良くある異世界で幼女は今日も頑張る!

凪 冬夜

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ウェールズ王国

うひょ!私の土地は凄い所だったよ?

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私は今正に憧れの私の土地に向かっていた。
城から1日ちょっとで着くらしい。
それにしても…。

「ねえ、シャル?何だか凄い人数じゃない?私的には村人一人から始めるワクワク生活を夢見てたんだけど?」
私とシャルは同じ馬車に乗っていた。
雅臣やルイスその他大勢は馬だ。
私の馬車の後ろには更に馬車が5台連なっていた。

「仕方ありません。サクラ様には護衛は必須でございます。」
それにしても多い気がする…。
ハァ…と窓に目を向けると馬に乗った私の護衛騎士が覗いていた。

「あっ!あの時のおじさん!!」

「お久しぶりです、サクラ様。あの節は大変お世話になりました。私はモーリス。サクラ様の専属護衛騎士となりました。」
わぁ、嬉しいな~。

「足はもう大丈夫?」

「はい、サクラ様のお陰で以前と変わらず動く様になりました。」

「良かった~。これから宜しくね。」

「はい!」
モーリスと私が窓越しにフフフしているのを見てルイスは嬉しそうに眺めていた。
それから一晩野営して、次の日の昼前には私の土地に着いた。

「サクラ様、着いた様ですよ?」
ウトウトしていた私はシャルに起こされてバッと外を見た。

「わぁ~…。」
うわぁ~…山…荒地?と言うのだろうか?
私は馬車を降りて土を握った。

「痩せた土地ね…。」
平地もかなりあるから取り敢えず家は建てられそうだ。
問題は土か?枯れ草…山の木々も枯れてしまっていて茶色く見える。

「あの…サクラ様?お気に召しませんでしたか?」
超不安そうにルイスが聞いてきた。
私は震えキラッキラの笑顔でルイスを見上げた。

「最高よーー!!やり甲斐があるじゃない!」
キャーと駆け回る私を見てルイスはポカーンとし、荷解きをしていた護衛騎士達はそんなサクラを微笑ましく見ていた。
何からやる?やっぱり最低限の衣食住の確保が先か?

「ルイス、私は山に行ってくる!」

「私もお共致します!!」
駆け出した私を焦ったルイスも追いかけて来る。
かつては森の入口であっただろう場所に着くと当たりを見渡した。

「この辺の木なら切っても良いかな。」

「サクラ様?何をするのですか?」

「家を作る木を調達するの、薪も必要になるでしょう?水はさっき川がみえたから大丈夫だし、後は…食料は暫くは持ってきた物でなんとかなるからやっぱり家よね!」

「木を切れば良いのですね?」
そう言うとルイスは剣を抜くと一振でスパパパパーンと木を切って行った。
私はその光景をポカーンと見ていた。
え?剣で大木って切れるっけ?斧とかさ…私は魔法で切ろうと思ってたけど。
今後ルイスの言う事は聞こうと思った。

「この位でいいですか?」

「はい、良いでございます…。」
ルイスが切りまくった木を魔法で整えて材木にしてから浮遊魔法で運んで建設予定地の端に積上げた。
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