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3.一秒面接
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しおりを挟む「わたし、ふと思いついたんですよ」
秘書のリリーがローズヒップテイを淹れてくれました。
淹れてくれたので続きを聞きます。
「室長が勇者に応募したらどうなるんですか? 採用ばーんって押せば合格じゃないですか」
勇者面接官として、たまに尋ねられる質問です。道端であったり買い物中であったり、管理局本舎であっても聞かれます。質問者を挙げるとそれぞれきりがないのですが。
そしておおよその続きは「勇者面接官になれば勇者になれるのではないか」との展開になります。
「わたし、すごいこと思いついたんですよ! 勇者面接官になれば勇者になれるじゃないですか!」
今日は外の道路工事が休みのようなのでリリーのおしゃべり以外は静かです。
ここは道端でも骨董屋でも管理局本舎でもなく、勇者面接室ですから。
私はローズヒップテイを口に含んで、香りを楽しんでから優しく丁寧に答えました。
「管理局規定が優先されますので、面接者はいかなる身分においても公平に扱われるため、面接を含む試験全般と関連条件において特権効力は無効とされます。つまり面接者である状態の私は職務を遂行できませんし、職務上である私も面接者からの特権効力を認めることはできません」
「うんん?」
静かだと気分も穏やかになります。
リリーの口が閉じたので、出窓の屋根の小鳥の声がわずかに聞こえました。今は来客もないのでカーテンを開けてもいいでしょう。
風のない空気が昼下がりを呼び込みます。
白く照ったホコリの音すら聞こえそうな静けさです。
息を吹けば淡い南国の色をしたカーテンが踊りだしそうです。
雲は向かいの建物をまたぎ、石造りが押し積まれた街は音もなくにぎやかです。
カーテンを閉めました。
やはり暗い採光のほうが落ち着きます。
リリーは考えるのをやめたようです。
鼻歌を歌いながらテイポットの白磁を鳴らして両扉を開けました。下の階からの騒々しさが入ってきます。
ドアパッキンのおかげで重い扉は静かに閉まり、ぱたぱたと廊下へ階段へときしみの伝わりが下りていきました。
この二階にはキッチンも流し場もないので、水汲みや湯沸かしの際には酒場のような営業を兼ねている下の冒険者ギルドをお借りしています。そのたびに階段を往復することになるのですが、リリーはキッチンを借りるたびになぜか冒険者たちや受付係らと世間話をする必要があるようです。あまりに遅いときに仕方なく呼びに行くと、酔っぱらった冒険者たちとそれはもう楽しそうに歌を歌っていたときもありました。今日もそうすぐには戻ってこないかもしれません。
やり直した静けさはわずかな間でした。今度は上ってくるきしみが伝ってきます。リリーがではありません。入れ違いになったようです。これは郵便屋の歩き方です。
リズムよく両扉が鳴らされました。郵便屋のノックはいつも二回や三回といったものではなく、日によって国家であったり民謡であったりの曲節を打ってこられます。
今日は流行りの吟遊詩人が歌っている曲を選んだようで、入れ違ったリリーの鼻歌に影響されたのかもしれません。もちろんノックの音階はひとつなのですが、多分そうなのでしょう。
選曲に決まった法則はないようで、決まっていないので誰かわかるというのも妙な理屈ですが、勇面室は情報保護のために外部からの入室を可能な限り控えていますので、ノックで来客が判別できるのであればこちらとしては多少の気構えとして助かります。
そしてこの送られてくる郵便物も情報保護の対象のひとつです。
郵便屋から段ボールの箱を受け取りました。いつもはリリーの仕事なのですが、今日は私が受け取りのサインに重ねて勇者面接室印を押印します。
郵便屋は同じ鼻歌を歌いながら両扉を閉めていきました。ここまで流行っているのなら吟遊詩人にとってうれしいことではないでしょうか。勇者面接とはまったく関係のないことですが。
送り状の管理局印と、段ボールに破損がないことと、封緘テープが未開封であることを確かめます。リリーはいつも受け取ってすぐに開封していますが、こういった点検をしているのでしょうか。
