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第三章 デートでリベンジ!
第十二話
ついにやってきたデート当日――今回はアミーラ、王子様、弟くんの三人での外出なので、私はお留守番。
少し不安そうにしている彼女をいってらっしゃいと見送って、私の役目は終わり……の予定だった。
しかし私はすぐに部屋に戻り、バレンタインの時に仲良くなったシェフ経由で借りていた町娘風の服に着替えて、街へ向かったアミーラたちの後を追う。
今回は大人しく学園で待ってようかなとも思ったのだが、心配すぎて胃に穴が空きそうな予感がしたので……結局黙って尾行することにした。
街に到着してアミーラ達を探すと、三人の身にまとっているオーラが華やか過ぎるせいか、すぐに見つけることができた。
アミーラたちを見つけた私はほど近い建物の影にサッと隠れて、彼女たちの動向に目を向ける。
王子様は予想通り、どこか退屈そうについて歩いているだけのようにも見えるが……アミーラと話す弟くんが何かと声を掛けて、王子も二言三言の言葉を返しているようだった。
やっぱり弟くんを誘っておいて良かった。
弟くん――アルア・ファハンロは公爵家であることを鼻にかけることなく、周りのことをよく見ている面倒見の良いタイプで、ゲーム内でもヒロインのことを何かと気にかけてくれる彼はお兄ちゃんキャラと言われていた。
ただそんな彼も実は表に出さないだけで弱さを抱えていて……公爵家の跡継ぎとして恥ずかしくないように、完璧でいなければというプレッシャーに、いつも押しつぶされそうになる瀬戸際で頑張っている少年だった。
そんな彼の前に現れたのがヒロイン。
いつも頑張っている彼の助けになりたいとヒロインは弟くんを積極的に助けたり、静かに寄り添ったりして……そんなヒロインに彼もだんだん惹かれて、二人は恋に落ちていく。
ただしバッドエンドになると……姉であるアミーラがヒロインをいじめていた(ホントはいじめてないけど)という理由から、弟くんはヒロインの前から去る。
そして家に帰って姉と出会った時に、今までのプレッシャーの全てが爆発して、アミーラを殺めるという結末になる。
……街を出歩いている姿を見ていると、そんなことをするとは思えない頼りがいのある少年に見えるのだけどね。
ゲームでの彼のことを思いながら弟くんの姿を見つめていると、王子が手洗いに向かったのかアミーラと弟くんが二人きりになった。
私もずっと同じ場所にいては不自然なので、彼らの背後にある出店の影まで人混みに紛れつつ移動する。
するとさっきまで聞こえなかった二人の話し声が、聞こえる距離まで接近することに成功した。
「――姉上はお疲れではないですか?」
「大丈夫よ。気遣ってくれてありがとうね」
アミーラは弟の前だと、私と話しているときとは少し違う柔らかさがあるというか……穏やかさみたいなものが漂う声色になっていた。
ただ弟くんの方はというと、辺りへの警戒を怠らないようなピリピリとした空気を漂わせていた。
弟くんは街にやってきたときからずっと警戒していて、私が武術で学年一位と言われるほどの強者になったから彼の警戒のスキをつけているけど……そうでなかったらすぐに尾行がバレていたことだろう。
「ねぇ……アルアは寄りたいお店はないの?」
警戒心バリバリの弟くんに、アミーラは穏やかに問いかけた。
「……俺は殿下と姉上に同行している身で、お二人の側を離れるわけにはいきませんから」
対して弟くんの言い方はぶっきらぼうで、イヤによそよそしく感じる。
アミーラは弟くんと仲良くしようとしているんだけど、弟くんの方がアミーラに対して壁をつくっている感じがある。
王子様といる時は二人の仲を取り持とうとしている面倒見の良さが全面的に出ているおかげで気にならないけど、二人きりになるとその壁を強く感じてしまう。
ゲームでの彼を知っているだけに……複雑な気持ちだ。
「アルア」
なんとも言えない気持ちで二人の声に耳を傾けていると、アミーラが弟くんの名前を呼んで……彼は静かにはい? と返事をしていた。
「もっと昔みたいに……もっと姉さまを頼りなさい」
声だけしか聞こえていないから、二人が実際にどんな風に会話しているのかは分からないけど……アミーラが、弟くんの頭をぽんっと撫でたような気がした。
ゲームでアルアルートでの告白イベントに進んだ時、回想シーンが入るのだけど……幼い頃のアルアは甘えん坊で、姉のアミーラの後をねえさま、ねえさまとついて回るかわいい子供だった。
アミーラもアルアのことを大切にする仲睦まじい兄弟で……その頃のアミーラの口癖がなにかあったら、すぐにねえさまをたよりなさいで、いつも頭をぽんっと撫でていた。
ただその後、アミーラと王子の婚約が決まってお妃修行が始まった。
