うちの総帝様は最強なのだが如何せん天然で…

凪 冬夜

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惑星エルリス

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牢に続く螺旋階段を降りて行くと声が響いた。

「俺じゃない!!俺じゃないんだよ!!俺は騙されたんだ!!なぁ!!俺じゃないんだよぉ!!」

「学園長ですかね?」

「そうじゃないですか?確か今この牢には学園長しか入って居ない筈ですよ?」
学園長の牢の前で止まるとガシャァァアンと牢を壊す勢いで学園長が飛び出して来た。

「総帝様!!俺じゃない!!俺じゃないんだよぉ!!俺じゃない!!俺じゃない!!」
俺は内心舌打ちをしました、もう壊れてるじゃないですか。
その後もずっと学園長は俺じゃない!!を繰り返しブツブツと壁に話しかけ始めた。

「風帝、闇帝の壊れてるの基準おかしくありませんか?あれは完全に壊れてますよ?」

「あぁ、多分闇帝の場合白目剥いて涎垂らして話も出来ないのを壊れたって言うんじゃないですかね?前に壊した犯罪者はそうなってましたし、闇帝がボソッと壊れてしまったって呟いたの聞きましたよ?」
なんて恐ろしい子でしょう闇帝!
予想ですが、彼も俺やラファイの様に若いと思うんですよね。

「はぁ…そうですか。学園長はもう駄目ですね。他の共犯者が話が出来る状態なのを願いましょう。私はちょっと焔帝に用があるので失礼しますね。」

「了解でーす!」
俺は直ぐにラファイの元へ転移しました。
言いたい事は沢山あります。

「ラ~ファ~イ~…」

「うおっ!クロード!!」
あからさまに驚いたラファイは壁際に逃げた。

「何故逃げるんですか?」

「いや、美形が怒ると数倍恐ろしいんだ。」

「巫山戯て居るんですか?!何故闇帝を止めなかったんですか?お陰で学園長からは話が聞けなくなってしまいました。」

「あ、いや…俺は出す様に…」

「言ってませんよね?」

「うっ!悪い…」

「次の任務は闇帝と行きますよ、覚悟しておいて下さい?」
ニッコリ笑うクロードにラファイは顔を引き攣らせた。

「クロード…それは…」

「総帝命令です!!」
ラファイは床に崩れ落ちた。
闇帝はラファイが最も苦手とする人種なのは分かっていますが任務に支障が出ては元も子もありません。
それから俺は少しでも闇帝との距離を縮めるべく闇帝の部屋に向かいました。
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