剝がしたテープが無地の模様から赤いストライプへと変わりました。管理局本舎の発送からここまで未開封ということです。
この中身は面接者の経歴書で、実際は漏えいよりも改ざんを想定したリスクを危惧しています。それで面談の際に面接者本人と経歴書の情報とを擦り合わせているのですが、これまでに他者による漏えいや改ざんの事例は確認できず、むしろ面接者本人による経歴の虚偽や、稀にある成りすましの発覚につながるのが実情です。
そして情報保護の主な目的は、英雄称号面接における信用のためです。全てとはいいませんが、おおかた自慢話が好きな冒険者たちが自身の経歴情報の漏えいを拒む理由はあまりないと推察します。だからといって流失はあってはならないことですが。
日々送られてくる経歴書の束は翌営業日が面接予定のものなので、リリーの事務机へ置いておきます。
経歴書類はすべて積み重なった状態で送られてきますので、面接者ごとの束にクリップでまとめるのもリリーの仕事です。仕事のはずなのですが、リリーに任せて放っておくと古い雑誌の片付けのように、途中から仕事を忘れて経歴を読みふけることがしばしばあります。
経歴内容のいちいちに驚いたり笑ったりと声を上げるので、私は振り向かなくてもリリーの仕分けの捗り具合がわかるようになりました。
私の執務机にクリップで留めてあるほうが本日の面接ぶんの経歴書です。といっても今日は残り一名なので、ひとつだけ道に迷って取り残されたように置いてあります。
執務机は面接者に対面したテーブルでもあります。
この下の面接者の側からは見えない位置に畳んだ段ボールを置いています。見えないようにしている理由は単に風紀のためですが、週末に先ほどの郵便屋がまとめて回収するので、いま郵送されたぶんを畳んで重ねました。ひと仕事終わった私は椅子に座って背を沈めていきます。
魔法水晶の置き時計が刻々と予定時間まで近づいていきます。
十分ごとにヒヨコ、六十分ごとにハトが出てくる時計です。四時四十四分には両方が出てきます。面接の途中でもお構いなしに出てきますが、面接者の背後のことですし音は鳴らないので気づく方はあまりおられません。ごく稀に、さすが冒険者と感心するほどわずかな気配を察知される方もおられて、にやりと私へしたり顔を向けられますが、評価には関係ありません。
ともあれ、いつもならリリーに面接者の出迎えを指示する頃合いです。
私が騒がしい下の階まで呼びに行くべきでしょうか。
面接者の出迎えは規定にはなく、単に入室までの案内が習慣化しただけなので必須ではありません。
この最終面接へ至るまでの勇者試験合格者には、面接の日時以下勇面室の住所も通達されていますし、冒険者ギルドのある建物といえば広く周知もされています。
たいていの面接者は時間まで下の冒険者ギルドか、勇面室のはす向かいにひっそりとある待合室で待機されていますので、面接を始める前にこちらから呼びに行くという程度の対応です。
面接は管理局規定に沿って行っているのですが、面接の開始時間についての項目が、厳密にどの時点を指しているのか曖昧な文言になっています。通達した予定時刻なのか面接者の入室時なのか質疑を開始してからなのか明確に定まっていません。
私が以前、管理局に問い合わせたところ「たぶん入室でいいんじゃないの? 来たときに始めりゃいいじゃん」という、とても漠然とした回答を局長からいただきました。
では面接者の入室時と解釈して、室内とみなされる空間に身体の一部が触れてからなのか、扉枠をまたいだ時点なのか、室内の床に足をつけた瞬間なのかとまだ不明確なままですし、もし扉枠をまたいだ時点と仮定しても、その計測は胴部なのかつま先なのか全身が抜けた時点なのか、服飾品や所持品を含むのかなど、さらに厳格な規準を設ける必要があるはずです。
私はこの規定項目の再定義を求めるべく意見書を王都総務会および監査元老上院へ提出しましたが未だに返答がありませんので、現状の勇面室では妥協的検討の複合選択案として、当面接者について予定時間前の入室を認めることで広義解釈としての面接開始時刻を暫定的に仮設し評価対象を質疑応答の本題からと限定して時間経過による面談への機会損失を最小限に留めるよう終了時刻の調整をしながら公平な面接に努めています。面接者による遅刻や遅延行為がなければ面接執行時間は平等であると自負しています。