アミーラのアルアに対する愛情は変わらなくても、どうしても勉強時間が増えたためにアルアと接する時間は前より少なくなってしまった。
しばらくは寂しそうにするだけだったアルアだが、ある時を境に彼も勉強に精を出すようになった。
王子の婚約者になった姉が恥ずかしくないように、自分もファハンロ公爵家の跡取りとして頑張るんだと気を張って己を律し、努力をするようになった。
まぁつまり、アルアはあんな態度を取っているが……昔からずっと変わらず『姉さま』のことが大好きで、姉さまを目標に頑張っている人なんだよね。
だからこそバッドエンドルートでは姉がヒロインをいじめていると知って絶望して、そんなはずないって姉を信じたい気持ちと色々な感情ががぐちゃぐちゃになって……あんな凶行に走ってしまった。
バッドエンドルートでのアルアは、アミーラの首を締めながらずっとなんでって繰り返し言っていた。
やったことは決して許せないけど、アミーラ大好きっていう点では通じるものがあるから……今生では彼にも幸せになってもらいたいもんだ。
私がアルアの過去を思い出している間、アルアは一言も発していない。
姿が見えないからどんな顔をしているのかは分からないが……タイミングが良いのか悪いのか、王子様が戻ってきた。
無言の時間が少し流れて、アルアが意を決したように声を出した。
「あ、あの……俺、すぐそばにある本屋に行ってみたいので……ここで待っていてくれませんか?」
そう言うアルアの声は、少し震えていた。
「本屋……一人で行くの?」
アミーラが不安そうにそう尋ねると、はいとアルアが答えてさらに続けた。
「すぐ戻るので、この場は頼んでも良いですか? ……姉さま」
どこか照れがちな声が聞こえたかと思うと、アミーラが嬉しそうにまかせて! と答えて……アルアがその場を離れた音がした。
もうアルアの突き刺すような警戒心は感じなかった。
……さすがアミーラだな。
まぁ、弟くんに関しては元々アミーラ大好き人間だったからね。
これがある意味、正しい姿だったのかもしれないな。
「さて……エスネイニ様、待っている間に少しお話をいたしませんか?」
「なんだ……急に」
アミーラがそう言うと、王子が怪訝そうな顔をした気配がした。
「この場を頼まれましたからね。私も、頼れる姉にならなければならないのですよ」
アミーラも何か吹っ切れたらしい。
本当に似たもの姉弟で、仲が良いな。
私までなんだか楽しくなってしまって、アミーラと王子の声を聞きながらついつい口元が緩んでしまっていた。
少し不安そうにしている彼女をいってらっしゃいと見送って、私の役目は終わり……の予定だった。
しかし私はすぐに部屋に戻り、バレンタインの時に仲良くなったシェフ経由で借りていた町娘風の服に着替えて、街へ向かったアミーラたちの後を追う。
今回は大人しく学園で待ってようかなとも思ったのだが、心配すぎて胃に穴が空きそうな予感がしたので……結局黙って尾行することにした。
街に到着してアミーラ達を探すと、三人の身にまとっているオーラが華やか過ぎるせいか、すぐに見つけることができた。
アミーラたちを見つけた私はほど近い建物の影にサッと隠れて、彼女たちの動向に目を向ける。
王子様は予想通り、どこか退屈そうについて歩いているだけのようにも見えるが……アミーラと話す弟くんが何かと声を掛けて、王子も二言三言の言葉を返しているようだった。
やっぱり弟くんを誘っておいて良かった。
弟くん――アルア・ファハンロは公爵家であることを鼻にかけることなく、周りのことをよく見ている面倒見の良いタイプで、ゲーム内でもヒロインのことを何かと気にかけてくれる彼はお兄ちゃんキャラと言われていた。
ただそんな彼も実は表に出さないだけで弱さを抱えていて……公爵家の跡継ぎとして恥ずかしくないように、完璧でいなければというプレッシャーに、いつも押しつぶされそうになる瀬戸際で頑張っている少年だった。
そんな彼の前に現れたのがヒロイン。
いつも頑張っている彼の助けになりたいとヒロインは弟くんを積極的に助けたり、静かに寄り添ったりして……そんなヒロインに彼もだんだん惹かれて、二人は恋に落ちていく。
ただしバッドエンドになると……姉であるアミーラがヒロインをいじめていた(ホントはいじめてないけど)という理由から、弟くんはヒロインの前から去る。
そして家に帰って姉と出会った時に、今までのプレッシャーの全てが爆発して、アミーラを殺めるという結末になる。
……街を出歩いている姿を見ていると、そんなことをするとは思えない頼りがいのある少年に見えるのだけどね。
ゲームでの彼のことを思いながら弟くんの姿を見つめていると、王子が手洗いに向かったのかアミーラと弟くんが二人きりになった。
