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惑星エルリス
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しおりを挟むそして迎えた週末…俺はナディアさん達が来るまでに執務を終わらせようと書類の山と格闘していた。
「総帝様、追加の書類ですわ。」
「まだあるんですか?」
「えぇ、でもこれは書類ではありませんわ。」
「えっ?」
「総帝様へのお見合い写真に夜会の招待状などですわ。全く総帝様にそんな物を送り付けるなんて図々しいですわ!」
「良かったら俺が切り刻んで差し上げますよ?」
「風帝?」
「あら、風帝いい所に!貴方が刻んで私が後も残らないように溶かしてしまいましょう!」
二人は生き生きしながら俺の許可もなくなにやら始めた。
「じゃあ行くよ水帝!」
「OKですわよ!」
風帝が風の刃でお見合い写真やらを細かく切り刻み、水帝が水魔法で跡形もなくお見合い写真は消え去った。
「ふぅ…これで忌まわしい物は無くなりましたわ。」
「この夜会の招待状はどうするの?」
風帝が分厚い招待状を手にして呟いた。
すると一瞬で燃え上がり炭となってしまった。
「熱い!!ちょっと焔帝!俺の手が燃えちゃうでしょ!」
プンプンと風帝はラファイに詰め寄る。
「燃えなかったじゃねえか?」
「もう!そう言う問題じゃないの!!」
「まぁ落ち着いて下さい。これから私の両親が来ます。巻き込まれたく無ければこの後俺の執務室には近付かない方が良いですよ?」
俺が素顔を晒して以来、他の帝達も素顔を隠さなくなった。
勿論素顔を知って居るのは帝同士だけですけどね。
帝達は顔が皆整っているので両親に捕まったら大変です。
そこにまた電電雷魚がフワフワと泳いで来た。
「電電雷魚…」
水帝は呟くと頬を引き攣らせた。
「はい、もしもし?」
「ちょっと!!クロード!!どう言う事よ!!」
ナディアさんの声がキーンと耳に響く思わず片耳を押さえた。
「どうしたんですかナディアさん?何かあったんですか?」
「何があったも何も無いわよ!!エデンへの魔法陣まで来たらクロードの母親だって女が騒いでるのよ!!クロードの母親はこのわたし何なのよこの女!!」
「まぁまぁナディア落ち着いて。」
「ウィリアムは冷静過ぎるのよ!!クロードは私の息子よ!!」
「えーと…エデンに来るには俺の紋章が入った通行許可書が必要なので放って置けば良いんじゃないですか?」
「馬鹿を言うんじゃないわよ!!誰だか分からない女がクロードの母親を主張してんのよ!!この私が黙って居られるものですか!!」
この会話を聞いてナディアさんの勢いに風帝が引いていた。
水帝は一度体験している為大丈夫な様だ。
ラファイについてはげんなりしている。
仕方ないですね。
「今から迎えに行きます。そこで待っていて下さい。」
「分かったわ。」
会話が終わると電電雷魚はまたフワフワと出て行った。
「ラファイ…」
「やっぱり俺も行くのかよ。」
「お願いします。」
「はぁ…仕方ねえ。」
俺とラファイは総帝と焔帝の制服になるとエデン行きの魔法陣に転移しました。
総帝と焔帝が現れた事で魔法陣周辺は騒ぎになってしまった。
「クロード!!」
直ぐにナディアさんとウィリアムさんを見つけて近付くと、他の所からクロードと呼ばれているのに気づいた。
「あれは…」
何故ここに母親のクロエが居るのか。
「あの女よ!クロードの母親だって言ってるの!!」
一瞬クロエと目が合ったが直ぐに反らした。
「母さん気にしないで下さい。俺の許可を得ているのは母さんと父さんだけです。」
クロードはナディアの腕についているバングルを触った。
シンプルなバングルだが真ん中に総帝の紋章が刻まれている。
これが無いと家族であろうと総帝には会えない所か、エデンにすら入れない。
「総帝様、騒ぎが大きくなって来ました。」
「焔帝分かりました。母さん父さん行きましょう。」
俺はナディアさんとウィリアムさんを連れて執務室に転移した。
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