良くある異世界で幼女は今日も頑張る!

凪 冬夜

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ウェールズ王国

老害撲滅運動ー2ー

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夜も更けて、寝静まった頃私の部屋の結界に誰かが触れた。
来たわね、雅臣とシャルが寝てるか確認にかたのね?
私は気配を消して部屋の壁に耳を付けた。
音がしない…?
もう一度耳を付けるとガタンゴトンドカンと大きな音が聞こえた。

「む、耳を付けた意味無かったわね。」
私は2人の部屋に転移した。

「捕まえたぜ!」

「離せ!!」
捕まった男は三人、一人は雅臣に押さえ込まれ後の二人はシャルの魔法で拘束されていた。

「こんな簡単な罠に引っ掛かるものなのね?」

「お前が考えた作戦だろうが!」

「てへっ、本当に掛かるとは思って無かったの~。」
ヘラっと笑うと雅臣は半目になった。

「大人しくしなさい。お前達は落とし人様の部屋に侵入したのだ、相応の覚悟があってか?」
おぉう…シャル様怒ると魔王。

「雇い主は誰ですか?」
男達は黙りを決め込んだ。

「まぁ黙って居ても構いません。自白して頂きましょう。」
シャルは三人を椅子に魔法で拘束すると更に聖魔法を使って男達に語りかけた。

「まずは貴方は誰に雇われたのですか?」
ボーッとした表情の男達はシャルに質問されるままに答え始めた。

「ザイール公爵です。」

「マルク伯爵です。」

「マール伯爵です。」

「全員雇い主が違うのかよ。」
雅臣は呆れた。

「いえ、雇い主を分けたのは報酬面の為でしょう。ザイール公爵が恐らく筆頭でマルク伯爵もマール伯爵もザイール公爵とはかなり懇意にしている方達です。しかも三人の領地は経営難なのはきいていますから。」

「なるほど、共謀したって事か。金が無いなら無謀な事するんじゃねえよ。」

「私を攫ってもお金にならないよ?」
サクラは不思議そうに三人の男達を見ていた。

「は?何馬鹿な事言ってんだよ!大儲けだろうが!」

「え?何で?」

「サクラ様、今貴女は攫われて大騒ぎになっています。私が王都までお連れすると文を送りましたが、ここでサクラ様を攫ってザイール公爵が王都にサクラ様を連れて行けば国王陛下は褒賞を与えるしかありません。しかも同時に私も失脚させる事が出来るのですよ?」

「何と!幼子を攫って金儲けとはけしからん!!」
プリプリしているサクラを見て、雅臣は何とも言えない顔をした。

「じゃあ、ザイール公爵をぶん殴れば良いのね?」

「そう簡単には行かないでしょう。相手は腐っても公爵です。」

「確かな何かが無いとって事だな?」

「そうです。」
確かな…何か…ふむ。

「私が捕まるわ!」

「「はっ?!」」

「お前馬鹿か…き…」

「話を聞いて、私1回王都に転移して来る。作戦を先に国王達に話してくるよ。」

「作戦とは?」

「その三人に捕まらずに私を攫うと言う依頼を成功したと思い込ませて?私はザイール公爵の所に行く、ザイール公爵は多分私を王都に連れて行くだろうから雅臣とシャルは先に王都に行ってて?後は私に任せて!」
サクラは小さな胸を張った。

「本当に大丈夫なんだろうな?」

「雅臣が一番私が魔法をどれだけ使えるかしってるでしょ?」

「うっ、確かに…。」

「私はサクラ様を信じます。」
シャルは話が早くてたすかるわ。

「じゃあちょっと王都まで行ってくるね!」
私は直ぐに転移した。
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