私もずっと同じ場所にいては不自然なので、彼らの背後にある出店の影まで人混みに紛れつつ移動する。
するとさっきまで聞こえなかった二人の話し声が、聞こえる距離まで接近することに成功した。
「――姉上はお疲れではないですか?」
「大丈夫よ。気遣ってくれてありがとうね」
アミーラは弟の前だと、私と話しているときとは少し違う柔らかさがあるというか……穏やかさみたいなものが漂う声色になっていた。
ただ弟くんの方はというと、辺りへの警戒を怠らないようなピリピリとした空気を漂わせていた。
弟くんは街にやってきたときからずっと警戒していて、私が武術で学年一位と言われるほどの強者になったから彼の警戒のスキをつけているけど……そうでなかったらすぐに尾行がバレていたことだろう。
「ねぇ……アルアは寄りたいお店はないの?」
警戒心バリバリの弟くんに、アミーラは穏やかに問いかけた。
「……俺は殿下と姉上に同行している身で、お二人の側を離れるわけにはいきませんから」
対して弟くんの言い方はぶっきらぼうで、イヤによそよそしく感じる。
アミーラは弟くんと仲良くしようとしているんだけど、弟くんの方がアミーラに対して壁をつくっている感じがある。
王子様といる時は二人の仲を取り持とうとしている面倒見の良さが全面的に出ているおかげで気にならないけど、二人きりになるとその壁を強く感じてしまう。
ゲームでの彼を知っているだけに……複雑な気持ちだ。
「アルア」
なんとも言えない気持ちで二人の声に耳を傾けていると、アミーラが弟くんの名前を呼んで……彼は静かにはい? と返事をしていた。
「もっと昔みたいに……もっと姉さまを頼りなさい」
声だけしか聞こえていないから、二人が実際にどんな風に会話しているのかは分からないけど……アミーラが、弟くんの頭をぽんっと撫でたような気がした。
ゲームでアルアルートでの告白イベントに進んだ時、回想シーンが入るのだけど……幼い頃のアルアは甘えん坊で、姉のアミーラの後をねえさま、ねえさまとついて回るかわいい子供だった。
アミーラもアルアのことを大切にする仲睦まじい兄弟で……その頃のアミーラの口癖がなにかあったら、すぐにねえさまをたよりなさいで、いつも頭をぽんっと撫でていた。
ただその後、アミーラと王子の婚約が決まってお妃修行が始まった。
アミーラのアルアに対する愛情は変わらなくても、どうしても勉強時間が増えたためにアルアと接する時間は前より少なくなってしまった。
しばらくは寂しそうにするだけだったアルアだが、ある時を境に彼も勉強に精を出すようになった。
王子の婚約者になった姉が恥ずかしくないように、自分もファハンロ公爵家の跡取りとして頑張るんだと気を張って己を律し、努力をするようになった。
まぁつまり、アルアはあんな態度を取っているが……昔からずっと変わらず『姉さま』のことが大好きで、姉さまを目標に頑張っている人なんだよね。
だからこそバッドエンドルートでは姉がヒロインをいじめていると知って絶望して、そんなはずないって姉を信じたい気持ちと色々な感情ががぐちゃぐちゃになって……あんな凶行に走ってしまった。
バッドエンドルートでのアルアは、アミーラの首を締めながらずっとなんでって繰り返し言っていた。
やったことは決して許せないけど、アミーラ大好きっていう点では通じるものがあるから……今生では彼にも幸せになってもらいたいもんだ。
私がアルアの過去を思い出している間、アルアは一言も発していない。
姿が見えないからどんな顔をしているのかは分からないが……タイミングが良いのか悪いのか、王子様が戻ってきた。
無言の時間が少し流れて、アルアが意を決したように声を出した。
「あ、あの……俺、すぐそばにある本屋に行ってみたいので……ここで待っていてくれませんか?」
そう言うアルアの声は、少し震えていた。
「本屋……一人で行くの?」
アミーラが不安そうにそう尋ねると、はいとアルアが答えてさらに続けた。
「すぐ戻るので、この場は頼んでも良いですか? ……姉さま」
どこか照れがちな声が聞こえたかと思うと、アミーラが嬉しそうにまかせて! と答えて……アルアがその場を離れた音がした。
もうアルアの突き刺すような警戒心は感じなかった。
……さすがアミーラだな。
まぁ、弟くんに関しては元々アミーラ大好き人間だったからね。
これがある意味、正しい姿だったのかもしれないな。
「さて……エスネイニ様、待っている間に少しお話をいたしませんか?」
「なんだ……急に」
アミーラがそう言うと、王子が怪訝そうな顔をした気配がした。
「この場を頼まれましたからね。私も、頼れる姉にならなければならないのですよ」
アミーラも何か吹っ切れたらしい。
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