11 / 12
第十一話 神様 友情を救う
しおりを挟む
雲の上で、俺は今日もハンバーガーを頬張りながら下界のスクリーンを見ていた。神様になってから、人間を助けるのが楽しくて仕方ない。前回の渡辺真由美と亮太の親子仲直りは大成功だった。あの家、今じゃ亮太が時々ハンバーグ食べに帰ってきて、真由美がニコニコしてるらしい。家族って良いな。まあ、俺のおかげなんだけど。
「じいさん、今日は友達同士の絆でも助けようかな。青春の友情っぽくさ」隣で雲を杖でつついてた白髪のじいさん(神界の先輩)が、ニヤッと笑って答えた。「ほう。友情か。そなた、前世で友達多かったのか?」「まあ、コンビニのバイト仲間と閉店後に駄菓子食ったくらいだよ。今は神様だから、友情救うの余裕だろ」じいさんが「ふむ」と笑ってるけど、俺はスクリーンをチェックした。
映ったのは、学校の屋上で一人で弁当食べてる男子高生。名前は岡田悠斗(16歳、高1)。隣の席が空っぽで、スマホ見ながら「もうダメかも…」って呟いてる。どうやら親友と喧嘩して、ギクシャクしてるらしい。
「うわ、この子やばいね。友情修復してやるか!」「どうやってだ? またやりすぎるつもりか?」じいさんが試すように聞いてきたけど、俺はもうノリノリだ。指をパチンと鳴らして、悠斗の状況を詳しく見た。
下界では、岡田悠斗が屋上で落ち込んでた。「はぁ…翔と仲直りできねえかな…」翔(16歳、高1)は悠斗の幼馴染で親友。ずっと一緒にゲームしたり、部活帰りに駄弁ったりしてた。でも1週間前、些細なことで喧嘩。悠斗が「ゲームばっかしてんなよ」って言ったら、翔が「うぜえ、お前に関係ねえだろ」ってキレて、それ以来口聞いてない。
「もう友達じゃねえのかな…」悠斗が呟いた瞬間、空から声が聞こえた。「おいおい、そんな寂しいこと言うなよ!」「え?」顔を上げても誰もいない。でも確かに聞こえた。「いや、疲れて幻聴か…?」
雲の上では、俺が悠斗のしょぼくれた顔を見てニヤニヤしてた。「よし、まずは翔だな。こいつに悠斗の気持ち分からせてやる」指をパチン。翔の頭に「友達への思いやり」を少し注入。翔は今、教室でゲームやってたけど、急に手を止めて呟いた。「そういや悠斗、最近見ねえな…俺、言いすぎたか?」クラスメイトが「何? お前急にマジメ?」って笑うけど、翔は「いや、ちょっと用事思い出した」って席を立った。
「次は悠斗だな。元気出させてやる」また指をパチン。悠斗の体に「前向きオーラ」を付与。すると、悠斗が弁当食べてる途中で呟いた。「いや、待てよ…俺から謝ればいいじゃん!」スマホ手に持って、翔にメッセージ打とうかと迷い始めた。
「うおおお! 俺、すげえ! 友情が動き出した!」雲の上で俺がガッツポーズ。「な? ちょっとした神パワーで全然違うだろ」「ふむ。だが気持ちだけじゃ、会わなきゃ修復せんぞ。翔はまだ意地っ張りだ」じいさんが冷静に言うけど、俺はニヤニヤ。「分かってるよ。次はチャンスだ。二人を会わせてやる」
俺はスクリーンを拡大。翔がちょうど屋上に向かってた。悠斗はまだ屋上で弁当食べてる。「よし、翔を屋上に引き込むぞ」指をパチン。翔のスマホに「悠斗から:屋上で待ってる」とメッセージが勝手に送信。もちろん俺の捏造だ。翔、見て少し顔を赤らめた。「え、マジで? 待ってるって…行くか…」
翔が屋上に着くと、悠斗が弁当片付けてるとこだった。「お、お前…ここにいたのか」翔が気まずそうに言うと、悠斗がビックリして振り向く。「え、翔!? 何でここに?」「何でって…お前が待ってるってメッセージ…」「え、俺送ってねえけど!?」二人、顔見合わせてポカン。でも、俺はニヤニヤしながら次の手を打った。
指をパチン。屋上に「和みの風」を吹かせた。気まずい空気が少し和らいで、悠斗が勇気出して言った。「なあ、翔…この前、俺言いすぎた。悪かったよ」翔、目を逸らしてたけど、小さい声で呟いた。「…俺もだ。ゲームばっかで、お前ほっといたし…悪かった」「え、マジで!?」悠斗、目を輝かせてニヤッと笑う。翔も「何だよ、その顔」と笑った。
でも、ここで問題発生。翔がまだ素直になりきれなくて、「でもお前もムカつく時あるし」とか言い出した。うわ、やっぱ友情って簡単には戻らないな。
雲の上で俺が焦った。「うわ、マジか! あと一押し足りねえ!」「ふむ。友情はプライドが邪魔するからな。どうする?」じいさんがニヤニヤしてる。俺、瞬時に決めた。「よし、二人に絆のきっかけ与えてやる」
