うちの総帝様は最強なのだが如何せん天然で…

凪 冬夜

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惑星エルリス

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「はぁ…」
クロードはこめ髪を押さえ深い溜息を吐いた。

「総帝様、如何しましたか?」

「いえ…思った以上に事態は悪い様です。サウルの部屋に居た少女達は男が怖い様で、土帝を見て大騒ぎの大混乱らしいです。」

「どうなさいますか?」

「サウル並びに王妃と王女はもう救えませんね。サウルの部屋には水帝と光帝を呼びます。彼女達なら同じ女性なので大丈夫でしょう。」
またクロードは溜息を吐いた。

“総帝より水帝、光帝聞こえますか? ”

“ 聞こえますわ、総帝様。”

“ はい…”

“ 緊急招集です。直ちに任務は中止し、ガリル王国王城まで来て下さい。私が魔力を放ちます、それを目印に転移を。”

“ 承知しましたわ!”

“はい… ”

「一度、サウルの部屋に行きます。」

「承知致しました。」

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

サウルの部屋に戻り魔力を放つと直ぐに水帝と光帝が転移して来た。

「なっ!何ですの?!この惨状は…」

「………。」
俺は二人に事の経緯を話した。
水帝は怒り狂い、光帝は…無言だが盛大に引いているのは分かった。

「なので女性の二人にこの場を任せます。」

「分かりましたわ!」

「はい…」
二人に少女達を任せると俺は第一王子を探しました。
まぁ、探すまでもなく第一王子は王の玉座にふんぞり返り座っていた。
気配を消し聞き耳を立てる。

「何!!あの男達が行方不明だと?」

「はい、先日から消息を絶っております。」

「まぁ、良いではなくてサウル?娘達ならまだ足りているのでしょう?」
真っ赤な唇を歪めて言ったのが王妃のイザベルだ。

「しかし、母上…」

「また新たに雇えば良い話ではなくて?」

「はい…母上。」

「それで?総帝様は何時来られるのかしら?わざわざ勅令に異議を申し立てたのに…一向に来ないじゃない?」

「そうよ!!私は早く総帝様に会いたいのよ!!だからお母様とお兄様に協力したと言うのに!!」

「そうは言われましても…」

「ふんっ!宰相の癖に使えないわね!良い私は総帝様の妻になるに相応しい女性なの、総帝様の妻になった暁には貴方覚悟なさい?」
なんと…俺の妻が俺の知らぬ所で決まっていたなんて知りませんでしたね。
頭が痛いとはこの事…王子は我儘放題のお花畑。
王妃は女狐といったところでしょうか?
王女に関しては…全ての考えがお花畑ですね。
俺は一度牢屋に戻った。

「焔帝、土帝ご苦労様です。」

「何とかなりましたか?」

「はい、少女達は任せてきました。ついてに玉座に行って来たのですが…あの方達は大丈夫ですか?王女は私の妻になる気満々でしたよ?お断りですがね。」
その瞬間、ラファイが殺気立った。
そう言うと拘束を外された王が「面目次第も御座いません。」と頭を下げた。

「では、先に国王とルイ王子に私の判断言い渡します。」
すると国王もルイ王子も俺に聞こえるほど喉を鳴らし固唾を飲んだ。

「第一王子サウルは公開の元、極刑とします。王妃イザベルはその生が尽きるまで浮遊島ヘルへ島流しとし、ヘルからでる時はその生が終えた時のみです。王女イザベラについては…会って見てから決めようと思いますがまず島流しにはなるでしょう。そして、現国王はその位に復帰し、ルイ王子は王太子とします。」

「私が…王太子ですか?」

「えぇ、貴方なら将来きっと立派な王となるでしょう。父である王にしっかり教えを乞い学んで下さい。」

「はい、ありがとうございます。」
そう言ってルイ王子は一筋涙を流した。

「私も王位に復帰しても宜しいのでしょうか?ここ数年拘束されていた為、民達にしっかりと配給が行われたかすら分かりません。民達は私を恨んでいるでしょう。」

「逃げるのですか?」

「えっ?」

「逃げずに戦っていた者もいるのですよ、ルイ王子の様に。」

「ルイが?」

「貴方の変わりにしっかり配給を行っていましたよ。王妃達には配給などどうでも良かったのでしょう。」

「そうか…ルイ…すまぬ、不甲斐ない父のせいで苦労を掛けた。」

「何を言うのです父上!父上が居ればこそ私は頑張れたのです。」
親子が抱き合い感動の瞬間です。
しかし、時間も惜しいのでそろそろ行動を開始します。

「さて、そろそろ風帝と闇帝も此方に着くと思いますので、断罪と致しましょう。」

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