いつもと違う日常

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008 挑戦

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ルミ「はぁはぁ.. .私...クリアした!」  

ルミ「...あれ?ヤナミは..?」

ル「ヤナミは...死んだよ」

ルミ「ウソ...でしょ?」

ルミ「...レベル1...なのに..」

ア「私も...気になったんですよ. .レベル1って一番簡単なはずじゃ...」

ルミ「ヤナミ...」

ルミ「あっそうだ..もしかしたら..レベル1の扉を開けたら..」

ルミ「助けれる...」

「行くな!」

ルミ「何で止めるのよッ!」

「ヤナミさんは..脱落した」

「だから 死んだ!」

ルミ「..ヤナミ..ねぇ 扉の向こうにいるんでしょ?」

ル「もうやめなって」

ルミ「離して!」

ア「ルミ..さん」

ルミ「もういい..」

ルミ「私がヤナミのぶん..精一杯生きていく」

ル「そうこなくっちゃな..」

そして

「...はぁ..疲れた」

ア「お疲れ様!」

ル「さぁ どうするよ」

「...うーん 休憩しよう」

ル「まあ確かにな」

「空を見てると..落ち着くなぁ」

ル「だな..」

「あっ 気球」

「...難易度..は」

ル「高いな..」

「..難易度...26か...」

ル「まあどうせ誰かが行ってくれるだろう」

パァァァァン!

ル「なんの音だ!?」

「気球が..割れた?」

ア「あそこ..難易度24の気球が割れたっ..てことは..誰かがクリアしたってこと..?」

ル「難易度17であんな頑張ったのに...」

「でも、いずれかは必ず 難易度30をクリアしなきゃいけない....」

ル「お前はバカか!? 」

ル「17であれだぞ!?」

ル「30なんて..絶対難しいだろ...」

「でも..誰かがクリアしないと..」

ル「..やめとけ」

ル「お前は一回休め な?」

「...あぁ すまない」

「じゃあ次は」 

ル「なんだよ」

「難易度 26にいこう」

ル「はぁぁぁぁぁ!?」

ア「さすがにそれは..やめようよ..ね?」

「いや 僕の..意思なのかもしれない」

「高い壁に挑戦してみたいんだ」

ア「でも..もし、ゲームクリアできなかったら..私たち死んじゃうかもしれないんだよ..?」

ル「そうだぞ..さすがに26は危険だって...だって17であのレベルだから..俺は悪いが..26はさすがにハードルが高すぎるかもしれない」

ア「私も.. レベル2でなんとかクリアしたけど..ギリギリだったし..」

「..でも 僕もギリギリだったよ? ほんとに後1秒ぐらい」

「間に合ってなかったら死んでたし」

「でも僕はこうして生きてるんだから 」

「僕は 26に挑戦するよ...」

ル「こいつ..バカだ..」
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