指をパチン。屋上に懐かしい写真がポロッと落ちてきた。昔、二人で撮った遊園地のプリクラ。俺が神パワーで再現したやつだ。悠斗が拾って目を丸くする。「え、これ…俺たちの写真じゃん!」翔も見て、顔赤くして呟いた。「…あの時、楽しかったよな」「だろ? また行こうぜ、翔!」翔、ちょっと考えてからニヤッと笑った。「まあ、いいけど。お前が奢れよ」「何!? お前がだろ!」二人、笑いながら言い合って、いつもの調子に戻った。
雲の上で俺がニヤニヤ。「よっしゃ! 友情修復完了!」「ふむ。まあ、自然にまとめたのは良いな。写真はやりすぎ感あるが、効果的だった」じいさんが苦笑いしてるけど、俺は満足だ。「いいじゃん、青春だよ。友情にちょっとしたドラマ必要だろ」
その後、悠斗と翔は放課後一緒にゲームして、昔みたいに駄弁った。翔が「次はお前がコントローラー貸せよ」って言うと、悠斗が「ケチ!」って笑う。喧嘩することもあるけど、「まあ友達だし」で済ませるようになった。悠斗は「翔ってやっぱ大事な奴だな」って思い、翔も「悠斗いないとつまんねえな」って感じてた。
で、最後の仕上げ。俺は悠斗の机に「絆大事にしろ、おめでとう」のメモを置いといた。翌日、学校で悠斗が見つけて、「え、また神様!?」ってビックリ。翔が隣で「何? お前ストーカーでもいるの?」ってからかうと、悠斗が「違うよ、もっとすごい奴!」って笑った。二人で笑い合ってるの見て、俺もニヤッとした。
雲の上で、俺は満足げにハンバーガーをかじってた。「な? 友情もバッチリだろ!」「ふむ。今回はやりすぎず、気持ちが伝わったな。次は何だ?」じいさんが聞いてきたけど、俺はもう次を考えてた。「次はさ、恋人同士の危機とか面白そうだな。ラブコメっぽくさ!」
こうして、俺の「なんでも助けちゃう神様」生活は続く。下界の奴ら、困ったら祈れよ。俺が適度に助けてやるからさ!
(おしまい)
「じいさん、今日は友達同士の絆でも助けようかな。青春の友情っぽくさ」隣で雲を杖でつついてた白髪のじいさん(神界の先輩)が、ニヤッと笑って答えた。「ほう。友情か。そなた、前世で友達多かったのか?」「まあ、コンビニのバイト仲間と閉店後に駄菓子食ったくらいだよ。今は神様だから、友情救うの余裕だろ」じいさんが「ふむ」と笑ってるけど、俺はスクリーンをチェックした。
映ったのは、学校の屋上で一人で弁当食べてる男子高生。名前は岡田悠斗(16歳、高1)。隣の席が空っぽで、スマホ見ながら「もうダメかも…」って呟いてる。どうやら親友と喧嘩して、ギクシャクしてるらしい。
「うわ、この子やばいね。友情修復してやるか!」「どうやってだ? またやりすぎるつもりか?」じいさんが試すように聞いてきたけど、俺はもうノリノリだ。指をパチンと鳴らして、悠斗の状況を詳しく見た。
下界では、岡田悠斗が屋上で落ち込んでた。「はぁ…翔と仲直りできねえかな…」翔(16歳、高1)は悠斗の幼馴染で親友。ずっと一緒にゲームしたり、部活帰りに駄弁ったりしてた。でも1週間前、些細なことで喧嘩。悠斗が「ゲームばっかしてんなよ」って言ったら、翔が「うぜえ、お前に関係ねえだろ」ってキレて、それ以来口聞いてない。
「もう友達じゃねえのかな…」悠斗が呟いた瞬間、空から声が聞こえた。「おいおい、そんな寂しいこと言うなよ!」「え?」顔を上げても誰もいない。でも確かに聞こえた。「いや、疲れて幻聴か…?」
雲の上では、俺が悠斗のしょぼくれた顔を見てニヤニヤしてた。「よし、まずは翔だな。こいつに悠斗の気持ち分からせてやる」指をパチン。翔の頭に「友達への思いやり」を少し注入。翔は今、教室でゲームやってたけど、急に手を止めて呟いた。「そういや悠斗、最近見ねえな…俺、言いすぎたか?」クラスメイトが「何? お前急にマジメ?」って笑うけど、翔は「いや、ちょっと用事思い出した」って席を立った。
「次は悠斗だな。元気出させてやる」また指をパチン。悠斗の体に「前向きオーラ」を付与。すると、悠斗が弁当食べてる途中で呟いた。「いや、待てよ…俺から謝ればいいじゃん!」スマホ手に持って、翔にメッセージ打とうかと迷い始めた。
「うおおお! 俺、すげえ! 友情が動き出した!」雲の上で俺がガッツポーズ。「な? ちょっとした神パワーで全然違うだろ」「ふむ。だが気持ちだけじゃ、会わなきゃ修復せんぞ。翔はまだ意地っ張りだ」じいさんが冷静に言うけど、俺はニヤニヤ。「分かってるよ。次はチャンスだ。二人を会わせてやる」