そして出迎えを行う面接予定時間前というのも、予定時刻のどれほど前かといった量的定義はないのですが、リリーに任せていることでなおさら毎回の幅が大きくなり、出迎えよりも先に面接者が訪れることもあります。たまにこちらに呼ばれるまでずっと廊下で待っている方もいらっしゃいますが。
例えば、すでに廊下まで到着していた面接者が開始予定時刻ちょうどにノックを鳴らされた場合、入室までの時間差を終了時間にあてて延ばす融通ができますが、もし両扉が壊れていて開かないケースを想定するとこちらの過失の蓋然性がありますので面接予定時間を大幅に移行する例外を取らざるを得ません。規定上では可能なのですが、規定を遵守しているからには例外の不可逆性に努めなければなりません。
こういった複合的な理由から面接者の出迎えをしています。面接にあたっての意思や準備の事前確認にもなりますし、こちらから呼べば遅刻の言い訳もいくつか聞かずに済みますから。
つまるところ、出迎えはサービスです。
漠然とした面接開始時刻に可変的対応の幅を利かせるための出迎えですので本来はしてもしなくても構わないのですが、習慣となった現今において意図して例外を作ることは避けたいですし、下の階までリリーを呼びに行くことも私が面接者の出迎えに行くのも同じことかもしれません。騒がしい冒険者ギルドは苦手なのですが。
その前に両扉が開かれました。
リリーです。湯沸かしに行ったはずのテイポットを持っていません。
「よかった、もう面接が始まっちゃったんじゃないかと思って、焦りましたよ。まだ来てないんですか? えっと、誰さんでしたっけ」
「面接が始まっていると思ったのなら、急に扉を開けるのは控えてください。エモン・チコックさんです。下にいらしていませんでしたか?」
「あっ、テイポット忘れちゃいました。ついでに探してきます!」
リリーはぱたぱたと折り返して行きます。今度はテイポットだけを持って出迎えを忘れたりはしないでしょうか。
どちらも忘れてはいなかったようです。白磁から昇る湯気と同じようにリリーが息を切らせて戻ってきました。
「呼んでみたんですけど、まだ来ていないみたいです。冒険者たちにも受付のひとにも聞いても、今日はまだ見てないそうです」
「そうですか。ではいらっしゃるまで待ちましょう」
冒険者同士は顔見知りの幅が広いですし、受付であれば氏名から特定できるでしょう。経歴書にかぎり偽名でなければですが、そうであれば面接者の自己責任の範疇です。こちらの出迎えはそもそも義務ではありませんから。
新しい湯気がテイポットからこぼれていきます。音を立ててローズヒップが揺れて、沸き昇り、そして泳いでいきます。
「面接に来なかった場合って、不採用ですよね? せっかく最終試験まで来たのにもったいないですよね」
ふわりと甘酸っぱい香りが広がりました。
その質問へ答えるわけにはいきませんが、私は気さくで人なつっこい性格のつもりなので雑談ならできます。
「面接にいらっしゃらなかった場合は面談ができません」
「面談ができないと不採用ですよね?」
「面談ができなければ質疑応答ができません」
「質疑応答ができないと、どんな評価になるんですか?」
「質疑応答が不可能なら、評価も不可能です」
「評価ができないと、不採用ですか?」
「答えかねます」
いかに勇面室職員のリリーであっても回答するわけにはいきません。常識的な答えではあるのですが、その質問では回答すること自体が評価基準を示唆してしまいますし、加点式か減点式という推察も持たれてしまいます。英雄称号、特に勇者への評価基準は誰にも漏らしてはいけません。
規定には面接者の欠席についても記載がありません。想定できないはずはないのですが、これも局長へ尋ねたところ「遅刻はダメっしょ? 来ないやつは落としゃいいじゃん」と規定文言から乖離した回答をいただきました。私は王国中央図書館で古今東西あらゆる文献を調べてその解釈の根拠を探しましたが未だに明確な帰納を見つけられずにいます。そこで、面接評価における最終的な合否判定は担当面接官の権限に一任するという規定項目に従い、他規定項目およびすべての王国法との関連につき矛盾のない形で合否基準へ整合性を持たせています。
つまり面接への遅刻や欠席に対して合否判断はしません。あくまで面接内の評価で決めるということです。
面接の開始予定時刻が過ぎました。
リリーの淹れてくれたローズヒップテイが時間を進ませていきます。
何度か廊下の様子を覗いていたリリーは、もう待つことをあきらめたようです。両扉が開かれるたびに下の階の騒がしさは入ってきていたのですが、面接者はまだいらっしゃいません。
今回のように面接者の遅刻や無断欠席は初めてではなく、時間や日付を間違えていたという方もいらっしゃいます。
時間についてですが、王国内にも時計あるいは『標準時計』のない村などがあります。
標準時計とは、王都中央にそびえる時計塔の内部にある巨大な魔法水晶をいいます。一般的には時計塔のほうを指して呼ばれていて、それで支障はないのですが、厳密には機工の動力源である魔法水晶が標準時計です。
この部屋ほどもある巨大な結晶の塊で、世界一大きい魔法水晶とされています。これが王国の定める標準時間を作っています。
王宮や局舎など主要な建物にも外から見える形で中型の標準時計が設置されています。
この勇面室にある魔法水晶の置き時計は小型の標準時計といえるもので、それぞれは時計塔の巨大水晶から分かれた欠片を使っています。
この魔法水晶というものは、ひとつの結晶がひとつの時間を刻んでいます。分割した結晶も母体と同じ時間を刻み続けます。
巻き時計とは違い、止まることも誤差もなく、常に一定の魔力の波長を持つことから、時計塔の巨大な魔法水晶が王国の標準時間として使われ、分割した欠片で動くそれぞれの時計との間で時間を共有しています。
面接者においても、王都に滞在し標準時間を把握している前提とみなしていますので、「時間がわからなかった」や「時計がずれていた」などという言い訳は通用しません。ほかのどのような言い訳も通用しませんが。
理由はどうあれ面接者がいらっしゃらないのであれば終了時間のほうを厳守します。この魔法水晶の置き時計は正確ですので。
「室長、しりとりでもしましょうよ。面接者が来ないんじゃ仕事になりませんよね、本当になにしてるんでしょうね」
リリーが退屈そうに言いますが、私は面接者が来なくても仕事をしています。経歴書に目を通しています。リリーが「りんご、ご、ですよ室長」と言っていますが、私は仕事をしています。リリーも勤務中です。
魔法水晶の時計が間もなく面接の終了時刻を告げようとしています。あと数秒です。
どちらが先でしょうか、階段のきしみの音が伝わってきました。
両扉が早かったようです。
「遅くなりました!」
エモン・チコックさんでしょう。ぜいぜいと息を荒くして飛び込んできました。
だらだらと流した汗をハンカチで押さえながら入室してきます。走ってきた顔の赤らみと不安に青ざめた表情が混じっています。
「まだだいじょうぶですよね? 間に合いましたよね? あのですね、時間はわかってたんですよ、でも仲間がね、未来の勇者のお祝いだって言って、いやあ、逃してくれなくて……」
私はエモンさんの経歴書をテーブルに置いて、背筋を整えて返しました。
「私は勇者面接室室長勇者面接官、スター・ゲイザーです。今回の勇者採用面接を担当させていただきます」
噛まずに言えました。
褒めてくれるひとはいませんが、秘書のリリー・ユリーはひとりでしりとりを始めています。りんごの次は牛頭馬頭だそうで、モンスターしりとりになるそうです。ズッキーニナイトとはなんでしょう。新種でしょうか。
それはさておき。
「よかった! ありがとうございます! がんばります!」
エモンさんはそう頭を下げながら面接者用の椅子へと座りました。青ざめた表情のほうは明るく変わっています。
私は柔軟で人情のある性格のつもりなので、予定時間内であれば最大限の面接を行います。
「エモン・チコックさん。ここでは最終面接としていくつかの質問をします。緊張していませんか? ここの場所はわかりましたか?」
「はい! あ、いえ、実はちょっと迷ったのもあって……」
エモンさんは照れ笑いをしながらハンカチで額を拭きました。ハンカチを収めて拳を膝の上に、そして姿勢よく背筋を伸ばしてこちらへ構えます。
「では、最初の冒険、ファルケン洞窟ではどのような努力をされましたか?」
「はい! 僕は――」
「エモンさん、お疲れさまでした。本日の面接は終了です」
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