祐介は顔を真っ赤にして「よかったね」と言った。やはり月のものに関してはあまりおおっぴらに話題に登らせてはいけないものらしい。だがこれに関しては、リアムはまだ初めてのことばかりなので、来月また来るであろう時の心構えとして詳しく観察していきたかった。
なので、腕組みをしつつもうひとつの疑問を口にした。
「問題は何日間続くものなのか、だな」
「うん、こうね、赤裸々なのもサツキちゃんらしいはらしいんだけど、僕にも照れというものがあってね」
「祐介、お前の気持ちは分かるが、かといってただあるがままを受け入れていくばかりでなく、詳しく観察していくことにより来月以降の痛みの軽減が測れないか私も試していきたいのだ」
「なんかすっごい研究職って感じの意見だね」
「魔術師は研究職だからな」
「納得」
リアムはずい、と祐介に近付いて見上げた。
「ということで、これは今日でなくともいいのだが、一度この月経というものの仕組みを一から理解したい。だが一体どこで調べたらいいものか、私には分からぬ。そこで祐介に頼みたいのだが」
「ぼ、僕も一緒に学ばないとなやつだね」
「なに、祐介もいずれは好いた女子と家庭を持ち子を成すのであれば、ある程度の知識は必要不可欠であろう」
「こ、子供……」
祐介の顔が真っ赤になり、目を逸らされてしまった。
「やばい、想像したらやばい」
「どうした祐介」
「いや、ちょっと想像したら毎日滅茶苦茶そうだけど物凄く楽しそうで」
「滅茶苦茶? まあ私も伴侶はいなかったのでその辺りの現実は分からぬが、一体どんなものを想像したのだ?」
すると、祐介が目を細めてリアムを見下ろした。なんだその目は。
「内緒」
「秘密にしなければならぬ様なことを想像したのか?」
「言い方ってあるよね」
「まあ、楽しそうなのであればそれに越したことはない」
「でしょ? いや本当、ちょっと本気で頑張ろう」
「何を頑張るのだ」
「夢に向けての第一歩」
「祐介の夢とは何だ」
「教えない」
どうも祐介は肝心なことを隠したがる傾向にある。リアムは面白くなくて、つい口を尖らせた。
「ケチくさいことを言うな」
「じゃあ、その内機会があったら教える」
「絶対だな?」
「時と場合に拠るけどね」
のらりくらりと躱されてしまった。だがもうこうなったら祐介は意地でも言わないだろう。リアムは残りの珈琲をカパッと口に含むと、勢いよく立ち上がった。
「よし、戦いの準備を始めるぞ、祐介!」
すると、祐介も珈琲を飲み干し、笑って立ち上がるとリアムの頭をぽんと撫でた。
「一番始めに会った時、こんなのじゃ戦えないとか言われたのが懐かしいよ」
「あの頃の私よりは、大分逞しくなったであろう?」
リアムが笑って言うと。
「サツキちゃんは始めて会った時から、逞しくて格好いいよ」
祐介がはは、と笑い返してくれた。
午後に入ると、出血量も大分治まり、あのリアムを散々悩ませた腰の痺れが消えていった。腹痛ももうどこへやらだ。
リアムがそれを祐介に報告すると、祐介は顔を真っ赤にして「よかったね」と言った。やはり月のものに関してはあまりおおっぴらに話題に登らせてはいけないものらしい。だがこれに関しては、リアムはまだ初めてのことばかりなので、来月また来るであろう時の心構えとして詳しく観察していきたかった。
なので、腕組みをしつつもうひとつの疑問を口にした。
「問題は何日間続くものなのか、だな」
「うん、こうね、赤裸々なのもサツキちゃんらしいはらしいんだけど、僕にも照れというものがあってね」
「祐介、お前の気持ちは分かるが、かといってただあるがままを受け入れていくばかりでなく、詳しく観察していくことにより来月以降の痛みの軽減が測れないか私も試していきたいのだ」
「なんかすっごい研究職って感じの意見だね」
「魔術師は研究職だからな」
「納得」
リアムはずい、と祐介に近付いて見上げた。
「ということで、これは今日でなくともいいのだが、一度この月経というものの仕組みを一から理解したい。だが一体どこで調べたらいいものか、私には分からぬ。そこで祐介に頼みたいのだが」
「ぼ、僕も一緒に学ばないとなやつだね」
「なに、祐介もいずれは好いた女子と家庭を持ち子を成すのであれば、ある程度の知識は必要不可欠であろう」
「こ、子供……」
祐介の顔が真っ赤になり、目を逸らされてしまった。
「やばい、想像したらやばい」
「どうした祐介」
「いや、ちょっと想像したら毎日滅茶苦茶そうだけど物凄く楽しそうで」
「滅茶苦茶? まあ私も伴侶はいなかったのでその辺りの現実は分からぬが、一体どんなものを想像したのだ?」
すると、祐介が目を細めてリアムを見下ろした。なんだその目は。
「内緒」
「秘密にしなければならぬ様なことを想像したのか?」
「言い方ってあるよね」
「まあ、楽しそうなのであればそれに越したことはない」
「でしょ? いや本当、ちょっと本気で頑張ろう」
「何を頑張るのだ」
「夢に向けての第一歩」
「祐介の夢とは何だ」
「教えない」
どうも祐介は肝心なことを隠したがる傾向にある。リアムは面白くなくて、つい口を尖らせた。
「ケチくさいことを言うな」
「じゃあ、その内機会があったら教える」
「絶対だな?」
「時と場合に拠るけどね」
のらりくらりと躱されてしまった。だがもうこうなったら祐介は意地でも言わないだろう。リアムは残りの珈琲をカパッと口に含むと、勢いよく立ち上がった。
「よし、戦いの準備を始めるぞ、祐介!」
すると、祐介も珈琲を飲み干し、笑って立ち上がるとリアムの頭をぽんと撫でた。
「一番始めに会った時、こんなのじゃ戦えないとか言われたのが懐かしいよ」
「あの頃の私よりは、大分逞しくなったであろう?」
リアムが笑って言うと。
「サツキちゃんは始めて会った時から、逞しくて格好いいよ」
祐介がはは、と笑い返してくれた。
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