俺はスクリーンを拡大。翔がちょうど屋上に向かってた。悠斗はまだ屋上で弁当食べてる。「よし、翔を屋上に引き込むぞ」指をパチン。翔のスマホに「悠斗から:屋上で待ってる」とメッセージが勝手に送信。もちろん俺の捏造だ。翔、見て少し顔を赤らめた。「え、マジで? 待ってるって…行くか…」
翔が屋上に着くと、悠斗が弁当片付けてるとこだった。「お、お前…ここにいたのか」翔が気まずそうに言うと、悠斗がビックリして振り向く。「え、翔!? 何でここに?」「何でって…お前が待ってるってメッセージ…」「え、俺送ってねえけど!?」二人、顔見合わせてポカン。でも、俺はニヤニヤしながら次の手を打った。
指をパチン。屋上に「和みの風」を吹かせた。気まずい空気が少し和らいで、悠斗が勇気出して言った。「なあ、翔…この前、俺言いすぎた。悪かったよ」翔、目を逸らしてたけど、小さい声で呟いた。「…俺もだ。ゲームばっかで、お前ほっといたし…悪かった」「え、マジで!?」悠斗、目を輝かせてニヤッと笑う。翔も「何だよ、その顔」と笑った。
でも、ここで問題発生。翔がまだ素直になりきれなくて、「でもお前もムカつく時あるし」とか言い出した。うわ、やっぱ友情って簡単には戻らないな。
雲の上で俺が焦った。「うわ、マジか! あと一押し足りねえ!」「ふむ。友情はプライドが邪魔するからな。どうする?」じいさんがニヤニヤしてる。俺、瞬時に決めた。「よし、二人に絆のきっかけ与えてやる」
指をパチン。屋上に懐かしい写真がポロッと落ちてきた。昔、二人で撮った遊園地のプリクラ。俺が神パワーで再現したやつだ。悠斗が拾って目を丸くする。「え、これ…俺たちの写真じゃん!」翔も見て、顔赤くして呟いた。「…あの時、楽しかったよな」「だろ? また行こうぜ、翔!」翔、ちょっと考えてからニヤッと笑った。「まあ、いいけど。お前が奢れよ」「何!? お前がだろ!」二人、笑いながら言い合って、いつもの調子に戻った。
雲の上で俺がニヤニヤ。「よっしゃ! 友情修復完了!」「ふむ。まあ、自然にまとめたのは良いな。写真はやりすぎ感あるが、効果的だった」じいさんが苦笑いしてるけど、俺は満足だ。「いいじゃん、青春だよ。友情にちょっとしたドラマ必要だろ」
その後、悠斗と翔は放課後一緒にゲームして、昔みたいに駄弁った。翔が「次はお前がコントローラー貸せよ」って言うと、悠斗が「ケチ!」って笑う。喧嘩することもあるけど、「まあ友達だし」で済ませるようになった。悠斗は「翔ってやっぱ大事な奴だな」って思い、翔も「悠斗いないとつまんねえな」って感じてた。
で、最後の仕上げ。俺は悠斗の机に「絆大事にしろ、おめでとう」のメモを置いといた。翌日、学校で悠斗が見つけて、「え、また神様!?」ってビックリ。翔が隣で「何? お前ストーカーでもいるの?」ってからかうと、悠斗が「違うよ、もっとすごい奴!」って笑った。二人で笑い合ってるの見て、俺もニヤッとした。
雲の上で、俺は満足げにハンバーガーをかじってた。「な? 友情もバッチリだろ!」「ふむ。今回はやりすぎず、気持ちが伝わったな。次は何だ?」じいさんが聞いてきたけど、俺はもう次を考えてた。「次はさ、恋人同士の危機とか面白そうだな。ラブコメっぽくさ!」
こうして、俺の「なんでも助けちゃう神様」生活は続く。下界の奴ら、困ったら祈れよ。俺が適度に助けてやるからさ!
(おしまい)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
濡れ衣を着せられ、パーティーを追放されたおっさん、実は最強スキルの持ち主でした。復讐なんてしません。田舎でのんびりスローライフ。
さら
ファンタジー
長年パーティーを支えてきた中年冒険者ガルドは、討伐失敗の責任と横領の濡れ衣を着せられ、仲間から一方的に追放される。弁明も復讐も選ばず、彼が向かったのは人里離れた辺境の小さな村だった。
荒れた空き家を借り、畑を耕し、村人を手伝いながら始めた静かな生活。しかしガルドは、自覚のないまま最強クラスの力を持っていた。魔物の動きを抑え、村の環境そのものを安定させるその存在は、次第に村にとって欠かせないものとなっていく。
一方、彼を追放した元パーティーは崩壊の道を辿り、真実も勝手に明るみに出ていく。だがガルドは振り返らない。求めるのは名誉でもざまぁでもなく、ただ穏やかな日々だけ。
これは、最強でありながら争わず、静かに居場所を見つけたおっさんの、のんびりスローライフ譚。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる