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ウェールズ王国
ザビエル達のその後とサクラのお願い。
しおりを挟む公爵達は捕縛され、一度牢に入れられた。
爵位は剥奪だろう、領地も王国の管轄となるだろう。
私は…と言うと…現在お説教中である。
まぁ、殆ど聞いてないけどね?
「聞いてますか!!サクラ様!」
「はい、聞いてます。」
まだルイスと国王がぎゃあぎゃあお説教している。
私は正座しながら全く別の事を考えていた。
ここの料理長のお菓子は捨てがたいが、折角異世界に来たのだから私も色々見てみたいしやりたい事もある。
爵位とか面倒な物はいらないけど…私の好きに出来る土地が欲しいな。
何も無い所から一から家を作ったり、畑を作ったりしたいなぁ。
でも国王とルイスが素直に認めてくれるかが問題だ。
「サクラ様!!」
上の空の私にとうとうルイスがキレた。
「ルイス、ちょっと待って。国王に話があるの。」
神妙な顔で言う私にルイスは仕方ないと部屋の端に下がった。
「国王、私に土地を下さい!」
「「「はっ?!」」」
まぁ、そうなるよね?
「サクラよ、この城を出るのか?」
ちょっとシュンっとするイケメン国王、そんな顔には負けないんだから!
「だって折角異世界に来たのに私はこの城しか知らないんだもん。もっと色々な事を見てやってみたい事もあるの。」
お願い!と手を合わせ国王を見詰めた。
「うっ!し、しかしな…。宰相空いてる土地はあるか?」
「少々お待ち下さい。」
宰相は何やら書類を見て国王の前に置いた。
「此方でしたら可能です、城からもそう距離も離れておりません。しかし、ここは…。」
書類を見て国王も難しい顔をした。
「サクラよ、土地はあるにはあるが…ここはまだ未開拓の地。一から開拓して行かねばならない。大丈夫か?」
「お待ち下さい!お認めになるのですか?!」
ちょっとルイス黙っててよ!
「大丈夫、一から開拓して家を作ったり畑を作ったりしたいの!お願い!!」
国王は溜息を吐いた。
「王国近衛騎士団第一部隊隊長ルイス、これより隊長と兼任でサクラの護衛隊長を命じる。」
国王の言葉を聞いたルイスは一瞬キョトンとしたが、直ぐに騎士の礼を取った。
「拝命致しました。」
おう…保護者は付いてくる様だ。
「これより、サクラの護衛騎士を選出してくれ。王都の外れの東南をサクラに与える事とする。」
やった!!これで土地は確保!
「讓渡の書類を揃える故、サクラはもう暫く城に滞在する様に。」
「本当にいいの?こんなに簡単に私に土地あげちゃって。」
「落とし人の願いは極力叶える習わしだ。ただ、サクラにはこの国に居て貰わなければならない。」
「土地を貰えればそんなのお易い御用よ!」
「そうか、すまぬなサクラ。」
何か凄く申し訳ない顔をする国王達に私は首を傾げた。
さて、色々考えなきゃ!
ワクワクが止まらないとはこの事ですな!
私は部屋に戻り今後の事に胸を踊らせるのだった。
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