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舌を絡み合わせ媚薬のような唾液を交換し、お互いの肌を触れ合わせた。身体のあちこちに快楽の火種がくすぶり始める。
アーシュはちゅ、ちゅっと音を立ててミチカの全身に口付けていった。首筋から鎖骨へ、唇はまろやかな曲線を描く柔肉を登り、その頂きにも軽やかに口付ける。
「は、ぁ……んっ……」
ミチカの甘い吐息を楽しむように、ゆったりとへその周りを舐め、中心の窪みに舌を埋めた。ちろちろと舐めると、活きのいい魚のようビクビクと身体が跳ね上がる。
腰骨から鼠径部へ辿りつくころには、ミチカの吐息はさらに切ない響きを滲ませていた。
トロ火でじっくりと調理された身体は、食べられるのを今か今かと待ち望んでいるかのようだ。
アーシュは、程よく肉のついた太ももを持ち上げて左右に広げた。
とたんに淫靡な香りがアーシュの鼻腔をくすぐる。脚の奥に咲く花は赤く濡れて透明な蜜をしたたらせ、内腿までを濡らしていた。
「いやっ、見ないでください……っ」
そこに視線が注がれているのを感じたミチカは、頬を染めて脚を閉じる。しかし、それに先んじてアーシュの頭が入り込み、閉じた太ももは彼の頭を挟んでしまう。内腿にアーシュの長い髪が触れてくすぐったさと恥ずかしさとで身をくねらせた。
「んんうっ……」
「うむ、とても濃く甘い魔素の匂いがする」
スンスンと匂いまで嗅がれて、泣きそうな顔になるミチカのことなどおかまいなしに、アーシュは舌で媚肉を割り、ぷっくりと膨らんだ花芽をぺろりと舐めた。
「あぁぁっ! や、ぁん……あぁっ」
ねろねろと舌で転がしながら、処女にもかかわわらず物欲しげにヒクつく穴を、指で埋めて宥めてやる。
淫芽をねぶる水音とナカをかき回す水音とが混じり合ってよりいっそう卑猥な音が立つ。
絶え間なく、ミチカのはしたない声が部屋に響いた。
「んっふぅっ、ん、ん、あっ、あぁっはぁっはぁっ……」
喘ぎは徐々に大きく切羽詰まったものに変わり、やがて彼女は喉をのけぞらせてシーツに爪を立て引き寄せた。
一体いつからココを濡らしていたのか——今はその質問に答えることもできないだろう。
アーシュは口元を緩め、小さな絶頂に身をくねらせる少女を見下ろした。
「主、私を見ろ」
その声に従い、うっすらと開かれた瞳は恨みがましい羞恥の涙で潤んでいた。
アーシュはミチカの頭を引き寄せて口付ける。
先程たっぷりと啜った蜜の味を本人に教えるように、口腔を余すところなく犯した。
トロンとした顔でちゅくちゅくと舌に吸いついてくるミチカの姿は、従順で健気なほどである。
銀糸を引いて唇を離すと、アーシュは低く掠れた声で囁いた。
「ミチカ。挿れるぞ」
「チ、チンポをですか……!?」
「そうだ。チンポだ」
快楽にとろけていたミチカの顔が途端に恐怖に染まる。
「主よ……大丈夫だ。怖くはない」
アーシュは余裕すら感じさせる笑みを向け、震えるミチカの手を取り、自分のそれを握らせる。
「ああっ、な、何を……っ! あ、やだ凄く硬い……」
そしてミチカの指ごとペニスを握ると、濡れて綻んだ蜜口にくちゅりと押し当てた。
「ひゃうっ」
「主はコレを挿れられるのが怖いと言うが、おかしな話だ。なぜなら、おまえはもうこの行為と同等のことを散々しているのだから」
「そんな、いつ、わたくしが……? んふぅっ!」
「それは——」
アーシュはぐぷりと、蜜口に先端を押し込みながら囁いた。
「フェラチオだ」
「ふっ、ふぇ、ら……ちお……?」
「そうだ。口でチンポをしゃぶる行為だ」
ミチカは訳がわからないという顔をする。
「口腔内も粘膜。膣内も粘膜。身体の内側にチンポを迎えることに変わりはなかろう。しかも、舌には味覚もあるし、匂いも嗅げる。より多くのチンポの情報を受け入れねばならないのだ。なのに、おまえはやり遂げた」
「それは……ええ、確かに、よく考えたら凄いことをわたくし……」
「ああ。だから、これもフェラチオだと思えばよい。しかも、難易度の低いフェラチオだ」
「難易度の低いフェラチオ……」
アーシュは頷いた。
「よいな、主。これは下の口でのフェラチオだ。だから平気だ」
「な、なるほど……? そうですね……ええ、それなら、なんとかなるような気が……? しかし……」
ミチカの言葉を最後まで待たず、アーシュは張り詰めた怒張をずぷぷッと奥に進めた。
「はあぁァッ…………っ!」
「あぁっ……主よ……!」
濡れた隘路をみちみちと押し広げられながら、アーシュに繋がれていく。
想像以上の圧迫感と痛みとで声も出ず、涙がぽろぽろとこぼれてシーツを濡らした。
(これが、難易度の低いフェラチオ……!?)
アーシュはちゅ、ちゅっと音を立ててミチカの全身に口付けていった。首筋から鎖骨へ、唇はまろやかな曲線を描く柔肉を登り、その頂きにも軽やかに口付ける。
「は、ぁ……んっ……」
ミチカの甘い吐息を楽しむように、ゆったりとへその周りを舐め、中心の窪みに舌を埋めた。ちろちろと舐めると、活きのいい魚のようビクビクと身体が跳ね上がる。
腰骨から鼠径部へ辿りつくころには、ミチカの吐息はさらに切ない響きを滲ませていた。
トロ火でじっくりと調理された身体は、食べられるのを今か今かと待ち望んでいるかのようだ。
アーシュは、程よく肉のついた太ももを持ち上げて左右に広げた。
とたんに淫靡な香りがアーシュの鼻腔をくすぐる。脚の奥に咲く花は赤く濡れて透明な蜜をしたたらせ、内腿までを濡らしていた。
「いやっ、見ないでください……っ」
そこに視線が注がれているのを感じたミチカは、頬を染めて脚を閉じる。しかし、それに先んじてアーシュの頭が入り込み、閉じた太ももは彼の頭を挟んでしまう。内腿にアーシュの長い髪が触れてくすぐったさと恥ずかしさとで身をくねらせた。
「んんうっ……」
「うむ、とても濃く甘い魔素の匂いがする」
スンスンと匂いまで嗅がれて、泣きそうな顔になるミチカのことなどおかまいなしに、アーシュは舌で媚肉を割り、ぷっくりと膨らんだ花芽をぺろりと舐めた。
「あぁぁっ! や、ぁん……あぁっ」
ねろねろと舌で転がしながら、処女にもかかわわらず物欲しげにヒクつく穴を、指で埋めて宥めてやる。
淫芽をねぶる水音とナカをかき回す水音とが混じり合ってよりいっそう卑猥な音が立つ。
絶え間なく、ミチカのはしたない声が部屋に響いた。
「んっふぅっ、ん、ん、あっ、あぁっはぁっはぁっ……」
喘ぎは徐々に大きく切羽詰まったものに変わり、やがて彼女は喉をのけぞらせてシーツに爪を立て引き寄せた。
一体いつからココを濡らしていたのか——今はその質問に答えることもできないだろう。
アーシュは口元を緩め、小さな絶頂に身をくねらせる少女を見下ろした。
「主、私を見ろ」
その声に従い、うっすらと開かれた瞳は恨みがましい羞恥の涙で潤んでいた。
アーシュはミチカの頭を引き寄せて口付ける。
先程たっぷりと啜った蜜の味を本人に教えるように、口腔を余すところなく犯した。
トロンとした顔でちゅくちゅくと舌に吸いついてくるミチカの姿は、従順で健気なほどである。
銀糸を引いて唇を離すと、アーシュは低く掠れた声で囁いた。
「ミチカ。挿れるぞ」
「チ、チンポをですか……!?」
「そうだ。チンポだ」
快楽にとろけていたミチカの顔が途端に恐怖に染まる。
「主よ……大丈夫だ。怖くはない」
アーシュは余裕すら感じさせる笑みを向け、震えるミチカの手を取り、自分のそれを握らせる。
「ああっ、な、何を……っ! あ、やだ凄く硬い……」
そしてミチカの指ごとペニスを握ると、濡れて綻んだ蜜口にくちゅりと押し当てた。
「ひゃうっ」
「主はコレを挿れられるのが怖いと言うが、おかしな話だ。なぜなら、おまえはもうこの行為と同等のことを散々しているのだから」
「そんな、いつ、わたくしが……? んふぅっ!」
「それは——」
アーシュはぐぷりと、蜜口に先端を押し込みながら囁いた。
「フェラチオだ」
「ふっ、ふぇ、ら……ちお……?」
「そうだ。口でチンポをしゃぶる行為だ」
ミチカは訳がわからないという顔をする。
「口腔内も粘膜。膣内も粘膜。身体の内側にチンポを迎えることに変わりはなかろう。しかも、舌には味覚もあるし、匂いも嗅げる。より多くのチンポの情報を受け入れねばならないのだ。なのに、おまえはやり遂げた」
「それは……ええ、確かに、よく考えたら凄いことをわたくし……」
「ああ。だから、これもフェラチオだと思えばよい。しかも、難易度の低いフェラチオだ」
「難易度の低いフェラチオ……」
アーシュは頷いた。
「よいな、主。これは下の口でのフェラチオだ。だから平気だ」
「な、なるほど……? そうですね……ええ、それなら、なんとかなるような気が……? しかし……」
ミチカの言葉を最後まで待たず、アーシュは張り詰めた怒張をずぷぷッと奥に進めた。
「はあぁァッ…………っ!」
「あぁっ……主よ……!」
濡れた隘路をみちみちと押し広げられながら、アーシュに繋がれていく。
想像以上の圧迫感と痛みとで声も出ず、涙がぽろぽろとこぼれてシーツを濡らした。
(これが、難易度の低いフェラチオ……!?)
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